日本史のツボ

日本史のツボ

小説・文芸
896円 (税込)

4pt

日本史は暗記科目じゃない!
天皇、土地、宗教、軍事、地域、女性、経済。七つのツボを押さえれば、日本史の流れが一気につかめる。
最もコンパクトな日本通史、登場。
大事なのは疑問を出す力、仮説を立てる力、そして常識の力。
人気歴史学者が面白くかつ明快に日本史を解説する。

「天下分け目の関ヶ原」は三度あった
律令制は「絵に描いた餅」
応仁の乱、本当の勝者は?
銭が滅ぼした鎌倉幕府
皇位継承 ヨコとタテの違い
川中島の戦い、真の勝者は武田信玄
貴族と武士の年収は一桁違う?
などなど、目からウロコのトピックも満載

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日本史のツボ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    897

    師直ほどの 傲岸 不遜 な武士でさえも、天皇を必要としたのはなぜなのでしょうか。その鍵は、やはり「職の体系」にあると思います。  室町時代の武士は、土地の権利をめぐる論理として、「職の体系」以上のものをまだ構築できなかった。もし今、天皇家を滅ぼしてしまったら、土地の権利は大混乱をきたす。領主たちの自力救済にまかせたら武力抗争が頻発するだろうし、武士たちに対する幕府の信用も丸潰れになってしまう。今以上の混乱が訪れる。師直をはじめ室町幕府を支える武士たちは、そのように考えていたのではないでしょう



    軍事がわからないと日本史はわからない。と言っても、別に私はタカ派でもなんでもありません。事実に基づいてこの国のあり方を考えていく上で、軍事というものの考察は非常に重要だ、と言いたいの



    にもかかわらず、ことに太平洋戦争ののち、軍事史の研究はなおざりになってしまいました。  その原因のひとつはやはり敗戦のショックでしょう。何百万人という犠牲を出したことで、戦争=悪、軍事=悪であるという認識が日本国民のなかに刷り込まれた。これは心情的にはよくわかります。  そして、もうひとつはイデオロギー的なものです。戦後、皇国史観を奉じてきた歴史家たちがパージされると、今度はその反動でマルクス主義的な唯物史観が勢いを持つ。そのなかで戦前の軍国主義の否定から、軍隊=悪、自衛隊=悪という図式がつくられてしまった。こうした事情で、トータルな歴史科学としての軍事史研究はほとんど進まなかった、というのが私の考え



    なぜ江戸時代になって女性の地位は低下したのか? ひとつには儒教の影響が強まったことが挙げられるでしょ



    こうしてみると、「日本は昔から女性の地位が低かった」と批判されるときの「昔」とは、相当の部分、江戸時代を指していて、それ以外の時代には、女性はその時代なりの地位を占め、影響力を発揮していた、といえるでしょ

    1
    2023年07月18日

    Posted by ブクログ

    日本史を一気通貫でざっくりと改めて学びたい、そんな欲求からこの本を読んだ。

    結果としてこの本ほど当初の目的に見合うものはない。

    日本の誕生〜江戸時代までを7つの軸でざっくり読む。
    それにより日本がこれまでどういうベクトルで変わってきたのか、それがいまの日本にどうつながっているかを知ることができた。

    当たり前だが、日本史は人名や役職、当時の呼び名など、専門用語が多い。
    にも関わらず読みやすい文章なのは筆者の筆力があることは言うまでもなく、親しみやすい人柄が浮き出ているように感じる。(筆者のことは知らないが.
    ...)

    日本史をもう少し勉強したい、そんな気持ちも芽生えるいい読書体験でした。

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    歴史が好きだからかな、日本史を疑え、に引き続き楽しめました。女性の地位の歴史、経済から見た歴史、鎌倉武士の年収等々。
    最後にあったように現代につなげて比較してくれると、わかりやすいし、興味深くなる。

    0
    2023年01月07日

    Posted by ブクログ

    歴史好きといっても池波正太郎と司馬遼太郎の小説を読んで大河ドラマを観るくらいで歴史に詳しいわけでもない。そんな私が本郷さんのこの本を読んで、もう一度これまで読んだ本を読み直したいと思いました。歴史を学ぶことは今を理解することにつながります。

