ノンフィクション・ドキュメンタリーランキング(月間)

  • 地面師vs.地面師 詐欺師たちの騙し合い
    1位
    【ネットフリックスドラマの「その後」を描く!  10万部超の大ベストセラー 衝撃の続編ノンフィクション】 ドラマで綾野剛が演じた辻本拓海のモデルとなったのが、 積水ハウス巨額地面師詐欺事件の主犯・カミンスカス操だ。 《前略 森功殿 私はセキスイ地面師事件で主犯格にされたカミンスカスです。 森さんはこの事件に関してかなり詳しい人だと思います。 森さんは私をどう思っていますか? ハッキリ言います。私は無罪です》 こんな書き出しの手紙が著者の森功氏に届いたのは、 2024年4月25日のことだった。 そこから始まった、著者とカミンスカスの往復書簡は50通にのぼる。 「俺も地面師たちにダマされた!」 「首謀者は別にいる!」 獄中でそう叫ぶカミンスカス。 逃げ切った真犯人はどこかで笑っているのか? 積水から騙し取った55億円は、誰の懐に入ったのか? 戦後最大規模の巨額詐欺事件は、実はまだ解明も解決もされていない。 ドラマより恐ろしい、地面師同士の生き残りをかけた戦いが、 いま水面下で始まろうとしている。 【目次より】 第一部 積水ハウス事件「主犯」の告白 ◆第一章 残された謎を追え 一七人の逮捕者たち/知られざる不良のプロフィール/刑務所仲間が語るカミンスカス/市橋達也との交流/〈受け取った金員は一億円だけ〉/突如あらわれた相続人 ◆第二章 ラスボスの正体 内田マイクの登場/融資詐欺から地面師詐欺へ/〈司法取引した〉のは誰か/無数の名前を持つ男 ◆第三章 カネはどこに消えた? 逃げ切った大物地面師/55億5000万円の行方/タワマンに運び込まれたスーツケース/なりすまし犯が逃げた/名門ゴルフ場での逃匿謀議/フィリピンへ高跳び/新たな巨大詐欺/そして詐欺師は消えた/カミンスカスを問い詰める 第二部 未解決地面師事件の「その後」 ◆第四章 新橋「白骨遺体」事件の闇 放浪する素封家地主/六度も転売された物件/真の所有者は誰か/いまだ決着はつかない ◆第五章 汚されて戻らぬ土地 騙されたほうが悪い?/法律事務所からの不審な知らせ/東京同時多発地面師/台湾華僑なりすまし事件/詐欺の現場は弁護士事務所/聖路加レジデンスのニセ地主/見逃された「偽造ミス」/地面師本人が筆者に語る/死人に口なし ◆第六章 アパホテル「12億円詐欺」事件の真相 内田マイクの「黒い履歴書」/狙われた大都会の空白地/とぼける中間業者/「ピエール瀧」のモデルのような男 ◆終章 積水ハウスの社内抗争/詐欺と気付いていた可能性/絡み合う謎/詐欺師と詐欺師の騙し合い
  • ビバリウム Adoと私
    2位
    クローゼットから世界へ。歌い手・Adoの軌跡と、 心の奥にいる“私”の真実を描く、初めてのノンフィクション小説。 【Adoコメント】 この度、私の人生を描いた小説が発売されます。 自分としては、やっとこの話ができて嬉しい気持ちです。 『うっせぇわ』でメジャーデビューする前の話や、どこでボカロと出会ったのか、どうして歌い手になろうと思ったのか、どうして私は私のことが嫌いなのか……。 これまでAdoとして明かしてこなかったことが、この『ビバリウム』に詰まっています。 クローゼットという箱庭で私が見てきたものを、皆さんにも覗いてもらいたいです。
  • どうすればよかったか?
    3位
    我が家の25年は“失敗例”です。 医学部に通うほど優秀だったが、統合失調症の症状が現れて突然叫びだした姉。姉を「問題ない」と医療から遠ざけ南京錠をかけて家に閉じ込めた、医師で研究者の両親。そして変わってしまった姉を心配し、両親の対応に疑問を感じながらもどうすることもできずにいた弟。 20年にわたって自身の家族にカメラを向け続けた弟・藤野知明監督による映画『どうすればよかったか?』は、2024年12月に公開されるとすぐに口コミで大きな話題を呼び、全国の映画館で満席や立ち見が続出。動員数は16万人を突破(2025年12月18日時点)し、ドキュメンタリー映画としては異例の大ヒットを記録しています。 書籍版となる本書では、映画に入れるのを断念したショッキングな家族の事実や、姉や両親と過ごした時間の中で味わった悲しみ、怒り、混乱、葛藤、喜び、希望など、映像では伝えきれなかった様々な思いを監督自身の率直な言葉で明かしています。 ひとつの家族の歴史を追体験するうち息を呑むような衝撃に心を撃ち抜かれ、「家族とは?」「人生とは?」、そして「どうすればよかったか?」と問わずにはいられなくなる――ままならない思いを抱えながら、それでも誰かと生きようとするすべての人に届けたい一冊です。
  • サッカーと地政学 - ゴールの先に世界が見える -
    NEW
    4位
    ボールが動けば世界が動く――。 今やサッカーは、ピッチの上だけで語れるスポーツではなくなった。 日本代表の快進撃、W杯招致の舞台裏、スター選手の移籍、FIFAの腐敗と癒着、オイルマネーによるイメージ・ロンダリング──そのすべての背景には、国家の思惑や経済、移民、人材育成といった“見えない力”が働いている。 本書は、サッカーを動かす巨大な潮流を「地政学」という切り口で読み解く試みだ。 ・なぜ日本が急激に強くなったのか、 ・なぜ特定の国でスターが生まれるのか、 ・なぜW杯は政治を揺らすのか、 ボールが動くたび、ゴールが揺れるたび、同時に世界も動いている。その仕組みがわかると、試合はもっと面白く、ニュースはより立体的に見えてくる。 サッカーファンにも、世界を知りたい人にも贈る一冊。 【1章】日本代表と地政学 【2章】W杯と地政学 【3章】ナショナルチームと地政学 【4章】スター選手・英雄と地政学 【5章】サッカーマネーと地政学 【著者プロフィール】 木崎伸也 (きざき・しんや) 1975年生まれ、東京都出身。中央大学大学院理工学研究科物理学専攻修士課程修了。 2002年日韓W杯後にスポーツ紙の通信員としてオランダへ移住。2003年から拠点をドイツに移し、日本代表FWの高原直泰の担当としてブンデスリーガを取材。2006年ドイツW杯では、現地在住のスポーツライターとして記事を配信した。2009年2月に本帰国し、現在は『Number』『BRODY』『footballista』などに寄稿している。 著書に、『2010年南アフリカW杯が危ない!』(角川SSC新書)、『サッカーの見方は1日で変えられる』(東洋経済新報社)、『直撃 本田圭佑』(文藝春秋)、共著に『勝利へ』(光文社文庫)、『蹴球学 名将だけが実践している8つの真理』(KADOKAWA)がある。
  • ナルコトラフィコ
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    5位
    TBS系「クレイジージャーニー」取材の総決算。 コロンビア、ボリビア、パナマ、メキシコ、ニューヨーク、バンクーバー、そして東京。 点と点をつなげ、浮きあがる白い道。 1グラム1ドルの白い粉が、末端の日本では2万5000円超て取引されている――。 「麻薬王」の幻想。密造潜水艇。密造工場。カルテルの銃口。カーチェイス。 映像だけでは語りつくせなかった8年の記録。 この暴力システムの対価を払っているのは、「私たち」だ。 就職氷河期によって考古学者の夢を閉ざした著者は危険地帯へと向かった。死と隣り合わせの中、「悪魔の値段」の正体を炙り出すために。 「末端のジャーナリスト」が「末端価格」のからくりに挑む。 旅の始まりは、「麻薬王」という幻想を追うことだった。かつてパブロ・エスコバルが支配したコロンビア、見せしめの死体が街路樹に吊るされるメキシコ、そして密造潜水艦が潜むパナマのジャングル。決死の潜入取材を重ね、密造工場(キッチン)で防毒マスク越しに精製の現場を目撃し、カルテルの銃口とカーチェイスを潜り抜ける。 そこで浮かび上がったのは、衝撃的な事実だった。 現在の麻薬カルテルは「第三世代 」に突入している。カリスマ的な「王」はもはや存在しない。そこにあるのは、ボスが逮捕されても、誰かが殺されても、自動的に暴力と利益を再生産し続ける「システムとしての怪物」だった――。
  • 読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全
    6位
    コーンフレークは性欲を抑えるために開発された? 「正常位」の名には人類史が宿っている? アリストテレス、ガンディー、フロイト、正岡子規、医学者、性科学者……先人たちの飽くなき探究と実験により得られた性科学的知見の数々。著者ならではの考察と多角的な視点から生まれた、下ネタの〈総合知〉と称すべき賢者の書。
  • 対馬の海に沈む
    7位
    2024年 第22回 開高健ノンフィクション賞 受賞作。 JAで「神様」と呼ばれた男の溺死。 執拗な取材の果て、辿り着いたのは、 国境の島に蠢く人間の、深い闇だった。 【あらすじ】 人口わずか3万人の長崎県の離島で、日本一の実績を誇り「JAの神様」と呼ばれた男が、自らが運転する車で海に転落し溺死した。44歳という若さだった。彼には巨額の横領の疑いがあったが、果たしてこれは彼一人の悪事だったのか………? 職員の不可解な死をきっかけに、営業ノルマというJAの構造上の問題と、「金」をめぐる人間模様をえぐりだした、衝撃のノンフィクション。 【選考委員 大絶賛】 ノンフィクションが人間の淋しさを描く器となれた、記念すべき作品である。 ――加藤陽子(東京大学教授・歴史学者) 取材の執拗なほどの粘着さと緻密さ、読む者を引き込む力の点で抜きん出ていた。 ――姜尚中(政治学者) 徹底した取材と人の内なる声を聞く聴力。受賞作に推す。 ――藤沢 周(作家) 地を這う取材と丁寧な資料の読み込みでスクープをものにした。 ――堀川惠子(ノンフィクション作家) 圧巻だった。調査報道の見本だ。最優秀な作品として推すことに全く異論はない。 ――森 達也(映画監督・作家) (選評より・五十音順) 【著者プロフィール】 窪田新之助(くぼた しんのすけ) ノンフィクション作家。1978年福岡県生まれ。明治大学文学部卒業。2004年JAグループの日本農業新聞に入社。国内外で農政や農業生産の現場を取材し、2012年よりフリーに。著書に『データ農業が日本を救う』『農協の闇(くらやみ)』、共著に『誰が農業を殺すのか』『人口減少時代の農業と食』など。
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か
    8位
    第二次大戦後、ギャルヴィン一家はコロラド州に移住し、12人の子宝に恵まれた。しかし子どものうち6人に異変が起きる。修道士のようにふるまう長男、自分はポール・マッカトニーだと言い張る末っ子……。彼らはなぜ統合失調症を発症したのか。家族の闇に迫る
  • 絶望の凶弾 安倍元首相銃撃事件 山上被告を追った1294日
    9位
    2022年7月8日、安倍晋三元首相が選挙演説のさなかに山上徹也によって銃撃された。 凶弾を放った山上の「絶望と危機感」の正体とは何か。 なぜ、山上はここまで追い詰められたのか。 戦後初めて、首相経験者が殺害された悲劇は、社会の何を炙り出したのか。 事件当日から判決までの1294日間、山上を追い続けた読売新聞大阪本社記者による渾身のルポルタージュ。
  • 死体は語りだす 法医学医が読み解く「死者からのメッセージ」
    NEW
    10位
    ◆全世界シリーズ160万部突破の話題作!1万体以上を検死・解剖してきた法医学医が、実際に起きたミステリアスな事件を解き明かす!自殺に見せかけた首吊り死体、毒による完全犯罪、事件現場から消えた凶器、父を殺せなかった娘、どうしても死にたかった男……。死体に残されたわずかな手がかりから、その死の真相を読み解いていく。血痕、傷、骨、臓器――死体は、決して嘘をつかない。一見すると不可解な死の裏側には、人間の弱さ、色恋、憎悪、執念、そして切ない想いが隠されていた――。ミステリー好きも、ノンフィクション好きも、ページをめくる手が止まらなくなる一冊!

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  • 書店を守れ!
    11位
    書店を守るために 書店・出版業界の売上が減少を続けている。雑誌(紙)は1997年(最盛期)の1兆5644億円から、2024年には3分の1以下に。コミックを含む書籍(紙)は、1996年(最盛期)の1兆931億円の約半分になった。また、書店数は2003年には1万3661店だったが、2025年12月時点で7458店である。どうすれば、書店の廃業を減らすことができるのか。著者は、『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』『塞王の楯』『イクサガミ』などで知られる直木賞作家であると同時に、きのしたブックセンタ―、佐賀之書店、シェア型書店「ほんまる」の経営者でもある。「書店を守る」ために興した新ビジネスから、今後の業界はどうなるか・どうすべきかまで、余すところなく記す! (以下、目次) 第一章 書店を経営してみたら…… 第二章 作家になるまで 第三章 書店を守るには 第四章 新ビジネスの立ち上げ 第五章 書店のこれから
  • ガブリエル・ガルシア=マルケス ある人生
    12位
    長編『百年の孤独』などの作品でラテンアメリカ文学の名を一層高らしめた巨人,ガルシア=マルケス.若き日の貧苦,ジャーナリストとしての日々,政治的セレブリティたちとの交流,恋愛,名声とその対価,ノーベル賞受賞の裏話など,読むほどに圧倒されるマルケスの生涯に迫る決定版伝記,いよいよ登場.

