国内小説 - 集英社の検索結果
検索のヒント
検索のヒント
■キーワードの変更・再検索
記号を含むキーワードや略称は適切に検索できない場合があります。 略称は正式名称の一部など、異なるキーワードで再検索してみてください。
■ひらがな検索がおすすめ!
ひらがなで入力するとより検索結果に表示されやすくなります。
おすすめ例
まどうし
つまずきやすい例
魔導士
「魔導師」や「魔道士」など、異なる漢字で検索すると結果に表示されない場合があります。
■並び順の変更
人気順や新着順で並び替えると、お探しの作品がより前に表示される場合があります。
■絞り込み検索もおすすめ!
発売状況の「新刊(1ヶ月以内)」にチェックを入れて検索してみてください。
-
雨降る森の犬
父親を病でうしない、母親との確執を抱えた女子中学生の雨音(あまね)は不登校になり、山岳写真家の伯父・道夫のもとに身を寄せた。道夫はバーニーズ・マウンテン・ドッグのワルテルとともに自前のログハウスに住んでいた。ログハウスの近くには大きな別荘があり、雨音はそこの持ち主の長男で高校生の正樹と知り合う。正樹は再婚した父親と若い母親に対して、複雑な感情を抱えていた。雨音と正樹は道夫の影響で登山の魅力を知るようになり、道夫の愛犬ワルテルと自然との触れ合いが、二人の心を少しずつ癒していく。家族の問題を抱えた中学生と高校生が、道夫とワルテルと過ごすなかで自らの生きる方向性を見出していく、心に響く長編小説。 -
あやかしギャラリー画楽多堂 ~転生絵師の封筆事件簿~
ギャラリー画楽多堂を営む斉藤楽真。見るものすべてを虜にする絵を描く彼は、実は人に仇なすあやかしを絵に封じる転生絵師だった。楽真は、あやかし狩りの頭目・上総と共に、警視庁の依頼で自分の寿命を対価にあやかしを競り落とすと噂されるオークションを捜査することに。いったい誰が、何の目的でこのオークションを開いたのか。だが黒幕の姿は見えず、やがて周囲で次々とあやかし絡みの事件が起こり始め……。飼い主の孤独を募らせるために、飼い主に寄り添う犬神。死者との再会を叶える神社。望んだ人生を歩む人と人生を交換できるアプリ。捜査を進める楽真と上総に、見えざる敵が忍び寄る!! 人の闇に入り込むあやかしの狙いとは!? -
あやかしに迷惑してますが、一緒に占いカフェやってます
「一杯につき、なんでも一つ占います」。一風変わったドリンク専門のキッチンカーを経営する五百城圭寿は、少々ワケあり。普通の人には見えないモノが視えるため、相手の守護霊と会話することで、たいていの依頼に応えることができるのだ。圭寿と常に一緒にいるスマホをいじってばかりの謎めいた美青年・白蓮は、五百城家を代々守護してきた「あやかし」で…? 青春のレモネード、雪解けの甘酒…各種ご用意しております!【目次】プロローグ/第一章 訳あって、もれなくあやかしがついてきます/第二章 あやかしと一緒に、幽霊アパートに引っ越しました/第三章 あやかしはマカロンがお気に入りのようです/エピローグ -
アルマジロと銃弾
住宅業界大手の九輝ハウジングに入社した意欲あふれる青沼洋祐とちょっと不真面目な織田謙伸。ふたりは入社式で知り合い仲良くなったが2年目になると、青沼は職場でのパワハラなどで鬱病となり休職し、謙伸は転職雑誌を愛読するようになり…。青沼から引き継いだ一軒家建設の仕事は、妻は前向きなのに刑務官の夫が何度も直前で反対して進まず、社内では成約直前にライバル会社の帝国ホームに顧客を奪われる案件が続出。さらには条例違反の別荘を建てろという客まで現れて…。パワハラ、噂される産業スパイ、そして厄介な客たちに巻き込まれた青年たちの人生の行方は? 気鋭の著者がおくる、サラリーマン・エンタメ小説! -
アンドレ・ジッド『法王庁の抜け穴』を読む(文芸漫談コレクション)
ジュリウス・ド・バラリウル、アメデ・フルーリッソアル、百足組…。そんな名前のラップグループがいてもいいぐらいですが、実はこれ各編のタイトルです(笑)。笑えるところに、すぐに食いつく文芸漫談。今回は、アンドレ・ジッドの『法王庁の抜け穴』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2012年6月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。 -
