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Posted by ブクログ 2021年05月11日
自分の悩みや疑問を代わりに考えてくれた、ある種運命的な本。
ロマンと古典、直感と理性、文系と理系などなど…
日常の中には常に対立したもの、人が存在する。
どうしてこうも分かり合えないのだろう?
同じ世界に生きていながら、なぜ真っ二つに分裂してしまうのだろう。
片方を重視すればもう片方を蔑ろにして...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月06日
こんなはずではなかった、昔の自分はもっと希望に溢れ、夢に向かって邁進していた…
こんな中年の喪失感への対応には3通りある。一つは、あの頃の自分は若かった、現実はこんなものだと過去の自分を捨てる。二つ目は、やはり夢は諦められない、と今の自分を捨てる。もう一つは、昔の夢を改めて考え、今の自分と昔の自分...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月12日
ずーーーーーーーっと頭の中で考えていたことを整理するきっかけをくれた本。
本著で言う、「理性(古典)」的な考え方と「経験(ロマン)」的な考え方のどちらかが崇高なのではなく、両方のバランスが大切なんだなぁ、というのが私なりの結論。
自分の言葉で説明を試みるなら、前者は「ロジック」、後者は「フィーリン...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月16日
失われた記憶を追いかける旅。真理探究への旅。そして息子と共に行くオートバイでの旅。三者がもつれあいながらドラマチックに旅路の到着点まで向かっていきます。
導入部ではテクノロジーを拒否する夫婦とともに行く旅。そして思い出の高地への旅。息子と二人きりになった後半。”クオリティ”探究の旅との符号に難し...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月25日
なんとか読み終わった・・!
プラトンとかアリストテレス、ギリシャ哲学などの辺りはほぼさっぱりだったが、上巻からの全体的な構成(バイク旅と並行して段々明らかになってくるパイドロスのこと)、息子クリスとの関係性の行方が気になり、最後まで辿り着けた。
クライマックスの太字部分に静かな高揚覚えて感動しました...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月31日
息子とのオートバイの旅を通じて、自分自身の過去の人格を掘り下げていき、禅やら哲学に対する考察を同時に行うという内容の本。読み始めはタイトル通り「禅とオートバイの修理技術」についての考察が入り非常に面白く読んでいたんだけど、「クオリティ」の話になってから非常に難解な読み物になっていき、頭に本の内容がす...続きを読む
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