フェスタ

フェスタ

2,090円 (税込)

10pt

北海道浦河町で生産牧場を営む三上収、三上徹の親子。
パリ・ロンシャン競馬場で開催される世界最高峰の「凱旋門賞」の舞台で力を発揮できるのは、ステイゴールドの血統に違いない――と確信していた。
そう結論づけた収はその産駒であり、かつて凱旋門賞で二着となったナカヤマフェスタの種付けを続けていた。そうして収が自信を持って作り出した仔馬は、調教師・児玉健司の目に留まり、将来の可能性を信じた馬主の小森達之助に引き取られることに。
二歳となりカムナビと名付けられたかつての仔馬は、美浦の児玉厩舎に引き取られ、その気性の荒さから厩務員である小田島雅彦らに手を焼かせていた。
一進一退しながらも着々と結果を残していくカムナビ。
目指すは、日本競馬界の悲願である凱旋門賞制覇。
生産者、厩務員、調教師、馬主、ジョッキー……ホースマンたちの夢を一頭の競走馬に懸けた熱き物語。

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フェスタ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    新年1冊目の読書にふさわしい本でした。
    日高の小さな小さな家族経営の牧場で生まれたサラブレッドが凱旋門賞までたどり着く。
    その道のりには笑いあり涙あり馬に関わるホースマン達の心と心を繋いでいく感動の物語。
    自分が競馬好きだったのもあり最近読んだ本の中では抜群に面白かった。

    0
    2025年01月02日

    Posted by ブクログ

    競馬に興味がないので、G1とか凱旋門賞とか名称としては知っていても、詳しくは知らないし、そもそもそれがなに?って感じなんだけど、いやいやこの小説は引き込まれた。一一頭のサラブレッドを中心、凱旋門賞優勝を目指すその熱気に自分も気が付いたら巻き込まれていたような感覚。

    0
    2024年09月02日

    Posted by ブクログ

    すごく時間をかけて読んだ一冊。
    とっても素敵な物語で、小説を読んでいるだけなのにまるで、レースを見ているかのように展開が映像化され、カムナビの根性などがすごく伝わってきた。
    カムナビも化け物だったけど、そうおもうと
    イクイノックスは、もう化け物以上ではと改めて感じた。

    0
    2024年07月16日

    Posted by ブクログ

    弱小の生産牧場と馬主と厩舎が凱旋門賞の夢を追うサクセスストーリー。大人たちの必死さと我関せずのカムナビの対比が気持ちいい。第二世代が活躍する続編も読みたい

    0
    2024年06月21日

    Posted by ブクログ

    日高の零細牧場で牧場主の強い思いを受けて生まれ、関係する人々の人生と夢を背負って走るカムナビ。

    日本の競馬界では決して正統な優駿ではないが、重馬場には圧倒的に強く、凱旋門賞で2着となった血統。

    この馬の癖の強さが、物語に拡がりと深さを加える。

    生産者、馬主、厩舎の調教師や厩務員に騎手など、競馬

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    いやぁ、良かった。

    競馬は全く知らないが充分楽しめた。
    競馬の前作「黄金旅程」も良かったが、私はこちらの方が好きかも…。
    何度か涙した。

    馬がとても繊細な生き物というコトを初めて知ったし、勝てなかった馬たちのその後の馬生が過酷なコトを辛く感じた。

    どこかの観光地などで、乗馬を体験してみたい。

    0
    2024年04月27日

    Posted by ブクログ

    映画にするなら誰を主役にもってくる?
    もちろんサラブレッドのカムナビが主役ではあるが、競走馬を巡る生産者、調教師、馬主、厩務員、馬主、そして騎手
    サラブレッドを愛する者たちの凱旋門賞という大きな夢を目指す物語。
    馬の血統というものの面白さや不可思議さに作者の想像力から生まれるカムナビの性格。
    全てが

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    常に楽しみにしている大好きな馳星周の新作ですが、競馬には大して興味が無いので、ワクワクも半減。
    舌打ちしながら読み始めたところ、
    予想に反し(失礼極まりない)、冒頭から、とても心地よく惹き込まれ、競馬の知識関係無く、あっという間に読み終えてしまいました。
    今後も競馬作品が増えそうな予感ですが、次の新

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    勝てない馬ばかりだった生産牧場、厩舎、騎手、馬主に奇跡のような馬が誕生。スピードよりスタミナが持ち味。この馬で凱旋門賞に勝たせたい者たちの物語。

    めちゃくちゃ面白かった。一気読み。ナカヤマフェスタやステイゴールドというのが実在したのを知らなくても、十分に楽しめた。熱い!

    0
    2024年04月02日

    Posted by ブクログ

    競馬小説としては、早見和真氏の「ザ・ロイヤルファミリー」もそこそこ面白かったが、はるかに凌駕する競馬小説の傑作。ステイゴールド・ナカヤマフェスタという稀代の荒馬から誕生したカムナビの活躍を通して、馬を愛する日高の弱小生産牧場・居酒屋経営の弱小オーナー・預託を受けた二流調教師・定年間近な老練だが馬に恵

    0
    2024年04月02日

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