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女の「したい」を見抜く技術 会話・しぐさでわかる38のサインと作法
あなたは、女の「OKサイン」を見逃している!?勇気を出してお誘いすべきか、今日は見(ケン)に徹するべきか?一歩を踏み出せないジレンマを払拭し、女性をベッドにエスコートするための洞察力を身につけろ!【試し読みはココから!】http://www.clapbooks.com/?p=1825【本文より】あなたに気になる女性がいるとして、彼女の本音を知りたいと思ったことはありませんか? もちろん彼女が、自分のことをどう思っているか、ひいては、女性と2人きりでお酒を飲んでいる場合なら、あなたとベッドインしてもいいと思っているかどうかです。読み終えたとき、あなたは女性の「したい」サインがたちどころに分かっているようになるでしょう。もちろんこれは魔法などではなく、女性である私が女性の心理を詳しく解説することで、あなたにそれ相応の洞察力が身につくからです。【著者】1995年、19歳でグラビアモデルとしてデビュー。90年代を代表するトップAV女優として君臨。「20世紀最後のAV女優」と呼ばれている。引退後は舞台やOVA、海外作品を含む映画にも出演し、女優業の幅を広げる傍ら、ライターとして雑誌や新聞にコラム、セックス関連のお悩み相談などを寄稿。インディーズCDデビューも果たし、現在もボーカリストとしてレコーディングやライブを行うなど、多方面に勢力的な活躍をしている。2014年、これまでの経験と知識を活かし、夜の性相談員(セクシャルアドバイザー)としての活動を本格的に開始。セックスアピール、セックステクニック、セックスコミュニケーション(心の繋がり)といった男女の性に関するアドバイスは、経験と知識に裏打ちされた説得力があり、分かりやすいと定評。モットーは「セックスとはお互いを知ること」。 -
そもそも男ってやつは皆、ロリコン・マザコン・ドスケベなのです。 女子をこじらせる前に知るべき男の真実30
夫婦カウンセリングのプロフェッショナルが、男の欲望を徹底分析。男の本質を丸裸にし、女性としての生き方を問う! 【内容】男についての分析・解説から入りましょう。キーワードとしては、「マザコン・ロリコン・ドスケベ」の3つで、それぞれの象徴は、「母親・妹・娼婦」です。そもそも男から見た女とは、綺麗で、優しくて、柔らかくて、ふわふわしていて、いい香りがする存在なんです。それは、どこがどうのということではなくて、女性の特性そのものといえます。 楽しいのに満たされないのはなぜか/女子会の真実/男の根本を理解しよう/男は皆、マザコンである/男は皆、ロリコンである/男は皆、ドスケベである/女は男に愛されてナンボの存在である/男性に愛されるちょっとしたコツ/女としての人生を謳歌しよう 【著者】恋人・夫婦仲相談所所長。夫婦仲に悩む主婦会員1万3000名を集め、セックスレス、理想の結婚、EDについて幅広く考察。著書『モンスターワイフ』『夫婦仲がよくなるちょっとした習慣』など。電子書籍『となりの寝室 夫婦の性生活の真実』『夫に言えない妻のセックス裏話』『女の不倫 22人の告白』『セックスする脳!』など。 -
小室友里先生が「3回のデートでベッドインするテクニック」を手取り足取り教えてくれるようです。
店選び、服装、しぐさ、話し方、飲み方、嫌われないエチケット……デートからセックスに至る仕掛け・気配りのコツを、伝説のトップAV女優が伝授!【本文より】この本では、「女性とうまく話せない」「食事には行けるのに、その後が続かない」「できるだけ早くエッチに持っていきたい」といった悩みを抱える男性のために、会話の基本から、食事の場所、エッチへ誘い方まで、詳しく説明していきます。女性との接し方が全く分からない人も、基本から学ぶことができますし、もう一歩で女性を落とせそうな方も、使えるテクニックが見つかると思います。ぜひ、この本で学んでいただいて、女性とのデートの際に活かしていただければと思います。【内容】まえがき 3回のデートでエッチまでもっていくために◆第1章 会話・しぐさ・身だしなみ◆第2章 3回の食事で女性を惹きつけよう◆第3章 セックスに至る食事の技術◆あとがき 何より大切にすべきは女性の気持ち【著者】1995年、19歳でグラビアモデルとしてデビュー。90年代を代表するトップAV女優として君臨。「20世紀最後のAV女優」と呼ばれている。引退後は舞台やOVA、海外作品を含む映画にも出演し、女優業の幅を広げる傍ら、ライターとして雑誌や新聞にコラム、セックス関連のお悩み相談などを寄稿。インディーズCDデビューも果たし、現在もボーカリストとしてレコーディングやライブを行うなど、多方面に勢力的な活躍をしている。2014年、これまでの経験と知識を活かし、夜の性相談員(セクシャルアドバイザー)としての活動を本格的に開始。セックスアピール、セックステクニック、セックスコミュニケーション(心の繋がり)といった男女の性に関するアドバイスは、経験と知識に裏打ちされた説得力があり、分かりやすいと定評。 -