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  • 母という呪縛 娘という牢獄
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    13位
    深夜3時42分。母を殺した娘は、ツイッターに、 「モンスターを倒した。これで一安心だ。」 と投稿した。18文字の投稿は、その意味するところを誰にも悟られないまま、放置されていた。 2018年3月10日、土曜日の昼下がり。 滋賀県、琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷で、両手、両足、頭部のない、体幹部だけの人の遺体が発見された。遺体は激しく腐敗して悪臭を放っており、多数のトンビが群がっているところを、通りかかった住民が目に止めたのである。 滋賀県警守山署が身元の特定にあたったが、遺体の損傷が激しく、捜査は難航した。 周辺の聞き込みを進めるうち、最近になってその姿が見えなくなっている女性がいることが判明し、家族とのDNA鑑定から、ようやく身元が判明した――。 髙崎妙子、58歳(仮名)。 遺体が発見された河川敷から徒歩数分の一軒家に暮らす女性だった。夫とは20年以上前に別居し、長年にわたって31歳の娘・あかり(仮名)と二人暮らしだった。 さらに異様なことも判明した。 娘のあかりは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子に超難関の国立大医学部への進学を強要され、なんと9年にわたって浪人生活を送っていたのだ。 結局あかりは医学部には合格せず、看護学科に進学し、4月から看護師となっていた。母・妙子の姿は1月ころから近隣のスーパーやクリーニング店でも目撃されなくなり、あかりは「母は別のところにいます」などと不審な供述をしていた。 6月5日、守山署はあかりを死体遺棄容疑で逮捕する。その後、死体損壊、さらに殺人容疑で逮捕・起訴に踏み切った。 一審の大津地裁ではあくまで殺人を否認していたあかりだが、二審の大阪高裁に陳述書を提出し、一転して自らの犯行を認める。 母と娘――20代中盤まで、風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった二人の間に、何があったのか。 公判を取材しつづけた記者が、拘置所のあかりと面会を重ね、刑務所移送後も膨大な量の往復書簡を交わすことによって紡ぎだす真実の物語。 獄中であかりは、多くの「母」や同囚との対話を重ね、接見した父のひと言に心を奪われた。そのことが、あかりに多くの気づきをもたらした。 一審で無表情のまま尋問を受けたあかりは、二審の被告人尋問で、こらえきれず大粒の涙をこぼした――。 殺人事件の背景にある母娘の相克に迫った第一級のノンフィクション。
  • 蟻客 アリと共に生きる虫たち
    14位
    ★本書で世界初公開となる新発見も多数★ 「2024年動物学教育賞受賞」昆虫博士のアリ研究15年間の集大成的写真集! 蟻客【読み:ぎ・きゃく】 ――意味:蟻の巣にすむお客さん。蟻とともに生きる生物のこと。たとえばシジミチョウやハネカクシなど。好蟻性生物。 ■アリの巣の中で攻撃をかわし、餌を奪い取る ■アリが発する化学物質を盗聴する ■自らの化学物質でアリの行動を操作する 餌をねだる、かすめる、与えあう、捕食に寄生、そっくりな擬態… アリが社会をつくる昆虫だからこそ現れた「蟻客」の不思議。 「蟻客」研究で世界をリードする著者陣が、世界中を巡り15年以上かけて収集した、稀少なアリと好蟻性生物300種以上を美麗な写真で解説します。 本書で発表となる新発見や新種(未記載種)、これまでカメラに捉えられてこなかった決定的瞬間が満載。 TBS「クレイジー・ジャーニー」でも一部が紹介された撮影旅の裏側を語るコラムも必読です。
  • 完全ドキュメント 北九州監禁連続殺人事件
    15位
    福岡県北九州市で7人が惨殺された凶悪事件が発覚したのは、 2002年3月のことだった。逮捕されたのは、松永太と内縁の妻・緒方純子。 2人が逮捕された2日後に現場入りを果たして以来、 20年間にわたってこの“最凶事件”を追い続けてきた事件ノンフィクションの 第一人者が徹底的に描く、「地獄の連鎖」全真相。 【著者略歴】 小野一光(おの・いっこう) 1966年、福岡県北九州市生まれ。雑誌編集者、雑誌記者を経てフリーに。 「戦場から風俗まで」をテーマに、国際紛争、殺人事件、 風俗嬢インタビューなどを中心とした取材を行う。 著書に『風俗ライター、戦場へ行く』『連続殺人犯』『震災風俗嬢』 『新版 家族喰いーー尼崎連続変死事件の真相』『冷酷 座間9人殺害事件』 『昭和の凶悪殺人事件』など。
  • 発達障害の私だからこそ、成功できた
    16位
    74歳で「発達障害」の診断を受けたニトリHD会長 「できないことの多い自分でよかった」 そう語れるまでの試行錯誤が1冊に 74歳で「発達障害」の診断を受けた似鳥氏は、 「ショックや驚きはなく、その診断はしっくりくるものだった」 「『困難の答え合わせ』ができたようだ」と言います。 発達障害の特性によるマイナス面ばかりが強調される昨今。 当事者やその周囲の方々は、社会や組織の中で生きづらさを感じやすくなっています。 そんな中、似鳥氏の大きな成功とあっけらかんと朗らかな姿は大きな希望、自信につながるものになるはず。 本書では似鳥氏に、「発達障害だからできない」ではなく、「だからこそできた」を語っていただきました。 ▼目次 序 章 74歳、発達障害であることがわかった 第1章 ほんとうに、発達障害はできないことばかり? 第2章 不思議だった自分自身 第3章 「できないだらけ」との付き合い方 第4章 とにかくやっちゃう。そういう勇気がある ……… 各章の間には似鳥氏の妻・百百代さんと秘書の方々によるコラムと、 ニトリHD社長の白井俊之氏へのインタビューを収録! また、巻末には発達障害の専門家である精神科医・岩波明氏による解説も。
  • カルトのことば なぜ人は魅了され、狂信してしまうのか
    17位
    なぜカルトは人を惹きつけ、人生に影響を及ぼすのか? カルト的集団が人々を虜にする究極のツールは「言語」なのだ――そう語る著者は、新興宗教、マルチ商法、フィットネスジム、ソーシャルメディアのカリスマなど、多様なカルト的コミュニティを調査し、彼らの操る言葉と機能を暴いていく。カルト的言語が人々を支配するからくりを明らかにした話題作。 ★米アマゾンで3800以上の評価のついたロングセラー! 「カルトについての考え方を一変させる一冊」 ――チェルシー・ビーカー(小説家) 「言語が私たちを魅了し欺く方法について、著者は楽しげに、そして慎重に調査する。時には、引き返せない地点を踏み越しながら」 ――エリザベス・トーマス(小説家) 「ウィットにあふれ、洗練され、物怖じしない本書は、調査対象の集団と同じくらい興味をそそる」 ――アンドレア・バーツ(小説家)
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~
    18位
    「頂き女子」に迫った衝撃ノンフィクション!  複数の男性から総額約1億5千万円を騙し取った上、そのマニュアルを販売し逮捕された「頂き女子りりちゃん」に迫った本作に大絶賛の声続々! ◎町田そのこさん  彼女が奪う側に戻らない道を考える。読んでいるときも、読み終えたいまも。 ◎橘玲さん  すべてウソで塗り固められた詐欺師  家族や社会から傷つけられた犠牲者  彼女はいったい何者なのか?   ―選考委員激賞!第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作― ◎酒井順子さん  りりちゃんの孤独、そして騙された男性の孤独に迫るうちに、著者もりりちゃんに惹かれて行く様子がスリリング。都会の孤独や過剰な推し活、犯罪が持つ吸引力など、現代ならではの問題がテーマが浮かび上がって来る。 ◎森健さん  今日的なテーマと高い熱量。とくに拘置所のある名古屋に部屋を借りてまで被告人への面会取材を重ねる熱量は異様。作品としての力がある。 ◎河合香織さん  書き手の冷静な視点とパッションの両者がある。渡邊被告がなぜ“りりちゃん”になったかに迫るうちに著者自身もまた、“りりちゃん”という沼に陥り、客観的な視点を失っていく心の軌跡が描かれているのが興味深い。 (底本2025年7月発売作品)
  • 三浦和義は真っ白だった!
    19位
    1980年代、『週刊文春』の連載「疑惑の銃弾」を機に日本中が注視したロス疑惑事件。あらゆるメディアから追われた三浦和義氏は、その後無罪となるも2008年にロサンゼルス市警の留置場で亡くなった。この時代に三浦氏の弁護士を担当したのが本書の著者である弘中惇一郎氏である。なぜいまロス疑惑について書くのか。なぜ三浦氏は完全なる無罪が確定しながら、アメリカの警察に逮捕されたのか。
  • 透析を止めた日
    20位
    「私たちは必死に生きた。しかし、どう死ねばよいのか、それが分からなかった」 なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることができないのか? どうして、がん患者以外は「緩和ケア」を受けることさえできないのか? 10年以上におよぶ血液透析、腎移植、再透析の末、透析を止める決断をした夫。 その壮絶な最期を看取った著者が、自らの体験と、徹底した取材で記す、慟哭の医療ノンフィクション! 解説 日本腎臓学会理事長・南学正臣(東京大学腎臓内分泌内科教授) <序章>より 「夫の全身状態が悪化し、命綱であった透析を維持することができなくなり始めたとき、 どう対処すればいいのか途方に暮れた。 医師に問うても、答えは返ってこない。 私たちには、どんな苦痛を伴おうとも、たとえ本人の意識がなくなろうとも、 とことん透析を回し続ける道しか示されなかった。 そして60歳と3ヵ月、人生最後の数日に人生最大の苦しみを味わうことになった。 それは、本当に避けられぬ苦痛だったか、今も少なからぬ疑問を抱いている。  なぜ、膨大に存在するはずの透析患者の終末期のデータが、死の臨床に生かされていないのか。 なぜ、矛盾だらけの医療制度を誰も変えようとしないのか。 医療とは、いったい誰のためのものなのか」
  • 捕食 欲望をカネに変えるトクリュウ型犯罪集団「ナチュラル」の闇
    21位
    東京・新宿の歌舞伎町のみならず全国に進出し、最大規模と言われるスカウト集団、ナチュラル。 警察はいま、「最凶のトクリュウ」としてその摘発に全力を挙げている。 「木山兄弟」というナゾのリーダーに率いられ、全国で2000人ものスカウトが日々女性を路上やSNS上でスカウト活動をして、風俗店やキャバクラなどに送り込む。 デリヘルやソープランドなどの風俗店、キャバクラなどで女性たちが稼いだカネの約15パーセントが、店からスカウト側に支払われており、女性が在籍している限り続く。男性の欲望のはけ口となる風俗店などから集めるカネは、いまや年間数十億と見られている。 ナチュラルの特徴は独自につくった闇アプリをフル活用しているところにある。「本部」と呼ばれる中枢から、100人ほどの幹部やスタッフがこのアプリを通じてスカウトたちを指導し、指令を出す。 そして「本部」に集まったカネは、各スカウトの出来高、ランキングに応じて配分される。 多くの女性を風俗店に紹介し、組織の中での格を上げていくと、「給料」は月に1000万円にも及ぶ。本部から各スカウトに渡される「給料」はすべて現金で、人目につかない場所でひそかに受け渡しが行われているという。もちろんん、すべて未申告の脱税状態のカネである。 組織の秘密は絶対に厳守で、無断で抜けようとしたり、情報を漏洩したりした場合、凄惨なリンチを受けることになる。そのための実力部隊も備えている。 その縛りは組織を辞めたあとにも及び、メンバーは高額の賠償や肉体的な制裁におびえ、いったんスカウトとして組織に加わると辞めるに辞められない状態に追い込まれる。最近では暴力団組織とも「提携」し、報酬を支払うことで組織の後ろ盾になってもらっているという。 スカウトの紹介によって風俗店で働く女性たちの肉声と、報復を辞めるに辞められない現役メンバーの苦悩。極左暴力集団や、オウムのような宗教団体にも似た、いったんはまったら地獄を見るまで抜けられない「組織」の圧力や、捜査対象に取り込まれた警察官の闇…。 捜査当局や数々の事件を長年にわたって取材してきた著者が、難航をきわめた現役メンバーへのアプローチに成功し、「闇アプリ」の解明、そして組織の実態に迫った出色のルポルタージュ。
  • 新装版「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日
    22位
    小谷正一氏、堀貞一郎氏という2人のプロデューサーを軸に、日本のエンターテインメントビジネスの草創期から、東京ディズニーランド誕生までを追うノンフィクション。2人が魅せられた、ウォルト・ディズニーという巨人にもスポットを当てながら、究極のテーマパーク招致に奔走し、成し遂げるまでを描きます。
  • BABYMETALのメタラジ!BOOK
    NEW
    23位
    BABYMETAL初の冠レギュラーラジオ番組として2025年1月にTOKYO FMでスタートしたのが『BABYMETALのメタラジ!』。 ガチメタルから実はメタル好きだという“隠れメタル”な方まで、BABYMETALのメタルな友達=通称「メタトモ」をゲストに迎えて「メタトモ」の輪を広げていく番組。 書籍では、Taka(ONE OK ROCK)、Tak Matsumoto(B’z)、マキシマム ザ ホルモン、HYDE ※登場順、そして「メタルドラマー」としても知られる現総理大臣、高市早苗氏(出演時は国会議員)など、日本の様々なジャンルを代表する16組の「メタトモ」とのトークを収録。「メタル」をキーワードに普段では滅多に見られない貴重なコラボレーションが実現した。 また今回の書籍のために撮り下ろされたビジュアルと、番組で出会った「メタトモ」とのエピソードトークや、ワールドツアーを通じてパワーアップしたBABYMETALを語るメンバーインタビューも収録。 ゲストがオススメするメタル曲の紹介や、プロデューサーのKOBAMETALによるインタビューなど盛りだくさんの内容です。 <出演ゲスト>(登場順) 新しい学校のリーダーズ、小笹大輔(Official髭男dism)、キタニタツヤ、Taka(ONE OK ROCK)、Tak Matsumoto(B’z)、はっとり・田辺由明(マカロニえんぴつ)、マキシマム ザ ホルモン、きゃりーぱみゅぱみゅ、KOSHI・KEIGO・TAKE(FLOW)、高市早苗、DAIDAI(Paledusk)、HYDE、MAH(SiM)、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、デーモン閣下(聖飢魔II)、古田新太
  • 見えない死神 原発不明がん、百六十日の記録
    24位
    夫の突然の腹痛、そして入院。検査を繰り返すが、原因は不明。 ようやく診断がついたときには、余命わずか数週間。 「原発不明がん」とは、いったい何なのか? 第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作 【各界から絶賛の声、続々!】 理不尽極まりない、まさに「見えない死神」。明日は我が身。震え上がりながら一気に読んだ。 ――成毛眞氏(「HONZ」代表) 哀しみの底に沈みながらも、決して諦めない。検証し続ける。その圧倒的な想いの強さに胸うたれる。 ――小池真理子氏(作家) 著者は、愛する人を「希少がん」で亡くすという個人的な体験を病の普遍的な記録にまで昇華させた。苦しみを同じくする人々や医療難民にとって必見の情報と知見がここにある。 ――加藤陽子氏(歴史学者) 【あらすじ】 ある休日、夫が原因不明の激しい腹痛に襲われた。入院して検査を繰り返すが、なかなか原因が特定できない。ただ時間ばかりが過ぎ、その間にも夫はどんどん衰弱していく。 入院から3ヵ月後、ようやく告げられたのは「原発不明がん」の可能性、そして夫の余命はわずか数週間ではないか、というあまりにも非情な事実だった。 この「原発不明がん」とは、一体いかなる病気なのか? 治療とその断念、退院と緩和ケアの開始、自宅での看取り・・・・・・。発症から夫が亡くなるまでの約160日間を克明に綴るとともに、医療関係者への取材も行い、治療の最前線に迫ったノンフィクション。 【著者プロフィール】 東えりか(あづま・えりか) 書評家。1958年千葉県生まれ。信州大学農学部卒。動物用医療器具関連会社で勤務の後、1985年より小説家・北方謙三氏の秘書を務める。2008年に書評家として独立。2011年から2024年までノンフィクション書評サイト「HONZ」副代表を務める(現在閉鎖)。日本推理作家協会会員。『週刊新潮』『小説新潮』『婦人公論』『本の雑誌』『公明新聞』『日本経済新聞』で書評を担当。文庫解説担当著書多数。
  • 津山三十人殺し 最終報告書
    25位
