【感想・ネタバレ】ビジョンとともに働くということ 「こうありたい」が人と自分を動かすのレビュー

あらすじ

「問題がわからない時代」のビジネス戦略。
ビジョンを掲げ、創業300年の奈良の小さな老舗を全国規模に成長させた中川政七商店。
いかに「取り組むべき問題」を明確にし、浸透させ 、実践すればいいのか?「意味がある」をどうつくるか?
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◎なぜ、ビジョンが大切なのか?
ビジョンは経営資源であり、自分を守る武器にもなる
●社員にビジョンを理解してもらうために何が必要か
●マーケット・インからビジョン・アウトの時代へ
●ビジョンは時代や社会への違和感から生まれる
●長い時間軸のなかでブレないビジョンをつくるには
●なぜビジョンが建前になってしまうのか
●「ビジョン型」リーダーが少ない日本企業
●ビジョンを定める、ビジョンを磨く その方法
●一人ひとりがビジョンとともに働くということ
(本書より)

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Posted by ブクログ

ビジョン、ミッション、バリューと最近意識していたワードがタイトルにあったため手に取った。

ビジョンとは
あるべき姿、大切にすべきこと
WILL、CAN、MUSTの概念が重なるところ

なぜビジョンが必要なのか
共感できるビジョンには求心力があり経営資源が集まる
働くためのモチベーション

どのように活かすか
あるべき姿から現状とのギャップを認識しこれからの行動を具体化する
進むべき道を明らかにし経営資源を集中させる
=自分たちはどこに向かっているのか安心感を与える

漫然と日々を過ごすほど無限にリソースを持っている訳ではない。
漠然とした虚無感を払拭するためのビジョンというシンボル、目的地が必要だ。
そのためにも価値観を共有し土台とし、そこから導かれる「あるべき姿」それがビジョンとなる。
ただのお題目ではなく行動に落とし込める具体的にイメージできるものでなくてはならない。
ビジョンが熱量を持って高揚感、ワクワクが一体感を生み前進させる原動力となる。

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2025年03月02日

Posted by ブクログ

ビジョン・ミッション・パーパスは言い換えだけとして、あまり言葉にとらわれないこと。
いずれにしても、メンバが同じ方向を向くための動かぬ旗印として、メンバの心に火を灯すものでないといけない。
また、ビジョンにはそれぞれ会社レベル、部門レベル、個人レベルなど階層があって良く、本来変わらない方が良いが、それでももし、ミッションコンプリートしたり、途中で状況が変われば、変えても良い。
とにかく、なるべく若いうちから考えるクセを付けておくことが重要。 個人・部門のビジョンを語れない人が、いきなり会社のビジョンを作れるわけがない。

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2024年10月01日

Posted by ブクログ

日本では現場と乖離した空中戦になりかねないビジョンもしくはパーパス。

でも、そのビジョンが今必要なんじゃないかと思ってる最中に実戦に向けたヒントがたくさんありました。

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルで気になった『ビジョンとともに働くということ』(山口周 中川淳)。

あくまで「自分自身のビジョン」について考えようと思って手に取り読み始めたのですが…

「経営者、そしてコンサルティングの人達はこういう事を見て考えてるのか」はもちろん、「ビジョンを考えるにおいて引用された様々な例」が面白かった〜

後者の例としては以下のものに「おぉ…」ってなりました。

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●ピーチ・アビエーション
●新潟の竹所という限界集落に移り住んだドイツ人の建築家
●能の世界の【師を見るな。師の見ているものを見よ。】という教え
● GHQの総司令官だったダグラス・マッカーサーの海軍士官学校時代
● 「ごみを、ごみとして、終わらせない」というビジョンを掲げる石坂産業
● 京都の山科言親さんのいう「呪い」
●戦前生まれと戦後生まれの経営者の考え方
● ドストエフスキーの『地下室の手記』
● 問いでもあり答えでもあるようなビジョン【キリスト教】

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今回の中川政七商店ビジョンの場合では、

「ビジョンを決めるためのノウハウがあったわけではないんです。2〜3年ぐらい、思いついては紙に書き、書いては捨てる、を繰り返しながら悶々と考えていたのですが、あるとき天から降って湧いたのが「日本の工芸を元気にする!」というビジョンでした。」

