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Posted by ブクログ
菊次郎の夏に、「オートバイ」と「真理の探究」の要素を追加した内容だと思います。
単なる親子のツーリング話ではなく、テクノロジー論、現代文明論、親子論、バイク分析論と、
著者の思索は、留まることを知りません。
著者は精神を病んだ経験の持ち主です。
また、その息子は、神経症を患っています。
小学生ぐらいでしょうが、彼は成人後、強盗に襲われ、不幸にも射殺されます。
一体、この著作は何なんだと思います。
哲学書というには、あまり纏まりがあるとは思えませんし、
息子との思い出日記にしては、哲学的考察が冴えわたっています。
恐らく、一読しただけでは、何を言っているのか、さっぱりわかりませんが、
読むタイミングと環境がマッチすれば、
「暖かい本」で何度も読み直したくなる本になると思います。
つまり、価値とは、一体何なのかということです
Posted by ブクログ
p91
何度読んでも飽きのこない本である。私はいつもクリスの理解をはるかに越えた本を選ぶことにしている。多少読んでは、クリスがいつもの矢継ぎ早の質問をしてくるまで待ち、それに答えてから、また多少読み進める。昔の本は、このようにして読めば、読みが深くなる。古典とはそうしたものだ。これまでにも、読んだり、読み合ったりしながら、一晩過ごしてしまったことも何度かあった。結局二、三ページしか読み進めなかったが、これが百年前「シャトーカ」が盛んであった頃ーの読書法だったのである。実際こうした読み方をしてみれば、これがどんなにすばらしい読書法かがわかるはずである。
p232
彼は哲学を知識のヒエラルキー全体の頂点にあると見なしたのである。
かつて知識の全領域を占めると考えられていた科学は哲学の一部門にすぎず、哲学のほうがはるかに広く、普遍的であることを知ったのである。
彼を最初に科学の道に導いた疑問は、科学とは何か?そしてその目的とは何か?ということであった。結果的にはその疑問の延長線上に哲学があったというわけである。
p305
「その根本的な概念については、もう二十年以上も考え続けてるんだよ」
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