タイトルで気になった『ビジョンとともに働くということ』(山口周 中川淳)。
あくまで「自分自身のビジョン」について考えようと思って手に取り読み始めたのですが…
「経営者、そしてコンサルティングの人達はこういう事を見て考えてるのか」はもちろん、「ビジョンを考えるにおいて引用された様々な例」が面白か
...続きを読むった〜
後者の例としては以下のものに「おぉ…」ってなりました。
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●ピーチ・アビエーション
●新潟の竹所という限界集落に移り住んだドイツ人の建築家
●能の世界の【師を見るな。師の見ているものを見よ。】という教え
● GHQの総司令官だったダグラス・マッカーサーの海軍士官学校時代
● 「ごみを、ごみとして、終わらせない」というビジョンを掲げる石坂産業
● 京都の山科言親さんのいう「呪い」
●戦前生まれと戦後生まれの経営者の考え方
● ドストエフスキーの『地下室の手記』
● 問いでもあり答えでもあるようなビジョン【キリスト教】
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今回の中川政七商店ビジョンの場合では、
「ビジョンを決めるためのノウハウがあったわけではないんです。2〜3年ぐらい、思いついては紙に書き、書いては捨てる、を繰り返しながら悶々と考えていたのですが、あるとき天から降って湧いたのが「日本の工芸を元気にする!」というビジョンでした。」
…と時間をかけて考えてらっしゃる。
機動力というか、パッと動ける事は重要だけど、
答えが出るまで時間をかける事もまた重要なのかもしれない。
でも「その境目は一体どういう所に?」と考える。
その物事によるのかどうか。
とりあえず私は「自分が燃える事」が何なのかをもう一回チャリ漕ぎながら考えよう。
「背中にビビッと来る」とか「映画を見てて感動して泣く」っていう事は過去に何回かあったんだけど、
時が経つにつれて【映画:亡くなってほしくない人に限って他界】【音楽】以外にそれが何だったのか忘れてしまった。