さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

小説・文芸
1,650円 (税込)

8pt

「宇宙食、作れるんちゃう?」
はじまりは生徒の一言だった。
数々の困難をのりこえる大気圏突破ノンフィクション!

地域の名産「よっぱらいサバ」の缶づめが、宇宙へ旅立った! そこには12年にわたる物語があった。一筋縄ではいかない開発、学校統廃合の危機。葛藤の中で一人一人が力を合わせたとき、宇宙への扉が開いた──。


「大きすぎる夢は、一人で実現するのは難しい。
でも長い年月をかけて、一人一人が力を合わせた時、信じられないことが現実になることがある」

2022年発行高校英語の教科書(三省堂刊)でも紹介!
小浜水産高校から若狭高校へ引き継がれた、宇宙食開発のもようを、宇宙ライターの林公代氏が詳細な取材で迫る。

【目次】
プロローグ 「野口さん、サバ缶食べてますよ!」
第1章 「この学校、潰れるで」
第2章 「1億円はかかりますよ」
第3章 「宇宙食、作れるんちゃう?」
第4章 「缶詰は宇宙に飛ばせない!?」
第5章 「学校がなくなる!?」
第6章 「何、夢を語ってるんだ」
第7章 「5点満点の6点です」
第8章 「特に話題の宇宙食を紹介しましょう」
第9章 「鯖街道、月へ、未来へ」
エピローグ 学びのビッグバン

詳しい情報を見る

  • ドラマ化

    「サバ缶、宇宙へ行く」

    2026年4月~ フジテレビ系列
    出演:北村匠海、出口夏希、黒崎煌代

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生徒のちょっとした発言が宇宙食を作って宇宙で本当に食べてもらえるってすごい!指導した先生をはじめ、生徒も宇宙食を作るという夢を引き継いでいく。とっても素晴らしい事です。先生主導ではなく、あくまでも生徒が主体となって作り上げていくのがよかったです。
    現在、公立高校の職業系の学科は全国的に定員割れを起こしてます。普通科では果たせなかったこの偉業が職業系の学科の選択の向上につながればいいなと思います。

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    「夢ってかなうんだな・・・・・・」
    鯖街道をISSへ!を合言葉に、10年以上も研究と開発を重ねた
    さば缶がついにJAXA認定の宇宙食と成り、宇宙へ!
    小さな水産高校で始動した夢が実現するまでの、長く険しい、
    それでも楽しい道のりを辿った、ノンフィクション。
    ・プロローグ 「野口さん、さば缶食べてますよ!」
    第1章 「この学校、潰れるで」
    第2章 「1億円はかかりますよ」
    第3章 「宇宙食、作れるんちゃう?」
    第4章 「缶づめは宇宙に飛ばせない!?」
    第5章 「学校がなくなる!?」
    第6章 「何、夢を語ってるんだ」
    第7章 「5点満点の6点です」
    第8章 「特に話題の宇宙食を紹介しましょう」
    第9章 「鯖街道、月へ、未来へ」
    ・エピローグ 学びのビッグバン
    参考文献有り。

    一人の新人教諭の赴任と
    生徒の「宇宙食、作れるんちゃう?」のつぶやきが始まり。
    発想と努力、実現への道のりは、まさに“継続は力”なり。
    歴史は古いが当時は教育難関校。でも誇れる鯖の缶詰がある。
    生徒と先生たちの努力。アポロ計画からのHACCP認証を得て、
    生徒たちもHACCPの基本技能検定を取得するようになる。
    彼らを見守り導く先生たち。地元の人々との関係。
    それだけでなく、専門家やJAXAの関係者との交流も縁となる。
    そして、まるで人生のような道のり。
    高校再編成の流れでの統合などの混乱もある。
    まさに山あり谷ありの変遷の中ではあったが、
    宇宙食への夢継続は確かに繋がっていった。
    10年以上、13代313人の生徒たちのバトンは、ついにISSへ。
    「新・プロジェクトX」もドラマも知らずに、
    書名で選んだだけの本でしたが、夢を叶えるまでの
    歩みに感動してしまいました。
    小坂先生が多くを抱擁する力がある方であると同時に、
    それに導かれ成長してゆく生徒たちの姿も素晴らしい。
    彼らの希望がISSの「きぼう」へ届いたというのも嬉しい。
    宇宙は本当に果てしないけれど、夢は無限大。
    更に広がってゆく可能性が未来への希望になることを
    願わずにはいられない。そしてこのさば缶、食べてみたいなぁ。