    小説『八つ墓村』よりも生々しく血なまぐさい―― 一人の青年が村人30人を殺害した「津山三十人殺し」の全貌。 816ページに及ぶ「津山事件本」の決定版がついに刊行。 日本で最も「津山事件」に詳しい著者が残した、二十数年に及ぶ取材の記録。 本書ではこれまでの津山事件関連本で触れてこなかった犯人・都井睦雄と祖母・都井いねの知られざる関係にも言及。 犯人の都井睦雄が恋焦がれ、事件を決行した最大の要因ともいわれる「寺井ゆり子」(仮名)の新証言も公開。 ノンフィクションライターの高橋ユキ氏、事件関係ブログ「事件研究所」主宰の森谷辰也氏による解説記事も掲載。 さらにアメリカのフーバー研究所に眠っていた幻の資料「津山事件報告書」も全文掲載した「津山事件本」の決定版。 【目次】 プロローグ 「紫式部」伝説が残る集落での出来事 第1章 惨劇の幕開け 第2章 睦雄が残した3通の遺書 第3章 矛盾と虚構――筑波昭『津山三十人殺し』 第4章 睦雄が陥れられたお家騒動と陰謀 第5章 歪んだ愛情 第6章 睦雄と数奇なる運命に翻弄された4人の女 第7章 秘された暗黒史 第8章 殺意の芽生え 第9章 三つ目の阿修羅 第10章 【解説】津山事件報告書 第11章 沈黙 エピローグ 睦雄が恋焦がれた、ゆり子のその後 特別寄稿【1】津山事件の現場と「睦雄の墓」のいま……森谷辰也 特別寄稿【2】「つけびの村」と「八つ墓村」……高橋ユキ 石川清さんの思い出~世界で一番津山事件に詳しい男~ ……森谷辰也 津山事件の犯人「都井睦雄」の自殺についての考察……中村一夫 津山事件報告書(岡山縣苫田郡西加茂村に於ける三十三人殺傷事件)……司法省刑事局 【著者紹介】 石川清(いしかわ・きよし) 1964年、埼玉県生まれ。上智大学卒業後、NHK記者を経てフリーに。津山事件をはじめとする日本各地の埋もれた事件の取材の傍ら、2000年ごろから長期ひきこもりの支援に関わり始める。主な著作に『ヤシの実のアジア学』(コモンズ)、『津山三十人殺し 最後の真相』(ミリオン出版)、『津山三十人殺し 七十六年目の真実』(学研)、『元報道記者が見た昭和事件史』『ドキュメント・長期ひきこもりの現場から』(以上、洋泉社)などがある。2022年6月8日、逝去。享年57。
  • バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書)
    26位
    正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶……人間というのは、ものすごくやっかいな存在だが、希望がないわけではない。一人でも多くの人が「人間の本性=バカと無知の壁」に気づき、自らの言動に多少の注意を払うようになれば、もう少し生きやすい世の中になるのではないだろうか。科学的知見から、「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす最新作。
  • ジョン・レノン 運命をたどる ヒーローはなぜ撃たれたのか
    27位
    青木冨貴子、9年ぶりの大作ノンフィクション刊行 ■没後45年 ジョンの生と死の真実を明かす 音楽と政治、ヨーコ・オノとの出会い、精神世界への傾倒、日本への関心…本人は何を考え、ファンは何を見ていたのか? 狙撃犯・チャップマンが著者に語った「空白の真実」とは? 40年間の取材の果てに見出した執念のノンフィクション! ■英雄の魂、殺人犯の運命 「イマジン」に裏切られた男は、刑務所でいま何を語るのか? 彼は笑みを浮かべ、握手を求めて来た。差し出した手が氷のように冷たいのには驚いた。「君は誰より粘り強いリポーターだよ」 開口一番こう言った。親しみを込めて半分冗談めかしたような口調だった。 (本文より) 〈本書の内容〉 第1章 チャップマンからの手紙 第2章 運命の出会い 第3章 ヨーコからの電話 第4章 魂の源流 第5章 音楽と革命 第6章 軽井沢の夏 第7章 殺害パンフレット 第8章 グローリア洋子の証言 第9章 ジョン・レノンが死んだと想ってごらん
  • 東京アンダーグラウンド
    完結
    28位
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 輝きすぎる故に闇も深い。欲望の街を読み解く、まったく新しいディープな東京ガイド。東京という巨大都市は、成功と欲望の光に満ち、その輝きの裏側には、歴史的な事件の現場、挫折した人生、そして深夜に蠢く人間の本音が渦巻く、深い「闇」が存在します。この本は、従来の本では決して触れられない、東京の「ディープスポット」を巡る、これまでになかった街歩きのための一冊です。監修は、『全裸監督』原作者であり、都会や人間の裏側を描き続けてきた本橋信宏氏。人間の心の表裏を深く見つめる「バブル焼け跡派」のノンフィクション作家が、独自の視点で街の魅力を紹介します。 本書が案内するのは、上野、鶯谷、歌舞伎町といった歓楽街から、新橋、円山町、向島など、人間の欲望と嫉妬、そして挫折をすべて飲み込んできた街の陰影です。さらに、深夜に蠢く男女が集う街の裏側や成功と敗北を分けた人間のドラマの舞台となった街を紹介します。私たちは、この街歩きを通して、単なる風景ではなく、人間のドラマと歴史の重層性を発見し、昭和にあった「生きた手触り」、そして「リアルな東京の姿」を体感する、新しい東京の歩き方を提案します。 東京で生き、東京を訪れるすべての人々に巨大都市の奥に眠る人間の本質を探る旅を薦めます。主な登場スポットとしては、歌舞伎町、上野、鶯谷、新橋、高田馬場、池袋、他。 目次 【1st area】 上野/いまも生き残る終戦以来80年の暗部 【2nd area】 池袋/“東”と“西”で一変。二面性が染みついた暗闇 【3rd area】 高田馬場/行き所なくうごめく青春の欲望たち 【4th area】 赤羽/ピンク性産業と“北の玄関”の限界団地 【5th area】 鶯谷/ラブホが乱立する改札目の前の風景 【6th area】 渋谷円山町/渋谷カルチャーの先。夜の経済圏の栄枯盛衰 【7th area】 東村山/平和な郊外住宅地に隠されたスター伝説と闇 【8th area】 新宿歌舞伎町/“すわりんぼ”まで登場。なんでもありの欲望街 【9th area】 新大久保/華のコリアンストリートと多国籍化進行の闇 【10th area】 新橋ラブホがゆるされないサラリーマンの天国
  • 絶歌
    29位
    1997年6月28日。 僕は、僕ではなくなった。 酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年Aが18年の時を経て、自分の過去と対峙し、切り結び著した、生命の手記。 「少年A」――それが、僕の代名詞となった。  僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な「記号」になった。 それは多くの人にとって「少年犯罪」を表す記号であり、自分たちとは別世界に棲む、人間的な感情のカケラもない、 不気味で、おどろおどろしい「モンスター」を表す記号だった。
  • 愛し、愛され。
    30位
    技術の進歩で暮らしは豊かになった一方、コンプライアンス至上主義の波は社会の隅々までに及び、いつしかコミュニケーション不全を生み出した。人間関係は希薄になり、「愛」や「優しさ」といった、人間にとって本当に大切なものが置き去りにされがちな時代、それが令和である。 そんな生きづらさを感じる現代に、戦前生まれで卒寿を目前にした「生けるレジェンド」毒蝮三太夫と、還暦を目前にした「時代遅れな昭和の粋芸人」玉袋筋太郎が、世代を超えて最強のタッグを組んだ。 ふたりはこの共著を通じ、これまでのキャリアで体験した心温まるエピソードをふんだんに紹介しつつ、社会に転がる問題を軽妙な掛け合いのなかで丁寧に紐解いていく。 毒蝮の「毒」と、玉袋の「粋」が融合した本書は、人生を見つめ直す深いきっかけとなるだろう。同時に、表面的な慰めではない芯を食った言葉で、どうしたら人間関係を豊かにし、日々の生活を実りあるものに変えていけるのかという示唆を与えてくれる。 「愛すれば、愛される」――。変化が激しい新時代を生きるわたしたちにとって、大切にすべきものを思い出させてくれる一冊。 ●演目(目次) はじめに 極上の毒マムシドリンクをご堪能あれ!(玉袋筋太郎) 第一部 まずは、俺たちのことから話そうか 第二部 毒なき時代に毒をもって生きる 第三部 生きづらさを考える 第四部 毒蝮と玉袋の幸福論 第五部 年老いて、なお おわりに ジジイやババアのパワーに負けるなよ!(毒蝮三太夫)
  • ある行旅死亡人の物語
    31位
    はじまりは、たった数行の死亡記事だった。警察も探偵もたどり着けなかった真実へ――。 「名もなき人」の半生を追った、記者たちの執念のルポルタージュ。ウェブ配信後たちまち1200万PVを獲得した話題の記事がついに書籍化! 2020年4月。兵庫県尼崎市のとあるアパートで、女性が孤独死した。現金3400万円、星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑鑑......。記者二人が、残されたわずかな手がかりをもとに、身元調査に乗り出す。舞台は尼崎から広島へ。たどり着いた地で記者たちが見つけた「千津子さん」の真実とは? 「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 高度経済成長期の日本で起き37の怖い事件
    32位
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 繁栄と希望の裏側にはもう一つの現実があった 1955~1973年。 高度経済成長による繁栄の影で、 凄惨な犯罪や社会を揺るがせた事件、 企業による公害問題などが相次ぎ、 社会のひずみが形となって吹き出していた。 本書は、 その19年の間に起きた37の事件を厳選収録。 当時の報道や世論の動きも踏まえながら、 豊富な資料写真と共に高度経済成長という時代の暗部に迫る。 好評を博してきた「日本の怖い事件」シリーズ、第3弾。 ■目次 ●第1章 震撼 ・美空ひばり塩酸事件……ひばりちゃんの美しい顔をいためなければ承知できない ・中1男児誘拐ホルマリン漬け事件……ついに理想の少年を見つけた。必ず連れ出そう必ず ・高島忠夫長男殺害事件……身勝手な嫉妬にかられ夫婦の愛児を溺死させた17歳の家政婦 ・18歳少年ライフル魔事件……繁華街が戦場に変わった恐怖の夜 ・金嬉老事件……差別と戦った朝鮮民族の英雄がたどった末路 ・横須賀線電車爆破事件……犯行動機は結婚を約束していた女性に振られた腹いせだった ・瀬戸内シージャック事件……20歳の青年が警察の狙撃手により射殺された衝撃の瞬間をテレビが生中継 ・千日デパート火災……死者118人 その全てが7階サロンにいた客ホステス従業員だった ・立教大学助教授教え子殺人一家心中事件……名門大学で起きた泥沼不倫の果ての凶行と悲劇 ●第2章 営利誘拐 ・雅樹ちゃん誘拐殺人事件……勾留期限最終日に自供を得た刑事の執念 ・吉展ちゃん誘拐殺人事件……多額の借金を背負った元映画俳優が凶行に及び死刑に ・智行ちゃん誘拐殺人事件……殺害の直接のきっかけは新聞による過熱報道だった ・新潟デザイナー誘拐殺人事件……映画天国と地獄を真似走行中の列車から身代金を落下させようとしたが ・正寿ちゃん誘拐殺人事件……犯行動機は身代金で贅沢な生活をしたかった ●第3章 血も涙もない ・小松川女子高生殺人事件……18歳の朝鮮人青年が身勝手な欲情を満たすために起こした凶行 ・ホテル日本閣殺人事件……手間賃2万 うまくいったら抱かしてやる ・熊本女性連続毒殺事件……金目的で姑茶飲み友達行商人を殺害し戦後2人目の女性死刑囚に ・四国3県連続強盗殺人事件……人を殺害し4人に重傷を負わせた四国の鬼熊 ・西口彰事件……日本中で詐欺と殺人を繰り返した史上最高の黒い金メダルチャンピオン ・古谷惣吉連続殺人事件……わずか1か月半で社会的弱者の高齢男性8人を葬ったシリアルキラー ・藤沢市女子高生殺害事件……死刑執行を告げられ激しく抵抗し50分間刑場で大暴れ ・永山則夫連続射殺事件……貧困と無知に招かれた19歳が全国で4人を銃殺 ・大久保清連続強姦殺人事件……性欲のおもむくまま若い女性8人を手にかけたボクちゃん ・連合赤軍山岳ベース事件……総括の名のもと12人の同志をリンチ殺害 ●第4章 謎と闇 ・BOACスチュワーデス殺人事件……交際相手と思しきベルギー人神父に疑惑が注がれたが ・狭山事件……犯人とされた被差別部落出身の男性は無罪を訴えたまま死亡 ・草加次郎事件……当時人気絶頂だった女優吉永小百合も犯行のターゲットに ・名張毒ぶどう酒事件……村で評判の美男子が確定死刑判決を受けるも冤罪の疑い濃厚 ・マルヨ無線強盗殺人放火事件……死刑確定から55年が経過してもなぜ執行されないのか ・3億円事件…今も語り継がれる日本犯罪史上最大の未解決ミステリー ・三崎事件…一家3人を殺害した男が無実を訴え続けた理由 ・第一ホテル女性歯科医殺害事件……夜遊び不倫で世間の注目を浴びた彼女は誰に殺されたのか ・霧積温泉女性殺人事件……被害者女性のカメラに残されていた写真の謎 ●第5章 公害という名の企業犯罪 ・イタイイタイ病……カドミウムを含む汚染米を食べた女性が激痛に苦しみながら衰弱死 ・水俣病……メチル水銀を海に垂れ流したチッソの隠蔽体質が住民の健康被害を拡大 ・四日市ぜんそく……空を覆い尽くす有毒な煙を吸い発病し自ら命を絶つ人も ・新潟水俣病……熊本県と同じ中毒症状が阿賀野川流域の住民に発生 ■著者 鉄人ノンフィクション
  • 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか
    33位
    第53回大宅壮一ノンフィクション賞、第21回新潮ドキュメント賞、第44回講談社本田靖春ノンフィクション賞受賞。 史上初、前人未到の三冠達成! 令和最高のノンフィクション この本は一体、何人の人生を変えるのだろうか── 各界から感動の声、続出!  中日はなぜ「勝てる組織」に変貌したのか?  スポーツ・ノンフィクションの枠を超え、社会現象を巻き起こし、2022年のノンフィクション賞を総なめにした大ベストセラー。 文庫化にあたり、完全試合目前での“非情采配”山井大介投手降板劇の真相に迫る新章「それぞれのマウンド」を書き下ろし。 新たに川上憲伸に取材、2007年日本シリーズ、幻の第六戦に登板予定だったエースは、あの夜、何を見たのか──? ※ なぜ 語らないのか。 なぜ 俯いて歩くのか。 なぜ いつも独りなのか。 そしてなぜ 嫌われるのか――。 中日ドラゴンズで監督を務めた8年間、ペナントレースですべてAクラスに入り、日本シリーズには5度進出、2007年には日本一にも輝いた。 それでもなぜ、落合博満は“嫌われた監督”であり続けたのか。 謎めいた沈黙と非情な采配。そこに込められた深謀遠慮に翻弄されながら、真のプロフェッショナルへと変貌を遂げていった男たちの証言から、孤高にして異端の名将の実像に迫る。 著者の鈴木忠平氏は中日の番記者として8年間担当。新たな落合監督像を浮かび上がらせると共に、中日が「勝てる組織」へと変貌していく様をドラマチックに描く。 ※この電子書籍は2021年9月に文藝春秋より刊行された単行本の、文庫版を底本としています。
  • 清張が聞く! 一九六八年の松本清張対談
    34位
    明治100年の知の競演が、昭和100年の今よみがえる!  戦後最初の内閣総理大臣・東久邇稔彦「やんちゃ皇族の戦争と平和」、創価学会第三代会長・池田大作「戦争と貧困はなくせるか」、松下電器産業会長・松下幸之助「経営とは傘をさすことなり」……ほか、松本清張が引き出した、時代を象徴する11人の本音。 政治、経済、歴史、文化、医学、宗教……各界の巨人が語る真実がここにある! 1968年(明治100年)1月号から12月号まで、月刊『文藝春秋』で1年間連載された「松本清張対談」。これまで一冊にまとまっていなかった伝説の連載が、2025年(昭和100年)に、新たな脚注を加えて初の書籍化。 各回の終わりには、松本清張による対談後記「話のあと」を収録。 〈清張の「聞き出す力」×11人のゲスト〉 東久邇稔彦(東久邇宮初代当主/元内閣総理大臣)「やんちゃ皇族の戦争と平和」 池田大作(創価学会第三代会長)「戦争と貧困はなくせるか」 大森実(ジャーナリスト)「キューバ・佐世保・ベトナム」 美濃部亮吉(東京都知事・当時)「都政ただいま体質改善中」 大佛次郎(作家)「文学五十年、この孤独な歩み」 林武(洋画家)「夫婦喧嘩が傑作を生む」 橋本実斐(元貴族院議員/旧伯爵)「最後の元老西園寺公の素顔」 江上波夫(考古学者/東洋史学者)「騎馬民族が日本を征服した」 中山恒明(外科医/東京女子医科大学客員教授・当時)「医者に博士号はいらない」 桑原武夫(フランス文学者/評論家)「明治は日本のルネッサンス」 松下幸之助 (松下電器産業会長・当時)「経営とは傘をさすことなり」
  • 日航123便墜落「撃墜説」の真相 海上自衛隊元最高幹部が解き明かす
    35位
