ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
サラリーマンは義妹の媚態を妄想し、固執する。母親は家計の足しに携帯電話を使って体を売る。初老の男たち相手にコスプレで荒稼ぎする女子大生は就職戦線で苦戦中。SMクラブに没頭し、女とプレイするための資金づくりにフリーターの男が選んだ強盗先は──。世間の雑踏にまぎれる平凡な者たちを陥れる些細なきっかけと苦悩。日常のほんの少し先にある「異界」にはまり、超絶の性に捕らわれた人間の背徳を残酷なまでに描ききった異色作品集。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
少し間違えるとただのエロ小説になってしまう題材なのに、人間の性の執着と生の根源が、登場人物の内面を的確に描写することによって浮かび上がる。流石馳氏の作家の手腕・力量あるからこその作品。特に「声」と「M」は秀逸。。
性描写が生々しいので家でこっそり読むか、カバーをかけて読むのをお勧めします。 馳星周の作品は二作目になりますが、未だ彼のノワールと呼ばれる作品を読んだことがありません。次はど真ん中のノワールを読んでみたいと思います。 さて、本作品は何処にでも居そうな人達がちょっとした事で転落していきます。 ...続きを読む 眩暈の主人公は過度な妄想狂で義理の妹との関係が近くなった事と、妻が赤ちゃんの世話で相手にしてくれない事で義理の妹への妄想がエスカレートしていきます。 見てられないけど見たくなる!!! 人形の主人公は憧れの人と久し振りにあったが為に堕ちていく・・・ 作品中、一番理解できない主人公です。 声の主人公は主婦なのに騙されて売春をさせられる事になるのですが、誰か助けてくれる人はいるの?最後どうなるので心配になります。 嵌っていく時に自分も思わず不安になります。 Mの主人公は先輩に連れられてSMクラブに行くのですが嵌ってしまう・・・ SM嬢と主人公の関係に切なさを感じるのは私だけでしょうか?
かなり久しぶりの馳星周。繁華街舞台にドンパチ繰り広げなくても揺るぎ無いノワール感。住む世界は違うのだけど起き得ないことでは無いと言うか。表題作のMに関してはトラウマに支配されている物語りだろうし、近い感覚がある。 眩暈の主人公には「しっかりしろよ」って突っ込みたいけど。。
生々しいまでの性描写の中に迫り来る恐怖とのコントラストがなんとも言えない焦燥感を与えられます。 どっちのドキドキ!?!? と、思うような。なんとも言えない身近な恐怖。 テレクラに堕ちる主婦。 SMに堕ちる男。 息子。 隣の家族との秘密。いろんな短編なんですが。どれもこれも追い打ちをか...続きを読むけてきます。生々しい性描写に油断しているとやられます。
表題作のみ読みました。不夜城しか読んだこと無いのですが、ワンセンテンスの短いこの人の文章は速くて好きです。短編なのですが、だからなのか疾走感とかテンポをだすために取捨選択がいさぎよすぎて読む人によってはもっと人物をとかカメラが遠いという印象もあるとは思います。もうすこしネチネチダラダラ書くべき部分は...続きを読むあったんじゃないのかなと思いましたが、長く書けそうな内容で、長く書きがちな人がここまでそぎおとしたと、そう考えると全体とワンシーンの長さの比率やワンシーンごとを分解してみたくなりました。 内容は馳 星周 テンプレという感じでした。
すごい本 しょっぱなから飛ばしてくれます。 まさにM Mの人へ 決してハッピーな本では有りません。
エグい、エロい、救いがない、気分が悪くなる。 こんな気分にさせられた小説は初めてだが、もういいや。
今回は一風変わり、ヤクザとかアウトロー系な 人々が落ちていくのとはかわり一般のほんとうに あなたの側にいる人たちが落ちていくという話。 短編集でなかでも『人形』がお気に入り。 隣りの家のおじさんに慕情を抱く女の子が おじさんの後を興味本位でつけていくと デートクラブにでいりしていることをしる。 ...続きを読むもしかしたらおじさんが私を見つけてくれるかもしれない と入った先は真っ暗闇。 欲しいものは、本当に欲しかったのかな。 暗い穴はすぐ横にぽっかりと大口を空けて まっているのかもしれない。
些細なきっかけで異常な性の世界にはまってしまった者たちの苦悩と快楽、そして絶望を残酷なまでに描いた異色短編集。
直木賞候補になってたから内容知らずに買っちゃった。。帯のとおり、「ほんの些細なきっかけ 誰しも闇を秘めている」「絶望と快楽」が入り混じる話が4つ。 自分が好んで買う本とは違うので、新鮮で刺激にはなったけれど、絶望の色が強すぎて後味悪いって感じる人もいそう。直木賞候補にもこういう作品あるのね。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
M(エム)
新刊情報をお知らせします。
馳星周
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
少年と犬
蒼き山嶺
雨降る森の犬
暗手
暗手(馳星周インタビュー収録)【無料試し読み特別版】
試し読み
アンタッチャブル
虚(うつろ)の王
黄金旅程
「馳星周」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲M(エム) ページトップヘ