    0
    2020年09月24日

    Posted by ブクログ

    2019/10/28
    今まで分かりやすい歴史の本ってあまり無いなーというイメージを覆してくれる内容です。
    日本の古代から近代までの流れを7つの視点(天皇、宗教、土地、軍事、地域、女性、経済)から検証して流れをつかむことができます。
    日本史の学習は政治のことが出てきたり、文化のことが後になって出てきたり、土地のことが出てきたり、かと思えば民衆のことが出てきたりと、時代の流れに沿ってはいますが、一つの事柄を一生懸命考えていると次には全然違う分野の歴史が出てくるから分かりづらいのでは無いかと思います。
    この本のように一つのテーマに則って日本の歴史での人々の動きを考えてみると、意外と7つの視点を跨ぐものもあったり、共通するものもあったりします。
    個々の歴史上の出来事には必ず原因があるわけですが、その原因を考えていくための材料にもなると思います。
    ただ、鎌倉幕府ができた、室町幕府は京都に置かれたなどではなく、どうしてそこだったのか、なんで為政者はこのときこういう判断をしたのか、など考えていくときにはやはり歴史の大きな見方で流れを理解していないと分かりやすく伝えることもできないなと感じました。
    史実として記録は残っているけれども、政策の実情はその程を為していたのか疑問に思う政策、その疑問が提言されている政策もたくさんあります。読んでてわかりやすくて本当に面白かったので他の本も読んでみたくなりました。

    0
    2019年10月28日

    Posted by ブクログ

    わかりやすい!
    かくも歴史をわかりやすく書いた本があるのだろうか。
    中学程度の知識があれば充分。歴史学の最先端の人が我々にわかりやすく書いてくれている。
    面白くないはずがない。

    それも、時代毎に区切るのではなく、7つのテーマを基にして通史で語ってくれている。すーっと頭に入ってくる。

    地域の項が心に残った。「日本」はどこまでか。当時の人々はどこまで「我が国」と意識していたか。

    「日本」と聞いて北海道から沖縄までを浮かべるのは現代だから。「日本」の範囲は時代によって異なる。

    まさにアハ体験。是非一度。

    0
    2018年09月26日

    購入済み

    なかなかの出来

    難しいことは書いていませんが、知性と教養がある人にはより味わい深く読めると思います

    0
    2018年03月01日

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて。
    この方が監修された歴史マンガでの解説が面白くて好きになった。「日本史を疑え」も面白かったので他の本も手に取ってみた。
    天皇、宗教、土地など日本史を横串で見る視点がとてもわかりやすい。女性の私からすると、「女性」から見る日本史が最も興味深かった。日本では女性の地位が低いと言われるが、それは江戸時代に徳川家康が儒教を重んじたためだと言う。歴史から振り返って今の日本の現状についても考えてみたい。

    0
    2025年04月30日

    Posted by ブクログ

    豊臣政権
     西向き、朝鮮出兵、中央集権、重商主義、貨幣経済、
     貿易重視
     新自由主義、貧富の格差
    徳川政権
     東日本重視、地方分権、農本主義、内需拡大
     格差が少ない、セーフティネット

    清盛
     西日本中心の日宋貿易
    頼朝
     関東、土地の安堵

    天智天皇
     朝鮮進出、白村江の戦い
    天武天皇
     遣唐使一次廃止、古事記、国内集中

    明治政府
     朝鮮併合、薩長を中心とした中央集権、貿易重視
    現代
     冷戦終結以降新自由主義、グローバリズムに触れ過ぎた反動が来て、国家主義、ナショナリズムの内向きの傾向。逆に触れ過ぎない様に気をつけつつ、歴史に学び、東京一極集中を防ぎ、地方分権、内需拡大を目指すべき。

    0
    2024年07月20日

    Posted by ブクログ

    日本史のこぼれ話を集めたような一冊。

    天皇と将軍、どちらが上か? きっかけは1221年の後鳥羽上皇が敗北した承久の乱で形勢逆転。

    神道と仏教の関係

    江戸のお寺は「役所」の存在も兼ね備えていた。

    荘園は口利き的な要素もあり、自分達の土地を自分達で守ろう!という意識のもと、武士が発生した。 田舎の武士は在地領主、京都の武士は貴族を守るため、と起こりは異なれど、発生したのはこの辺りから。

    貨幣経済の発展により、鎌倉幕府は潰えた。

    信長が実現させた自由とは?

    悪党たちが戦い方を変えた(ルール無用)

    日本は「ひとつの国」ではなかった?

    0
    2023年01月12日

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