    日航123便墜落の「撃墜説」はなぜここまで流布しているのか。日航機を撃墜したとされる護衛艦は事故当日に何をしていたのか。事故から40年、海と空を知り尽くす男が驚くべき新事実を明かす。 佐藤正久氏(前参議院議員)推薦!「事故から40年、「陰謀論」に終止符を。使命感に基づき流言の矛盾を暴き出す秀作」 【目次】●第1章:日航123便墜落事故とは何だったのか ●第2章:青山透子氏の「撃墜説」はどのようなものか ●第3章:「海上自衛隊ミサイル撃墜説」疑惑のはじまり ●第4章:護衛艦まつゆきはどこで何をしていたのか ●第5章:「存在しないミサイル」の波紋 ●第6章:「日航123便機内写真」の新事実 ●第7章:「海上自衛隊ミサイル撃墜説」を覆す ●第8章:事故から40年、驚くべき新説の登場 ●第9章:事故原因の真相 ●終章:拡散する陰謀論に抗う
  • こちら日本中学生新聞
    NEW
    36位
    14歳、記者。現場に立つ。 超若手記者の純粋かつ冷静な視線。 しがらみなき情熱は民主主義の宝だ。 ――畠山理仁(フリーランスライター) 真摯な取材だ。 体験として知識を得ようとするひとりの中学生の取材日記に、大人も真摯に向き合い学ばなければならない。 ――奈良美智(美術作家) メディア最注目の中学生記者が、権力に切り込む本格ルポルタージュ、ついに刊行。 信条は「誰にも遠慮せずに書きたいことを書く」。取材対象は、外務省、大阪・関西万博、IRカジノ、そして混迷を極めた兵庫県知事選――。 2023年春に「日本中学生新聞」を創刊して以来、著名政治家や社会問題の現場に足を運び、荒削りながらも自分の言葉で取材と発信を重ねてきた現役中学生記者・川中だいじ。 本書では、これまでの取材の記録だけでなく、現場で感じた手応えや迷い、葛藤もあわせて描き出す――ひとりの記者が現場に立ち、民主主義を問い続ける、かつてないノンフィクション。 【著者プロフィール】 川中だいじ 2010年、大阪市生まれ。「日本中学生新聞」記者。小学3年生のときに政治に関心を持ち、2023年に「日本中学生新聞」を創刊。「誰にも遠慮せずに書きたいことを書く」をモットーに、選挙をはじめ大阪・関西万博、IRカジノ、森友学園問題などを取材し、SNSやYouTubeで発信している。雑誌やウェブメディアへの寄稿も多数。テレビ大阪の公式YouTubeチャンネル「大阪NEWS【テレビ大阪ニュース】」内の番組「中学生記者・だいじの対談クラブ」で聞き手を務めた。本書が初の著作となる。 【目次】 プロローグ 第1章 「日本中学生新聞」創刊前夜 第2章 G7広島サミットと初現場 第3章 選挙取材 第4章 万博・IR取材 第5章 ルポ 生徒会 第6章 民主主義を取材する 第7章 兵庫県知事選 あとがき

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  • 体の居場所をつくる
    37位
    居場所は、私たちがどのように生きたいか、その価値基準そのものです。 濱口竜介さん(映画監督)絶賛! 「11人の永い回復。それぞれが生きづらいはずなのに、奇妙な快活さと楽天性が本書を貫いている。一人ひとりの「工夫」、それに対する著者の「リスペクト」が織り合わされ、私たちは生を見つめ直す視点をもらう。あえて言いたい、何と面白いのか!」 摂食障害、ナルコレプシー、ALSなどの障害や病気の当事者。診断がつかない人、治療の道がない人、人種的マイノリティ―― 本書に登場する11名は、体に「問題」を抱えながら、日々の工夫の積み重ねで、どのように「体の居場所」をつくってきたのか。 一人ひとりから出てくる言葉は、ときに文学のようにファンタジックで、そこには、その人の何十年分かの人生が結晶のように凝縮されています。それに耳をかたむけ、ともに悩み、混沌とした状況を進む手すりとなるような言葉を探すために伴走する――そうして綴られた、生きるための究極の工夫とは?  --------------------------------------------------------- 本書に収められた十一の章は、居場所をつくり、整え、試すその繊細な営みをつづったものです。 願わくば、本書が、どんなシビアな意思決定の場面でも、世間のプレッシャーにさらされて硬くならず、のびのびと自分の心地よさに問いかけることができるようになるための、余白をつくる手がかりになるとよいなと思っています。(エピローグより) --------------------------------------------------------- 【目次】 プロローグ 第一章 体とまた出会いたい 第二章 脂は敵だから好き 第三章 日常にひそむスイッチ 第四章 帝国主義者のまなざし 第五章 電車の中のチマチョゴリ 第六章 希望と分断のお薬 第七章 グニャグニャでいてやろう 第八章 因果関係の外で 第九章 グレーの中で生きる 第十章 ベールの向こうに 第十一章 自分が花みたい エピローグ
  • ルポ M&A仲介の罠
    38位
    代表者失踪、事業停止、内部留保ゼロ――知らないと危なすぎるM&A(合併と買収)トラブルの全貌。仲介業者が莫大な利益を得る傍ら、売り手と買い手が大損害を被る事例が急増。その実態を描く。朝日新聞デジタルの人気連載に大幅加筆。
  • SEX20億年史 生殖と快楽の追求、そして未来へ
    39位
    最初のセックスはどのように始まったのか? 私たちが多様な性行動をするのはなぜなのか? 生物の進化史×文化史の視点を交差させ、微生物の時代から現代まで、20億年を旅する知的冒険の書 20億年前、地球全体が赤道付近も含めて凍結する「スノーボール・アース」現象が起きた。 それまで、微生物は無性生殖で自己のクローンを作成していただけだったが、DNAを守るため細胞内の核に保持する真核生物となり、過酷な環境に耐えうる子孫を作るため、互いのDNAを融合させ、生存可能性の高い突然変異を目論んだ。 これがセックスの起源だといわれている。 その後、人類の進化というタイムラインにのったセックスは、多様化していく。 体内にあった性器は体の外に出て、形や大きさを変えていく。 霊長類になると、雄が支配する家父長制が主流の中、雌中心の家母長制も出現。 また異性の相手にアピールするための“魅力的な要素”も、種によって千差万別だった。 進化が人類まで進むと、狩猟採集社会、農耕社会と環境に応じて、セックスも変化していく。 そして現代。様々な性の嗜好、性行動の奥にある本能も歴史をたどっていくと何億年前の“祖先”につながっていく。 “目からウロコ”の発見に満ちた壮大な性の旅へ誘う。 ●目次 第1部 進化する前戯 1 ファックできない宇宙 2 水面下の暗中模索 3 ティラノサウルスのセックス 第2部 霊長類の絶頂(オーガズム) 4 オーガズム時代の夜明け 5 モンキー・ビジネス 6 火星から来たチンパンジー、金星から来たボノボ 7 直立(エレクトゥス)を始める 第3部 文化の残光 8 森のフェチ 9 セックスと文明 10 近代革命 11 セックスの未来 ●著者について デイヴィッド・ベイカー David Baker 歴史・科学専門の著述家。 世界で初めて、ビッグ・ヒストリー(壮大な時間軸の中で宇宙の始まりや地球の歴史を自然科学と社会科学の視点から俯瞰し探求する学問分野)の博士号を取得。 受賞歴のある講師であり、何百万人もが視聴する教育系動画の脚本を手がけている。 著書に『The Shortest History of Our Universe』『早回し全歴史――宇宙誕生から今の世界まで一気にわかる』(ダイヤモンド社)などがある。@davidcanzuk
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形
    40位
    著者による『映画を早送りで観る人たち』の待望の続編! 〈倍速視聴〉から見えたコンテンツ消費における〈コスパ〉〈タイパ〉という欲望は、 読書においてはどのように作用しているのか。 本作では、「本を読めない人たち」への徹底取材をはじめ、 テキスト受容を取り巻く読者と出版社/ウェブメディアの現状をリポートする。 一体「本を読めなくなった人」は何を考えているのか。 2010年代以降、本が読まれないことが当たり前になるなか、 ほとんどフォーカスされてこなかった。 生の声を取材することで、現代社会のメディア状況への考察を深めていく。 【目次】 プロローグ 第1章 ニュースを無料で読む人たち      ――無料ウェブメディアの行き詰まり 第2章 本を読まない人たち      ――〈わかりみ〉と〈おもしろみ〉 第3章 本と出合えない人たち      ――無料抜粋記事と電子書籍の限界 第4章 本屋に行かない人たち      ――聖域としての書店 終 章 紙の本に集う人たち      ――読者と消費者
  • 安楽死を遂げた日本人
    41位
    NHKスペシャルで大反響。 ある日、筆者に一通のメールが届いた。 〈寝たきりになる前に自分の人生を閉じることを願います〉 送り主は、神経難病を患う女性だった。全身の自由を奪われ、寝たきりになる前にスイスの安楽死団体に入会し、死を遂げたいという。実際に筆者が面会すると、彼女はこう語った。 「死にたくても死ねない私にとって、安楽死はお守りのようなものです。安楽死は私に残された最後の希望の光です」 日本人が安楽死を実現するには、スイスに向かうしかない。お金も時間もかかる。ハードルはあまりに高かった。だが、彼女の強い思いは海を越え、人々を動かしていく。 〈本作を読んだ多くの方が考えただろうことを、私も考えた。もし小島ミナと同じ境遇に置かれたら、はたしてどのような選択をするだろうか、と。  著者が作中で記しているように、現にそうした状況に直面したわけでもない者の考えなど、しょせんは切迫感に欠けた想像や推測の類にすぎない。ただ、それでも考えてしまう。彼女のように安楽死を望み、それを選択するだろうか、と〉――解説:青木理 (底本 2021年7月発行作品) ※この作品は単行本版として配信されていた『安楽死を遂げた日本人』の文庫本版です。
  • 高所綱渡り師たち 残酷のユートピアを生きる
    42位
    高層ビル間にピンと張ったロープの上を、長く重いバランス棒だけを抱えて一歩一歩進む綱渡り師たち――。地上の観客が息を詰めて見上げるなか、空中で歩いたり、座ったり、寝転んだりを繰り返す。悲鳴をあげる観客。彼ら/彼女らはなぜ挑戦するのか。どのようにして墜落の恐怖を超えられるのか。 ナイアガラの滝の上を走る1本のワイヤー。綱を感じる足裏、皮膚が感じる湿気、微風をいち早く察知する。それはまるで身体を世界へと拡張させているかのようだ。SNSの時代には考えられない身体の極北がそこにある。 大の男だけではない。8歳の少年や15歳の少女、サーカス芸人の女性、何世代にもわたり延々と危険な技を続ける綱渡り一族。死をも恐れない老若男女が「より高く」「より長く」「より魅力的に」綱を渡る。「アクロバット」を「アート」に転換する現代の高所綱渡り師たちもいる。 生の実感、死の恐怖、生死の境界の究極のポエジーがそこにある。高所綱渡りに挑む勇者たちの、緊張感みなぎる生きざまを丹念に描く渾身のドキュメンタリー。
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    43位
    【人類の永遠の悩みに挑む!】 「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。 「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。 自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。 そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは? すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。 【目次】 まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました 序章   労働と読書は両立しない? 第一章  労働を煽る自己啓発書の誕生――明治時代 第二章  「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級――大正時代 第三章  戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?――昭和戦前・戦中 第四章  「ビジネスマン」に読まれたベストセラー――1950~60年代 第五章  司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン――1970年代 第六章  女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー――1980年代 第七章  行動と経済の時代への転換点――1990年代 第八章  仕事がアイデンティティになる社会――2000年代 第九章  読書は人生の「ノイズ」なのか?――2010年代 最終章  「全身全霊」をやめませんか あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします
  • ドーパミン中毒(新潮新書)
    44位
    人は「推し」に夢中になると昼夜を忘れ、やがて「沼」にハマってしまう。その鍵を握るのが「脳内快楽物質」ドーパミンだ。恋愛、セックス、買物、ゲーム、SNS、酒、ギャンブル、薬物……快楽をビジネスにする「ドーパミン経済」の渦中で、現代人が陥る依存の対象は数限りなくある。スタンフォード大学医学部教授で、かつて自身も依存症を経験した第一人者が教える脱出法と、心豊かに生きるための防衛術。
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】
    45位
    イタリアからスペインへと回った〈私〉は、ポルトガルの果ての岬サグレスで、ようやく「旅の終り」の汐どきを摑まえた。パリで数週間を過ごしたあとロンドンに向かい、日本への電報を打ちに中央郵便局へと出かけるのだが――。Being on the road――ひとつの旅の終りは、新しい旅の始まりなのかもしれない。旅を愛するすべての人々に贈る、永遠の「旅のバイブル」全6巻、ここに堂々の完結! 井上陽水氏との対談「森の少女とカジノの男」を収録。「あの旅をめぐるエッセイVI 恐れずに」「あの旅をめぐるエッセイVII 若い旅人たちへ」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年九月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 超える 中谷潤人ドキュメント
    46位
    全米最悪の犯罪多発地域で名トレーナーに師事、拳ひとつで道なき道を歩んできた孤高の逆輸入ボクサーのリングに懸ける想い、家族との絆、かつての名王者との交流、そして運命の頂上決戦へ――。
  • 憤怒の人 ~母・佐藤愛子のカケラ~
    47位
    愛子先生の現在と過去を綴る傑作エッセイ集。 ◎阿川佐和子さん、大笑いして大絶賛! 「どうして文士とは、総じてワガママで変人なのか。そして、文士の子どもがこれほど酷い目に遭っているというのに、どうしてみんな笑うのか! まことに不可解!」 185万部突破ベストセラー『九十歳。何がめでたい』の作家・佐藤愛子さん。「憤怒の人」「怒りの佐藤」と呼ばれた愛子センセイの娘で、一つ屋根の下に長く暮らす杉山響子さんが、現在102歳となり、衰え記憶を失っていく母の今と、自身の記憶の中にある母との濃密な思い出を、愛情と哀切たっぷりに綴った傑作エッセイ集の誕生。 ≪かなわん人だった。うるさい人だった。何度クソババア、と思ったかわからない。  けれどこうして母との思い出をたどっていくと、冷えて固まった火山岩のところどころにキラキラ瞬いているカケラを見つけるのだ。それは雲母のようで水晶のようで私はしばし見入ってしまう。するとみるみる遠い昔に引き戻され、忘れていたいろいろが色鮮やかによみがえってくる。≫(「グルグル歩道橋」より) (底本 2026年1月発売作品)
  • 世界の空を飛んでわかった 人生に効く旅学
    48位
    なぜ、人は旅をするのか──現役の国際線外資系CAがとことん考えた結論! ”なんとかなるという実感”が、フットワークを軽くする。 YouTubeチャンネル登録者数33万人超! カナダ在住の国際線外資系CA 10年以上のRyucrewがとことん考えた、 ”なぜ、人は旅をするのか”の結論がここに! 旅に出ることで──  ・行動力と危機対応力が鍛えられる ・コミュニケーション力が磨かれる ・新しいアイデアが降ってくる ・日々抱えている悩みが解決する ・家族や大切な人の絆が深まる ・本当にやりたいことが見えてくる  ・チャンスを瞬時にキャッチできる  第1章 人生の転機はすべて「旅」だった/第2章 旅がネガティブを洗い流す/第3章 旅をもっと豊かにするコツ/第4章 旅が仕事になるCAという職業/第5章 旅を経て見える日本の良さ/第6章 移動しなくても旅はできる/COLUMN 「RALエディターズ倶楽部」特別企画 ……and more!!!