司馬遼太郎。人間の大学
死してなお多くの人々の心を捉えて離さない司馬作品の数々。グローバル化する現代社会において、私たち日本人が誇りを持って生きるために、今こそ日本と日本人を励ます司馬文学にその指針を求めることができるのではないか。本書は、「司馬文学は、日本人が“一人前の大人”になるための最良のテキストである」と力説する著者が、司馬作品の“読みどころ”をわかりやすく解説、その魅力を浮き彫りにした好著である。敵にさえも愛される資質とは何かを教えてくれる『竜馬がゆく』、一身立ち一国立つ(個人の独立があり、そして国家の独立がある)ことを謳った『坂の上の雲』、日本の近代的な合理精神を気づかせてくれる『国盗り物語』、才能ある人間が世に出て認められることの難しさを説いた『新史太閤記』、ビジネス社会の倫理とは何かがわかる『菜の花の沖』……。人間、社会、歴史について、知見と洞察に溢れた作品群のエッセンスを堪能できる一冊。 -
知らなくても味わえる漢詩
文法知識、必要なし! 漢詩はこんなに面白い! 一度はその豊饒な世界を覗いてみたいと思いながら、誰もが学校の授業で苦手になったままでいる「漢詩」という文芸。しかし、作品の内容を味わうだけであれば、「レ点」などの細かい知識は知らなくていい! 本書では、最も有名な漢詩の三大詩人・杜甫、王維、李白、日本で根強い人気の白居易、知られざる名作を取り上げ、前提知識を持っていなくとも味わい尽くすことのできる漢詩の魅力を、初学者に向けて道案内する。同時に、「天 我が材を生ずる 必ず用有り」「也た風雨も無く 也た晴れも無し」など、人生経験を積んだ大人だからこそ刺さってくる作品を紹介。巻末には、漢詩をもっと味わってみたい人のためのブックガイドを収載。 -
スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ
このスマホ、絶対に見てはいけない――。文庫より小さい「スマホ本」でまったく新しい恐怖体験!! 大学生の一色和馬は「就職に有利になる」と聞いて「やばいバイト」に手を出す。これで稼げれば彼女との同棲もうまくいく…… そんな気軽さで始めたバイトだったが、あれ、どういうことだ? 自分のスマホに、不可解な「何か」が起きている。 黒い服の女は誰? 体中に目がある怪物? 都市伝説「ドウメキの街」ってなんだ!? えっ、あれ、死体が!? 医療ミステリーのヒットメーカーによるモキュメンタリー・ホラー『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』(9月18日発売)と対をなす、まったく新しい恐怖体験! 文庫より小さい「スマホ本」ホラー!! ※本書は電子化にあたり底本に基づき作成いたしましたが、一部仕様が異なります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 -
英和対訳 クリスマス・キャロル
チャールズ・ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』の英文すべてに日本語訳と、必要に応じて単語の意味や解説がつけられ、英文の朗読ファイルも用意されています。 「英文の朗読を聞きながら英語の本を読む」という "視覚や聴覚などの五感をフルに活用して体全体で英語を感じる、まったく新しい読書体験" をお楽しみください。 『クリスマス・キャロル』は、経済的に成功したどケチで自己中心的な金貸しの老人スクルージが、クリスマスに過去・現在・未来の三人の精霊と出会い、時空を超えた旅をすることで改心するという、あまりにも有名な作品です。 目 次 はじめに この本の使い方 STEVE I 第一章 マーレイの幽霊 STAVE II. 第二章 第一の精霊 STAVE III. 第三章 第二の精霊 STAVE IV. 第四章 第三の精霊 STAVE V. 第五章 エピローグ あとがき -
想いをつなぐハイウェイ 幸せジャンクション2
