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異界と現実世界との間にある“はざま”。そこで産する竜卵石は妖力をもち、主の“気”を受けて玉妖と呼ばれる精霊を宿す。中でもその美しさ、知性から伝説的な存在とされるのが、難波俊之が育てた“難波コレクション”の七つの玉妖たちだ。そのひとつ〈くろがね〉を受け継いだ修業中の驅妖師・彩音は、玉妖に魅入られ眠り続ける姉を救おうとする……。人々の目に見えない異界妖が跋扈する皇国大和の首都・櫂都を舞台に、少女驅妖師・彩音と相棒の玉妖くろがねが、妖がらみの摩訶不思議な事件に挑む。第1回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞作。/解説=井辻朱美
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Posted by ブクログ
石に宿る精霊の描き方が絶妙。
持ち主の気によって、竜卵石に精霊が宿るという設定が、玉妖に生き物と無機質な物との狭間のような独特な雰囲気を与えている。
世界観が魅力的という点をのぞくと、書きっぷりは物足りないというか、すごく味がある!という感じでもないけど
新人賞を受賞しての書籍化なので、今後に期待したいです。
世界観がとても好きなので、続きを読みたい気もするけど
安易にシリーズ化させて、話が劣化するのも嫌なので…
続編を出すとしても、短編なり、違う主人公にするなりして、違う方向からこの世界にスポットを当ててほしいなぁ。
応援の気持ちも込めて★4つ。
Posted by ブクログ
綺麗な石と精霊と風景がいっぱい出てくるお話。
しかしうーん。好みとは少し違った。
何より文章が合わなかったかな。
「〜だが、〜」という構造の文を多用している割に、前の文と後の文は必ずしも相反していないように思うし、そもそも一文に繋げる必要を感じないものがままある。
あまり関係ない文章を「だが」「だが」とつなげていくので、文のフォーカスがずれて、結局何が言いたいかよくわからなくなっている。
こうした文に象徴されるように、ストーリーの各シーンや時系列も、お互いの関係性が整理されないままに繋げられていて、単純なお話のようなのに何がどうなったか今ひとつ追えない。
おそらくキャラクターもそう。それぞれ思い悩むのはいいけれど、想定される反対意見に配慮して「でもこうも思う」「でもああも思う」と繰り返すあまり、各キャラの主義主張がボケてしまい、結局は何も考えていないかのように見えてしまう。特に主人公。
ようはあまり理論的ではないのだ。
その辺りもう少し気をつければ、いいものになったんじゃないかとは思う。
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