  • 本質観取の教科書 みんなの納得を生み出す対話
    49位
    自分とは異なる立場や考えの人と、いかに対話し、合意形成していけばよいのか分からない。それどころか、深刻な信念対立を目の当たりにし、対話への希望を失ってしまう。そんな人は多いのではないだろうか。本書は、「本質観取」と呼ばれる哲学の思考法・対話法を、誰もが実践できるようになるための入門書である。「言いっぱなし」でも「論破!」でもない。分断をのりこえ、真に生産的な対話をもたらし、民主主義を成熟させるための対話の極意、奥義とは? 実践で活用できるワークシートや、ファシリテーションのコツなども収録。
  • 炎と水 中村哲と名もなき人たちの旅
    50位
    父は共産党活動家、母は玉井組組長の娘。15歳で自らの意思で洗礼を受け、学生運動で検挙された青春時代・・・・・・戦乱と大旱魃のアフガニスタンで90万人以上の命を救い、2019年12月、正体不明の武装集団の凶弾によって命を落とした医師・中村哲とは、いったいどんな人間だったのか。その生涯にわたり中村が巡り合い、深く関わった様々な人びと100人以上に著者はインタビューする。福岡、鹿児島、岡山、静岡、神奈川、東京、パキスタン、そしてアフガニスタンと約5年に及ぶ取材を敢行。群像のなかから鮮やかな「人間・中村哲」の姿を立ち上がらせる。大勢の人生を巻き込み、滔々と流れる大河のような中村哲を源流までさかのぼり、生い立ちから死まで描いた驚くべき本格的評伝、圧巻の452ページ。今こそ読まれるべき「人間・中村」の真実。 【目次】 プロローグ 水が天に昇る谷 第一章 革命の炎 第二章 同志 第三章 浸礼――永遠の別れ 第四章 青春漂流 第五章 失われた世代 第六章 空爆とナン 第七章 冬の陣 第八章 口紅 第九章 カカムラ! 第一〇章 帰還 あとがき 神と出会った人、神になりたかった人
  • 不自然な死因~イギリス法医学者が見てきた死と人生
    51位
    世界中が絶賛!イギリス法医学者が体験した9.11、ダイアナ妃の死、その他犯罪や事故による様々な死体から見た、生きるということ。
  • 聞き出せる人が、うまくいく。
    52位
    15万部超のベストセラー『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』『こうやって頭のなかを言語化する。』の著者で、業界トップ・コピーライターの最新刊。 コピーライターにとって一番重要なのは、じつは「書く」ではなく「聞く」ことって知っていましたか?  本書では、学校では習わない「聞く技術」からさらに一歩踏み込んだ、相手の言語化できていない思いと言葉を引き出す「聞き出す力」を解説。 シビアなビジネスの現場で培った実践的かつシンプルな聞き出しメソッドは、どの業種にも応用できる普遍的なものです。 聞き出し方が変わると、相手の言葉が変わります。 相手の言葉が変わると、世界の見え方が変わります。 本書では「あるある感」たっぷりの事例をもとに、すぐに試したくなるメソッドを紹介。 聞き出し力を身につければ、もう言語化の悩みに煩わされることもなくなります。 ぜひ、相手から深い言葉を引き出す「聞き出し力」を実感してください。 ●こんな方におすすめ ・会議で参加者の本音を引き出したい人 ・クライアントの曖昧な要望に振り回されて苦労している人 ・部下との会話が事務的になって悩んでいる人 【主な内容】 第1章 すべては「聞く」ことから始まる 第2章 うまく「聞き出す」5つのルール ルール1 まずは100パーセント受け入れる ルール2「でも」は使わない ルール3 相手の発言に共感も納得もできなければ、発言のプロセスを探る ルール4 会話をする時は相手の片目を見る ルール5 好きなところを一つ見つける 第3章 相手からより引き出す 4つのシンプル聞き出しメソッド メソッド1 まず、出来事から聞いていく メソッド2 必ず「追い聞き」する メソッド3 自分が傷つくことを恐れない メソッド4 相手が無言になる時間を歓迎する 第4章 ビジネスシーン別 聞き出しのコツ ビジネスシーン1 会議 ビジネスシーン2 クライアントワーク ビジネスシーン3 1on1 ビジネスシーン4 就職・転職活動での面接 ビジネスシーン5 テキストコミュニケーション 第5章 「聞き出す」の先にあるものとは   実践編 「聞き出し」におけるメモ活用
  • 【特別描きおろし付き】美人画報ベスト 電子限定合本版
    53位
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子限定】あの大ヒット美容イラストエッセイ『美人画報』が、新表紙+描きおろし2編を加え、再編集&合本のベスト版として新装刊。400ページ超の大ボリューム決定版です! なぜ人はダイエットをするのか? 締め切りが近づくと食欲が増すのはなぜ? 今年の夏もいろんな買い物をした。美しい人の美しい所作の話などなど……安野モヨコが綴った、美容とファッションと美しさについてのイラストエッセイ51編が、令和に復活! 化粧品やサロンの情報は、なつかしさを感じるほど当時のままではありますが、キレイになろうとして失敗する、でもくじけない(こりない?)というこの情熱は変わらない! 初めて読む人もきっと楽しめる1冊です。 描きおろしでは、安野モヨコの最近の美容事情、そして仕事にまでなった着物についての2編を掲載。 連載当時からン十年を経て、人はそんなに変わらないということがわかります! 目次より一部抜粋 特別描きおろし 美人画報 令和版1 ・ついに50歳に……思えば遠くまで来たものです。なってわかる、似合うもの似合わなくなったもの 特別描きおろし 美人画報 令和版2 ・着物はついに、趣味をこえて自分のブランドをスタート。着姿にみる理想と現実……。 ・「手のひらから……ああ……なんかポワ~」 やせる気功実況中継  ・「おはよーニッポン」美しい女は美しい日本語から生まれる ・冬の完璧ボディ計画。彼と別れてキレーになる!? その極意は「逆境で爪を研げ!」 ・バンドエイドが突然開眼! シヴァリスへ。下着歴13年記マンガ家編 ・美しい足指。美しいかかと。フットケアは美しい。それは男女の仲促進にコーケンするかも!? ・パーティーと着物とマダムの関係。 今年こそは!「着物道入門宣言」 ・女の至福は指先に彩られる宝石。そう、ネイルのことよ! 他、全51編収録 本書は、文庫版『美人画報』(2004年)、文庫版『美人画報ハイパー』(2006年)、文庫版『美人画報ワンダー』(2006年)の電子書籍版を抜粋・再構成し、新たに描き下ろしを加えたものになります。それぞれの初出は以下の通りです。また、本書に掲載された化粧品・お店の情報などは単行本刊行当時のもので、現在は変更になっている場合があります。 『美人画報』:「VOCE」連載『美人画報』(1998年5月号ー2000年2月号)を加筆訂正し、1999年12月小社より刊行。 『美人画報ハイパー』:「VOCE」連載『美人画報』(1999年12月号―2001年8月号)を加筆訂正 し、2001年9月小社より刊行。 『美人画報ワンダー』:VOCE」連載『美人画報』(2001年9月号ー2003年8月号)を加筆訂正し、2003年11月小社より刊行 *******************************
  • いつか別れる。でもそれは今日ではない
    54位
    Twitterフォロワー数13万人超(2017年4月時点)、恋愛や人間関係、人生観をするどく考察する人気ツイート、書籍化。 寂しさを感じたり、自信を持ちにくいときに読むとすっきりします。
  • いわゆる「サザン」について
    55位
    サザンオールスターズのやめそびれた歴史と、その真実。 昨年2023年にデビュー45周年を迎え、今年2024年には新作オリジナル・アルバムの制作を発表するなど今もなお精力的な活動を続け、その名曲の数々で常に日本のミュージックシーンを牽引し続けている唯一無二のバンド、サザンオールスターズ。 そんなサザンの誕生から国民的アーティストになるまで、そして無期限活動休止を経て現在に至るまでの軌跡を、音楽評論家 小貫信昭氏が余すところなく克明に綴りました。 40年以上にわたり、ことあるごとに取材をし、唯一その言葉を聞き続けた小貫氏だからこそ書けた、「サザンオールスターズについて」の決定版。サザンの歴史を振り返りながら彼らの楽曲や音楽人としての魅力、そしてこれからを紐解く、音楽ファン必読の一冊です。 本書は私が長年にわたりサザンオールスターズを取材して知り得たこと、感じたことをもとに書き下ろしたものである。たいへん有り難いことに、ほぼ執筆し終わろうかという時に、新たに桑田さんに時間を頂き、追加取材もした。文中に引用させて頂いた桑田さんの発言は、出典を明記しているもの以外、すべて直接ご本人に伺ったものから構成している。しかし一貫して言えるのは、サザンオールスターズの「作品」こそが主役の本、ということだ。 (本文より) 昔々、"軽薄なノリ"が名誉であり、ヤンチャなものに対してやや寛容な時代があった。 ついつい、調子に乗ってそれをやめそびれた我々は、 未だに「まともな音楽人」として衆人に認知されていない。 ーーーサザンオールスターズ・桑田佳祐 目次 序章・サザンオールスターズ誕生 1章・1978年~「勝手にシンドバッド」の衝動と「いとしのエリー」の老獪さ 2章・1981年~「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」で得た自信 3章・1985年~2枚組大作『KAMAKURA』は「終わり」の「始まり」 4章・1987年~デビュー10周年 復活を告げる「みんなのうた」 5章・1991年~甘くてしょっぱい「涙のキッス」でチャートを席巻 6章・1995年~「マンピーのG★SPOT」誕生の瞬間 7章・1999年~新たな代表曲「TSUNAMI」が描く「侘しさ」とは 8章・2003年~不退転の覚悟と『キラーストリート』の充実 9章・2008年~スタジアムも泣いた「無期限活動休止」の夜 10章・2019年~下を向きがちな世の中にこそ“SMILE”を 終章・2023年~バンドの半世紀へ向け、桑田から届いた本音のメッセージ あとがき ◆著者プロフィール 小貫 信昭 (おぬき のぶあき) 1957年東京都生まれ。1980年、『ミュージック・マガジン』を皮切りに音楽について文章を書きはじめ、音楽評論家として 40年以上のキャリアを持ち、 長年にわたりサザンオールスターズの魅力を言葉として紡ぎ続けてきた。著書に『歌のなかの言葉の魔法』『小田和正ドキュメント1998-2011』『Mr.Children 道標の歌』『槇原敬之 歌の履歴書』など。
  • それでも日本に原発は必要なのか? 潰される再生可能エネルギー
    56位
    記者職を外されても、私は書き続ける! なぜ高市早苗政権は再エネを捨て、原発に回帰するのか? 被災者たちの物語と原発利権の闇を描くノンフィクション! 2011年の福島原発事故以降、急ピッチで再生可能エネルギーの導入が進められた。太陽光パネルや風力発電所の設置が進み、いまや再エネの発電力は日本の電力の23%を担っている(原発は約9%に過ぎない)。 しかし今、再エネに逆風が吹いている。固定価格買取制度が引き下げられたためだ。2024年、再エネ関連の倒産は過去最多の52件となった。新電力会社の約17%が事業から撤退している。無策のために各地で自然破壊が問題化し、逆風に拍車をかける。 そして、じわじわと原発回帰の動きが始まっている。 「原発優先ルール」があり、電気が余りそうな日は再エネの発電が先に止められる。 再エネの予算は減る一方だが、原子力関連予算は増え続けている。原発事故のあった2011年でさえ、原子力の研究予算は再エネの倍だった。 日本政府はかつて「ニューサンシャイン計画」という新エネルギー開発計画を進め、太陽光発電システムの開発で日本は世界をリードしてきた。日本の太陽光パネルは、つい20年ほど前までは世界シェアの5割以上を占めていたほどだ。 ところが、長期的な戦略がなかった日本は、中国にシェアを奪われてしまう。 世界最大の電力源が再エネとなり、世界各国が再エネを拡大しているのに、日本だけが再エネを妨げられ、原発回帰しているのだ。 安全保障の上からも原発回帰には懸念がある。世界各地で戦争が起きる中、原発や核施設は攻撃のターゲットになる。エネルギー自給率を高めるには再エネに注力する必要があるが、原発の燃料となるウランは100%輸入に頼っている。 安全保障を重視するはずの高市政権は、真逆のことをしているのである。 なぜ、日本は原発に回帰するのか?――この謎を突き詰めていくと、巨大な利権、場当たり的な日本政府の無策が浮かび上がってくる。 本書では、原発事故に遭って故郷を追われながらも再エネ事業で第二の人生を歩み始めた被災者の感動的な人生ストーリー、農家と共同で再エネ事業に乗り出した女性の成功と挫折など、さまざまな人間ドラマも紹介される。 そうしたドラマと並行して、原発利権の闇にも迫る。 理不尽な圧力を受けて記者職を外されながらも、必死で現場を取材し続けた著者の執念が光る作品だ。
  • 上野アンダーグラウンド(新潮文庫)
    NEW
    57位
    上野は本日もカオスなり。各地から路線が集まり、人々が散っていく街、上野。そこは動物園や美術館、アメ横など人気のスポットがあるだけではなく、現代の魔境として多くの秘密が眠っていた。西郷隆盛像の謎、上野“九龍城”への潜入、真夜中公園に集まる男たち、不忍池に佇む女、アメ横の闇。上野という街の混沌と秘密に迫るディープ・ルポ。8年ぶりの上野再訪を描く文庫版あとがきを収録。
  • 知ってはいけない 合本版
    58位
