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「命の閉じ方」をレッスンする。ベストセラー『エンジェルフライト』『紙つなげ!』に続く、著者のライフワーク三部作の最終章。200名の患者を看取ってきた友人の看護師が癌に罹患。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、死への向き合い方は意外なものだった。最期の日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。著者が在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった自身の母の病気と、それを献身的に看病する父の話を交え、7年間にわたる在宅での終末医療の現場を活写する。読むものに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれるノンフィクション。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年03月15日
読みながら参考になる箇所にふせんを貼っていたら30程にもなってしまいました。いつか自分が死に至る病になった時に参考にしたいと思います。
在宅医療での“命の閉じ方”を、著者の笹さんが7年の歳月取材してまとめたものです。
プロローグは、訪問看護師の森山文則さん(40代)の身体の異変に気付くところから...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月08日
人の死に立ち会うとはどんなに過酷なんだろうと思っていました。病気で余命宣告されている人たちに寄り添うということは辛く自分を擦り減らすことだと思っていました。
そういった部分も書かれていますが、この本を読んで、亡くなって行く人は遺される人たちの人生に影響を与える、という所が心に残りました。
亡くなって...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月21日
「人生会議」の必要性は自分自身が「ふつう」ではなくなって初めてわかることなのかもしれないなどと思ったりもする。それもまた、常日頃、自分自身が「ふつうとは?」についてもどう考えているのかが問われる堂々巡りでもあり‥。
タイトルから連想する結末と訪問医療の現場が舞台ということで、読み始めるまでに少し勇気...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月11日
本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞 受賞作!
ノンフィクション作家の佐々涼子氏が、京都の上賀茂神社近くにある渡辺西賀茂診療所を通して、在宅医療、すなわち終末医療の実態を取材した作品です。
様々な人の最後が克明に記されていて、どのケースもずしりときます。何が正解で、どうしたらいいのかは、永遠の...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月02日
1万円選書で紹介された一冊。
京都の渡辺西賀茂診療所の訪問看護師、森山文則さんのエンド・オブ・ライフ。
訪問看護師として200人の人の死と向き合い、送ったあと訪れた自分の死の時。
訪問看護師を生業とした人だからこそわかる、医療や介護の欠点。
この方が安楽だろうと押し付けられるサービス。それがよくない...続きを読む
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