プロフィール

  • 作者名:下村湖人(シモムラコジン)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1884年10月3日
  • 出身地:日本 / 佐賀県
  • 職業:作家

東京帝国大学英文科卒。『次郎物語』、『論語物語』など多くの作品を手がける。社会教育に力を注いだことが知られている。

作品一覧

  • 青春訳名作シリーズ 出世できない孔子と、悩める十人の弟子たち。
    4.4
    1巻1,210円 (税込)
    下村湖人の『論語物語』をベースに、「論語」を「悩める若者たち」の物語に大胆にアレンジ。知恵はあるけど、世渡りに不器用な孔子と、そんな孔子の元で学ぶ若者たちの群像青春小説。小学高学年~中学生が対象だが、一般の大人にも読んでほしい一冊。
  • 次郎物語 一
    5.0
    1~5巻704~1,045円 (税込)
    次郎は生後まもなく里子にだされ,五、六歳になって実家に帰ってくるが,自分に対する家庭の空気が非常に冷たく感じられ,乳母が恋しくてたまらない.大人の愛に飢える次郎は,周囲に対して反感をいだいて,わざと嘘をついたり,乱暴をするようになる.つらい運命に耐えながら成長する次郎の姿を深く見つめて描く不朽の名作.

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  • 論語物語
    4.0
    論語を短い物語にするユニークな手法で、80年以上読み継がれてきた超ロングセラーが、大幅に読み易くなってよみがえる。全ての現代人にとって座右の書となる論語入門の最高峰。解説=齋藤孝。
  • 論語物語
    4.5
    1巻1,265円 (税込)
    このうえなくわかりやすい言葉で、『論語』のエッセンスを読める!孔子が伝えたかったことは、こんなことだった。『次郎物語』で名高い作家にして教育思想家であった下村湖人が、人生をかけて読んだ『論語』を、そこに残された言葉をもとに、ひとつの物語として書き紡いだ。ページをひらけば、孔子や弟子たちが直接語りかけてくる!【本書より―永杉喜輔「まえがき」】湖人は生涯をかけて『論語』に学んだ。二千年以上も経た『論語』の章句を自由自在に使って、『論語』で養われた自分の思想を物語に構成したものが本書で、『論語』の精神を後世に伝えたい一念が結晶している。孔子と弟子たちが古い衣をぬぎすて、現代に躍り出す。その光景がみずみずしい現代語でたんねんに描かれている。【本書より―「序文」】 論語は「天の書」であると共に「地の書」である。孔子は一生こつこつと地上を歩きながら、天の言葉を語るようになった人である。天の言葉は語ったが、彼には神秘もなければ、奇蹟もなかった。いわば、地の声をもって天の言葉を語った人なのである。 彼の門人達も、彼にならって天の言葉を語ろうとした。しかし彼等の多くは結局地の言葉しか語ることが出来なかった。中には天の響を以て地の言葉を語ろうとする虚偽をすら敢てする者があった。そこに彼等の弱さがある。そしてこの弱さは、人間が共通に持つ弱さである。吾々は孔子の天の言葉によって教えられると共に、彼等の地の言葉によって反省させられるところが非常に多い。 こうした論語の中の言葉を、読過の際の感激にまかせて、それぞれに小さな物語に仕立てて見たいというのが本書の意図である。無論、孔子の天の言葉の持つ意味を、誤りなく伝えることは、地臭の強い私にとっては不可能である。しかし、門人達の言葉を掘りかえして、そこに私自身の弱さや醜さを見出すことは、必ずしも不可能ではなかろうと思う。 この物語において、孔子の門人達は二千数百年前の中国人としてよりも、吾々の周囲にざらに見出しうる普通の人間として描かれている。そのために、史上の人物としての彼等の性格は、ひどく歪められ、傷つけられていることであろう。この点、私は過去の求道者達に対して、深く深くおわびをしなければならない。 しかし、論語が歴史でなくて、心の書であり、人類の胸に、時処を超越して生かさるべきものであるならば、吾々が、それを現代人の意識を以て読み、現代人の心理を以て解剖し、そして吾々自身の姿をその中に見出そうと努めることは、必ずしも論語そのものに対する冒涜ではなかろうと信ずる。
  • 論語物語
    -
    1巻1,320円 (税込)
    下村湖人による作品。
  • [新装版]青年の思索のために
    5.0
    鍵山秀三郎氏(イエローハット創業者)推薦。「少年から社会人、経営者、若い人を育てる立場にいらっしゃる広い世代の方々におすすめいたします。私がそうであったように、読後、縁ある人に必ずすすめたくなる本です」仕事に、人生に、生命に真の輝きを出すために必要な知恵、真理、人間愛を、『次郎物語』の著者が自らの体験から導き出す。若い人だけではなく、経営者、ビジネスマン、教育者など、人生や仕事に真摯に取り組んでいる人すべてに読んでほしい名著です。