…と時間をかけて考えてらっしゃる。

機動力というか、パッと動ける事は重要だけど、

答えが出るまで時間をかける事もまた重要なのかもしれない。

でも「その境目は一体どういう所に?」と考える。

その物事によるのかどうか。

とりあえず私は「自分が燃える事」が何なのかをもう一回チャリ漕ぎながら考えよう。

「背中にビビッと来る」とか「映画を見てて感動して泣く」っていう事は過去に何回かあったんだけど、

時が経つにつれて【映画:亡くなってほしくない人に限って他界】【音楽】以外にそれが何だったのか忘れてしまった。

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2023年04月18日

Posted by ブクログ

中川政七商店の中川さんとの対談。ビジョンについての考え方、制定するためのステップなどを実践経験を交えての対話。実際にビジョンを考え、つくり、実践している中川さんの話には説得力があるし、それを聞いて補足し、他の事例を語り、解説する周さんがさらにわかりやすくしている。ブランドのビジョンを考えている人、組織のトップに立つ人におススメ。

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2022年08月24日

Posted by ブクログ

山口周氏の対談本(?)として外れがなく、期待に沿う内容。本書は中川政七商店の中川氏が相手であり、山口氏が社外取を務めていることから白熱した議論のないところが物足りなかったが、いたずらにパーパス、ミッション、ビジョンの言葉を並べるだけの経営者を容赦なく切り捨てる切れ味は抜群。

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2022年08月14日

Posted by ブクログ

今を生き抜く企業として、ビジョンの大切さを改めて感じた。
またキャリアの前半は激流下り、後半は山登りという引用は特に印象に残った残りました。

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2022年06月16日

Posted by ブクログ

事業部を考えると、MUST、WILL、CANが重なる部分は明確なのに、会社全体をみると、それがぼやけてしまうんだよなぁ…。

コトバではなく、絵にするというのはとても納得!

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2022年05月01日

Posted by ブクログ

気になる二人の組み合わせだったので手にとってみた次第。後半は、ビジョンづくりの実務的な内容で今の僕にはあまり響かなかったかな。

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2024年07月18日

Posted by ブクログ

ビジョンとは?
ビジョンは会社が目指す最上位の概念。
登山の山頂のイメージ

ビジョンは背負えるギリギリの大きさにすること。
あまりに大きすぎると、ボヤけてしまうため。
例えば『日本のみんなを元気にする!』ではなく、『東京都のこの地域を元気にする』みたいな感じ

ビジョンは
会社の存在意義
会社の力
ブランド価値の時代変遷
経営が楽になる

WILL CAN MUSTが重なるところにビジョンがある。

WILL
熱い思い
これまでの文脈を、汲み取る→過去を省みる
お客様に媚びない
テンションが上がる

CAN
動詞にする
背負い切れるギリギリの範囲

MUST
社会課題と連結する



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2022年09月17日

Posted by ブクログ

• 問題を解く能力よりも、問題を提起する能力
• 人のモチベーションはコントロールできる、という考え方はアリです
• 「役に立つ」から「意味がある」へ価値変容している
• 時代や社会への違和感を持つ
• 言行一致は今重要。バレるから。

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2023年01月24日

Posted by ブクログ

ビジョンを掲げることの効果、またリーダーの役割を定義しつつビジョンに囚われてしまうことの危険性についてもわかりやすくまとめられていて、とても読みやすい

これからの自分に必要なことだと感じる

繰り返し読みたい

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2022年06月17日

Posted by ブクログ

全ての出発点、全ての拠り所、ビジョン。
これが不明瞭、もしくは無いのは辛い。
必要に迫られたり、どこかから指示を受けたりしてどうにかこうにか仕事を繋いで来てしまった会社。
進むべき道、向かう先を自ら考える機能が欠損している今、余計に強く響く。

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2022年05月30日

Posted by ブクログ

◯なぜビジョンが必要なのか
・これまで評価されていたのは「与えられた問題に対して、早く正確な答えを出せる」こと。しかし、今は早く正解な答えがそこら中に転がっている。正解が過剰になり、問題が希少になっているので、問題を提示できるほうが優位になっている。
┗ 世界はこうあるべきではないか?という問いが重
・豊かな世界になった。豊かになったということは足りているということであり、飢えていない。飢えてないのであれば、答えを出すことが難しいビジョンで飢えさせないといけない。
・VUCAな時代になり、スピードが早い世界になった。経済予測や3年計画が一瞬で崩れる。ビジョンのために仕事をすることで折れない指針ができる。
過去から変わらず必要と言われているが、昨今は「パーパス」という言葉が登場したことに注目したい。さらにSDGSなど周辺分野の言葉も増えていて、ますます「意味」が求められる場面は増えた。
時代的に必要性は増した証拠である。