出会いの数だけ、道がひらける。 退職金代わりに手に入れたキャンピングカーで、東へ西へ、人助け。 小さな優しさが奇跡を起こす、人情ロードノベル! 勤務先の運送会社が倒産し、 退職金代わりにキャンピングカーを手に入れた主人公・浜浦遼二。 困っている老婦人に手を差し伸べたことをきっかけに、 介護福祉士の多智花夕夏とともに「ちょっとした手助けの旅」に出ることに。 今回の旅のミッションは、名古屋から東京へのアロワナ運送。 そしてその帰り道に、老婦人を兵庫まで送り届けるというものだった。 ところが、新しい依頼が舞い込んだことによって 旅は思いがけないほうへ進んでいく。 道中、たくさんの出会いがあるなかで 浜浦と多智花の異色コンビは、また新たな人生の分岐点を迎えるのだった―― 「心があたたかくなる」「爽快感が心地いい」と大好評の 『幸せジャンクション』の名コンビが、今度はいったいどんな旅に出るのか。 ぜひ、お楽しみください。 ▼目次 第1章 いざ東へ 第2章 再会そして新たな出会い 第3章 それぞれの終着点 あとがき -
俳談
昭和18年,虚子の古希を記念して刊行された俳話集.大正15年から昭和15年にかけての『ホトトギス』座談会等での発言を抜粋したもので,俳論,文学的回想,身辺雑記など150余りの短文からなる.座談の名手であった虚子の,最も脂がのりきった還暦前後の時期の俳話がたのしめる1冊 (※本書は1997/12/16に発売された書籍を電子化したものです) -
人生劇場 青春篇
先が思いやられるような人間になれ―。これが父の教育方針だった。悪ガキとして名を馳せた中学時代を経て、青成瓢吉は早稲田大学に進学、学園紛争の口火を切る。やがてお袖との同棲生活にはまり大学を中退するが、彼の脳裏には芸妓になった幼なじみのおりんの姿が…。大志ある親友たち、味のある教師、任侠道を貫く渡世人など、脇役陣も多士済済。今、不朽の人生ドラマが幕を開ける。 (※本書は2000/3/1に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました) -
金色藻
本書は昭和七年六月から九月まで『週刊朝日』に連載された長編で、起伏の激しいサスペンス十分の展開で、そこに家族の絆や人情といったものが色濃く現れている。(※本書は1995/5/1に発売し、2022/3/25に電子化をいたしました) -
石の下の記録
本作は戦後間もない頃に起こった「光クラブ」事件がモデル。この事件を題材にして、著者は戦後の虚無感というものをまざまざと描写していく。ひとつに縛られていた戦時中の価値観が崩壊し、目標が見えなくなった戦後という時代。そしてその時代に生きる若者たちの姿は、さまざまな価値観に溢れている今の時代にも案外通じるものがあり、ぐいぐいと物語に引き込まれてしまった。 (※本書は1995/5/1に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました) -
酒ほがひ―歌集
『ゴンドラの唄』『午後三時』などで知られる吉井勇による歌集。 (※本書は1998/3/1に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました) -
随筆滝沢馬琴
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 かつては厭わしさのみを感じたが,10年ほどしてあらためて読み直すと,倨傲で偏狭と見えた彼の性癖の1つ1つが,かえってその人間としての弱さや正しさの証しと見え,しみじみと心に迫ってくる親しみを覚えた,と青果(1878-1948)は言う.好悪をむきだしにして迫りながら,あくまでも客観性を失わない渾身の馬琴伝. -
池袋裏百物語
*本作品は、「小説現代」2021年8月号に掲載された「こわいはなし特集 百物語、あといくつ?」を電子書籍化したものです。 *『池袋裏百物語 明烏准教授の都市伝説ゼミ』(著:紅玉いづき)は「小説現代」2021年9月号(書籍版/電子書籍版)に掲載されています。 【2021年9月、朗読舞台化決定!】 百物語とは起源を室町時代まで辿れる、日本伝統の怪談披露のかたちである。 深夜あつまり、蝋燭を手にひとりひとり順番にこわい話をする。 しかし、百話目を話し終えたあとは、とんでもなく恐ろしいことが起こるという。 ある夜、東京に台風が急接近し首都機能は停止してしまった。なんの因果か、稽古中とあるスタジオに取り残された舞台俳優やスタッフたちが、火を付けた蝋燭を床に並べ「百物語」をはじめる。 夜は更け、とてつもないことが起こるという百話まで、残すはあと十数話となった……。 八十八話 岩井志麻子 降魔の夜 八十九話 織守きょうや 階談 九十話 山白朝子 背景の人々 九十一話 平山夢明 大東京出稼息子芝居地獄 九十二話 黒史郎 サルガタナスの火劇 九十三話 小嶋陽太郎 耳 九十四話 秋吉理香子 クリスタ 九十五話 友麻碧 疲れた時に行く村 九十六話 内藤 了 母屋が祟る 九十七話 秋竹サラダ ハナツミサマのおまじない 九十八話 福澤徹三 いきすだま 九十九話 紅玉いづき ゴーストクラップ そして百話に一体何が起こるのか………… -
