シッダルタ・カラのレビュー一覧

  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

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    ネタバレ

    スマホの電源、ノートPC、リチウムバッテリー……。
    今の私たちの生活に欠かせない道具の一つ一つが、遠い土地の人々の命を犠牲にして生まれていたとは。恥ずかしながらまったく知らなかった……。

    こういった事態の責任は(私たち消費者を含んだ)サプライチェーン全体にあるということは忘れてはならないね。
    コンゴ政府はもちろんだけど、企業も本気で搾取がないかを確認しているわけではない(これは社会人なら納得してしまうかもしれないけど)。同様に、利用者である私たちも「これは搾取されていないだろうか?」なんて考えないし、考えたとしても「○○の調査では問題ないとあった」なんて安心してしまう。

    本書は筆者のコンゴ

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    2026年04月04日
  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

    Posted by ブクログ

    かつてないほと重い本だった。レイチェルカーソンの沈黙の春以来か。犠牲者が明確な分、こちらの方が強く打ちのめされる。今、感想を打つこのスマホも元を辿れば何なのか。人類の歴史に闇がないことはないのだと思った。

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    2026年03月16日
  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

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    「どうかあなたの国の人たちに、コンゴではあなた方の使うスマホのために毎日子供たちが死んでいるのだ、とお伝えください」(本書より引用)

    リチウムイオン電池が実用化されて、モバイル端末や自動車に幅広く使われるようになったことは、多くの人が知るところです。でも、同電池の正極材料として使われているコバルトの採掘場(コンゴがコバルトの生産シェアで8割程度を占めています)では、コンゴの児童がたくさん劣悪な環境下働いていて、毎日事故等で死んでいることを知っている人は少ないのでは。

    本書を読んで、大きなショックを受けました。フェア・トレード、バングラデッシュの縫製工場における児童労働等について、それなりの

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    2026年04月04日
  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

    Posted by ブクログ

    打ちのめされた一冊だった........。
    恥ずかしながらこの事実を”知らなかった”。

    今この時、日常を過ごすうえで、ラップトップ、スマホ、モバイルバッテリーは手放せない生活必需品になっており、また、AI普及で新しいエネルギー政策が世界中で議論されている中、20年後は自然エネルギーが世界を淘汰し、そのカギの1つはバッテリーと考えていた。

    そう考えていた矢先、この本を読んで愕然とした........。
    バッテリーの材料であるレアアース「コバルト」の採取がこんな非人道的な形で行われているのであれば、現在の生活は間接的搾取に当たることになり、また安易に自然エネルギー促進なんて言えなくなる....

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    2026年02月11日
  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

    Posted by ブクログ

    コンゴという国は本来は本当に豊かな国なのに、自らそれを手放して貧困にあえぐ姿が悲しい。現状を知るという意味では非常に有益な一冊で読むべき本だと思うが、いかんせん構成に工夫がない! すべて現状についての話という印象で、そこに至るまでの道のりを歴史で振り返るような仕掛けがないので途中で飽きちゃう。でも読んだほうがいいと思います。

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    2026年03月29日
  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

    Posted by ブクログ

    最近、スマホの電池の持ちが悪くなってきた。半日外出すると、帰宅時は20%を切ることもある。

    スマホの電源として用いられている、リチウム電池にとって重要なコバルトという鉱物があるらしい。
    いま、わたしがスマホの画面の上で指を滑らせているこの現実は、このコバルトを埃にまみれた大地の奥にあるトンネルで少年たちが採掘し、汚染された湖で少女たちが
    洗っていることに支えられている。

    トンネルの崩落事故や少女たちへの暴行は伝えられず、彼らは1日1ドルほどを得るために、命と引き換えにコバルトを掘っている。

    「にじゅっぱーきってるやん、やべ」
    という思う時、わたしはこの事実を思い返すことだろう。

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    2025年10月31日