黄金旅程

黄金旅程

1,067円 (税込)

5pt

4.5

装蹄師の平野敬は、北海道の浦河で引退した馬の世話をする養老牧場を営んでいる。敬が注目している馬・エゴンウレアは日高の小さな栗木牧場生産の最高傑作と言われるが、気性が荒く、プライドも高い馬で誰もが調教に手を焼いていた。以前エゴンに装蹄したことのある敬は、初めて彼に触れた時、間違いなく超一流の資質を秘めた馬だと確信していた。敬は、覚醒剤所持で服役していた元騎手で幼馴染の和泉亮介の才能を信じ、エゴンの乗り役を頼むことに。調教を重ねるうち、エゴンが自分の意志で走る姿を見せ始める。エゴンに人生を託した人々の想いは、二勝馬脱却への奇跡を呼び起こせるのか――。直木賞受賞第一作。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    北海道浦河で装蹄師をしながら種牡馬としても引退した馬が余生を過ごす養老牧場を営む平野敬は幼馴染の元中央騎手和泉亮介と共に超一流の競走馬であるが気性が荒く一着になれない競走馬エゴンウレアを重賞に勝たせる夢を見る。地元の夢を載乗せたエゴンウレアは中日新聞杯からG1、世界の舞台へ。名前の通り黄金旅程を進む

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    昔競馬のテレビゲームをやっていたこともあり、購入。

    面白くて一気に読んでしまった。

    気性が荒くなかなか本気を出さないエゴンウレア。
    だけども、刑務所から出所した亮介、主人公の敬、そして「地元からG1馬を」と他の牧場や競馬場関係者達の熱い想いや努力によって、エゴンウレアが再び輝く姿は胸を打たれるも

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    久々に、またしばらくして再読したいと思う、面白い小説に出会えた。

    人間サイドからの身勝手な話ではあるが、競走馬は色んな人の思いや願いを乗せて走る。その罪深さについては、筆者も作中で何度も言及している。

    その走りで人は喜んだり、胸を熱くしたり、明日への活力を得たり、また、人生を変えるきっかけを得る

    0
    2024年10月21日

    Posted by ブクログ

    北海道の日高地方から出た気性が超荒くて、2着ホルダーのサラブレッドとらその馬に翻弄される人たちの物語。
    感動的なおもしろさ。

    0
    2024年10月13日

    Posted by ブクログ

    ひさしぶりの馳星周。

    牧場を譲り受け、養老牧場を営む装蹄師の平野敬。
    敬の幼馴染でかつて優秀なジョッキーだったものの、薬物問題を起こし服役していた亮介。
    実力はありながらも、G1では勝てない、シルバーコレクター『エゴンウレア』。

    敬の助けを得て、『エゴンウレア』の乗り役として、再起していく亮介。

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    サラブレッドの産地、関係者たちの夢を描いた感動長編。競馬の難しさ、牧場経営の大変さを、一般の人や後世に語ってくれる、貴重な北海道本でもある。馳さん初めての馬の本。後味も良い。明日からまた頑張ろう。

    0
    2024年12月06日

    Posted by ブクログ

    趣味で競馬をやっているが、このような裏方にスポットを当てた世界を覗き見るのは初めて。エゴンウレアもそうだが、一頭の競走馬にこれほどまでに多くの人とその想いがかかっているのかと思うと、熱くなるものがあった。

    0
    2024年12月03日

    Posted by ブクログ

    競馬のことは全然知らないけど、凄く面白かった。
    エゴン、面白すぎる。

    「普通の人だけど、悪いヤツらとも渡り合ってなんとかなっちゃうカッコいい人だからエロイ女がほっとかない」っていう感じはこの話には要らなかったな…
    他は凄く良かった。

    「黄金の旅路はまだはじまったばかりだ」

    0
    2024年09月26日

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