死ぬほど怖い噂100の真相★芸能怪★呪怨★奇怪な人々★異常な現象★ネットでよく見るヤバい話★怖いモノが苦手な人は絶対見ないでください
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 死ぬほど怖い噂100の真相 ネットでよく見るヤバい話 怖いモノが苦手な人は絶対見ないでください。 夢で会う可能性がありますので、、、 噂1 ももクロのブログの写真に怪しい人影が 噂2 グリーンランドの深海で不気味な人魚の映像が 噂3 嵐の相葉雅紀の指が6本に増えた 噂4 心霊が写ったせいで回収になった学校の宣伝パンフレットがある 噂5 モーニング娘。のライブに怪しい亡霊が出現した 噂6 乃木坂46の廃病院ロケ番組で心霊現象が起こりまくった 噂7 人身事故が起きた山手線車両に怨霊の姿が 噂8 頭に鼻をつけた男がいる 噂9 大阪桐蔭が甲子園出場を決めた写真に謎の手が映り込んでいた ■目次 ■第一章 芸能怪 噂10 桜塚やっくんの事故死が2ちゃんねるで予言されていた 噂14 関ジャニ∞のPVに地面を這う髪の長い女が映り込んだ 噂15 きゃりーぱみゅぱみゅはイルミナティのメンバーだった 噂16 前田敦子の卒業のショックで自殺した東大生がいる ■第二章 呪怨 噂27 ヤフオクに呪いの市松人形が出品された 噂28 LINEにID「5389」を登録すると殺される 噂30 「ガキの使いやあらへんで!!」大晦日特番に心霊が現れた 噂37 コミケに足のない女性が現れた ■第三章 奇怪な人々 噂44 犬の口を移植した男性がいる 噂48 インド政府も認めた透視能力を持つ少女がいる 噂50 鼻と口がくっついてしまう奇病にかかった男性がいる 噂59 ビートルズの背後にデジカメを使う女性が ■第四章 モンスター 噂68 幼児がイヌワシにさらわれるビデオ 噂70 男性器を噛み切る恐怖の魚「パクー」 噂84 口だけしかない謎の巨大生物 噂90 通常の20倍ものサイズに達する巨大な蚊が世界中で繁殖している ■第五章 異常な現象 噂99 Google マップに血まみれの殺人現場が 噂102 近づく生き物を石に変えてしまう恐怖の湖がタンザニアにある ■第六章 衝撃 噂112 中国の反日デモで秋田犬が撲殺される 噂117 人喰いザメに食われた男が自力でサメの腹から脱出した 噂147 ドナルドに扮した殺人犯が逮捕された直後の写真がある 噂149 死者の網膜には死の間際に見た光景が焼き付いている 噂152 クジラが人間を飲み込む衝撃の瞬間 ■著者 鉄人社編集部 編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用は厳禁です。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ※一部変更して再申請している作品です。お間違いないようお気を付けください。 -
5月の幻影
あなたの愛するペットはどのような思いで最期を迎えたのでしょうか? 様々な死の場面を経験してきた現役外科医が、その培った死生観を基にペットの死を語った。 松本孝雄は消化器外科医である。松本家の愛犬ナサは悪性リンパ腫を患い、抗癌剤治療を行ったが亡くなった。松本は鼠径部のリンパ節腫脹に気付いた。精査の結果、ナサと同じ悪性リンパ腫と診断され、抗癌剤治療を開始した。松本はその治療の過程で、ナサの思いを知ることとなる。 ペットは我々に何も語らずに最期を迎える。しかし、共に過ごした家族には、何らの感情を抱き、何かを伝えようとし、そしてその瞬間を迎えるのであろう。 それはどのような思いか? この本はヒントを与えてくれる。 -
ヘヴンリー・ヘヴン Heavenly heaven
恋人と別れてから妊娠に気づいた董子は、その子をどうするかも定まらないまま、四十にして片思い中の従兄の恋を見守るが……「なまけものの恋」 ほか9編。 いい大人と呼ばれる年齢になっても、なかなか恋はうまくならない女性たちの姿を、あたたかく描く短編集。 -
ブランケットタイム
OLの智子は、かつての同僚で、今はフリーターの亮とつきあっている。背が高く、おだやかで、智子にはどこまでもやさしい亮だが、自分に自信を持つことが できないまま職を転々としていた。智子もまた、彼を力づけることのできない自分がもどかしくて……やさしさゆえに傷つけあう、もろくて純粋な二人を、繊細 な筆致で描き出す恋愛小説。 -
こごえた背中の、とける夜
