あらすじ
「問題がわからない時代」のビジネス戦略。
ビジョンを掲げ、創業300年の奈良の小さな老舗を全国規模に成長させた中川政七商店。
いかに「取り組むべき問題」を明確にし、浸透させ 、実践すればいいのか?「意味がある」をどうつくるか?
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◎なぜ、ビジョンが大切なのか?
ビジョンは経営資源であり、自分を守る武器にもなる
●社員にビジョンを理解してもらうために何が必要か
●マーケット・インからビジョン・アウトの時代へ
●ビジョンは時代や社会への違和感から生まれる
●長い時間軸のなかでブレないビジョンをつくるには
●なぜビジョンが建前になってしまうのか
●「ビジョン型」リーダーが少ない日本企業
●ビジョンを定める、ビジョンを磨く その方法
●一人ひとりがビジョンとともに働くということ
(本書より)
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Posted by ブクログ
タイトルで気になった『ビジョンとともに働くということ』(山口周 中川淳)。
あくまで「自分自身のビジョン」について考えようと思って手に取り読み始めたのですが…
「経営者、そしてコンサルティングの人達はこういう事を見て考えてるのか」はもちろん、「ビジョンを考えるにおいて引用された様々な例」が面白かった〜
後者の例としては以下のものに「おぉ…」ってなりました。
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●ピーチ・アビエーション
●新潟の竹所という限界集落に移り住んだドイツ人の建築家
●能の世界の【師を見るな。師の見ているものを見よ。】という教え
● GHQの総司令官だったダグラス・マッカーサーの海軍士官学校時代
● 「ごみを、ごみとして、終わらせない」というビジョンを掲げる石坂産業
● 京都の山科言親さんのいう「呪い」
●戦前生まれと戦後生まれの経営者の考え方
● ドストエフスキーの『地下室の手記』
● 問いでもあり答えでもあるようなビジョン【キリスト教】
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今回の中川政七商店ビジョンの場合では、
「ビジョンを決めるためのノウハウがあったわけではないんです。2〜3年ぐらい、思いついては紙に書き、書いては捨てる、を繰り返しながら悶々と考えていたのですが、あるとき天から降って湧いたのが「日本の工芸を元気にする!」というビジョンでした。」
…と時間をかけて考えてらっしゃる。
機動力というか、パッと動ける事は重要だけど、
答えが出るまで時間をかける事もまた重要なのかもしれない。
でも「その境目は一体どういう所に?」と考える。
その物事によるのかどうか。
とりあえず私は「自分が燃える事」が何なのかをもう一回チャリ漕ぎながら考えよう。
「背中にビビッと来る」とか「映画を見てて感動して泣く」っていう事は過去に何回かあったんだけど、
時が経つにつれて【映画:亡くなってほしくない人に限って他界】【音楽】以外にそれが何だったのか忘れてしまった。