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Posted by ブクログ
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師直ほどの 傲岸 不遜 な武士でさえも、天皇を必要としたのはなぜなのでしょうか。その鍵は、やはり「職の体系」にあると思います。 室町時代の武士は、土地の権利をめぐる論理として、「職の体系」以上のものをまだ構築できなかった。もし今、天皇家を滅ぼしてしまったら、土地の権利は大混乱をきたす。領主たちの自力救済にまかせたら武力抗争が頻発するだろうし、武士たちに対する幕府の信用も丸潰れになってしまう。今以上の混乱が訪れる。師直をはじめ室町幕府を支える武士たちは、そのように考えていたのではないでしょう
軍事がわからないと日本史はわからない。と言っても、別に私はタカ派でもなんでもありません。事実に基づいてこの国のあり方を考えていく上で、軍事というものの考察は非常に重要だ、と言いたいの
にもかかわらず、ことに太平洋戦争ののち、軍事史の研究はなおざりになってしまいました。 その原因のひとつはやはり敗戦のショックでしょう。何百万人という犠牲を出したことで、戦争=悪、軍事=悪であるという認識が日本国民のなかに刷り込まれた。これは心情的にはよくわかります。 そして、もうひとつはイデオロギー的なものです。戦後、皇国史観を奉じてきた歴史家たちがパージされると、今度はその反動でマルクス主義的な唯物史観が勢いを持つ。そのなかで戦前の軍国主義の否定から、軍隊=悪、自衛隊=悪という図式がつくられてしまった。こうした事情で、トータルな歴史科学としての軍事史研究はほとんど進まなかった、というのが私の考え
なぜ江戸時代になって女性の地位は低下したのか? ひとつには儒教の影響が強まったことが挙げられるでしょ
こうしてみると、「日本は昔から女性の地位が低かった」と批判されるときの「昔」とは、相当の部分、江戸時代を指していて、それ以外の時代には、女性はその時代なりの地位を占め、影響力を発揮していた、といえるでしょ
Posted by ブクログ
日本史を一気通貫でざっくりと改めて学びたい、そんな欲求からこの本を読んだ。
結果としてこの本ほど当初の目的に見合うものはない。
日本の誕生〜江戸時代までを7つの軸でざっくり読む。
それにより日本がこれまでどういうベクトルで変わってきたのか、それがいまの日本にどうつながっているかを知ることができた。
当たり前だが、日本史は人名や役職、当時の呼び名など、専門用語が多い。
にも関わらず読みやすい文章なのは筆者の筆力があることは言うまでもなく、親しみやすい人柄が浮き出ているように感じる。(筆者のことは知らないが.
...)
日本史をもう少し勉強したい、そんな気持ちも芽生えるいい読書体験でした。
Posted by ブクログ
2019/10/28
今まで分かりやすい歴史の本ってあまり無いなーというイメージを覆してくれる内容です。
日本の古代から近代までの流れを7つの視点(天皇、宗教、土地、軍事、地域、女性、経済)から検証して流れをつかむことができます。
日本史の学習は政治のことが出てきたり、文化のことが後になって出てきたり、土地のことが出てきたり、かと思えば民衆のことが出てきたりと、時代の流れに沿ってはいますが、一つの事柄を一生懸命考えていると次には全然違う分野の歴史が出てくるから分かりづらいのでは無いかと思います。
この本のように一つのテーマに則って日本の歴史での人々の動きを考えてみると、意外と7つの視点を跨ぐものもあったり、共通するものもあったりします。
個々の歴史上の出来事には必ず原因があるわけですが、その原因を考えていくための材料にもなると思います。
ただ、鎌倉幕府ができた、室町幕府は京都に置かれたなどではなく、どうしてそこだったのか、なんで為政者はこのときこういう判断をしたのか、など考えていくときにはやはり歴史の大きな見方で流れを理解していないと分かりやすく伝えることもできないなと感じました。
史実として記録は残っているけれども、政策の実情はその程を為していたのか疑問に思う政策、その疑問が提言されている政策もたくさんあります。読んでてわかりやすくて本当に面白かったので他の本も読んでみたくなりました。
Posted by ブクログ
豊臣政権
西向き、朝鮮出兵、中央集権、重商主義、貨幣経済、
貿易重視
新自由主義、貧富の格差
徳川政権
東日本重視、地方分権、農本主義、内需拡大
格差が少ない、セーフティネット
清盛
西日本中心の日宋貿易
頼朝
関東、土地の安堵
天智天皇
朝鮮進出、白村江の戦い
天武天皇
遣唐使一次廃止、古事記、国内集中
明治政府
朝鮮併合、薩長を中心とした中央集権、貿易重視
現代
冷戦終結以降新自由主義、グローバリズムに触れ過ぎた反動が来て、国家主義、ナショナリズムの内向きの傾向。逆に触れ過ぎない様に気をつけつつ、歴史に学び、東京一極集中を防ぎ、地方分権、内需拡大を目指すべき。
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