異界遺失物係と奇奇怪怪なヒトビト
実家が貧乏で金に対してシビアな南は、大手警備会社で事務職に就き、安定した生活を送ろうと目論む。奇跡的に採用された南だが、配属されたのは『異界遺失物係』という謎めいた部署。一気に不安になった南を迎えたのは、甘い物が主食の部長や世話焼きの山ガール事務員、特殊性癖持ちの観察員などクセだらけの面々と、『死亡』『危険』といった物騒なキーワードの書き込まれた地図。しかも初日からコミュ力に乏しすぎる五十嵐と組んで仕事をすることになり、渡されたメガネをかけたところ、人間ならざるモノが見えるようになってしまい…!? 見た目も性格も凸凹なバディがおくる、特殊で異色なお仕事ドラマ!! -
筏までの距離
小原晩、カツセマサヒコ推薦!! 恋ではない。友情ではない。 ふたりの関係の、呼び方を教えて。 学生の頃、彼女とはよく大学の付属植物園で過ごした。花の名前もよく知らないのに。 ある日彼女は、園内の礼拝堂の前で突然、耳鳴りがすると言った。 昨日、眠れなくて、宇宙の動画を見ていた時からずっと耳鳴りがする。 宇宙で鳴っている音を想像してからずっと、と――「植物園にて」 新幹線で出会った女性と偶然にも温泉街で再会した私は、 彼女に導かれて、古びたリゾートマンションの屋上から花火を眺めていた。 30分足らずで終わった花火の後、彼女は先に部屋に行っていると言い残して、 屋上から去ったが――「筏までの距離」 デビュー作で芥川賞候補に挙がった著者が贈る、 書き下ろし2篇を含む、わたしとあなたの8つの物語。 【著者略歴】 水原 涼(みずはら・りょう) 1989年兵庫県生まれ、鳥取県育ち。北海道大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。2011年に「甘露」で第112回文學界新人賞を受賞しデビュー。同作が第145回芥川龍之介賞候補作になる。著書に『蹴爪(ボラン)』、『震える虹彩』(安田和弘との共著)がある。 -
イグアナの花園
動物の言葉が分かる美苑は、植物学者で大学教授の父と、厳格な華道師範である母親と住む家の中庭やアトリエで、生き物たちの言葉に耳を傾けるのが日課だった。一方、学校では人付き合いが苦手で「空気が読めない」子として回りから距離を取られていた。ある日、目覚めると、前日まで元気だった父が急逝した事実を知らされる。そんな美苑に声を掛けたのは、父の同僚である児玉先生。大学の植物園で飼育されている子供のグリーンイグアナを育てないかと美苑に提案する。そして14年間、「ソノ」と名付けられたイグアナと共にアトリエで暮らし、充分満たされた生活を送っていたのだが、突然母から呼び出され、驚愕の通告を受ける。母の体に癌が見つかり余命は恐らく半年。その半年の間に結婚せよと言われ……。 -
異人館画廊 星灯る夜をきみに捧ぐ
千景が帰国後はじめてのクリスマスが訪れようとしている。昔はクリスマスが苦手だったが、いまは千景を笑顔で迎えてくれる異人館画廊に集う人たちがいるおかげでまったく違う風景に感じられる。だが一方で千景は恩師から再渡英を意味する博士論文の執筆を勧められており…。そんななか不可解な強盗事件に、呪われた絵画が関わっているらしいと京一から相談を受けた千景と透磨は、カラヴァッジョに憑りつかれるように魅せられた男と、父との軋轢に苦しみ続けた女の奇妙な接点に気づいた。見る者の心揺さぶるアウトサイダー・アートの謎を追う中、千景が見つけた自身の過去と未来を照らす「答え」とは? 『異人館画廊』第一部・完結! -
泉鏡花『高野聖』を読む(文芸漫談コレクション)
