ユーザーレビュー しゃもぬまの島 上畠菜緒 幻視的な小説でした。今までそういった小説を読んだことがなかったので、困惑しながら読み進めていました。 しゃもぬまを絶対視する閉塞感のある島独特の風習の様なものがある文化圏で育っていないので、『佑は全部、放り出しちゃえば良いのに』と気楽に考えてました。ラスト、佑の複雑な生い立ち含め、区切りが付いた様...続きを読むなので凄くホッとしました。 Posted by ブクログ しゃもぬまの島 上畠菜緒 大学の授業で、現在扱っています。私の所属しているゼミの先輩に当たる方が書かれたそうで、近代文学を研究している私の先生は「いくら卒業生が書いたとは言っても、小説の構造がちゃんとしていなければわざわざ授業で扱ったりはしない」とおっしゃっていました。物語として読むだけだと、ふわふわとして掴みどころのない、...続きを読む不思議な物語のような気がしますが、小説として読むとたくさんの発見があり、面白いです。夏みかんが印象的でした。 Posted by ブクログ 上畠菜緒のレビューをもっと見る