雨降る森の犬

雨降る森の犬

913円 (税込)

4pt

父親を病でうしない、母親との確執を抱えた女子中学生の雨音(あまね)は不登校になり、山岳写真家の伯父・道夫のもとに身を寄せた。道夫はバーニーズ・マウンテン・ドッグのワルテルとともに自前のログハウスに住んでいた。ログハウスの近くには大きな別荘があり、雨音はそこの持ち主の長男で高校生の正樹と知り合う。正樹は再婚した父親と若い母親に対して、複雑な感情を抱えていた。雨音と正樹は道夫の影響で登山の魅力を知るようになり、道夫の愛犬ワルテルと自然との触れ合いが、二人の心を少しずつ癒していく。家族の問題を抱えた中学生と高校生が、道夫とワルテルと過ごすなかで自らの生きる方向性を見出していく、心に響く長編小説。

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雨降る森の犬 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    心優しいワルテルに読者までもが救われるような気持ちになる。ワルテルの描写、自然や食事の描写などが秀逸で鮮やかに脳裏に浮かび上がる。

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    馳星周は、犬と馬を書かせたら最強に面白い。
    主役犬は、バーニーズ・マウンテン・ドッグのワルテル(牡)。

    この犬が、めっちゃ可愛い!
    主人公の女子中学生・雨音を従えて歩く姿とか、想像できてしまう。
    やはり馳星周は描写が抜群に上手い。
    山頂から眺める雄大な景色や、雨の落ちる様子、森の匂い、犬の目に浮か

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    良い話でした。最後泣けます。人間は先のことや他人の目を気にしながら生きてるんたけど、動物は今一番良いと思うやり方で生きている。たから真っ直ぐでブレない。納得しました。

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    自分より遅く生まれてきて家族になり、やがて自分より先に逝く。教えてくれることが多く、逝ってしまった後の後悔も計り知れない。そんな経験があるが故に、最終の数ページでは感情を抑えることが出来なかった、、

    0
    2025年07月09日

    Posted by ブクログ

    あー、泣いた。
    今、泣いた後にこれを書いている。
    とにかく最終章が泣けるのだ。
    実は今朝の通勤電車の中で、会社に着くまでには読み終えられるな、と思っていたのだが、最終章が始まった段階で「いかん、これは落ち着いて読むべき。そして、多分俺は泣く」
    と思い、帰りの電車の中も、夕飯を食べる最中も我慢して、子

    0
    2025年05月21日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに馳さんの犬をモチーフとした作品を読んだ。改めて作者の犬に対する愛情を感じ感動した。

    「ずっと一緒にいなければ、犬から教わることができない。  見返りなど求めずに家族を愛し、気持ちを汲み、辛い時や悲しい時には余計な言葉は口にせずにただ寄り添ってくれる。」
    作品中の文章だが本当にそうだなぁと

    0
    2024年08月20日

    Posted by ブクログ

    初めての馳星周さんの本でした。
    主人公が中学生の女の子で本当に大人が楽しめる物語なのか、と疑いながら読み始めましたが、成長と家族の物語で夢中になって読みました。
    犬や山、自然が好きな人にオススメです。
    私は長野にドライブに行くのが好きで蓼科高原も女神湖も長門牧場も何度も行った事があるので、昔を思い出

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

     直木賞受賞作「少年と犬」を読んだあとソウルメイト、ソウルメイト2とこの本を購入して「雨降る森の犬」だけ読まずに本棚に眠っていた。「少年と犬」で犬本に夢中になって立て続けに読んだがこの本は五百頁あまりあり、ちょっと躊躇してたが一週間もかからず読み終わった。馳星周という作家はノワール小説で世に出たがそ

    0
    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    犬と共に生活をしている自分からすると、こういった話にはとことん弱い!笑
    「人間は過去と未来に囚われて生きていて、犬は今、その瞬間を生きている。」
    「見返りなど求めず、家族を愛し、辛い時や苦しい時は余計な言葉をかけず、ただそばにいる。」
    「人が動物と暮らすのは別れの悲しみよりも一緒に暮らした幸せの方が

    0
    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    こんなに本で泣いたのは南極物語以来のような気がする。ワルテルが雨音を妙子から守るところ、そしてワルテルが逝ってしまうところ。涙がとめどなく溢れて、視界がぼやけて鼻が詰まってもう苦しかった。
    雨音は絵を描くこと、道夫と正樹は写真を撮ること、それぞれの目で見た景色をカタチは違うけどモノとして残すことにや

    0
    2024年02月23日

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