    第二次大戦のあと、日本と同じくアメリカとの軍事同盟のもとで主権を失っていたドイツやイタリア、台湾、フィリピン、タイ、パキスタン、多くの中南米諸国、そしていま、ついに韓国までもがそのくびきから脱し、正常な主権国家への道を歩み始めているにもかかわらず、日本の「戦後」だけがいつまでも続く理由とは? 10万部を突破したベストセラー『知ってはいけない』の著者が、「戦後日本の"最後の謎"」に挑む!※この電子書籍は、2017年8月に講談社現代新書として刊行されました『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』、2018年11月に講談社現代新書として刊行されました『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた 』を合本とし、電子書籍化したものです。この電子書籍とは別に『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』、『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』もそれぞれ電子書籍で配信中です。
  • 未解決殺人クラブ~市民探偵たちの執念と正義の実録集
    59位
    アメリカには下記のような、「市民探偵」が多くいる。 ・40年逃げ続けた「黄金州の殺人鬼」を追い詰めた作家 ・娘を殺したギャングをSNSの偽アカウントで騙して捕らえた母親 ・身元不明遺体の頭蓋骨から似顔絵を描き、何百枚もの写真から見つけた会計士 ・仕事から帰宅し、家事を終えると夜な夜なコンピュータの前に座り捜査をする手芸店店員 ・猫をいじめる動画をネットに上げた犯人を、その動画の背景から割り出そうとするアナリスト 実際に起きたいくつもの事件とそれを解決した市民探偵たちへの取材から あまり知られることのない彼らの正義と執念を描いた一冊。 連続殺人鬼に遭遇した人の証言など、手に汗握るスリリングな面も。 Netflix『猫いじめに断固NO!:虐待動画の犯人を追え』『なぜ殺したの?』、映画『ザ・スレッド』など映像化された事件も掲載。 <目次> 1 なぜ彼女を殺したの? 2 世界初のサイバー探偵 3 私の初めての「事件解決」 4 Web探偵 5 マザー・ロード 6 捉えられた黄金州の殺人鬼 7 フォーエバー・ヤング 8 すべては殺人からはじまった 9 『猫いじめに断固NO!:虐待動画の犯人を追え』 10 ルカ・マグノッタの仮面を剝ぐ 11 バイオインフォマティクス(生物情報学)のロード氏はまさに神 12 探偵がしくじるとき
  • 相馬眼が見た夢 岡田繁幸がサンデーサイレンスに刃向かった日々
    60位
    なぜダービーを勝てなかったのか。 なぜこんなにも愛されたのか。 “マイネル軍団総帥” 岡田繁幸、反骨の71年。 競走馬に狂う人たちの魂に届くノンフィクション。 〈2021年3月19日、71回目の誕生日を迎えた朝、繁幸は牧場敷地内の池に身を投じた。(中略)生前、勝利への渇望を隠そうとしなかった日本ダービーのタイトルはまだ手にできていなかった。積年の悲願達成に向けて、牧場のさらなる発展に向けて、サンデーサイレンスを超える世界的種牡馬の発掘に向けて、死の直前まで強い意欲を見せていただけに、どうして……と私は戸惑った。〉(本文より) 内容紹介 ●「日本のいびつな競馬制度を変える」コスモバルクに課された使命 ●吉田善哉・照哉・勝己「社台との因縁」が始まったとき ●もしサイレンススズカの事故がなければ…岡田繁幸との知られざる秘話 ●「ナリタブライアンを10億円で売ってほしい」最強馬獲得プラン ●なぜステイゴールド、ゴールドシップを種牡馬として手に入れることができたのか ●日本ダービー2着・グランパズドリームの想像を絶する悲劇 ●ラフィアンとニジンスキー…修行先のアメリカで名馬から受けた衝撃 ●弟・牧雄から期待馬を強奪、兄弟ゲンカで救急車…明らかになった岡田兄弟の物語 ●藤沢和雄「次はオレの馬で負かしにいく」…立ちはだかった馬 ●一目惚れした妻・美佐子と出会った日に言った「信じられない言葉」 ●スーパークリーク「武豊G1初制覇」の舞台裏で巻き起こっていた騒動 ●松岡正海、柴田大知、丹内祐次を重用した理由 ●「家にもう銀行が来てる」セール史上最高額“カーム”落札後のドラマ ●岡田繁幸にとっての最強馬、自身が手がけた最高傑作、理想とした馬体とは ●71歳の誕生日に自死…その日にあったこと
  • シリアの家族
    61位
    第23回開高健ノンフィクション賞受賞作  選考委員大絶賛!  書き手自身を取り巻く「人間」を、シリアの政治と歴史への深い理解とともに厚みをもって描ききった。 加藤陽子(東京大学教授・歴史学者)  大家族の幸せな記憶、その一瞬の光芒が眼前に浮かんできそうだ。名作である。 姜尚中(政治学者)  もはや言葉にすらできぬ過酷な日常を現実として生きた/生き続ける女性がいる。 藤沢 周(作家)  世界が抱える矛盾を独自の視点で描ききった秀作。 堀川惠子(ノンフィクション作家)  秘密警察も移民となったシリア人も政府軍兵士もイラン軍兵士も、すべて等身大の人間として描かれている。 森 達也(映画監督・作家) ※五十音順/選評より 風土に根差して生きる人々を撮り続ける著者は、シリアの沙漠で総勢70名という大家族アブドゥルラティーフ一家と出会い、その十二男、ラドワンと恋に落ちる。 やがて「アラブの春」から始まるシリア内戦に巻き込まれ、ラドワンは徴兵され、六男サーメルは政治犯として逮捕される。一家は故郷パルミラを追われ、難民として散り散りになってしまう。 脱走兵としてヨルダンに逃れたラドワンと結婚し、「シリアの家族」の一員となった著者は、異郷に生きる難民たちの取材を始める。 難民となりトルコで暮らして5年。一家の長である義父・ガーセムが、故郷に帰る夢を叶えることなく永眠した。アブドゥルラティーフ家の故郷パルミラの今を見たい・・・・・・。著者は11年ぶりにシリアに向かい、秘密警察の監視や親族による軟禁をくぐり抜け、かつて一家が暮らした家にたどり着く。 命がけの取材から帰還した著者を待ち受けていたのは、夫ラドワンの「第二夫人を娶りたい」という驚きの一言だった・・・・・・。 2024年12月、生きて故郷の土を踏むことはないと思っていたラドワン、そして多くのシリア難民に転機が訪れる。半世紀以上にわたって独裁を続けてきたアサド政権が崩壊したのだ。 政権崩壊から8日後、著者はラドワンと長男と共にシリアに入る。逮捕されたサーメルの消息を求め、「人間虐殺の場」と呼ばれたサイドナヤ刑務所を訪れる。その現場で目にしたもの、そして数少ない生存者が語った言葉は衝撃的なものだった。 激動のシリアを生きた市井の人々の、等身大の姿を描くノンフィクション。 小松由佳(こまつ ゆか) ドキュメンタリー写真家。1982年、秋田県生まれ。2006年、世界第2位の高峰K2(8611m/パキスタン)に日本人女性として初めて登頂し、植村直己冒険賞を受賞。風土に根差した人間の営みに惹かれ、草原や沙漠を旅しながら写真家を志す。12年からシリア内戦・難民を取材。著書に『人間の土地へ』(20年 集英社インターナショナル)など。日本写真家協会会員。
  • 五体不満足 完全版
    62位
    現在(いま)の思いを加筆した、感動の大ベストセラー! 「障害は不便です。だけど不幸ではありません」喧嘩にスポーツ、課外活動。大勢の仲間に囲まれて、明るく楽しい"オトちゃん"の物語は、生きる勇気を与えてくれる。日本中にセンセーションを巻き起こした感動のベストセラー。単行本刊行以降、多くの苦悩と喜びを経験した著者が"現在"の心境を加筆した完全版。
  • 遺体と火葬のほんとうの話
    63位
    葬祭系No.1で話題のYouTubeチャンネル『葬儀・葬式ch』がついに書籍化! 損傷の激しい遺体は包帯でぐるぐる巻き? 骨を高温で焼けば灰にできる? 葬儀不要論への“弔辞”……など 世にはびこるデマや都市伝説を痛快斬り! 【特別対談収録】葬儀屋×元火葬師 知られざる葬儀の世界――葬儀屋3代目がわかりやすく道案内します 第 1 章 遺体の話 第 2 章 火葬の話 特別対談 葬儀屋×火葬師「火葬場のほんとうの話」 第 3 章 葬儀の話 第 4 章 心と魂の話
  • 世界を支配する人々だけが知っている10の方程式~成功と権力を手にするための数学講座~
    64位
    冷静に合理的な意思決定を下す、誰かのスキルを正確に測定する、人の影響力を査定する、市場での優位をつねに握りつづける、YouTubeに次に表示される動画を決める……この世界は、10の方程式に従って動いている。そのしくみを理解し、活用できる人々の集団「TEN」だけが、世界を手中に収めることができるのだ。人気数学者が、普遍的で実用的な数式の基本とその応用法について、ユーモラスにかつわかりやすく解説。
  • 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか
    65位
    なぜ町から本屋が消えていくのか? 複合店化、大型書店の登場、ネット書店の台頭……戦後書店史をたどり、出版流通の課題を考える。
  • 宇宙138億年の歴史 佐藤勝彦 最終講義
    NEW
    66位
    今から138億年前、熱い火の玉(ビッグバン)として生まれた宇宙。 では、それ以前の宇宙はどんな姿をしていたのだろうか。そもそもなぜ大爆発を起こしたのか?  宇宙の現象を素粒子で解く「素粒子論的宇宙論」に基づき、宇宙創生の謎に迫るインフレーション理論を世界に先駆けていち早く発表した著者。 湯川秀樹に憧れて入学した京都大学での若き日々、そして益川敏英、小林誠などノーベル賞学者との出会いと共同研究など、研究の軌跡を辿りながら最新宇宙像に迫る最終講義の全記録。
  • ぼくらがAIBOをつくった:ソニー・ロボティクスの挑戦
    NEW
    67位
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ソニーが1999年に発売した家庭用ロボット「AIBO」。本書は、AIBO誕生の裏側にあった技術、開発思想、組織の動きを、当時の主要メンバーの証言をもとに包括的にまとめた決定版ドキュメントです。 AIBOの父・土井利忠の“フロー”思想を起点に、サブサンプション理論、ニューラルネットワーク、センシング技術、メカトロニクスなど、AIBOが活用した先端技術を丁寧に解説します。また、後に「QRIO」へと発展していく二足歩行ロボット研究や、ソニー社内での組織変革と開発現場の葛藤、経営判断との摩擦など、ロボット開発の現場で起きていたリアルなドラマにも踏み込みます。 さらに、AIBO以降のAI・ロボティクス研究との接続を整理し、ヒューマノイドロボット、深層学習、自律移動ロボットなどの現在の潮流を俯瞰。AIBOがどのように未来技術の起点になったのかを明快に示します。 ロボット工学、AI技術、メカ設計、企業の研究開発文化に興味を持つ読者にとって必携の一冊です。
  • シンプルだから、贅沢
    68位
    シンプルな心になれば、すべてが贅沢になる――。日本に「シンプルな生き方」を広めたフランス人著者が、自らの真に贅沢な暮らし方をとおし、シンプルな発想法を教えてくれます。1日+1日+1日……が私たちの「人生」になります。上質な日々が上質な人生になるのです。だから本書には、ただものを減らす技でなく、上質なものを選ぶ楽しみからエレガンスや感性の磨き方まで「幸せの秘訣」が満載です。
  • 凡者の合奏
    値引きあり
    69位
    今日本で最も優しい音楽を奏でる男の人間賛歌――。 誰よりも“普通”だった青年は、誰よりも傷つき悲しみ、そして支えられてきた。 そのすべてがアンサンブルとなり、自分を見つけていく。 「さまざまな人にとっての“sumika(住処)”のような場所になって欲しい」 バンド名の由来にもあるように、sumikaの音楽はとにかく優しく、人への愛にあふれている。 その中心にいる、すべての楽曲の作詞を手掛けるフロントマン・片岡健太。 彼の紡ぐ言葉は、人々に寄り添い、そっと背中を押してくれる。その源はどこから来ているのだろうか。 挫折の連続だった中学時代、愛する人の裏切り、度重なるメンバーの脱退、声を失った原因不明の病etc. 「人との関わりで多くの絶望を味わいました。でもそれ以上に、人との関わりに救われてきた僕は、ようやく“自分”を見つけることができました」と彼は語る。 本書は、そんな片岡健太と、彼と関わる人々との記録を綴った人間賛歌エッセイ。 オール本人書き下ろしに加えて、故郷の川崎市や思い出の地を巡った撮り下ろし写真も多数収録する。 「特別な才能があるわけじゃない」「1人では何もできない」「昔も今も常にあがいている」、 凡者・片岡健太のすべてをさらけ出した一冊。 “自分は何者でもない”と悩む人へ――。 明日からの景色が、ちょっぴり明るく見えるはず。
  • 昭和戦後史(下) 崩壊する経済大国
    70位
    ニュースになった話題、事件を集大成! 昭和の日本を俯瞰する!――大阪万博、日本列島改造論、石油ショックをへてカラオケやコンビニの普及など、日本人の生き方の多様化がすすむ……。皇室、政治、経済、社会、スポーツ、芸能まで幅広くとらえた画期的な戦後史事典。巻末に年表付き。 ●本書は、ニュース映画の映像を中心にまとめたDVDブック『昭和ニッポン』のブック部分を3巻に分けて再編集したものである。『昭和ニッポン』は、昭和という時代の、政治、経済のみならず芸能、スポーツ、文化、世相などまで広範なニュース映像のなかから見るべき価値のあるものを厳選して24巻にまとめている。ブック部分は、編集部がまとめた映像をより深く理解できる手がかりとなるよう配慮して執筆、編集された。――<著者「まえがき」より>
  • アメリカ合衆国連邦最高裁判事 ルース・ベイダー・ギンズバーグの「悪名高き」生涯
    71位
    女性として米国史上2人目の連邦最高裁判事に任命されたルース・ベイダー・ギンズバーグ、通称RBGの評伝。上品で物静かに見えるこの小さな老婦人は、生涯にわたって女性排除や賃金格差などの差別的な法律や判決と闘い続けた超人だ。2020年、87歳で亡くなるその日まで、持てる能力のすべてを使って働いたRBGのおかげで、社会はほんの少し平等になった。この世界に働くあらゆる女性(そして男性も)をエンパワメントする一冊。
  • 粋 北の富士勝昭が遺した言葉と時代
    72位
