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「国家」は「誰かえらい人のもの」ではなく、「国民のもの」で「みんなのもの」だということをこの際はっきりさせておかなくてはなりません。そうでないと、うっかりだまされるなんてことになります。とはいえ、実際のところ「国家」や「政治」を考えるのはなぜかとても難しい。大体、日本で「国家」や「政治」のことを考えているなんてことを言うと、だいぶ変わった人と見られるが、それはなぜなのでしょうか。それらの秘密を解くカギは、日本の国の成り立ちにあります。その道を辿りながら、橋本さんと一緒に、今こそ国家というものの本質について丁寧に考えてみましょう。
...続きを読むPosted by ブクログ 2019年12月02日
橋本治氏の本は、不思議なもので、参考文献をほぼ明記していない。
これは、自身が語る内容に、よほど自信があるか、
周囲がそれでも良いと認めているか、どちらかだ。
私は、後者だと思う。
固定ファンがいるのもそうだが、誰も氏に対して、
批判できないほど、橋本氏は、「他者の人」である。
この本で引用され...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月07日
これは『平成の学問のスゝメ』ですな。政治の事はよくわかんない、と言って勉強もしないでバカのままでいると、変な人に騙されていつの間にかナチスのようなことになってしまうよ、という啓蒙書。若い人にはぜひ読んで欲しいね。
こういうことは義務教育でちゃんと教えて欲しかったな。断片的な知識だけ詰め込まれても、こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月13日
橋本治氏が亡くなられたので、密かに追悼の意味を込めて、出来るだけ時間を見つけて氏の作品を読んでみようと考えている。
新書でこの限られたスペースのなかで深みのある、歴史の視点をもらった。
そして何よりずっと思っていた『もう、このシステムでは社会はまわらない。そろそろ民主主義に変わる新しい政治システム...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月09日
国家についてここまで考えたことはなかった。
世界的に見ても日本はかなり特殊な国なのだと再確認させられた。天皇の名の下になんでもできた憲法。それを悪用した当時の軍事政権。そして第二次世界大戦でアメリカにボコボコにされて制定された日本国憲法。この日本国憲法において日本の国民国家が華開いた。民主主義に基づ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月05日
国家と国民について、分かりやすく解説している好著だ.第4章で、国家主義の本質を述べているが、憲法と密接に関連する由.現政権は憲法の重要さを理解しておらず、一般の法律のようなものだと誤解している.国民をないがしろにしているようで、十分に注目しておく必要があることを痛感している.最後に出てきた文言は良い...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月23日
明治憲法への回帰を夢見るジジイに、この一節を贈りたい。
>ファンタジーではないので、「この耀かしい鎧を着れば、たちどころに荒廃した国家は甦って、栄光の姿を現す」ということはないのです。
自分たちが国に身を捧げるのは勝手だけど、若い世代を御伽話の世界に引っ張り込むのはやめなさい。
これ以上、日本...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月17日
国家とは、国民である。
国家とは、領土である。
国家について2つの考え方がある。
言われてみれば、確かに。
国家=国民とばかり思っていたが、過去の歴史を振り返れば、当時は領土という考えが当たり前であった。
そればかりか、国家という概念さえなかったのである。
国家とは何ぞやと著者の持論が展開される。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月19日
知的6
かかった時間65分
国家について考える新書。ちくまプリマーは大好きだ。
さて、本書は国家の2つの定義や成立までの歴史、その浅さなんかを述べたのち、最後の部分でナショナリズムについて語る。曰く、国家の危機に国家主義が台頭して独裁的な体制が望まれ、生まれやすくなる、と。
また、憲法がほんらい...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月25日
あまり新書を読まないバカな私
バカな国民でバカな民主主義を信じてる私
若い人に向けて書かれた本だけれど
もう一度国家について考えるのは老人にも必要だろう
我が国、心配だもんね
向かう方向違ってるよ
歴史、漢字、なるほどなあ
作者68年の駒場祭のポスター書いた人だったんだね
「とめてくれるなお...続きを読む
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