作品一覧

  • 日本経済の「質」はなぜ世界最高なのか 国連の超GDP指標が教える真の豊かさ
    3.0
    1巻880円 (税込)
    あの堀江貴文氏も驚く……「これは経済の固定観念を破壊する1冊だ!」長年、堅持してきたGDP世界2位の座から陥落し、人口減少の止まらない日本には、「もう成長できない」「あとは衰退するだけ」など悲観的な声が絶えない。だが、そもそもその指標であるGDPが、21世紀に求められる豊かさを計れない時代遅れのものだったとしたら? 著者は本書で2012年に国連が提唱した「超GDP」思想を紹介し、日本経済の「規模」ではなく「質」が世界最高レベルにあるという驚きの事実を明らかにする。その国連新統計でアメリカを13%も引き離して圧倒的な1位となったのは、ほかでもないわが国・日本だった。じつはその国連新統計は、多くの国の政策に強い影響を与えている。日本ではまったく報道されていないが、イギリス、フランス、アメリカ、そして一見「質の経済」と最も縁遠い存在にみえる中国までもが、国民の幸福度をどう高めるか、という思考錯誤を行なっているのだ。翻って、当の日本はどうか。新アベノミクスが掲げるGDP600兆円戦略は、どこまで日本人を幸せにできるのか? そこでほんとうに「質の経済」を強化する政策にまで踏み込みつつ、国際経験豊かなエコノミストが日本経済の真の実力を明らかにする。〈目次〉第1章:そもそもGDPとは――その知られざる本質/第2章:国連の新統計で世界1位に君臨した日本/第3章:世界はもう超GDP戦略に舵を切っている/第4章:GDP600兆円という目標は正しいのか/第5章:これが日本経済の「質」を強化する政策だ

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  • ヨーロッパ型資本主義 アメリカ市場原理主義との決別
    4.1
    1巻770円 (税込)
    アメリカ型市場原理主義はもう通用しない! 比較的平等で、所得水準が高く、それでいて相当な競争力を備えたヨーロッパ各国の資本主義。長い歴史と豊かな思想が育んだ社会システムを日本は今こそ学ぶべきだ。(講談社現代新書)

ユーザーレビュー

  • ヨーロッパ型資本主義 アメリカ市場原理主義との決別

    Posted by ブクログ

    米国の市場万能・自由主義的資本主義への批判と欧州の福祉国家型資本主義の賛美が本書の主な主張ですが、EU経済史として非常に良くまとまっておりますし、英、仏、独の実情についてもコンパクトながら触れられています。本書を読んで、近時の米国におけるSarbane-Oxley法の制定なども含め、経済活動のプレーヤーにどのようなルールを守らせるか、そして資本主義のタイプを規定するルール作りがどうあるべきか、を考えさせられました。
    出版のタイミングが9・11のすぐ後だったこともあって、中東情勢について陳腐化した記述もあり、日本経済への言及も若干中途半端な感もありますが、EU経済の入門書の最初の一冊としてお奨め

    0
    2011年11月15日
  • ヨーロッパ型資本主義 アメリカ市場原理主義との決別

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    弱肉強食の米国流よ、さらば!
    これが、市場の暴走を許さず、福祉を重視する西欧スタイルだ。

    [ 目次 ]
    序章 テロ事件と市場原理主義
    第1章 強まるヨーロッパの対米批判(基本的な社会観 経済政策と制度のあり方 ほか)
    第2章 福祉を重視する経済大国づくりの戦略(「社会的な」ヨーロッパづくり宣言 モネ構想からローマ条約へ ほか)
    第3章 自己変革に取り組むイギリス(没落の五要因 没落の実例 ほか)
    第4章 今後の米欧対立と日本(テロ事件後の米欧関係の変容 テロ事件以降の経済安定志向 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文

    0
    2010年11月20日
  • ヨーロッパ型資本主義 アメリカ市場原理主義との決別

    Posted by ブクログ

    1月?
    本書は、アメリカ型資本主義(市場原理主義)とヨーロッパ型資本主義を軸に話を進めていく。ここで言う、ヨーロッパ型資本主義とは、「落ち着きとゆとりのある社会を作り、貧富の格差をそう大きくせず、治安のよい状態を維持していこうという」考え方である。もちろん、ヨーロッパの資本主義も一様ではなく、「アルペン・ライン型」、「アングロサクソン型」「合成型」などがある。その代表例として、本書ではドイツ、フランス、イギリスを例示し、詳解している。中でも、英米型資本主義とヨーロッパ型資本主義でゆれるイギリスに関する記述は興味深かった。また、EUが形成されていく過程に、モネ氏とドロール氏を中心に据えた解説はわ

    0
    2009年10月04日
  • ヨーロッパ型資本主義 アメリカ市場原理主義との決別

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパの資本主義と市場原理主義に基づくアメリカ型資本主義の違いを述べた一冊。著者は、落着きとゆとりのある社会をつくり、貧富の格差をそう大きくせず、治安の良い状態を維持していこうという考えが、ヨーロッパ資本主義の考え方であるという。それは、30年戦争や、第一次・二次世界大戦など、大きな動乱を経験したヨーロッパだからこそ、生みだされたものなのだと思う。著者が言うように、日本はアメリカばかりを見るのではなく、ヨーロッパに目を向け、ヨーロッパの資本主義に対する考え方にも目を向け、日本流の資本主義作りを計るべきだ。

    0
    2009年10月31日
  • ヨーロッパ型資本主義 アメリカ市場原理主義との決別

    Posted by ブクログ

    EUの経済についてわかりやすく書かれてある基本的な一冊。ドイツ、フランス、イギリスの個別分析の記述が興味深い。

    0
    2009年10月04日

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