前触れなく降りだした夏の雨の中、俺は蛍(けい)と出会った――。おとこ、と呼ぶにはまだ幼さの残る20歳の神谷蛍は、時計屋を営む42歳の早川野月(のづき)の生活にするりと入り込んできた。突然始まった、幸福な二人暮らし……だが俺は、蛍のことを何も知らなかった。『きみの背中で、僕は溺れる』の沢木まひろが描く、痛いほど切ない恋。 -
恋より或いは美しいもの
4年間行方不明だった親友の足は、動かなくなっていた――。高校時代にいつも一緒だった翔・健司・萌子の時間は、1本の電話をきっかけに再び動き出す。美しく才気あふれた翔のやりきれない現実に戸惑う健司とその恋人・萌子。さらに翔には親子ほど歳の離れた「妻」がいて――。25歳の男女は挫折と迷いを経てどんな明日を見出すのか。 -
レオーネが荒野を駆ける時
バハ1000レースに賭ける男たちの夢と熱い魂! 四輪駆動車の生産に力を入れてきたスバル本社は、その性能を全世界にアピールするため、カリフォルニア半島を縦断する過酷なレース「バハ1000」への出場を決定した。レオーネ4WDに荒地走破性能を備えたスーパー・レオーネを開発し、オフロードレースに出場したいというテスト・ドライバー、尾島龍一郎の長年の夢がかなうことになったのだ! 長篇レース小説。 ●高斎 正(こうさい・ただし) 1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。 -
ニッサンがルマンを制覇する時
1周13.46キロ、ミドシップ5000ccが轟然と吠える! 10年余の沈黙を破って、ニッサンが「ルマン」に挑戦する。24時間を走りきる苛酷な耐久ロードレースにのぞむのは、人間尊重の新兵器を装備したミドシップ5000ccの大排気量車、ニッサンR384。このクルマを駆るワークス・ドライバーは、公募に応じて厳しいテストとトレーニングに耐えた6人の男たちだ。轟然と吠えるエンジンの響きに満たされた1周13.46キロのコースをR384が唸り、跳び、走る……! 長篇レース小説。 ●高斎 正(こうさい・ただし) 1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。 -
ロータリーがインディーに吼える時
轟音! インディー500マイルに賭けた男たちの死闘 マツダ・ロータリー車が米国最大のレース「インディー500マイル」に出場が決まった瞬間から、技術者たちの不可能を可能にする戦いが始まった。世界の名車が一堂に会する5月のインディアナポリス……。轟音と共にスタート、マシーンに魅せられた男たちの強烈なドラマが開始された! 長篇レース小説。 ●高斎 正(こうさい・ただし) 1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。 -
新婚(ハネムーン)恐怖殺人旅行
新婚旅行+恐怖殺人、絡み合う二重のストーリーに隠された異色のトリック! 新婚夫婦の初夜の儀式を参列者が見守るという、奇想天外な結婚式が福島・磐城母子温泉のホテルで行われた。同じ頃、東京でモグリの外貨金融業を営む外人夫妻が陰惨な姿で殺された。被害者夫妻の悪虐ぶりには怨みを持つ者が多く、犯人割り出しは難航が予想された。同時進行する二重のストーリーの交点に隠された異色のトリックとは……!? 長篇ミステリ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
近鉄特急アーバンライナー殺人旅行
列車ジャック事件の直前に失踪した江戸川警部……その行動の真意は? 暴力団・土井組が麻薬取引のために五億円の現金を大阪に運ぼうとしている。鉄道警察隊の江戸川と尾瀬は、厚生省の麻薬取締官とともに新幹線に乗り込んだ。組員の大黒と吉田を尾け、密売人もろとも逮捕するのが任務だった。だが、大黒らが名古屋で新幹線を降り、近鉄特急〈アーバンライナー〉に乗り換えた時、江戸川は急病と称して、行方をくらましてしまう。やがて列車ジャック事件が起きて、尾瀬は孤軍奮闘の捜査を強いられることになるのだが……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
トワイライトエクスプレス殺人旅行
寝台列車の個室で起きた密室殺人! だが捜査陣を待ち受けていたのは第二、第三の殺人事件だった 大阪発札幌行きの超豪華寝台列車の個室で、徳田財閥の御曹司・義明とその婚約者が殺された。死因は毒殺、しかも部屋は密室だった。美人ハコ師・瓜生姉妹を追って同列車に警乗中だった鉄道警察隊・江戸川警部と尾瀬刑事は、ただちに捜査にあたるが、当初徳田の婚約者だと思われていた被害者の女性が、別人であることが判明、事件は混迷の状況を迎えてしまった……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
