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ユーザーレビュー

  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

    Posted by ブクログ

    我々の持つスマートフォン、電気自動車などのバッテリーに使われるコバルトはどこから来るのか。DRコンゴの現代に続く苦難に満ちた歴史と搾取構造を描きながらも、現実に苦しむコンゴの人々のインタビューが胸を打つ。

    言葉にならないほど苦しい。あまりにも命が軽い。人の命は数ではないが、数としてすらカウントされないのがコンゴ人の命なのだ。

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    2026年09月28日
  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

    Posted by ブクログ

    まず、この本に書かれている内容は、何十年も前の話ではない。今この時も、どこかでトンネル崩落事故が起こり、子ども達が犠牲になっている。

    私たちが毎日使っているスマホや電子機器、EV車ののバッテリーに必要不可欠なコバルト。
    世界で供給されるコバルトのほとんどが、コンゴ民主共和国産だという。

    コバルトの掘削には重機を使うイメージがあるが、現実にはシャベルを使い手で掘る「職人的採掘者」達がかなりの人数存在するという。(職人的という言葉を使うと専門職のように聞こえるが、実際には手で掘削する人々のことを指している)
    しかも10代の子ども達、男の子も女の子もコバルト採掘に関わっている。学校にも行くことができない。なぜなら、無償で通えるはずの学校に、親がお金を払う必要があるから。
    コンゴ民主共和国は昔から象牙、ゴム、銅などの資源が豊富であることによって、世界経済から搾取され続けた歴史がある。この土地に住む現代のコンゴ人ももれなく強制的にコバルト採掘に関わることになり、他に稼ぐ手段がない。採掘したコバルトを売れば儲かるのではないか、と思うが、仲買人などの中間の人々や権力者達により、ほぼその利益は吸い取られてしまう。
    そのため、職人的採掘者の人々は一向に暮らしは良くならず、お金がないため子ども達は学校にも行けず、環境汚染による健康被害と、トンネル崩壊や事故による死の恐怖に怯えながら暮らしている。

    …という、今まで知らなかったことが書いてあり衝撃を受けた。今この現代で、このような事が行われているとは。
    そしてこの問題を解決するにはかなり難しい道のりが待っているとも感じる。大手企業が児童労働とは関係ないと声明を出していても、児童労働によるコバルトがどこかで混ざっているか否か、実際には知る術がないという。

    個人的に今出来ることと言えば、スマホもパソコンも、大事に使うということぐらいか。
    映画化の準備もしているそうで、ぜひ多くの人に読んでもらいたいし、映画も完成したら観てみたい。

    私はアフリカの地理も歴史も疎いため、はじめは全く想像もつかず、なかなか読み進められなかったが、途中からGoogleマップを片手に読み進めていくと、理解しやすくなった。実際にマップ上の写真には、広大な採掘場が映し出されている。劣悪な環境の鉱山が、なぜか高評価の口コミが入っていたりする。後半は特にインタビューが多く、辛く悲しかった。

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    2026年09月24日
  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

    Posted by ブクログ

    コンゴ内のあらゆる採掘場をめぐりその場での状況を説明する形の本。場所を変えても何処でも同じような状況で辛いことの繰り返し。最後まで読み切るのが難しかったけど、その分エピローグの文章では我が事のように感情が揺れた。
    ところどころ詩的な表現があり良い本だった。

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    2026年08月26日
  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

    Posted by ブクログ

    職人的採掘者という訳語がずっと引っかかたが、読みやすい翻訳です。写真は撮れなかったのだろうが、地図がもっとあると、理解しやすいだろう。レアアースが戦略物資となると、さらに状況は悪化するのだろうか?

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    2026年04月24日
  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スマホの電源、ノートPC、リチウムバッテリー……。
    今の私たちの生活に欠かせない道具の一つ一つが、遠い土地の人々の命を犠牲にして生まれていたとは。恥ずかしながらまったく知らなかった……。

    こういった事態の責任は(私たち消費者を含んだ)サプライチェーン全体にあるということは忘れてはならないね。
    コンゴ政府はもちろんだけど、企業も本気で搾取がないかを確認しているわけではない(これは社会人なら納得してしまうかもしれないけど)。同様に、利用者である私たちも「これは搾取されていないだろうか?」なんて考えないし、考えたとしても「○○の調査では問題ないとあった」なんて安心してしまう。

    本書は筆者のコンゴの旅を追走するように語られるんだけど、当たり前のように語られる悲劇が現代の話なのかと愕然としてしまった。
    ただこういう本が出ること自体が一つの救いで、これをきっかけに世界が少しでもより良い方向に動いてくれるといいなぁ。

    今は特にAIバブルに伴う電子部品の高騰が取りざたされているけど、同じように搾取されている人はいないのだろうか、とかそんなことを考えてしまうね。

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    2026年04月04日

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