    0
    2026年08月12日

    Posted by ブクログ

    何代にもわたって少しずつ確実に進んで奇跡や偶然でもなく必然的な結果だとよく分かりました。
    夢を実現するってすごい

    0
    2026年07月18日

    Posted by ブクログ

    福井県の小浜水産高校(現 若狭高校)が、14年の年月をかけて開発した"サバの缶詰"。
    JAXA認定の宇宙食として宇宙へ旅立ち、2020年、野口聡一さんがISSでそのサバ缶を食べる。

    ドラマは未視聴で読みました。
    てっきり、元々宇宙食を作る目的で、進学校が研究を重ね開発したのかと思っていました。
    全国的にも少ない水産高校。漁業や水産加工が主な高校の中身も興味深いものでした。
    そこへ赴任された小坂先生、当時の生徒たち、縁あって繋がっていく様々な大人たち。
    全てが噛み合って、目標を持って諦めなかったからこそ、こんな壮大な夢が実現した。

    何より、生徒たちが自主的に学ぶ姿、取り組む姿勢には希望がもてました。
    その力を引き出した小坂先生、学校以外の大人たち、みんな巻き込んでお互いに成長していったんだろうなあ。

    進学校の若狭高校と合併したことで、相乗効果も表れて、伸びていく生徒たち。
    14年、約300人の生徒が関わったプロジェクト。
    こんな夢のような話はないなと、読み終えて、最後のページの写真でウルッときました。

    文章がとても読みやすかったので、中高生にぜひ読んでもらいたい。
    ドラマも機会があれば見てみたいと思います。

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    目標である宇宙食のサバ缶を作る過程での、
    創意工夫や、生徒の自立性や協調性、
    熱意が伝わりました。
    高校生のうちから専門性をもつ学科で学ぶことに
    憧れるストーリーでした。
    小浜市のサバ缶も食べてみたくなりました。
    子育ての合間になかなか放送中のドラマが観られず、
    小説で読んだのですが、面白くて結局ドラマが観たくなっています。

    0
    2026年07月01日

    Posted by ブクログ

    本を読むきっかけは、TV番組から。実際にあった話と知り、驚いた。認証の過程をこじ開けた、小説のような現実。生徒に真摯に向き合うとは、どういう事か。宇宙サバ缶食べてみたい。

    0
    2026年06月29日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに、いい本を読んだ。高校教育のあり方を学ぶことができた。
    定時制高校の『宙わたる教室』伊与原新(著)の物語も良かった。こういう本が出てくるのは頼もしい。
    水産高校の定員割れの中で、水産高校らしさとは?そして大きな目標を立てる。
    福井県の小浜水産高校は、1895(明治28)年に開校した、日本で一番歴史のある水産高校である。
    福井県南西部に位置する小浜は、古くは大陸文化の窓口として、京の都へ文化を伝えた歴史があり、「海のある奈良」とも呼ばれる。

    2001年、その小浜水産高校食品工業学科に東京水産大学を卒業した一人の新米教師の小坂康之が初出勤した。彼は、神奈川県大和市で生まれ育った。スキューバダイビングが趣味だった。
    小浜水産学校は、前は福井県簡易農学校水産科で、大正時代から魚介類の缶づめの製造をしたのが原点で、サバ缶で有名だった。昭和から平成の初頭には年間1万缶ほど製造していた。サバの生の身を蒸気で加熱する。水溶性タンパク質を含む水分が出てくるので、それを捨てる。蒸煮することで、生臭さがなくなり、汁は濁りがなく澄む。

    NASAが有人月面着陸をめざすアポロ計画のために、衛生管理システムHACCP(Hazard Anaiysis and Critical Control Point:危害要因分析・重要管理点)が1960年代にできた。
    1993年に国連の専門機関による食品規格委員会(コーデックス)がHACCP適用のガイドラインを公表し、世界の食品メーカーに広まっていった。日本でも2021年6月から食品業者にHACCPによる衛生管理が義務付けられている。
    2005年に全国の水産高校の教師を対象に、HACCPの講習会が行われ、小坂も参加した。
    その時に 一般社団法人「大日本水産会」の高取直樹と出会い、小坂と協力して、小浜高校のHACCP取得を始める。HACCPを取るのが難しい。お金がかかる。大変だというハードルを越えていった。
     水産高校で、HACCPが取れるのか?
    高鳥は、HCCPを使って生徒に気づきの機会を与え、人材育成を行うことが目的という。
    工夫して、問題を見つけて、話し合って解決法を探していく。エアーシャワーをコロコロで行う。
    2006年12月、全国の水産高校で二番目にHACCPをとった。

    HACCPをとったことで、小坂が生徒にHACCPの由来を説明したら、「宇宙食、つくれるんちゃう。」という意見があり、サバ缶が宇宙に行く始まりとなった。

    そんな中で、水産高校の定員割れ問題が起こり、高校統合の計画が上がる。
    水産高校としては、海をきれいにするアマモマーメイドプロジェクトでアマモ定植活動をしたり、エチゼンクラゲが大量発生に困っている漁師からの相談を受けて、「えくらちゃんクッキー」を開発して、販売したり、水産学校らしい地域の課題に取り組み、漁師や地域の人に評価されていることが重要だった。そして、教育困難校だった水産高校が、進学高校の若狭高校と合併することになる。若狭高校海洋科学科となった。