「二〇世紀のゼロ年代は日本の近代文学史のひとつのエポックです。」(奥泉)。今回は20世紀を目前に発表された、泉鏡花の『高野聖』を読む。 芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2015年1月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。 -
いない
21歳の僕は「物語」の中を生きていた。同じ大学に通う恋人の香澄、彼女と同郷の先輩、プラネタリウム、そして失われた文庫本。手の中に果実はない。未来など見えない。見えるはずがない。しかし、何かを知っている人は何かを知らない人に伝えなければいけないのだ。不在を抱えて生きる若者の、追憶と哀しみを描く。 -
猪之噛
東京から福岡の山奥に移住し、猟師として生活している明神マリア。 猟友会の会長・吉中剛太郎と、ここ最近感じている山の違和感について話していた。なぜか、山から獣の気配が消え去っている――、と。 ある日の帰り道、マリアは森からかつてない強い気配を感じ、身構える。 それは、この五年の猟師経験で見たこともないような巨大な猪から発せられたものだった。 後にその正体は、江戸時代から言い伝えが残る金色の猪「イノガミ」だと、剛太郎に教えられる。 過疎に苦しむ村で、恐怖と葛藤を抱えながら自然と向き合う猟師たち、そして平穏な暮らしを願う村人たち。 伝説の猪との対峙の先に見えるものとは。 手に汗握る猟師と害獣の死闘を描く、著者初の現代小説! 【著者略歴】 矢野隆 やの・たかし 1976年福岡県生まれ。2008年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。21年『戦百景 長篠の戦い』で第4回細谷正充賞、22年『琉球建国記』で第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。他の著書に「戦百景」シリーズ、『覚悟せよ』『琉球建国記 尚円伝』『籠城忍 小田原の陣』『匣真演義 姫賊 僑燐伝』『籠城忍 上田城攻防戦』など多数。 -
威風堂々惡女 お試し無料小冊子
【このオレンジ文庫がすごい!】激しい民族差別の末に重症を負った少女・玉瑛。差別の元凶となった皇帝の側室・柳雪媛を強く憎みながら意識を失い、目を覚ますと玉瑛の魂は雪媛の身体に転生していた――。「彼女が失敗しなければ――すべてが変わる」過去へ渡った不遇の少女は、悪女となって歴史を、そして世界を変えていく……。一気読み読者続出中! 孤高の中華転生物語――。電子書籍も絶好調! 最新第3巻の配信開始を記念して、一章まるごと試し読みができる小冊子を配信開始! あらすじ紹介まんが&人物相関図ほか、挿画を担当する蔀シャロン先生の美麗イラストによる登場人物紹介も収録。【もくじ】『威風堂々惡女』人物相関図/登場人物紹介/『威風堂々惡女』試し読み漫画(原作:白洲 梓・漫画:蔀 シャロン)/威風堂々惡女 一章 -
彩無き世界のノスタルジア
過去を捨て、裏社会で生きる「交渉屋」のキダ。キダに仕事を発注、交渉時に使用する銃器や爆発物を調達するなど、表向きの輸入代行業とは別に裏稼業を営む会社「川端洋行」に、ある日両親を殺されたという少女・彩葉(いろは)が訪れる。その子の世話を押し付けられたキダは彩葉を匿うことになり、奇妙な共同生活がスタートする。彩葉と暮らすうち、孤独に暮らしていたキダの世界に鮮やかな色が満ちていく。しかし、その裏で蠢く影が、次第にキダを飲み込もうとしていた。やがて明らかになる彩葉の真実とは――。『名も無き世界のエンドロール』の結末から五年後、切なく忘れがたい「企み」の物語。 -
いわさきちひろ(学習まんが 世界の伝記NEXT)