欧風客車(サロンエクスプレス)殺人旅行
偶然同じ個室に乗りあわせた容疑者の兄弟たち……そのアリバイ・トリックを見破れるか ゴールデンウィークの初日、逗子と軽井沢を結ぶJR自慢のリゾート列車欧風客車〈そよかぜ〉は、満員の客を乗せて逗子駅を出発した。同じころ、鎌倉御成町でモグリの金融業を営む老女が何者かに連れ去られ、死体で発見されるという事件が起きた。偶然、容疑者の兄弟たちと同じ欧風客車の客室に乗り合わせた大学助教授・御調哲司は、持ち前の推理力で彼らが主張するアリバイを崩していく……。長篇ミステリ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
京都殺人事件
枯山水で囲まれた古寺で起こった“開かれた密室殺人”に挑む高校生の推理 夏休みに京都を訪れた高校生・佐野進は、ふとした好奇心から、ホテルで見かけた挙動不審の男を尾行した。男は観光コースをはずれ、虎安寺の六角堂の中に入りこむが、進が一瞬目を離した隙に何者かに殺されてしまう。はからずも第一発見者となったうえに、殺人容疑をかけられた進は、自らの容疑をはらすため行動を開始。だがそのために、事件は思わぬ方向へ……。中篇ミステリを3作品収録。 *京都殺人事件 *雪の密室殺人事件 *死を呼ぶ将棋の駒 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
新特急スーパーひたち殺人旅行
1億円の身代金の行方は!? ハイテク列車を駆使して行われる誘拐殺人事件 元伯爵の血筋を引く姉小路家の令嬢が誘拐された。付添いの運転手を殺害したうえで拉致するという凶悪な犯行だった。犯人の目的は1億円の現金。その受け渡し方法は、常磐自動車道を北上する車の自動車電話に、並走する常磐線特急列車〈スーパーひたち〉から指示するという突飛なものだった。犯人は〈スーパーひたち〉に乗っている!? 茨城県警捜査本部から急報を受けた鉄道警察隊・江戸川警部は、尾瀬刑事とともに車内捜索を開始する。だがその直後、尾瀬までが「不審な人物を尾行する」と無線連絡を残したまま失踪してしまった……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
巴里・ローマ休日殺人事件
海外旅行の先々で起こる謎の殺人事件……解決の糸口は帰国しなければ見つからない!? 若き宝石商・京林哲夫の自邸の金庫から、時価四億円もの宝石類が消失した。趣味のゴルフ仲間とともにヨーロッパ旅行の打ち合わせを行った直後のことだった。哲夫は顧問弁護士の小桜美樹に調査を託して、予定通りパリへ発つが、同行した友人・白子純一がゴルフ場で刺殺され、その内妻も全裸で殺されてしまう。殺人容疑は、状況から哲夫に向けられるのだが……。長篇ミステリ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
L特急踊り子3号殺人旅行
同一列車内で起こった連続殺人事件に挑む、鉄道警察隊・江戸川警部の活躍! 通勤客で満席の〈湘南ライナー2号〉から、女の殺し屋が失踪した。仲間の男たちは、女が車内に残した秘密書類を回収すべく、折り返しL特急〈踊り子3号〉となった列車内をくまなく捜しまわるが発見できず、列車は伊豆急下田駅に着いてしまった。だが、そこで発見されたのは、失踪した女の得意技・毒針で殺された仲間の死体。しかもそれは、連続して起きる殺人事件の幕開けにすぎなかった……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
冬虫夏草の惨劇
死体なき殺人事件? 失踪した恋人の行方に影を落とす謎の秘薬・冬虫夏草とは 若き薬学者・皆川洪志が、漢方の秘薬といわれる怪草・冬虫夏草を採取するために、蔵王へ出かけたまま消息を絶った。皆川のマンションに残されていたのは、他人名義の預金通帳。しかもその通帳には一千万もの不明な金が入金されていた。皆川の身を案じた婚約者の桂木由美子は、蔵王で知り合った医師・佐々木哲彦に、皆川捜索の協力を求める。だが、その矢先、失踪の鍵を握っていると思われた人物が、顔一面に冬虫夏草を生やした姿で惨殺された。手掛かりを失った由美子らは、皆川を捜して再び蔵王へ発つが、そこでは第二の殺人が……。謎の連続殺人に挑む長篇本格ミステリ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
魔戦呪縛島
