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【第10回開高健ノンフィクション賞受賞作】異境の地で亡くなった人は一体どうなるのか――。国境を越えて遺体を故国へ送り届ける仕事が存在する。どんな姿でもいいから一目だけでも最後に会いたいと願う遺族に寄り添い、一刻も早く綺麗な遺体を送り届けたいと奔走する“国際霊柩送還士”。彼らを追い、愛する人を亡くすことの悲しみや、死のあり方を真正面から見つめる異色の感動作。(解説・石井光太)
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「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」
2023年3月17日~ Prime Video 出演:米倉涼子、松本穂香、城田優
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
前々から存在が気になっていた本。通りすがりの古本屋で売っていたので購入して読んだ。初版発行から15年近く経っている。 国際霊柩送還士という職業は、もっと知られるべきと思った。その点は、まだ見てはいないが、米倉涼子演じるドラマで一定の役割を果たせたのかもしれない。 著者の佐々さんの著書を初めて読ん...続きを読むだ。緻密な取材をしながら感じたことを丹念に書き留めている。昨年、まだ50代なのに、病気で亡くなられたそう。残念である。
数年前の読みたいリストの一冊、やっと読めた! なんとも素晴らしい作品 最後の解説にあった、ノンフィクションとは『世の中に埋もれた人間にとって大切なことを掘り起こし、読者に提示すること』 まさにこの作品が担っている。 そして数年後にドラマ化され広く知れ渡ったのではないか。素晴らしい。 国際霊柩送還...続きを読む士、エンジェルフライト、と呼ばれる仕事がある。まずはそこから。 東日本大震災や、実母を亡くしたことで死に近かった時期に執筆されたそう。数々の遺体を眼にして精神状態を崩したりしながらも続けた取材。命を削って作り上げたと言っても過言ではない。 そうさせたのはこの社長の利惠さん他、メンバーの方々の振る舞いを見て作者も向き合い方を考えたそうだ 海外で亡くなった方をどう輸送するのか、現地でのエンバーミングがどのように、どの程度行われるのか、受け取った後どのように対応するのか…24時間体制で向き合い、全身全霊で作業するエアハース社を取材してまとめたもの。 アルフォンス・デーケン博士は、『死とどう向き合うか』の中で、家族を亡くした遺族の悲嘆のプロセスを12段階に分けて説明している。 ①精神的打撃と麻痺状態 ②否認 ③パニック ④怒りと不当感 ⑤敵意とルサンチマン(恨み)⑥罪意識 ⑦空想形成、幻想 ⑧孤独感と抑うつ ⑨精神的混乱とアパシー (無関心) ⑩あきらめー受容 ⑪新しい希望ーユーモアと笑いの再発見 ⑫立ち直りの段階- 新しいアイデンティティーの誕生 逆さ水、は通常湯をぬるくするには湯に水を足すが、葬儀のときに使うことぬるま湯は、水に油を足して作るのである。 親を失うと過去を失う。 配偶者を失うと現在を失う。 子を失うと未来を失う。 エアハースは永遠に遺体を保存しようとしているわけではない。ただ家族との最後のお別れのひとときのためだけに亡き人を元気な時の姿へと戻してあげようとしている。 アメリカではエンバーマーは、神父や牧師の次に尊敬される職業であると聞く。 「私の顔を見ると悲しかった時のことを思い出しちゃうじゃん。だから忘れてもらったほうがいいんだよ」 エンバーミングの歴史の始まりはアメリカ南北戦争 亡くなった人でも救うことはできる。私たちが悲しみぬいて、きちんと生きぬくことができるから。それを手助けしてくれるのが彼らの仕事 遺体を納められた「ひつぎ」を柩、納められていないものを棺、と表記
本を読んでからドラマを観た、 この順番、正解だった ドラマの後から本を読んだら、米倉涼子がチラついて、じっくり本に入り込めなかったかも知れない(ドラマもすごく良かったから) 国際霊柩送還士というテーマの選択もさることながら、こんなヘビーな状況で深い取材ができたことにも感服
弔うこと。 悲しみ抜けるようにすること。 異国で亡くなった方のご遺体を、家族の待つ国へ帰す、エアハースの仕事について紹介されています。 「死」を考える、貴重な機会となりました。
筆者は言う「国際霊柩送還の仕事とは、遺族がきちんと亡くなった人に向き合って存分に泣くことができるように、最後にたった一度の 「さよなら」を言うための機会を用意することなのだ。」本書は遺体の搬送会社エアハースとその社員の方々の活動を通して、国際霊柩送還とはどういった仕事なのかを追っている。付け加えると...続きを読む、遺体とともに運んでいる形のないを何かを。感動作という言うにはあまりにも重いテーマのように感じるが、作中の随所で泣いてしまった。こんなノンフィクションは初めてだ。
世の中にある仕事のことについて、また一つ知ることができたのが良かったです。死と向き合う仕事に携わることはとでも考えさせられますね。
国際霊柩送還士という仕事がある事を始めて知りました。異国の地で亡くなったご遺体が母国に届けられる事はわかっていても、誰がどのように送り届けてくれるのかまで考えた事はありませんでした。 海外旅行や海外での仕事が身近になった今、いつ自分や家族に起きてもおかしくない。 まずは「知る」事ができてよかった。 ...続きを読むドラマも見てみたいと思ってます。
知らない事が多い プロフェッショナルってすごい 国際霊柩送還士を知る事が出来たのもこの作家のおかげだけど、彼女の母の胃瘻の選択のくだりに個人的に納得するものがあった
友人に薦められて手に取ってみた本。 ありきたりだが、残された人達にとっての「死」について考えさせられる。「弔い損なわないように」という表現が心に残った。 これを読むと、海外ニュースの捉え方が間違いなく変わるはず。一度は読んでおくべき。
人の命
ノンフィクション小説で今月ドラマにもなる作品。 これを読んで涙が出た。 6年程前に私の母が亡くなった時のことを思い出した。 この作品で送還士の方の言うことが本当に胸に落ちた。
#泣ける #感動する #タメになる
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エンジェルフライト 国際霊柩送還士
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