小林文乃のレビュー一覧

  • カティンの森のヤニナ 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士

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    歴史の狭間、カティンの森の虐殺の犠牲者の唯一の女性、バイロットの生涯を追いかけるスケールの大きなノンフィクション。

    ソ連とドイツの間、歴史に翻弄されるポーランドを舞台としたノンフィクション。

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    2023年08月11日
  • カティンの森のヤニナ 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士

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    ポーランドの歴史に触れると共に、その惨状を知ることは知るべきことだと思う(なかったことにはできないこと)。ただ、非常に胸が痛くなった。今のロシア・ウクライナ戦争を考えると歴史を繰り返してしまっている。スターリンがプーチンに変わって。本の話に戻るが、そもそも独ソ戦争なわけで、その2か国から侵略され惨殺されるポーランド。当たり前のことだが、戦争はあってはならないことということを思い知らされる。そこで唯一の女性飛行士(戦闘員)として戦争に参加したヤニナ。そして妹も・・。決して彼女たちの人生をなかったことにしてはならない。無駄にしてはならない。知ることができてよかったと思う。

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    2023年07月30日
  • グッバイ、レニングラード ソ連邦崩壊から25年後の再訪

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    ネタバレ

    【散って,崩れて,追いかけて】ナチス・ドイツによるレニングラード包囲の中で生まれたショスタコーヴィッチの交響曲第7番。ソ連の崩壊直前に子ども特派員として同国を訪れた著者は,その成立に迫る番組の取材でロシアを再度訪れるのであるが......。今はなきソ連と今日のロシアをつなぐ線を紡いだエッセイです。著者は,ライター兼出版プロデューサーとして活躍する小林文乃。


    事実の羅列としてのソ連・ロシアの歴史ではなく,物語としての歴史を透徹することに成功している作品。なかなか外部からは覗き知り得ない国民的記憶の底を浚ったエッセイとして見事な一冊だと思います。過去と現在が見えないところでつながっている感覚を

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    2018年04月25日
  • カティンの森のヤニナ 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士

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    歴史の詳細さは、全体の大きな流れを想起させ、知識になる感じがある。「カティンの森」で行われた虐殺。この本が出版されなければ、私は殺戮の事実を知らないまま過ごしていただろう。

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    2024年12月26日
  • カティンの森のヤニナ 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士

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    『カティンの森』事件は知っていたから、そこのヤニナってなに?誰?ぐらいの気持ちで読み始めたんだけれど、犠牲者の中に女性が一人いたと知って驚いた。多分、無意識に虐殺された将校とはすべて男と思い込んでいたんだろうな。そのヤニナを追ったノンフィクションであるけれど、最初はなにか紀行文を読んでいるような感じだった。ソ連、今はロシアか、の人たちはこの事件をどう考えるんだろう。あれはドイツのやったこと、とか、あの時代のことだから、とか言うんだろうか。それ以前にこんなことがあったということも知らないのかな。

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    2024年11月09日
  • カティンの森のヤニナ 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士

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    カティンの森事件で虐殺されたポーランド軍将校に一人だけ女性がいた。飛行士だったヤニナはなぜ虐殺に巻き込まれたのか。その謎を追う。
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    カティンの森事件のことを知ったのは数年前、きっかけは今次ウクライナ戦争でしたが、大きな事件ながらあまり詳しく調べたりはしませんでした。本書の存在を知って、詳しい経緯などを学んでおこうと思いました。
    ちょっと余分なエピソードが多いきらいがありますが、カティンの森事件については独ソ戦の流れの中での位置付けがわかりやすく記されていて、概要を知るにはよかったかと思います。一方で深い掘り下げには至っておらず、ヤニナについても人物の概略に終始してし

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    2026年05月13日
  • カティンの森のヤニナ 独ソ戦の闇に消えた女性飛行士

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    カティンの森事件の唯一の女性の生い立ちをたどるノンフィクション。ポーランドで有名な将軍が父親であるヤニナの生涯を追うことは、ポーランドの近現代史を知ることであった。
    第二次世界大戦以降のソ連(ロシア)と東欧諸国の長く深い対立へとつながっているのだと感じだ。

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    2024年08月10日
  • グッバイ、レニングラード ソ連邦崩壊から25年後の再訪

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    10歳の時に子供特派員でソ連を訪れた著者が25年の時を経てロシア・サンクトペテルブルクを再訪する。
    再訪の主な目的はショスタコーヴィッチの交響曲第7番の軌跡を探るため。
    私は、彼女がソ連を訪れるよりはるか以前の1977年に彼の地を訪れたことがあるが、レニングラードに、そしてショスタコーヴィッチの作品に、このような背景があることを全然知らなかった。恥ずかしい…。
    機会があればもう一度行って、自分の目でも確かめたいと思った。

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    2018年06月21日
  • グッバイ、レニングラード ソ連邦崩壊から25年後の再訪

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    ネタバレ

     著者は言う;
    「偶然にも私は、崩壊間際のソ連を体験した、恐らく最後の日本人のひとりとなったのだ。」

     それなら、私は、
    「偶然にも、崩壊直後のソ連を体験した、恐らく最初の日本人のひとりとなったのだ。」
     と言える。

     1991年8月のソ連邦崩壊のクーデター。
     その時、自分は、いよいよ9月からのレニングラード入りに向けて、荷物の発送も終えスタンバッテいた時だった。なにもかもが懐かしい感じがする。

     当時(1991年)、メディアの企画でゴルバチョフ時代のソ連を体験した少女(当時11歳)が、改めて2016年11月にロシアを訪問するレポルタージュだ。現在と過去(25年以上前)の想い出との対比

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    2018年04月18日