    「北の富士らしく笑って死ね」――直筆の手帖にはこう書かれていた。 2024年11月12日、82歳での別れから1年。「第52代横綱」として、「千代の富士と北勝海、ふたりの名横綱を育てた九重親方」として、「NHK大相撲中継の名解説者」として、昭和・平成・令和と3代にわたり、土俵と人を愛し続けた北の富士勝昭。 大相撲中継で約25年間タッグを組んだ、元NHKアナウンサーである著者が書き残していた取材メモや資料、放送でのやりとりやインタビューなどを中心に、肉親である妹、50年来の親友、行きつけの居酒屋の店主と女将など、素顔の故人を知る人物たちにも新規取材。「昭和の粋人」、北の富士勝昭の魅力あふれる生涯と言葉を、書き残すノンフィクション。 解説者同士としてのやりとりも人気だった、舞の海秀平との特別対談も収録。 【目次】 はじめに 第1章 出会い/第2章 少年時代/第3章 出世/第4章 独立と初優勝/第5章 北玉時代/第6章 引退/第7章 九重親方/第8章 語りの天才/第9章 別れのとき 特別対談 舞の海秀平×藤井康生「北の富士さんのいない放送席で」 おわりに 【著者プロフィール】 ふじい・やすお/昭和32年1月7日生まれ、岡山県倉敷市出身。岡山朝日高校、中央大学法学部を経て、昭和54年4月、日本放送協会(NHK)入局。43年間のアナウンサー職を経て、令和4年1月、NHKを退局。大相撲は昭和 59年七月場所から約 38年間担当した。現在はフリーアナウンサーとして「ABEMA大相撲 LIVE」で実況を担当。公益財団法人日本相撲協会記者クラブ会友、JRA日本中央競馬会記者クラブ会友など多方面で活躍。
  • FRAGMENT UNIVERSITY 藤原ヒロシの特殊講義 非言語マーケティング
    73位
    ナイキ、ポケモン、スターバックス・・・・・・世界の大企業は、なぜ藤原ヒロシを求めるのか? 90年代に「裏原宿」という世界でも類を見ないカルチャーを築き、その後はファッションの枠を超えて支持され、原宿のゴッドファーザーとして世の中に多大な影響を与えてきた藤原ヒロシ。氏の存在によって“ストリート”という曖昧な言葉に意味が定義付けられ、“コラボレーション”や“別注”など、それまでになかった言葉が世の中に浸透した。しかし、氏の作り上げたヒットやムーブメントの数々は認知されていても、その裏側にある知性、アイデアの作り方や育て方、人脈や、コミュニケーションのスタイルについては語られていない。 本書は、藤原ヒロシの仕事には本人も意図しない“マーケティング”が介在しているのではないか、という仮説のもと、歩んできた歴史や数々の仕事の事例を抽出し、それらを学術的に言語化して講義を行った架空の大学プロジェクト「藤原ヒロシの特殊講義 非言語マーケティング」の内容をもとに、一冊の講義録としてまとめたものである。 DAY1 文化人類学 -遊学史- DAY2 社会学 -メディア論- DAY3 情報学 -交友研究- DAY4 経営学 -コラボレーション理論- DAY5 建築学 -空間デザイン論- DAY6 ケーススタディ -スターバックス コーヒー ジャパン- DAY7 ケーススタディ -ナイキ- DAY8 最終講義
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下
    74位
    ビリーの中には、実に24もの人格が潜んでいた。気弱な少年、暴力的な支配者、リーダー格のイギリス人、3歳の少女……。性格、知能、年齢、国籍、性別さえ異なるこれらの人格はいかにして生まれたのか?「基本人格」のビリーは一貫した意識を保てない不安定な状態に苦しみ、何度も自殺を試みる。やがて治療により回復のきざしが見え始めるが、世間の好奇の目や反発にさらされ、劣悪な環境の施設に移される可能性が出てくる……「多重人格」を世に知らしめた記念碑的ノンフィクション。
  • いのちのハードル 「1リットルの涙」母の手記
    75位
    「生まれてきてよかった、生きていてよかったと一度でいいからこの子に感じさせてあげたい」難病という重い障害を背負いながらも懸命に生きる娘、亜也。母の私はいったい何ができるのだろうか……。ついに娘の命が尽きようとする時、亜也の夢を叶えるため天国へ嫁がせる結婚式を行うことを決意する。母と娘の絆、生きる意味を問う、感動の手記。
  • 「空気」の研究
    76位
    昭和52年の発表以来、40年を経ていまだに多くの論者に引用、紹介される名著。 日本人が物事を決めるとき、もっとも重要なのは「空気」である。 2018年3月にも、NHK Eテレ「100分deメディア論」で、社会学者・大澤真幸氏が本書を紹介し、大きな反響があった。 日本には、誰でもないのに誰よりも強い「空気」というものが存在し、人々も行動を規定している……。 これは、昨今の政治スキャンダルのなかで流行語となった「忖度」そのものではないか! 山本七平は本書で「『気』とはまことに大きな絶対権を持った妖怪である。一種の『超能力』かも知れない。」「この『空気』なるものの正体を把握しておかないと、将来なにが起るやら、皆目見当がつかないことになる。」と論じている。 それから40年、著者の分析は古びるどころか、ますます現代社会の現実を鋭く言い当てている。 「空気を読め」「アイツは空気が読めない」という言葉が当たり前に使われ、誰もが「空気」という権力を怖れて右往左往している。 そんな今こそ、日本人の行動様式を鋭く抉った本書が必要とされている。 『「水=通常性」の研究』『日本的根本主義(ファンダメンタル)について』を併録。 日本人に独特の伝統的発想、心的秩序、体制を探った名著である。 解説・日下公人
  • 償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って
    77位
    史上最悪の少年犯罪、加害少年6人のその後 史上最悪の少年犯罪と呼ばれる「綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件」。たった7日間しかなかった昭和64年(1989年)の1月に被害者のX子さんは息絶えた――。 おぞましい犯行に及んだ主犯格A、準主犯格B、自宅が監禁場所だったC、監視役D、暴行に加わったE、F。6人の加害少年はその後、どんな人生を歩んでいるのか。本当に更生を果たしたのか。 元「ニュースステーション」ディレクターで、現在は北海道放送(HBC)の報道局デスクを務める山崎裕侍氏は、2000年頃から本件の取材を続けてきた。Fが振り返った凶行の中身と悔恨。張り込みの末に行ったCやEへの直撃。さらにDの母親による告白など、本人や家族へのインタビューを重ねていく。著者の葛藤も交えながら描かれるテレビ報道の舞台裏も本書の特徴の一つだ。 とりわけ多くのページが割かれているのが、準主犯格Bの存在。彼は刑務所から出所後、更生するどころか、暴力団関係者らとトラブルになって再犯事件を起こしていた。B本人との手紙のやり取りや面会、Bの母親や義兄への取材を通じて、「事件の裏側」と「加害少年のその後」に迫っていく。そして主犯格Aの親族もまた取材に対し――。 加害少年の中には、結婚して新たな人生を歩んでいる者もいれば、50歳前後で命を落としている者もいた。一体、「償い」とは何なのか。加害者や被害者と同世代の著者が地を這う取材で紡ぎ出した渾身ノンフィクションが誕生!
  • 「頭がいい」とは何か
    78位
    「頭がいい」とは、いったい何を指す言葉なのか。 成績がいいこと? 仕事ができること? 地頭がいいこと? 空気が読めること? 主体性があること? 私たちは学校から職場、さらには私生活に至るまで、無意識のうちに「頭がいい/悪い」という尺度で人を測り、また自分自身も測られてきました。 いまや、書店には「頭がいい人の○○術」のように、「頭がいい」をタイトルに冠する本が氾濫しています。 この曖昧で便利な言葉が広く使われるようになった背景には、〈能力主義〉の存在があります。 能力主義とは、「能力」を個人の資質や努力の結果とみなし、優れた者が多くを得ることを正当化する考え方です。しかし現実には、運や環境、偶然といった要素までもが「能力」に回収され、「評価に晒され続けること」が当たり前になった社会は、多くの人に生きづらさをもたらしています。 外資系コンサルティングファーム勤務を経て独立した著者は、「頭がいい」という言葉の曖昧さを手がかりに、能力主義が生む生きづらさの構造を解きほぐしていきます。 ■「頭がいい」子に育てたい、という親の願いは正義なのか。 ■「私、頭が悪いので」という前置きに込められた意味とは。 ■「頭がいい」は、本当に〈良い〉ことなのか。 評価に振り回されずに生きるための、ポスト能力主義の思考を提示します。
  • 親友は山に消えた
    NEW
    79位
    嫉妬、喪失・・・「親友」とは何か? 酒井順子氏推薦!「二人の物語が映像となって脳内に結ばれた」 「米で邦人が滑落 山岳カメラマン、平賀淳さんの遺体収容」 (日本経済新聞2022年5月22日) NHK番組などで活躍し、世界50か国を駆け巡った山岳カメラマン・平賀淳。2022年5月、アラスカ・デナリの氷河で撮影中に滑落死したことをきっかけに、中学時代からの親友であった著者が、自身の視点からありのままの平賀さんの人生を描いた作品。登山経験の乏しい小林さんは、親友との“最後の別れ”を果たすため、アラスカの深淵へと向かう。 なぜ親友は山に消えたのか??。 平賀と著者の30年と、その真相を辿る物語。
  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村
    80位
    102歳の古老は、なぜ自ら命を絶ったのか? 東日本大震災、福島第一原子力発電所事故から15年 『安倍三代』の青木 理が満を持して放つ、3・11レクイエム ◆内容紹介◆ 2011年4月11日深夜、東北の小さな村で、百年余を生きたひとりの男が自ら命を絶った――。厳しくもゆたかな自然に囲まれ、人と土地が寄り添ってきた村で、何が彼をそこまで追い詰めたのか。その死の背景を追ううちに見えてきたのは「国策」という名の巨大な影と、時代に翻弄される人々の姿、そして戦争の記憶だった。『安倍三代』の青木 理が静かな筆致で、現代日本の痛みと喪失をえぐり出し、美しい村の記憶と、そこに生きる人々の尊厳を描く渾身のルポルタージュ。 ◆推薦◆ 「この本は、ひとつの村の物語であり、同時にこの国の百年の記録である。」内田樹氏 「“この風景は私”と言えるほど土と人が結びついた暮らしを、原発事故によって断ち切られた人々の喪失が、本書には刻まれている。」藤原辰史氏 「貨幣による豊かさの名のもとに、共同体と暮らしがいかに壊されてきたか。その現実を、本書は静かに突きつけている。」田中優子氏
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―
    81位
    「早く死ね、自分で死ね。」2003年、全国で初めて「教師によるいじめ」と認定される体罰事件が福岡で起きた。地元の新聞報道をきっかけに、担当教諭は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。児童側はさらに民事裁判を起こし、舞台は法廷へ。正義の鉄槌が下るはずだったが、待ち受けていたのは予想だにしない展開と、驚愕の事実であった。第六回新潮ドキュメント賞受賞。
  • 山本由伸 常識を変える投球術(新潮新書)
    82位
    肘は曲げない、筋トレはしない、得意球のスライダーは自ら封印――。いまや日本球界最高の投手に登り詰めた山本由伸は、あらゆる面で「規格外れ」である。そもそも身長178センチ、体重80キロとプロとしては肉体的に恵まれていない山本が、どうしてここまでの成長を遂げたのか。ブリッジややり投げを取り入れたトレーニングの理由や独特の思考法、そして目指す未来まで、野球に精通したライターが徹底解読する。
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち
    83位
    「宇宙食、作れるんちゃう?」 はじまりは生徒の一言だった。 数々の困難をのりこえる大気圏突破ノンフィクション! 地域の名産「よっぱらいサバ」の缶づめが、宇宙へ旅立った! そこには12年にわたる物語があった。一筋縄ではいかない開発、学校統廃合の危機。葛藤の中で一人一人が力を合わせたとき、宇宙への扉が開いた──。 「大きすぎる夢は、一人で実現するのは難しい。 でも長い年月をかけて、一人一人が力を合わせた時、信じられないことが現実になることがある」 2022年発行高校英語の教科書(三省堂刊)でも紹介! 小浜水産高校から若狭高校へ引き継がれた、宇宙食開発のもようを、宇宙ライターの林公代氏が詳細な取材で迫る。 【目次】 プロローグ 「野口さん、サバ缶食べてますよ!」 第1章 「この学校、潰れるで」 第2章 「1億円はかかりますよ」 第3章 「宇宙食、作れるんちゃう?」 第4章 「缶詰は宇宙に飛ばせない!?」 第5章 「学校がなくなる!?」 第6章 「何、夢を語ってるんだ」 第7章 「5点満点の6点です」 第8章 「特に話題の宇宙食を紹介しましょう」 第9章 「鯖街道、月へ、未来へ」 エピローグ 学びのビッグバン
  • ヤクザと過激派が棲む街
    84位
    かわぐちかいじ氏激賞! 「浅間山荘事件以後、新左翼過激派はどうなったのか、 何と山谷でヤクザと激突していた。 革命か抗争か、これは共に暴力を肯定したもの同士が 存在を懸けて渡り合った血の記録だ。 読まずにはいられない」 戦後復興にまい進する東京の片隅で、高度成長を支えた日雇い労働者たちが集まった山谷のドヤ街。一億総中流化社会からふるい落とされた、消したい過去を持つ無宿人たちがやけっぱちの賑わいに片時の安息を観抱いていたこの街は、およそ40年前、いまやともに絶滅危惧種となった「ヤクザ」と「過激派」の抗争による殺戮の場と化した。 なぜヤクザと過激派はこの街で全面衝突を余儀なくされたのか? 日雇い労働者たちのオアシスはなぜ衰退したのか? ヤクザに存在意義はあるのか? 左翼活動家に大義はあったのか? 繁栄から取り残された労働者たちと、時代から見捨てられた過激派、欲望に取り憑かれた暴力団、さらには警察権力を交えたヤケクソの暴力がほとばしる、戦後史に埋もれた「日本社会の歪」が激しく暴発するピカレスク・ノンフィクション! 序章 革命か抗争か 第一章 現場闘争 第二章 暴力手配師を撃て 第三章 ドヤ主と活動家 第四章 過激なる者たち 第五章 いいかげんな男 第六章 左翼・右翼・ヤクザ 第七章 金町戦 皇誠会登場 第八章 金町戦 互助組合の策謀 第九章 金町戦 撮影現場の悲劇 第十章 金町戦 襲い来る銃弾 第十一章 戦線離脱 第十二章 映画と民間権力 第十三章 山口組國粋会 第十四章 それぞれの戦後 終章 北帰
