小林文乃の作品一覧
「小林文乃」の「グッバイ、レニングラード ソ連邦崩壊から25年後の再訪」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小林文乃」の「グッバイ、レニングラード ソ連邦崩壊から25年後の再訪」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
【散って,崩れて,追いかけて】ナチス・ドイツによるレニングラード包囲の中で生まれたショスタコーヴィッチの交響曲第7番。ソ連の崩壊直前に子ども特派員として同国を訪れた著者は,その成立に迫る番組の取材でロシアを再度訪れるのであるが......。今はなきソ連と今日のロシアをつなぐ線を紡いだエッセイです。著者は,ライター兼出版プロデューサーとして活躍する小林文乃。
事実の羅列としてのソ連・ロシアの歴史ではなく,物語としての歴史を透徹することに成功している作品。なかなか外部からは覗き知り得ない国民的記憶の底を浚ったエッセイとして見事な一冊だと思います。過去と現在が見えないところでつながっている感覚を
Posted by ブクログ
著者は言う;
「偶然にも私は、崩壊間際のソ連を体験した、恐らく最後の日本人のひとりとなったのだ。」
それなら、私は、
「偶然にも、崩壊直後のソ連を体験した、恐らく最初の日本人のひとりとなったのだ。」
と言える。
1991年8月のソ連邦崩壊のクーデター。
その時、自分は、いよいよ9月からのレニングラード入りに向けて、荷物の発送も終えスタンバッテいた時だった。なにもかもが懐かしい感じがする。
当時(1991年)、メディアの企画でゴルバチョフ時代のソ連を体験した少女(当時11歳)が、改めて2016年11月にロシアを訪問するレポルタージュだ。現在と過去(25年以上前)の想い出との対比