暴力団幹部の相次ぐ失踪事件……そして南海の孤島で進められていた陰謀とは 政財界の揉め事を闇から闇へと葬る男、久坂史郎。彼は、日本最大級の広域暴力団・祐天連合会の総長である兵頭伸一郎宅に呼び出されていた。彼の話では、腕の立つ幹部が二十数人、行方を絶っており、組織間の抗争という事実はなく、官憲、つまり警察の仕業ではないかという。だが、警察が組織潰しを実行に移したとして、こんな姑息な方法をとるだろうか? 不審に思いつつも久坂は、部下として従えているサヤカ、神月竜二と共に、警察内部の調査を開始する。すると浮かび上がってきたのは、若き自衛隊幹部の不審な事故死であり、キナ臭い政治団体の存在だった……。既刊『闇を狩る者』の続編となる長編バイオレンス・サスペンス。 ●石津嵐(いしづ・あらし) 1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
メディカルトイレ
禁煙に揺れるジャンクフード会社に逆スモークハラスメントの風が吹き荒れた。加熱式と電子タバコ派は屋内喫煙所にとどまり、昔ながらの紙巻きタバコ愛煙派は屋外に追いやられた。そんな中、メディカルトイレのレッドランプが灯る。メーカーは早期発見と謳っていたが、それは糖尿病に限ってのことであり、小便からの癌検知はもう手遅れを意味する。 最新医療トイレとセックス、癌とワイン、スイーツと禁煙、懲りない男女とメディカルトイレが織りなす、甘く生臭い人間模様の短編集 ※本作は八坂堂蓮の個人誌作品の電子書籍版となります。【128ページ】 -
夢の断片、悪夢の破片Ⅱ
稀代の怪奇小説家がホラーを語る! 世紀末ホラーブックガイド 原テキストはウェブ日記。前世紀末から飽きもせずに書いているのですが、そのうち最も古い1998年12月から1999年12月までの一年あまりから抜粋し、全面的に手を入れて若干の注釈を補いました。この世紀末の時期は、人生において最も読書欲が旺盛だったかもしれません。いまでは考えられないほどの読書量で、紹介文も意欲的に執筆していました。当時の熱気を感じていただければ幸いです。(「まえがき」より) 読了したホラー小説の紹介、幻想文学の考察、自身も参加する「異形コレクション」について、さらには“ホラー”というジャンルにも言及する。怪奇小説家の読書遍歴がわかる評論集。電子オリジナル。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)、第10回日本歴史時代作家協会賞文庫シリーズ賞(2021年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は230冊を超える。 -
亡猫と蝸牛犬
転校生の白井静海は見目うるわしく、昼食の時間だけワイルドに豹変する。そこには意外な理由と怪事の爪痕があった。彼女を取りまく男女が数奇な運命をたどり、あどけないバケモノが物語をつむぐ。 性器のない浮気者、死臭に取り憑かれた刑事、ネット民の孤独死、オタク探偵の霊結び、殺し屋と死神の使い、シルバーバックに魅入られた男、飼い猫に食われたバーチャルアイドル、彼らが残したコードを解くのはどす黒い笑い。絡まるショートショートが織りなすダークノベル。ねばつく犬が夢枕に立ち寄ったら気をつけろ ※本作は八坂堂蓮の個人誌作品の電子書籍版となります。【171ページ】 -
エフェメラル 王と春の妖精
新宿のガード下にはいろんなものが転がっている。中身を抜かれた財布や女、血まみれのヤクザ、どこぞの王子が投げた時計のダイヤ、ギターを爪弾く青年は悲哀を歌った。 「ある晩、飛び立つ恋わずらい。なごり花咲く、あなたは来ない」 駆け込み寺の番人は足かせのない死を憂う。 「一番街で若い命が飛び降りた。ホストに嵌まってツケが溜まり、雑居ビルの屋上でヒールを脱いだ。通行人が巻き添えを食い、取りはぐれたホストは死屍に舌打ちくれたとさ」 往来を見下ろす巨大モニターは幼児誘拐のニュースを告げ、巷では「臓器売買」が囁かれた。歓楽街の王とガード下のキング、黒人マフィアと地回りのヤクザ、おもわくと思いやりが絡んで生んだクリスマスの奇跡 ※本作は八坂堂蓮の個人誌作品の電子書籍版となります。【131ページ】 -
あちん
雨の日に歩いてはいけないお堀ばた、午前2時19分に鳴る公衆電話、自殺者が流れ着く名所…… F市のお城跡に建つ県庁で事務をしている公務員の奈津美。その平穏な日常は、オホリノテを踏みつけたことで揺らぎ始めた。オホリノテ。お堀の手。梅雨になると石垣から這い出してくる、焼け焦げたような色の藻草のことだ。この土地には、奈津美のまわりには、常に死者の影がつきまとう……。 第2回『幽』怪談文学賞大賞受賞作の他、全6話を収録。実話から織り上げたふるさと怪談集。各話のこぼれ話、およびモデルとなった場所をカラー写真で解題していく「電子版あとがき」を追加収録。 *あちん *2時19分 *タブノキ *迷走 *向こう岸――あの日 *もうすぐ私はいなくなる ●雀野日名子(すずめのひなこ) 石川県で生まれ、福井県と大阪府で育つ。ゴーストライターやノベライズライターから物語執筆へと移行し、『機械仕掛けのアン・シャーリー』でジャイブ小説大賞入選。『あちん』で「幽」怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、同作で小説家デビュー。『トンコ』で日本ホラー小説大賞短編賞受賞。「雀野日名子」名義での単著に、『太陽おばば』『幸せすぎるおんなたち』『終末の鳥人間』『かぐや姫、物語を書きかえろ!』などがある。カルト映画と80sをこよなく愛する、文壇アレルギー症。 -
