作品一覧

  • プラネタリウム男
    4.4
    個人製作は不可能といわれたレンズ式のプラネタリウムを、大学生にして独力で完成させ、ソニーに就職後も、二足の草鞋で、当時、投影恒星数世界最多、重さ30キロの移動式プラネタリウム「メガスター」を開発した天才技術者、大平貴之。人間関係が苦手で、周囲と衝突を繰り返し、ソニーを飛び出した大平は、既存メーカーとの熾烈な開発競争などの苦難に直面しつつも、世界最先端の独創的なプラネタリウムを次々に作り出していく

ユーザーレビュー

  • プラネタリウム男

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    ドイツのツァィス社が投影式のプラネタリウムを作ったのは1923年。その業界は伝統的に光学メーカーの領分であり、日本でもツァィス以外では、コニカミノルタや五藤といった専門メーカーしかなかった。とても個人が参入や革新できる業界ではないと思っていた。
    ところが、そうではなかった。著者の大平貴之氏は1970年生まれ。小学生で簡易なプラネタリウムを製作し、その後さまざまな専門知識や技能を身に着けながら、高性能のプラネタリウムを生み出してゆく。さらには大平技研として起業し、その業界へと本格的に参入。本書に描かれているのは、その手に汗握るプロセスだ。
    本書を読むまで、プラネタリウムは裸眼で可視の星(6等星程

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    2025年05月04日
  • プラネタリウム男

    Posted by ブクログ

    好きなことを仕事にする、というのはこういうことなんだな、と思う。好きだからこそ、スケジュールがきつかろうが、世界で他に誰もやっている人がいなかろうが、いろいろ勉強して実現できる。ハードワークが気にならないようなことが”好きなこと”なわけで、よく若者がいう「好きなことを仕事にしたい」っていうのは根本的に意味が違うのではないかと思ったり。

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    2016年07月28日
  • プラネタリウム男

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    ネタバレ

    愛好家から高い支持を集めるメガスター、星が綺麗との評判に、以前から興味があった。岐阜県藤橋城では、お城のなかに設置されているとか。近いうちに行ってみようと思う。

    「星に願いを〜七畳間で生まれた410万の星〜」も観てみたい。

    毛利さんからの厳しい言葉。そして、約束。約束を果たしたシーンは、感動で背筋がぞくぞくした。

    エストニアの全天球プラネタリウム、観てみたい。
    3Dの星空とプラネタリウム、町の夜景を融合させた企画「東京スターりーナイト」は是非観に行きたかった。次に開催されたら必ず行きたい。「中にはスピード違反で赤色灯を明滅させた覆面パトカーに追いかけられる車まで再現するという凝りようだっ

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    2016年07月22日
  • プラネタリウム男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書を読んで強く思ったこと
    ・山梨の科学館の影響力の大きさをしった。
    以前からここの番組制作力は素晴らしいと思っていたが、より行きたいと強く思うようになった。
    ・エストニアの全天球プラネタリウムを初めて知り、そのアイデアを出した女性が強く印象に残った。 一度見てみたい。
    ・日本における2社のプラネタリウム(GとM)に対してメガスターがどう挑むか。 互いの終わり無き闘いが記してあり、興味深かった。 ツァイスがどういう姿勢なのか、少し気にはなった。
    ・川崎がそうであるように、やはりプラネタリウムは生解説こそ魅力が充分に発揮されると改めて思った。 古き佳きプラネタリウムをもっと多くの方に知ってほ

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    2016年06月30日
  • プラネタリウム男

    Posted by ブクログ

    メガスターをはじめとする著者のプラネタリウム開発史。割と技術的な面(それほど具体的ではないけど)中心。メガスター以降の機械・映像が、バーチャルというかアート的な面を含めてすごいことになっているようだ。一度現物を見てみたいもの。
    ただ、ちょっと気になるのはそれがそれだけで完結してしまう恐れ。プラネタリウムが現実の星空を見るための手段であったというのが置き忘れられないか。というか現実自体が置き忘れられそう。まあ、現実を超えるバーチャルというのが現代の潮流であるのはこれに限らないけど。

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    2022年03月18日

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