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Posted by ブクログ
この小説を読んで、少なくない人が熱いモノが込み上げてくると思います。
戦争というものを礼讃する気は毛頭ないですが、元陸軍中将の生き方には、
尊敬の念を抱かずにはおれません。今では、このような人(仁義に生きた人)は、絶滅しています。
やはり、覚悟を持った人間は違うなと思います。そして、覚悟の大きさが大きれば大きいほど、
得られるモノも大きいのではないかと、この本を読んで感じました。また、覚悟の大きさが、
苦難の大きさでもあると思います。なので、根本中将並びに仲間達が経験したことは、
筆舌にし難い苦労があったと思います。
私なんかは、流され、流され、生きてきたので、こういう器が大きい人の話しを読むと、「凄いな」とは思いますが、自分では、「とてもじゃないけど、そんな覚悟ない」と思ってしまいます。なので、
自分で、できる範囲を持った覚悟で、生きていこうと思います。
非常によく出来たノンフィクションだと思います。ただ、戦争は戦争です。戦争は、国と国との国益をかけた争い事だと思いますが、単なる殺し合いでもあります。負ければ何もかも失い、勝っても一生消えない傷を背負っていくものです。なので、このようなことは、これから、二度と起きてはいけない、それを願って、星5つです。
Posted by ブクログ
聞き馴染みはないけれども為したことを知っておくべき人はいるはずということで、本書の根本博氏もそうですね。終戦時ソ連軍の進撃により満州に取り残された人々が悲惨な目に遭ったのはよく耳にする。そうなってしまったのはボツダム宣言受諾により、同地に展開していた陸軍部隊が武装解除されたためだが、それに逆らったのが根本氏率いる部隊であるようだ。結果的に彼に守られた民間人はなんとか無事に日本への帰途につけたという。そしてその帰途の際に便宜を図ってくれたのが当時敵対していた国民党軍の蒋介石であつた。そこに恩義を感じた根本氏は、国民党軍が毛沢東との争いに際して最前線となった金門島を守る戦いに日本から密かに参戦し大いに活躍したという。いやそんな人いたの?というのが驚きで、実際台湾の正史には書かれていないようだが、確かに根本氏の活躍はあったのだということが著者の取材によって明らかになっていく。もちろん、根本さんの行為そのものが描かれる前半も良いのだが、些か大袈裟かと思われたその行為が確かに蒋介石や関わった人の記憶の中では大きな出来事であったこと、最後は中国寄りな印象もあった馬英九総統によっても感謝の思いが表明される下りに胸が熱くなった。
Posted by ブクログ
やっっっと、読み終わったぁー!
ブク友、hibuさんのおすすめ。
『この命、義に捧ぐ 〜台湾を救った陸軍中将、根本博の奇跡〜』
台湾の歴史も根本博さんがどんな方かも知らなかったけれど、只々、hibuさんの感想に共感と感動で手に取った本です。
根本博陸軍中将
諜報、情報分析に長けた戦略家、そして残虐な戦争の中で命の大切さを忘れなかった奇跡の人。
第二次世界大戦敗戦直後、内蒙でソ連軍との戦闘状態にあった根本は、武装解除命令が出たにも関わらず、戦闘解除せずに戦いを続けた。
何としても4万の残留邦人と生き残った35万の兵士たちの命を守る為に。
そして国府軍、蒋介石の庇護のもと、1年をかけて多くの残留邦人や兵士達が無事に帰国できた事に、根本は深い恩義を感じる。
帰国から3年後その恩義に報いようと、
共産軍に敗戦し決着は既についている、国府軍、蒋介石のもとに密航してまで駆けつけ軍事顧問として戦い、金門島の戦いに勝利する。
根本が導いたと言っても過言ではないこの勝利の結果は、台湾と台湾国民を守る事に繋がった…が、
長い年月を経て、根本の活躍は台湾の政治情勢によって意図的に消されてしまう。
著者は日本だけでなく台湾の文献も研究し、多くの関係者への取材、台湾へ赴き更に取材を重ね根本の存在と行動の真実を証明する。
そして古寧頭戦役60周年記念式典に参加し、古寧戦に関わった日本人親族と著者に
直接、馬総統から声をかけられた事から
根本博は歴史からは消されたが、その存在は忘れ去られていない事を確信する。
本書で戦争を
『戦争は狂気の中でしか、おこなえない。人間性の喪失によってのみ、"殺し合い"は可能になる』と表現した場面があった。
戦時中でも人の命を最大限に守ろうとし、ヒューマニズムの精神を失わなかった根本が台湾と台湾人を守ったという事実、そして歴史に埋もれそうになっていた、その事実を調べ上げた著者の門田隆将さんに深い感動を覚える。
歴史もの…、
今まであまり読んで来なかったのですが、
色々な世界を1ミリでも深く理解できるように、少しずつ歴史にも触れていきたいです。
戦争の生々しい証言など読んでいて苦しいなと思う場面もあったけれど本当に読んで良かった!
hibuさん、ありがとうございます!(≧∀≦)
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