ユーザーレビュー プラネタリウム男 大平貴之 大平さんの名前は知らなくても、「メガスター」というとんでもないプラネタリウムがあることは多くの人が知っています。 最初に発表されてから、もう20年近くたちますが、その間大平さんがなにをしていたか、報道される「すごいプラネタリウムを開発」の間になにが起きていたのかがよくわかります。 自分が起こしたイ...続きを読むノベーションを、何度も超えていこうと向き合う姿は、技術者の厳しさと美しさを体現しています。 独立したあと、会社を率いるトップとしての資質と行動に悩む姿、あくまでも技術者として新たな世界を現実化する姿、そして毛利衛さんとの関わりがとても印象的です。 実話版「坂本龍馬」というべきか、若いときに読むと、きっと燃える想いを胸に抱けるはずです。 Posted by ブクログ プラネタリウム男 大平貴之 好きなことを仕事にする、というのはこういうことなんだな、と思う。好きだからこそ、スケジュールがきつかろうが、世界で他に誰もやっている人がいなかろうが、いろいろ勉強して実現できる。ハードワークが気にならないようなことが”好きなこと”なわけで、よく若者がいう「好きなことを仕事にしたい」っていうのは根本的...続きを読むに意味が違うのではないかと思ったり。 Posted by ブクログ プラネタリウム男 大平貴之 愛好家から高い支持を集めるメガスター、星が綺麗との評判に、以前から興味があった。岐阜県藤橋城では、お城のなかに設置されているとか。近いうちに行ってみようと思う。 「星に願いを〜七畳間で生まれた410万の星〜」も観てみたい。 毛利さんからの厳しい言葉。そして、約束。約束を果たしたシーンは、感動で背...続きを読む筋がぞくぞくした。 エストニアの全天球プラネタリウム、観てみたい。 3Dの星空とプラネタリウム、町の夜景を融合させた企画「東京スターりーナイト」は是非観に行きたかった。次に開催されたら必ず行きたい。「中にはスピード違反で赤色灯を明滅させた覆面パトカーに追いかけられる車まで再現するという凝りようだった。」すごいこだわり。 Posted by ブクログ プラネタリウム男 大平貴之 本書を読んで強く思ったこと ・山梨の科学館の影響力の大きさをしった。 以前からここの番組制作力は素晴らしいと思っていたが、より行きたいと強く思うようになった。 ・エストニアの全天球プラネタリウムを初めて知り、そのアイデアを出した女性が強く印象に残った。 一度見てみたい。 ・日本における2社のプラネ...続きを読むタリウム(GとM)に対してメガスターがどう挑むか。 互いの終わり無き闘いが記してあり、興味深かった。 ツァイスがどういう姿勢なのか、少し気にはなった。 ・川崎がそうであるように、やはりプラネタリウムは生解説こそ魅力が充分に発揮されると改めて思った。 古き佳きプラネタリウムをもっと多くの方に知ってほしい。 最近の人は、オート番組しか観てない人も結構いると思われる。 ・常設として九州でもメガスターをどこかが導入しないかと思っている。 Posted by ブクログ プラネタリウム男 大平貴之 メガスターをはじめとする著者のプラネタリウム開発史。割と技術的な面(それほど具体的ではないけど)中心。メガスター以降の機械・映像が、バーチャルというかアート的な面を含めてすごいことになっているようだ。一度現物を見てみたいもの。 ただ、ちょっと気になるのはそれがそれだけで完結してしまう恐れ。プラネタリ...続きを読むウムが現実の星空を見るための手段であったというのが置き忘れられないか。というか現実自体が置き忘れられそう。まあ、現実を超えるバーチャルというのが現代の潮流であるのはこれに限らないけど。 Posted by ブクログ 大平貴之のレビューをもっと見る