◯ビジョンづくりで意識すること
・事業との繋がりが見える
・社会との繋がりが見える、共感される
・会社が目指す最上位の概念
・建前にしない
・問いでもあり、答えでもあるようなものにできればベスト
┗ 経典のテキストはそうなっている。答えを求めて読む人もいれば、そこから何かの問を投げかけられている感覚になる人もいる
・WILL、CAN、MUSTが重なり合うところを探す
 WILL(合議ではなく一人の熱い想い):一番重要。経営者の覚悟であり、経営者のすきなことから根掘り葉掘りすると良い。これまでの文脈・歴史を汲み取り、お客様に媚びないことも重要。そして何よりテンションが上がること
 CAN(背負い切れるギリギリの範囲にする):無理ではあるけど、無理じゃない、できる範囲ぎりぎりを攻める。動詞にすることも重要。そこに向かって前進していくというイメージになる
 MUST(社会課題と連結する):社会との繋がりが見えないと共感されづらい。これが意識されていると、メディアインタビューなどで話が広がりやすかったり、採用力に繋がる
・理知に訴えるのではなく情に訴えかける

◯ビジョンのリスク
・やれないことがでてくる
・会社がデカくなり事業が増えれば増えるほど、整合性がとれなくなってきたり、抽象化してわからなくなってくる
・くそビジョンマンがでてくる。ビジョンだビジョンだと盛り上がっていると、ビジョンの下部構造=事業や組織がうまくまわせないリーダーがでてくる。物事には順序があり、まずは率先垂範できる能力と部下との関係構築ができてからのビジョンである。
→いきなりビジョン型で成功したリーダーはいない。みんな能力→ビジョンと発達している。ビジョンは万能ではなく、正しい体系の上で効果を発揮する。言葉の上っ面だけに反応してはいけない

◯ビジョンの流行らせ方
・何度も何度も話をする
・パーパスなし→パーパスあり・共鳴なし→パーパスあり・社員共鳴→パーパスあり・ステークホルダー共鳴。要は、最初は共感なくて当たり前ということ
・社外経由で社内に伝える。そもそも社長を含む偉い人の話なんて聞かれていない。インタビュー記事などの社外の語り部から通すと伝わりやすい。こういうときにも「社会課題との連結」が重要になる
・逃げてもいいというオプションを持つこと。何が何でもビジョンを達成させるんだという強迫観念をもつ必要はない。ビジョンはゴールを決めているだけなので、そこにいたるプロセスは大切ではない。一瞬逃げるのはあり
・組織のビジョンから個人のビジョンを派生させられれば最高
・階層性を意識して語る。ビジョンにしてもパーパスにしても、組織全体のこととして語られている。個人のビジョンも、部署単位のビジョンを考えることにも意味がある。そういう積み重ねがあってビジョンは機能する

◯ビジョンの効能
・ビジョンはコンパス。地図がなくてもコンパスがあれば前進できる。ビジョンがなければ、地図を見ながら目的地を探すことを毎回行わなくてはいけない

◯事業づくりの考え方の変遷
プロダクト・アウト:買い手のニーズよりも企業側の理論を優先させること。 「作り手がいいと思うものを作る」「得意とする技術を活かした製品を作る」「作ったものを売る」。製品やサービスが良いものであれば売れるという考え方がベース。

マーケット・イン:顧客が求めているものを調査し、それに基づいた製品を企業が開発・提供していくこと。いいものを作れば何でも売れるわけではなく、売れたものが良いものという認識に変わった。

プロダクト・アウト:マーケットインは当たり前で、その上でプロダクトアウトだよね、という考え方。

ビジョン・アウト(になるかも):市場起点ではなく、自分たち起点。

◯ビジョンとかパーパスとかミッションとか
・どう呼ぶか、どれを上位とするかの議論は頭悪い
・ミッションを一番上にしたり、ビジョンを一番上にしたりするけど、どれでもいい。定義がないってことだから、自社で決めるしかない
・「ビジョンやミッションは古い、これからはパーパスだ」と主張する人もいるが、これまた不明
・定義が曖昧なバズワードは経営判断の罠になる。楠先生曰く「飛び道具トラップ」。ビジョンは実現したい状況や姿のことなので古いとか言われても意味わからん。ミッションもやらなければいけない使命の概念を指すので、新しい古いと論じる人は飛び道具トラップにはまっている
・いろんなビジネス書を読んで、ビジョンミッションパーパスの違いを一生懸命に理解しようとしても無駄
・ビジョンパーパス議論の背景にあるのは「お金を儲ける以外にも、人々の共感を引き出せるような崇高な目的や理念が必要だ」なので、そこさえ踏まえれば何でもいい

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2022年06月01日

Posted by ブクログ

山口周氏の切り口はいつも鋭く、参考になる思考だ。ただ、本書は中川正七商店のビジョンと経営が題材なだけに、具体性がある事が逆にアドリブの効かない内容になっていて残念。
参考になる文を抽出しておく。