  • 沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち
    85位
    ついに被害者は語り始めた ジャニー喜多川、実父、教師、街中での被害。被害者の心と体を蝕み、時には人生を変えられてしまう性被害の実態と、差し込む光とは。 なかったとは言わせない! 性被害者の実名告白。深層ノンフィクション。 日本では長年“なかったこと”にされてきた男性の性被害。加害者は、担任教師、実父、芸能事務所社長……。 たった一人の勇気ある闘いが、重い扉を開け、闇のなかにいた被害者たちに光が差し込んだ。立ち上がり、少しずつ歩きはじめた人々の姿を追う。
  • 聖なるズー
    86位
    犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。大型犬を「僕の妻だよ」と紹介する男性。七匹のねずみと「群れ」となって生活する男性。馬に恋する男性。彼らはときに動物とセックスし、深い愛情を持って生活する。過去に十年間にわたってパートナーから身体的、肉体的DVを受け続けた経験を持つ著者は、愛と性を捉えなおしたいという強い動機から、大学院で動物性愛を研究対象に選び、さらにズーたちと寝食をともにしながら、人間にとって愛とは何か、暴力とは何か考察を重ね、人間の深淵に迫る。性にタブーはあるのか? 第17回開高健ノンフィクション賞受賞作。
  • アジフライの正しい食べ方
    87位
    旅と食と笑いの人気エッセイシリーズ最新刊! 大物作家が遭遇した海外、国内での抱腹絶倒の出来事から身辺に起こるドラマチックな出来事を絶妙の筆致で描く。 ソースなのか醤油なのかタルタルなのかそれとも……。表題作の『アジフライの正しい食べ方』など読み応えたっぷりの全40篇。 旅先の出来事は悲喜こもごも、あらまし宝石に変わる (「続・落ち着かない部屋」より ) 『オリーブのめざめ』 『マスクの福音』 『ロス空港の大捕物』 『昭和三十年の温泉旅行』 『我が輩はゲコである』 『サウナの考察』 『クスリのリスク』 『鞄の中身』 『煙花三月揚州に下る』 『東京の緑』 ほか深い余韻のエッセイをご堪能あれ。 (底本 2024年9月発売作品)
  • エジプトの空の下
    88位
    「アラブの春」で言われた「民主化」や「自由」は、私たちが通常思い浮かべる「民主化」や「自由」とはまったく違っていた! 1歳になったばかりの娘を連れて、夫とともに「アラブの春」の只中にエジプトの首都カイロに降り立った著者。そこで体験した強烈な出来事、危険な事件の数々。 ・運が悪ければ即死! 頭上からバルコニーが落ちてくる ・イスラム大物指導者から「おまえは全身恥だ」と言われる ・女性一人で街を歩けばセクハラの嵐 ・異教徒は下級市民として人頭税を払わされる? ・エジプトのスラム街の悲惨な実態…… 「アラブの春」の渦中、独裁政権が倒れたあとの波乱万丈の日々を、持ち前のタフなメンタリティで生き延びた日本人女性イスラム研究者の日常を描く、ノンフィクション・エッセイ。混乱の時代に出会った人たちと、いつかどこかの空の下で再会できますように! 【目次】 1 娘と親友とサラフィー運転手 2 ピラミッドを破壊せよ 3 頭上注意 4 バット餅 5 出エジプト 6 髪を隠す人、顔を隠す人 7 ファラオの呪い 8 エジプトのアルカイダ 9 牛の腹 10 ふたつの革命 私が住んでいた2011年から2015年にかけてのエジプトは、政治、経済、社会、治安の全てが不安定で、あらゆる面において混乱していました。治安がいい時期というのはあまりなく、悪い状態が恒常化しており、時には極めて悪くなりました。爆弾テロや銃撃、誘拐などが頻発する時期もありました。自宅の近所を含め、カイロ市内で毎日数回これらの事件が発生するようになると、私は被害にあうのを避けるために極力外出を控え、「家にいる」ようになりました。(本文より)
  • 少子化に打ち勝った保育園―熊本「やまなみこども園」で起きた奇跡―
    NEW
    89位
    「この園と共に生きていきたいからもう一人産みました」。保育のプロが注目する園は、保育士、保護者、地域住民が子育ての喜びを分かち合う「大きなおばあちゃんち」。常識を超えた遊びと、桁違いの刺激に満ちた日常。“関係性の束”を大切にしたら発達障害が消えた――人生の土台を一緒に育む現場から届ける感動のルポ。
  • 絶滅動物は甦らせるべきか?
    90位
    マンモス、タスマニアタイガー、リョコウバト……地球上から絶滅したはずの生物たちが、いま、科学者たちの手によって復活する日が迫ってきている! 様々な絶滅動物復活に向けてのプロジェクトと、その一方で不安視される環境破壊の恐れなどのリスクについて、綿密な取材のうえでまとめられた科学ルポルタージュ。
  • 天狗岳怪死事件まとめファイル ‐登山サークル男女6人失踪の謎‐
    91位
    「天狗岳怪死事件」の真相に迫る過程を、関係者の証言や資料をもとに週刊誌記者がまとめた記録集です。事件を追う中で、記者が直面する違和感は本書の中で穴埋め形式の設問として提示され、読者は記者とともに調査を追体験できます。1つ1つの違和感を解きほぐしていくうちに、事件を覆う霧は次第に晴れていき、やがて驚くべき真相が姿を現します。あなたは、その結末をどこまで予測できるでしょうか。
  • 毒の恋 7500万円を奪われた「実録・国際ロマンス詐欺」
    92位
    かつて「レディコミの女王」と呼ばれた漫画家のSNSに届いた、ハリウッドスターからのメッセージ。当初はウソだと思い、相手にもしなかったが、ある日、ビデオ通話をすることに。そこに映し出されていたのは、まさに映画で見たあのスター俳優だった――。70歳の女流漫画家が偽りの恋に落ち、借金をしてまで工面した7500万円を失った全記録、そして悪夢から目覚め、失意のどん底から立ち上がる女の意地と強さをここにすべて綴る。レディコミの女王が騙された国際ロマンス詐欺の全貌が明かされる。
  • 日本の赤い霧 極左労働組合の日本破壊工作
    93位
    なぜ、マスコミは、〈彼ら〉の暗躍を黙殺するのか? 超一級資料と当事者インタビューで、日本の企業を陰で操る「組織」の正体に迫る! ソビエト・コミンテルン、中国共産党が操る「左翼思想」から決別せよ! 「左翼労組」と戦い続けた50年の記録 今、日本は「内なる敵」によって分断の危機にさらされています。 彼らは中国、北朝鮮、ロシアといった外国勢力とも連携し、 長い時間をかけて日本国内で分断工作を推進してきました。 その「内なる敵」とは「左翼」です。 左翼の恐ろしさは、ほんの少数で組織の中枢に潜り込み、 組織全体をコントロールしうるほどの影響力を発揮するところです。 今や第四権力といわれる「マスコミ」の内部にも浸透し、 連動しながら国論の分断工作を推し進めてきました。 この「内なる敵」が、「日本弱体化政策」という土台のもとに、 どのように日本支配を企てたか、 その実態を経験にもとづいてまとめたのが本書です。(「はじめに」より)

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  • Aの人生
    94位
    だらだら・BAR・オクラ納豆・テイクイージー・のんびり・忘れもの・腰痛・デパートの食品売場・休カン日・漫画・おやすみなさい・一番湯・終電車・ものは考えよう・果報は寝て待て・毎日が日曜日・夕焼け・お祭り感覚・映画館 ――このなかに好きな言葉が5個以上あったら、あなたもきっと「Aの人生」(えーじんせい)を送れます。藤子不二雄A、漫画家生活50周年記念。 ●ぼくは「気楽」という言葉が大好きだ。ぼくの田舎では、「あのヒト、キラクなヒトや」というが、“キラクなヒト”とは、のんびりしてそうなヒト、ということだ。“気”を“楽”に持つ、いまの時代には一番だいじなことだと思う。自分が“気”を“楽”に持てば、それはヒトにうつる。すると相手も“気楽”になる。それがドンドン広まっていけば、せちがらい日本の社会も、何か明るく陽気になるのではないだろうか。――本文より
  • 精密への果てなき道 シリンダーからナノメートルEUVチップへ
    95位
    蒸気機関シリンダーの寸法のムラをなくせ! 産業革命期に生まれた精密の概念を極度の高みに引き上げた技術者や、フォード、セイコー、インテルなどの企業の奮闘を描きながら、微細の極限を目指すテクノロジー物語を綴る。知られざる技術史を明かすマスターピース
  • こたえあわせ 伝説の舞台裏 落合博満対談集
    96位
    相対するは、球史にその名を刻むレジェンドたち――田淵幸一・東尾修・福本豊・鈴木啓示・山本浩二・広岡達朗――、そして落合が愛してやまないスタジオジブリの鈴木敏夫。球史に残る伝説の舞台裏をはじめ、「野球」と「人生」について語り尽くす。公式YouTubeチャンネル『落合博満のオレ流チャンネル』内のゲスト対談シリーズ「博満の部屋」発、野球ファン・落合ファン必読の書。
  • 性同一性障害を救った医師の物語 新版 ペニスカッター
    97位
    Netflix映画『This is I』が、2月から配信開始! 映画の原案となった医師の感動ノンフィクション。 好評既刊『ペニスカッター』の新版として、アップデート! かつて日本でタブー視されていた「性転換手術」の先駆者、和田耕治。 国内で600人以上の「性転換手術」を行った、その壮絶な生涯とは? 苦闘する医師の人生が鮮明に描かれた、感動の書。
  • テクノ封建制 デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。(集英社シリーズ・コモン)
    98位
    《各界から絶賛の声、続々!》 世界はGAFAMの食い物にされる。 これは21世紀の『資本論』だ。 ――斎藤幸平氏(経済思想家・東京大学准教授) テクノロジーの発展がもたらす身分制社会。 その恐ろしさを教えてくれる名著。 ――佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官) これは冗談でも比喩でもない! 資本主義はすでに死に、私たちは皆、農奴になっていた! ――大澤真幸氏(社会学者) 私たちがプレイしている「世界ゲーム」の仕組みを、 これほど明快に説明している本はない。 ――山口周氏(独立研究者・著作家) 資本主義はすでに終焉を迎え、グーグルやアップルなどの巨大テック企業が人々を支配する「テクノ封建制」が始まっている! テック企業はデジタル空間の「領主」となり、「農奴」と化した私たちユーザーから「レント(地代・使用料)」を搾り取っているのだ。このあまりにも不公平なシステムを打ち破る鍵はどこにあるのか? 異端の経済学者が社会の変質を看破した、世界的大ベストセラー。 目次 第一章 ヘシオドスのぼやき 第二章 資本主義のメタモルフォーゼ 第三章 クラウド資本 第四章 クラウド領主の登場と利潤の終焉 第五章 ひとことで言い表すと? 第六章 新たな冷戦――テクノ封建制のグローバルなインパクト 第七章 テクノ封建制からの脱却 解説 日本はデジタル植民地になる(斎藤幸平) 著者略歴 ヤニス・バルファキス 経済学者。1961年アテネ生まれ。2015年のギリシャ経済危機の際に財務大臣に就任、EUから財政緊縮を迫られるなかで大幅な債務帳消しを主張し、世界的に話題となった。現在はアテネ大学で経済学教授を務める。主な著書にベストセラー『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』をはじめ、『黒い匣』『クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界』など。 斎藤幸平(さいとう・こうへい) 経済思想家。東京大学大学院総合文化研究科准教授。1987年生まれ。主な著作に17か国語に翻訳され、世界的ベストセラーとなった『人新世の「資本論」』など。 関美和(せき・みわ) 英語翻訳者、ベンチャー・キャピタリスト。主な訳書に『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』(上杉周作との共訳)『ゼロ・トゥ・ワン』『誰が音楽をタダにした?』など。
  • 爆弾犯の娘
    99位
    1970年代、連続企業爆破事件の実行犯の一人として指名手配。 50年もの逃亡の末、2024年1月に実名を明かして亡くなった、桐島聡。 彼の生き様を描いた映画『桐島です』(監督:高橋伴明)は当時の学生運動の描写がリアルだと話題だ。 本作のシナリオを書いたのは、同じく高橋伴明監督とタッグを組んだ『夜明けまでバス停で』で数々の評価を得た注目の脚本家・梶原阿貴。 1973年生まれの彼女がなぜ、この作品を克明に書けたのか?  それは、彼女の父親も桐島聡と同じように爆破事件に関与し指名手配され逃亡していたからだった。 逃亡の中で生まれた娘。家族は嘘を重ねていく。娘は嘘の渦に翻弄される――。 「黙っていたけど、あなたのお父さんは、役者でクリスマスツリー爆弾事件の 犯人なの。あなたが生まれる前のこと。 それからずっと、十四年も隠れて暮らしてるの 「見つかったらどうなるの?」 「逮捕されちゃう」 左翼、革命、学生運動、自己批判、人民の子 ……父は、何を守りたかったのだろう?
  • ルポ 中年童貞
    100位
    性交渉未経験の男性がこの20年間、増え続けている。いまや30歳以上未婚男性の4人に1人が童貞だ。オタクが集うシェアハウスで理想の女の子の絵を描き続ける32歳、容姿への自信のなさから同性愛を選択した36歳、AV男優に採用されたが女優に嫌がられセックスできないまま自殺した33歳―。彼らに共通するのは、過剰なプライドの高さ、コミュニケーション不全、潔癖な女性観だ。童貞というコンプレックスは彼らの社会的な自立をも阻害する。性にまつわる取材を続ける著者がえぐる日本社会の不健全さ。衝撃のルポルタージュ。