感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2017年05月03日
竜卵石‥‥はざまに出来る石。主の気を受け取って玉妖と呼ばれる精霊を宿す。
そのひとつ、<くろがね>と共に彩音が動く。人や他の玉妖の助けを受けながら妖に立ち向かう。自立しようと頑張る彼女はなかなかカッコイイです。
Posted by ブクログ 2016年12月30日
石に宿る精霊の描き方が絶妙。
持ち主の気によって、竜卵石に精霊が宿るという設定が、玉妖に生き物と無機質な物との狭間のような独特な雰囲気を与えている。
世界観が魅力的という点をのぞくと、書きっぷりは物足りないというか、すごく味がある!という感じでもないけど
新人賞を受賞しての書籍化なので、今後に期...続きを読む待したいです。
世界観がとても好きなので、続きを読みたい気もするけど
安易にシリーズ化させて、話が劣化するのも嫌なので…
続編を出すとしても、短編なり、違う主人公にするなりして、違う方向からこの世界にスポットを当ててほしいなぁ。
応援の気持ちも込めて★4つ。
Posted by ブクログ 2020年09月13日
綺麗な石と精霊と風景がいっぱい出てくるお話。
しかしうーん。好みとは少し違った。
何より文章が合わなかったかな。
「〜だが、〜」という構造の文を多用している割に、前の文と後の文は必ずしも相反していないように思うし、そもそも一文に繋げる必要を感じないものがままある。
あまり関係ない文章を「だが」「だ...続きを読むが」とつなげていくので、文のフォーカスがずれて、結局何が言いたいかよくわからなくなっている。
こうした文に象徴されるように、ストーリーの各シーンや時系列も、お互いの関係性が整理されないままに繋げられていて、単純なお話のようなのに何がどうなったか今ひとつ追えない。
おそらくキャラクターもそう。それぞれ思い悩むのはいいけれど、想定される反対意見に配慮して「でもこうも思う」「でもああも思う」と繰り返すあまり、各キャラの主義主張がボケてしまい、結局は何も考えていないかのように見えてしまう。特に主人公。
ようはあまり理論的ではないのだ。
その辺りもう少し気をつければ、いいものになったんじゃないかとは思う。
Posted by ブクログ 2019年09月12日
石に宿る精霊玉妖を巡るファンタジー。
玉妖の主となった少女が異界の妖を退治する驅妖師になって、妖絡みの事件を解決していく、そんな痛快な話になるのかなあと思ったら違った。
むしろ玉妖に魅了され身を滅ぼす人間の話で、これはちょっとなんというか、ワクワク感が足らないなあ。
それに主人公の玉妖は素っ気ない...続きを読むしあんまり活躍もしないし、ならば主人公はというと、なんだか歯切れが悪くて、う〜んという感じ。
この題材ならもっと面白いお話が書けるだろうになあ。
ちょっと残念だ。
Posted by ブクログ 2018年05月06日
石に宿る精霊「玉妖」と、それを操る「驅妖師」が様々な問題を解決する現代系ファンタジー。
主筋は主人公姉妹の成長物語だと思うのだが、それを取り巻く人物が問題解決を行うケースが多く、残念ながらあまり馴染めなかった。何となくお話上書くべきこと(主人公の話)と、書きたかったこと(周囲の人々)が剥離していたん...続きを読むじゃないかと感じた。
石と妖怪と人という設定は好みなのだが、作中ピンと来る所もなく残念だった。