『ゆきのひのたんじょうび』『あめのひのおるすばん』『おふろでちゃぷちゃぷ』など、やわらかな色彩で、美しい花、かわいい動物、愛らしい子どものしぐさや日常を描いた絵本画家、いわさきちひろ。戦争の悲しみ、苦しみを経験したちひろは、世界中の子どもたちが愛され、幸せであることを願って子どもたちの未来を明るく照らす絵を描き続けます。そんな彼女の生涯をまんがでわかりやすく描いています。 第一次世界大戦終戦直後に生まれたいわさきちひろは、幼いころから絵をかくことが大好きな子でした。 もっと絵を学びたいと思ったちひろは美術の専門学校に行こうと考えます。 しかし、岩崎家の長女で家を継ぐ役目があったため、一度は絵の道に進むことをあきらめます。 その後、悲惨な戦争を経験したちひろは、「もう二度と戦争をしてはいけない」という思いを伝えるために自分にできることを考えます。そして、絵を描くことを通じて平和の尊さを訴えようと決意します。 やさしいタッチで描かれたちひろの絵には、子どもたちの幸せと平和への願いがこめられています。 -
イールズ播地郡
夫と息子を事故で亡くしてまもない主婦に、ある日ドラフトの通知が届く。しかしそこにあったのは見たこともきいたこともないスポーツだった。自分の古里も様変わりしていく。そして自己も……これはきっとすべてが夢なのだ――著者初の長篇にブラッシュアップを重ねた完全版。(青木淳悟氏推薦。青木淳悟氏直筆のイメージイラストを付録として収録。) -
浮雲心霊奇譚 赤眼の理 分冊版
絵師を目指す八十八(やそはち)の姉が奇妙な行動をとるようになった。幽霊の類の仕業らしく、話も通じない。困った八十八は憑きもの落としの名人に会いに行った。その男は肌が異様に白く、両眼に赤い布を巻いていた。死者の魂が見えるという破天荒な男に惹かれ、八十八は共に数々の事件に関わっていく――。「霊を祓(はら)えば、もう戻れなくなる」最強憑きもの落とし見参! すべてのエンタメファンに捧ぐ、幕末ミステリー開幕! 神永学10周年記念作品。『心霊探偵八雲』のルーツがここに! 浮雲心霊奇譚 赤眼の理 分冊版、第一巻※本電子書籍は『浮雲心霊奇譚 赤眼の理』の電子分冊になります。 -
宴の前
隠された利権、過度な忖度、県民性の謎…。あらゆる選挙戦の中で最も闇が深いのは地方知事選だ! 知事の後継者が、選挙告示前に急死。後継候補を巡る争いに、突然名乗りを上げたオリンピックメダリスト、地元フィクサーや現職知事のスキャンダルを追う記者の思惑が交錯する。これまで四期連続当選してきた現職県知事・安川(76歳)は、今期限りでの引退を決める。後任については副知事の白井に任せるということで内々に話がまとまっていた。しかし、選挙告示の2ヶ月前に白井が急死し、次期知事候補は白紙に戻る。一方その頃、地元出身でオリンピックメダリストの中司涼子(42歳)が、突如知事選への出馬を表明する。マニフェストに「冬季オリンピックの誘致」を打ち上げ、一気に有力候補に躍り出る。混沌した様相はさらに加速し――。圧倒的な権力を持つ「地方の王様」を決める熾烈な争い。選挙小説の新機軸! -
うちの中学二年の弟が
一貫教育の私立鷺ノ院学園高等科一年生・鷺沼湖子は、同じ学校の中等科二年生の弟・六区に振り回される毎日。六区はそこらの女の子よりもずっと可憐なうえ、やることなすこと予測がつかない性格なのだ。学校で撮影されるという映画のヒロイン役が行方不明になっているのを知った六区は、唐突に女優の居場所を知っているようなことをマネージャーに告げて……!?【目次】えきすとら六区~うちの女の子より可愛い弟が~/ちょこれいと六区~うちの悪魔で天使な弟が~/ひろいずむ六区~うちの時空を超えた弟が~/特別編・じゃぱねすく六区~うちのコバルト男子の弟が~/じゃぱねすく六区・番外~うちのジャパネスクファンの母親が~/あとがき -
うまれたての星
昭和のあの頃、百万人の少女たちを夢中にさせた漫画雑誌があった! 1969年、人類が月面着陸をした年に出版社に就職した辰巳牧子は、経理補助として「週刊デイジー」「別冊デイジー」編集部で働き始める。 親分肌の川名編集長が率いる「週デ」は、漫画班・活版班・グラフ班に分かれて編集部員一同、日々忙しく動き回り、「別デ」を率いる小柳編集長は、才能あふれる若い漫画家たちを見出し、次々にデビューさせていた。 いつかは男性編集者に並んで漫画を担当したいと願う西口克子や香月美紀、少女漫画という縁のない世界に放り込まれ戸惑う綿貫誠治、暇さえあれば雀荘で麻雀ばかりしている武部俊彦・・・・・・。 女性漫画家たちがその若き才能を爆発させ、全国の少女たちが夢中になって読んだ“100万部時代”。