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  • [現代訳]論語
    5.0
    詩人・教育者として昭和初期に活躍した下村湖人。名作『次郎物語』などで知られるこの人物がこよなく愛していたのが「論語」である。本作品はその湖人が逝去する前年に刊行された論語の現代訳であり、いまの時代にもまったく通用する名作である。「東洋を知るには儒教を知らなければならない。儒教を知るには孔子を知らなければならない。そして孔子を知るには『論語』を知らなければならない。『論語』は実に孔子を、従って儒教を、また従って東洋を知るための最も貴重な鍵の一つなのである」という湖人はしかし、こうも述べている。「今日のわれわれの時代においては、文字どおりに受けいれられるものではなく、またしいて受けいれようとしてはならない」。そして「しかし、だからといって、『論語』をただちに時代錯誤の書として早計にすててしまってはならない」と。本書が、多くの現代人の人生の道標になることを願う。

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  • 下村湖人全集1 次郎物語第一部 次郎物語第二部
    -
    1~10巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第1部 苦難に満ちた環境を次郎の幼い魂がどう切り抜けてきたかを描く。第2部 次郎が逆境にひるまず自ら運命を切り開こうと苦闘する。

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  • 論語物語
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ―『論語』は「天の書」であるとともに「地の書」である。孔子は一生こつこつと地上を歩きながら、天の言葉を語るようになった人である。天の言葉は語ったが、彼には神秘もなければ、奇蹟もなかった。いわば、地の声をもって天の言葉を語った人なのである。…こうした『論語』のなかの言葉を、読過の際の感激にまかせて、それぞれに小さな物語に仕立ててみたいというのが本書の意図である。と、『論語』とともに生きた著者・下村湖人は本書の序文で語る。本書はその意図が活き、『論語』の真髄を小説として、物語として、イメージゆたかに読み取ることができる。

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  • 次郎物語 第一部
    無料あり
    -
    1~4巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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ユーザーレビュー

  • 論語物語

    Posted by ブクログ

    1265

    口達者はダメ

    論語だいたい挫折してきたんだけど、これは読めた。面白かった。下村湖人さんが物語として上手く面白く仕上げてる。

    下村湖人
    1884年佐賀県生まれ。作家、社会教育家。本名虎六郎。東京帝国大学文学部卒。大学時代には「帝国文学」の編集委員として文学評論に活躍。のち台北高等学校校長となったが、1931年教職を辞して上京、大日本青年団講習所長として青少年教育に従事。1937年ごろからは文筆と講演の生活に専念した。1955年没。主著に『次郎物語』『教育的反省』ほか多数。

    儒教・・・中国の代表的思想。春秋時代末期の孔子(こうし)(孔丘)に始まり、戦国時代には諸子百家(しょしひゃ

    0
    2024年03月29日
  • 青春訳名作シリーズ 出世できない孔子と、悩める十人の弟子たち。

    Posted by ブクログ

    『論語』で知られる孔子。
    そしてその論語を後世に実際に書き残した10人の弟子たち。孔門十哲(こうもんじってつ)

    論語に対して世間が思っているんじゃないかという感想を見事に表している見事なタイトルだと思った。

    『論語』自体は簡潔かつ解釈にも多様性があるので、その真髄に素人が入っていくことはなかなか難しい。けれど、孔子とその弟子たちが、現代人にも共感できるようなキャラクター像で描かれることによって、入門編として非常に良書となった。

    理想論に思えるような教えも、等身大の悩める弟子たちと一緒に歩めば、すっと心におりる物語になる。今まで何度か『論語』に挑んでは断念してきたが、この本を読んでからだと

    0
    2024年01月08日
  • 青春訳名作シリーズ 出世できない孔子と、悩める十人の弟子たち。

    Posted by ブクログ

    孔子と言えば弟子たちがまとめた論語があるが、どこか読みにくさもあるのはまとめたものだからだと気づいたのはこの本と出会ったからだ。

    孔子がたくさんの弟子たちと色々な考えを語り合い、諸国に旅に出て事や物に触れ高めあう様が自分の中に残った。
    論語も書いていることは同じだろうけど、こちらを読んでからならもっと理解しやすいだろう。

    孔子も弟子たちも私たちと同じ人間であった、その中で色々な感想があり教訓を残してくれた。

    表装はZ世代にウケそうなもので学生向きか?と思ったけど手にとって良かった。
    孔子の旅は水戸黄門みたいだったなか…

    0
    2023年10月15日
  • 次郎物語 三

    Posted by ブクログ

    中学に入学してからの次郎の生活が描かれる。

    ここでのキーワードは「無計画の計画」だが、この言葉は私にはあまり理解できなかった。

    だが、次郎の苦悩はよく理解できる。ここでもやはり感じたのは、良き師、良き友。学生の皆さんに是非読んで欲しい。

    0
    2023年07月01日
  • 次郎物語 二

    Posted by ブクログ

    様々な環境に翻弄されながらも自分の内側へ目を向け始める次郎の成長が描かれる。

    時代が違うのは当然だが、やはり教師の偉大さ、というよりも、立派な教師に巡り会うことの大切さを痛感した。

    勉強を教える友だちみたいな教師が増えていないか、そもそもそういう教師のニーズしかないのではないか、何か大切なことが学校という場から抜け落ちてしまったんだなと感じた。

    情報は世の中に溢れかえっている。反面、自分で考えることはほとんどなくなってしまった。

    0
    2023年06月25日

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