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街が好き、酒が好き、人が好き。そんな大阪の魅力がいっぱいにつまった酒場をたずね歩く。老いも若きも、男も女も、そして、金持ちも貧乏人も、イスに座り、グイといっぱいやれば、みな同じ。人それぞれに人生があるように、素敵な店には、それぞれの歴史があるもの。問わず語りに聞く大将の話も酒場めぐりの楽しみともいえるのです。梅田、ミナミ、天六、大正、千林……。これぞ大阪29店。
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Posted by ブクログ
週に1、2度仕事帰りに一人呑みする私にとっては、たまらない一冊なのですが、ただ私個人的には、酒場で話しかけてくるお客さんと店員さんが苦手です。なので、この本に出てくるお店は、料理、お酒は魅力的なのですが、一人で入店する勇気ありません。
同じ類の大衆酒場でも、東京の下町酒場とは また一味違った世界の酒場をよく飲んで、よく書いている。 この表紙のおっちゃん、素敵すぎやで! 大阪のガイドブックとして、永久保存しておく本です。
未だ始めの辺りしか読んでないが、イイ。大阪出身の人間だからかもしれないが、紹介されている居酒屋には是非行ってみたいと思わせるような紹介振り。 もう十年以上前の本なので、一体幾つ生き残っているか。「明治屋」はとても気に入った店だったのだが、アベノハルカスの地上げにあったせいだろう、もう元の場所には...続きを読むないらしい。 居酒屋の話なのに、妙に静謐な筆致がこれまたよろしい。「ちくま」の名に羞じない一冊。
奈良生まれ、豊中住みのルポライター、井上理津子さんが紹介する「ぐるなび」登場以前の酒場紹介。 あんまりこだわりはない。 「吉田類の酒場放浪記」的な・・・。 10年ほど前の本なので、すでに閉店したお店もちらほら。 しかも、店主の年齢がかなり高いお店が多いので、店の存続以前に店主が健在であるかど...続きを読むうかが心配。 先述しましたが、「ぐるなび」や「食べログ」ではない、プロの手になる飲食リポートです。 しかし、吉田類さんににしても井上理津子さんにしても、「酒場」というわりには、それほど酒に拘らないような気がします。 井上さんはまだ、銘酒を色々挙げて説明してるので良いのですが、それでもトリビー的なノリで。 (日本)酒・焼酎は銘柄のうんちくなど語るのですが、ビールはやっぱり「トリビー」的な扱い。 それがボクとしては少し残念。 最も、居酒屋や普通の飲み屋に行って、店員に「ビールはなんですか?」と聞いても答えられない場合が多いしね。店側からしてそうなんだから仕方ないか。 アサヒスーパードライには金を払いたくないんです。それだったら第三のなんとかの方を選ぶ。 「ぐるなび」などと決定的に違うところは、料理よりも店の歴史や店主の人となり・魅力なりを紹介しているところ。 これはやはりプロの手になるものでしょう。 煙と宴会の嬌声などが充満しているところは苦手ですが、ふらりと一人で寄りたい店が多数紹介されています。 現在も営業中の店を探して内容が本当なのか確かめに行きたくなる本です。
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