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Posted by ブクログ 2022年02月23日
そこは桃源郷か地獄か。
大阪に残る色街、飛田新地。大きな声で語る人がいない、中の人も外の人も語りたがらない飛田について徹底した取材を元に書かれた労作。売買春は悪か、そんな話をするのではない。そこに生きた人、生きる人が口を開いた言葉を記録したものである。
性を売るのは自分の勝手ではないか。そういう...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月24日
飛田新地のルポ。10年かけて、紆余曲折ありながら着実に情報を集めて形にした一冊。
性を搾取する場所があるなんてとんでもないというスタンスで取材をはじめる。しかしそのスタンスが取材を経るにつれてどんどん変容していくところが面白い。
本書の最後は「興味半分で行くな、お金を落としていけ」と締め...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月08日
大阪でも有名な「飛田新地」についてのドキュメンタリー。かつて友人に連れられて怖いもの見たさで訪れ、その光景にただ驚くばかりであった記憶がある。この本を読んでからまた行くかと言われると、あとがきにもあった通り物見遊山で行くところではない。表の煌びやかに見える部分に隠されて、裏の知られざる世界があるとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月14日
飛田ほど異様な街は、この日本にそう多くはない。21世紀の法治国家においてそういう街が公然と存在していること自体が本来おかしな話なのだが、日本一の高さを誇るあべのハルカスの徒歩圏内、住宅地と商店街に囲まれたその領域が放つ異世界感も尋常なものではない。
しかし、そうした異世界も日本の近現代とは無縁でなく...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月08日
先月読み終わってから久しく間が空いてしまったが、
これくらい時間が必要だった1冊。
北海道にいた頃は、せいぜい「北方領土問題」と「アイヌ文化」
くらいしか思い浮かばないくらい、
地方の問題というものが身近ではなかった。
こっちにきて、それが現実的に身近に感じることが多くなった。
ニア大阪なので、...続きを読む
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