     進学高校は、知識を覚えるのが勉強だった。探究する時間があれば勉強すべしという考え方だ。若狭高校の教育理念は、「異質なものに対する理解と寛容の精神」であった。宇宙食を目指したサバ缶の話をした小坂の話には、「そんなこと、実現するんですか?」「本当にできるんですか?」「勉強と関係あるんですか?」という質問に対して開発する楽しさを海洋学科の生徒を通じて、学ばせたのだ。
     高校教育には、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」を学力の3要素としている。

    2014年、新たな宇宙食候補33品目に、若狭高校の「サバ醤油味付け缶づめ」が入っていた。
    保存試験、そしてさらに美味しく、柔らかくをテーマに改良。葛粉は9%でとろみをつける。砂糖が味を濃くする。2018年11月12日、さば醤油味付け缶づめをJAXA宇宙日本食として認証する式典が行われた。

    2020年11月16日 野口飛行士を載せたクルードラゴン・レジリエンス号が、サバ缶と一緒に宇宙に飛び出した。11月27日 野口飛行士が、サバ缶を食べて、美味しいとYouTubeで配信。宇宙で、サバ缶が初めて食べられることになった。

    サバ缶を宇宙に届けるのに、14年かかっている。高校という世代交代していく中で、伝承することの難しさがあり、それを乗り越えていった。それは大きな夢のある目標を掲げたことが、つなげることができた。先輩たちの夢と研究データを後輩たちが受け継ぎ、さらにブラッシュアップしていく「世代を超えた協働」と、それを伴走者として支え続けた教師の情熱が見事に本書の中に凝縮されている。

    「サバ缶製造」という地元の伝統技術。それをただ守るだけでなく、最先端の衛生基準のHACCPを知恵と工夫で導入し、さらに「宇宙食」という最先端のフィールドへと昇華させた。食品物語としても卓越している。宇宙の無重力空間でも飛び散らないための「葛粉による絶妙なとろみ」や、宇宙空間での味覚変化に対応する調味、濃い味が欲しいという宇宙飛行士の気持ちになって作り上げる。「本当の学びとは何か」という問いから、利他的精神の発揮。日本の高校も素晴らしいものを持っている。

    小坂康之先生は、生徒の変化を正確につかみ、言語化していく能力がある。

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    2026年春季のフジテレビ系月9ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」の原作本
    福井県立若狭高校(旧・小浜水産高校)の生徒たちが、14年かけて地元名産のサバ缶を宇宙食にするため挑戦を続けたノンフィクション
    廃校寸前だった課題校を小坂康之先生が生徒の心に火をつけて、若狭の名産のサバを宇宙食にしてしまう内容にただただ感動
    また何年も何年も、学校の統廃合を経て、生徒達がバトンをつないで14年かけて実現したことにもまた感動
    そして小坂先生が行った指導が、今は全国的に標準となっている「探究的学び」であったことに三度感動した
    教育の神髄とともに人間にとって地域にとって大切なことに気づかされた
    それとともに歴史的な鯖街道が宇宙にまでつながっていったことに心震わされるとともに高校生の活動を表面ではなく本質を捉えて、受け止め応援してくれたJAXAの皆さんにも感動した
    全国の学校関係者や高校生必読の一冊

    0
    2026年06月19日

    Posted by ブクログ

    ドラマの原案になったということで読んでみた。
    問題点や悩みを聞いて、課題を設定し、問題解決の方法をいくつも考え、数値を測り、模索する。これはAIでもまだ苦手なことではないだろうか。
    私は、テストでできるだけ早く正解を出す、詰め込み型の勉強しかしてこなかったので、課題設定して模索するのは苦手だ。
    こんな学校が増えたら、頼もしい人材が増えるだろうなと感じた。

    0
    2026年06月03日

    Posted by ブクログ

    ドラマの原作本!
    気になりすぎて購入しました。

    高校生の秘めた力を引き出して、宇宙までさば缶を届けた先生の姿には、教えられるものがたくさんあって、自分もこんなふうな仕事をしたいなぁと思いました。
    ずーっと繋がれてきた研究のバトンのそばに、たくさんの人の愛と応援が詰まっていたことに感動しました。

    0
    2026年05月31日

さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち の詳細情報

  • ドラマ化

    「サバ缶、宇宙へ行く」

    2026年4月~ フジテレビ系列
    出演:北村匠海、出口夏希、黒崎煌代

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す