山本冴里の作品一覧
「山本冴里」の「世界中で言葉のかけらを ――日本語教師の旅と記憶」「8週間語学の旅 水先案内人はずれっちと様々な言語の海へ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「山本冴里」の「世界中で言葉のかけらを ――日本語教師の旅と記憶」「8週間語学の旅 水先案内人はずれっちと様々な言語の海へ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
日本語教師の著者の言葉に対する想いが伝わってきてとても興味深く読んだ。
本書を読むきっかけは、私自身も日本語教員になったことである。同じ生業を持つ人の考え方を知りたかったのと、教え方の参考になるかもと思い読んだ。結論としては、もし彼女が日本語教師でなくとも、私は彼女のエッセイを面白く読んだだろうということ。言葉との向き合い方は日本語教師なればこそなのかもしれないが、その人となりに魅かれた。感受性が豊かで、人の気持ちに敏感なのだろうと思う。そして、好奇心も旺盛だ。本書の一節「自分がそこで使われる言葉をほぼ完全に理解し、自分の言葉も理解されるだろうという前提に立てる場所で過ごす時間ばかりが長くなると、時々、息苦しくて、この時の夢と似た気持ちになる。一方、学んだことのない言葉が使われる場所で過ごすことは不便で不安で、でも、時々、もっと自由だ」(p143)。その境地は理解できないが、著者の人となりをよく表しているのではないかと思う。世界を少しだけいつもと違う角度で眺められた気がする。素敵な風に吹かれた気分だ。