偶然を生きる

偶然を生きる

880円 (税込)

4pt

3.6

人間は偶然というものに強い興味を抱く。そしてその偶然を解明し、なんとか秩序立てて理解したいという欲求を抱き続ける――。数々の文学賞を受賞した作家が明かす「物語」が持つ力、そして今、「人間」が持つ力。

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偶然を生きる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    面白かった。
    こういう評論文のようなものはあまり読まないけど、作者買いした。
    結構ためになったし、感心させられるような説明もあってよかった。

    #深い #タメになる

    0
    2022年09月28日

    Posted by ブクログ

     冲方丁の作品は、「天地明察」や「光圀伝」を読み、その物語性の高さに高評価だったことを覚えているが、本書が説くように物語というものに真摯に向き合っているからこそ、物語だけでなく、そこから人、日本人、宗教にまで話が進み、さらにはリーダー性や、幸福についても広くかなり一貫した考えで論じられているのであろ

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    興味を持つタイトルだが思った以上に複雑な内容の書だ。人は様々な経験を通じて知性が育み、やがて目的を持つようになる。挫折、苦痛など通じて成功(幸福を感じる)の経験をすることで、その結果が偶然にあり必然だった事を悟る。幸せな人生を送るには起こったことは全て必然的な結果であり、できる限り楽天的に考え、生き

    0
    2024年09月03日

    Posted by ブクログ

    現代の人は社会的経験の比重が多すぎて、その中にも幸せはあるけど他の宗教的だったり根源的な幸せもあるよという話。
    タイトルに惹かれて読んだが、偶然性の話があまりなかったように思えて不完全燃焼な感じがした。

    0
    2019年12月07日

    Posted by ブクログ

    20160904 タイトルと作者に惹かれて買った。最後の方になってようやく理解が追いついてきた。何を追い求めるか?残るのがみんなの幸せにあった未来だと良いのだが。いろいろ考えさせられる本だった。

    0
    2016年09月04日

    Posted by ブクログ

    帰国子女で日本人としてアイディンティティを求められた作者が帰国子女であるが故に普通の日本人が考えない在り方を探ったがゆえに行き着いた視点を個の経験から集団の経験、宗教的な経験などの分類を通して語っている。確かにそうと考えさせられる話であるが、それほど多くの人は考えていないだろうし、多分、自分もそうで

    0
    2016年06月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本は危険だ。
    多くの日本人の人生を、容赦なくえぐる。

    第二の経験といつの間にか同化してしまい、原因のよくわからない息苦しさを覚える。
    そうして、周りの制止を聞かずに、第一第二の経験をひたすらに追い求めて行動する。
    今まさに自分がこの途上にある。

    リスクなしに幸福感は得られない。

    0
    2016年03月14日

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