今まさに施設に入ろうとしている親、今は元気だが今後介護が必要になるであろう親、いずれくる自分の番、それぞれのケースを想定しながら読んだ。
個別のケースは地域性や施設により様々であるし、制度の変更もあるのは承知の上だが、選択肢の幅を知ることができた。
以下、覚書。
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全般
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・大
...続きを読む切なのは生活習慣を変えないこと。
・在宅できる→小規模多機能型居宅介護(通い、訪問、宿泊が可能)
在宅できない→グループホーム(認知症など)
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在宅向けで覚えておきたいこと
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・デイサービス…通所介護(社会福祉法人、営利法人が多い)
デイケア…通所リハビリテーション(主に医療法人)
・ベッド…寝返りの打てる幅(100~120cm)。高さが変えられる機能付きがよい。背上げ、足上げは残存能力を衰えさせる。
・マット…片肘立ちしやすい硬めのマット。安心してマットの上を歩ける硬さ。
・椅子・テーブル…座ったときに足が付き、ひじから先がテーブルに乗って前かがみで食事がとれる高さ。
(前かがみだと食べこぼしや誤嚥が少なくなる)
・足が引けないと立てない!
NG:車いすのレッグレスト、台型の簡易トイレ(簡易トイレは椅子型が良い)
・ベッドを背上げしての食事はNG。オーバーテーブルを使わず、せめてベッドに腰かけてサイドテーブル。
・半埋め込み式の浴槽(床から40cmの高さ)+浴槽と同じ40cmの洗い台
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施設入居で覚えておきたいこと
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・認知症ケアには多床室が向いている
・ユニットケアのデメリットは少人数のため苦手な職員や利用者から逃げることができない。
・私物はいちばん役立つ介護用品
近代的な建物の中に真っ白な壁とベッドがあるだけの部屋では、認知症の人はどこが自分の部屋かわからなくなって混乱します。
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その他メモ
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・薬が原因で認知症の問題行動が起こる場合がある。
・安静介護から寝たきりになるケースがある