編集部で働くひとりひとりの希望と挫折、喜びと苦しみに光をあて、時代の熱を描き出す大河長編! ◆著者プロフィール 大島真寿美(おおしま・ますみ) 1962年愛知県生まれ。1991年「宙の家」が第15回すばる文学賞最終候補作となる。1992年「春の手品師」で第74回文學界新人賞を受賞しデビュー。2012年『ピエタ』で第9回本屋大賞第3位入賞。2019年『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木賞受賞。『それでも彼女は歩きつづける』『空に牡丹』『結 妹背山婦女庭訓 波模様』『たとえば、葡萄』ほか著書多数。 -
心淋し川
江戸、千駄木町の一角は心(うら)町と呼ばれ、そこには「心淋し川」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れていた。川のどん詰まりには古びた長屋が建ち並び、そこに暮らす人々もまた、人生という川の流れに行き詰まり、もがいていた。青物卸の大隅屋六兵衛が囲っている年増で不美人な妾のおりきは、六兵衛が持ち込んだ張形をながめているうち、悪戯心から小刀で仏像を彫りだし…(「閨仏」)。飯屋を営む与吾蔵は、根津権現で小さな唄声を聞く。荒れた日々を過ごしていた与吾蔵が捨ててしまった女がよく口にしていた唄だった…(「はじめましょ」)など、生きる喜びと哀しみが織りなす全六話。第164回直木賞受賞作。 -
ウロボロスの環
【現代文学の名手が贈る心理小説の白眉】 人生を狂わせるほどの秘密ではなかった。 ――そのはずだった。 1989年5月、彩和と俊輔の結婚を祝う会が開かれた。 前の夫を若くして亡くし、必死で幼い娘を育ててきた彩和にとって、それは人生の安泰が約束された幸福な瞬間だった。 後に、俊輔の思わぬ一面を知ることになろうとは夢にも思わず――。 綻びゆく人生における、僅かな安息。 不意におとずれる、密やかな邂逅。 廻り続ける「生」への不安を克明に描ききった、原稿1100枚に及ぶ傑作大長編。 【著者略歴】 小池真理子(こいけ・まりこ) 1952年東京都生まれ。1989年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。以後、95年『恋』で直木三十五賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、11年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞、21年に日本ミステリー文学大賞を受賞。 そのほか、『無伴奏』『瑠璃の海』『望みは何と訊かれたら』『神よ憐れみたまえ』など著書多数。 -
映画ノベライズ 君がトクベツ
黒髪メガネの陰キャ女子・若梅さほ子は、過去のトラウマから世界中のイケメンが大嫌い。そんなある日、さほ子の母が営む定食屋にやってきたのは国民的アイドルグループのリーダー・桐ヶ谷皇太!? もう絶対にイケメンに恋するつもりなんてなかったのに、ファンサ過剰な皇太の意外な素顔を知るうちに心が揺れはじめて・・・・・・。『ヒロイン失格』『センセイ君主』『あたしの!』の作者・幸田もも子原作の実写映画を完全ノベライズ! ――イケメン嫌いの陰キャ女子と国民的アイドル、まさかまさかのラブストーリー!! ※電子版に口絵の収録はございませんのでご注意ください。 -
映画みたいな、この恋を
三ヶ日町の高校に通う高校2年生の実緒は、自他ともに認める普通の女の子で、モテた経験なんてない。しかし親友の果菜や幼なじみの翔太と過ごす高校生活は、平凡だけど楽しい毎日。そんなある日、のどかな地元が映画のロケ地に決定し、町の誰もが浮き立つ。女優志望の果菜はもちろんのこと、地元愛の強い翔太もこの機会をチャンスに自分の夢を叶えようと大奮起。気づけば実緒もエキストラとして映画に出演することになり、非日常の毎日のなかで、今まで意識していなかった気持ちにも徐々に気づいて…。夢を追う高校生たちの、まぶしすぎる青春フィルム!!