僕はピーチ・アビエーションという格安航空会社のお手伝いもしているんですが、10年ほど前に当時CEOだった井上慎一さんから「人事制度づくりを手伝ってほしい」と声をかけられたときは、そのビジネスに対してかなり懐疑的だったんです。すでにデフレにうんざりしているときだったので、「また安くするのか」と思ったんですよね。
それで最初に「井上さんは、この会社を何のためにつくったんですか」と質問したら、「僕は戦争をなくしたいんですよ」と言うんです。格安航空会社と戦争に何の関係があるのかわからないじゃないですか。
聞くと、井上さんは「若いうちに外国に行ってそこの文化に親しんだら、爆弾なんか落とせないでしょ」と言うんです。だからお金のない若い人たちがどんどん外国に出て行って、人々と交流できるようなインフラをつくりたいんだ、と。僕もそういう話は好きなので、懐疑的な気持ちは消えて、「ぜひお手伝いさせてください」となりました。すると井上さん、念を押すように「うちは格安航空会社なんですよ」と言うんですね。だから僕も「子どもでも乗れるわけですよね。すばらしいビジョンだと思います」と答えたんですが、「格安航空ということはコストも格安ということなんです」と(笑)。
この流れで「だからコンサルフィーも格安にしないとまずいですよね。この見積もりの3分の1でやってもらえませんか」と言われたら、反論できないわけです。反論できないどころか、喜んで一緒にやらせてほしいと思ってしまう。共感できるビジョンには求心力が働いちゃうので、経営資源が集まるんですよ。言葉を掲げるだけでゼロから経営資源を集めてしまうだけの力を持っているのが、ビジョンのすごいところです。企業が競争力を高める上で、これからはビジョンがもっとも重要になるでしょうね。いまいちばん希少な経営資源は、働くためのモチベーションですから。


僕がそれを痛感したのは、カルロス・ゴーンの事件の際に法務大臣の発言を聞いたときでした。カルロス・ゴーンが海外に逃亡したのを受けて、当時の森まさこ法務大臣は「潔白だというのなら、司法の場で正々堂々と無罪を証明すべきであると思います」と発言したんです。
これ、法哲学を学んでいる人が聞いたら椅子から転げ落ちるぐらいビックリする発言ですよ。近代法哲学には、モンテスキューの頃から「推定無罪の原則」があるからです。被告人が有罪であることを証明するのは検察の仕事で、それができなければ無罪。被告人の側が無罪を証明するなんてあり得ません。これはもう400年の歴史を通じて文明国のあいだで等しく共有されている根本的な原則です。
それを、あろうことか先進国の法務大臣が公共の場で否定してしまいました。当然、即座にゴーンさんのフランス人弁護士が批判しましたよね。身の潔白を証明するのは被告の役割ではないことは広く近代国家が共有する法であるが、あなたがそう言うのはよくわかる。なぜならその概念が共有されてない唯一の先進国があなたの国だからだと。まったくこのとおりなんです。


ほとんどの経営者は、スタッフから始まって、チームリーダーみたいなことをやらされて、そのうち課長さんや部長さんになって・・・・・という感じでステップアップしていくわけですが、これは総括的に言うと「手を動かす人からお題を出す人に変わる」という流れです。
現場では手を動かして問題解決をしていればいいけど、経営者はその問題を出す立場。
これは大きな変化ですよね。世界的なビジネスアドバイザーのラム・チャランなども指摘していますが、日本のキャリアで言うと、部長から本部長に上がるあたりで大きな断絶があります。与えられた問題を解くスピードや正確さが評価される立場だった人が、筋のいい問題や共感できるゴールを提示して組織の力を引き出す立場になる。つまり、そこから急に違う競技になるんですよ。部長までは野球をやっていたのに、本部長になった途端にアメリカン・フットボールをやらされるぐらい、求められる能力もルールも変わってしまう。

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2024年08月27日

Posted by ブクログ

本の中で色々書いてありましたが、自分の中のなにがやりたいかというところを探すこと。雇用されるならそれと企業のビジョンが一致する部分があるところで働くこと。ビジョンは大きくしすぎても具体がなくなるし、具体的すぎると行動が制限されてしまう。大きいものとべつに分社、部署ごとに作るなどが良いと感じた。

みながら考えたこと

ビジョンがない職場で働くのつらい。
金儲け、経費を下げる、売上利益を出す。それしかありません。創業者はなにがしたくて会社を作ったのか、志がないのでしょうか?
あったとしても現場社員どころか本社勤務の社員にも伝わっていません。
だから離職率が非常に高い。辞めたら代わりを採用すればいいという考えもビジョンに欠ける方針だ。
自分はメンタルが壊れないために感情を消し去っています。

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2024年08月14日

Posted by ブクログ

目的は現状と将来ありたい姿のギャップと言っている本があったが、この本ではその上で将来のありたい姿(ビジョン)が見つけにくい時代であり、見つけることが重要としている。
ビジョンが描ければ目的がはっきりしモチベーションが上がる。

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2022年05月26日

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