闇を狩る者
兄の冤罪を晴らすため動き出した青年は、政治的な思惑が蠢く陰謀に巻き込まれてしまう 警視庁の優秀な警部補・神月修一がある日突然、身元不明の女のアパートで心中事件を起こした。当局の知らせで現場に駆けつけた修一の弟・竜二は、ベッドに全裸で横たわる二人の男女を見つめ、男がまぎれもなく兄の修一であることを確認した。悲嘆にくれる竜二に向かって、当局の捜査官は事件の隠蔽を指示した。それはなぜなのか? 警察大学校の幹部候補生でもある竜二は、尊敬する兄の死に疑問を抱き、独自に調査を開始する。そんな時、久坂史郎と名のる謎の男が、竜二の前に忽然と姿を現した。彼は何者か。そして彼の目的は……。長編バイオレンス・サスペンス。 ●石津嵐(いしづ・あらし) 1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
孤狼よ!遠き残照に哭け
深夜の埠頭から始まった暗闘……次々と起きる要人暗殺事件の背景にあるものは!? 東北南部の小横浜と呼ばれる工業港で、深夜、殺人傷害事件が起こった。地元暴力団・交竜会のチンピラ三人が、いとも簡単に、正体不明の男に殺られてしまった。現行犯逮捕された男は、警察へ連行されたが黙秘権を行使。帰宅就寝していた署長が真夜中にもかかわらず駆けつけ、署内には奇妙な緊迫した空気が充満していた。偶然にもこの事件を目撃した地元紙の記者が速報記事を書いたが、なぜか翌日の新聞に載らなかった。殺人者の正体と奇怪な行動とは? 事件の謎を追ううちに判明する、政治闘争と血縁の因縁。三十数年前のブラジル移民の間になにが起きたのか……。長編バイオレンス・サスペンス。 ●石津嵐(いしづ・あらし) 1938年、福島県いわき市生まれ。日大中退後、手塚治虫に師事し、虫プロダクションの文芸課長として日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の脚本を担当して以来、数多くの作品に携わる。旺文社の雑誌『中一時代』から『中三時代』などにジュブナイルを発表後、豊田有恒からの依頼による『宇宙戦艦ヤマト』の小説化で本格的に作家活動へ。SF、サスペンス小説など著作多数。 -
心霊系ライトノベル執筆中に起きた怪異とその他の怪談
ひとつの怪奇体験談を聞くと、それに関連した別の体験談を呼び寄せてしまう 小説のネタにと怪奇体験談の蒐集をはじめてからしばらくになる。この本には、とある編集アルバイトが持ち込んできた体験談がきっかけになって増殖した怪異を収録させていただいた。それが最終的には、あの“事件”にまで到ることになってしまったのだが、それは読んでいただければわかることだ。(「はじめに」より) 昔から怪談を集めていたオカルトオタクである著者の体験を小説化。モキュメンタリー・ホラー。 ●水城正太郎(みずき・しょうたろう) 1971年東京生まれ。有限会社ホビー・データ勤務を経て『東京タブロイド』で作家デビュー。ライトノベルを中心に執筆。著作に『いちばんうしろの大魔王』等。アニメ『戦国コレクション』にて脚本を金澤慎太郎の名義で執筆。オカルトとルアーフィッシングを愛好。 -
父が残したメッセージ 7日間の人生レッスン
大人になってから、どこまで変わることができるか 医者を30年もやってくれば、初対面である程度どういうタイプの人かわかるものだ。しかし、目の前にいる男性は、いままでに出会ったことのないタイプの人だった。「人は思い出を大切にしますよね。思い出ってなんでしょう。過去の経験? あるいは楽しかったことでしょうか。いや、それだけでは思い出にはならないのです」答えをなかなか言わない。自分で発見しろと言いたいのだろう……。 オヤジが亡くなり、ある日突然、知らない人から電話があった。それから始まる7日間。7つの場所へと新しい自分に出会う旅に導かれていった。魂を揺さぶる父と子の感動物語。 ●米山公啓(よねやま・きみひろ) 医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
アヤカシ特区の還送師 その術師、世間知らずにつき
現し世に生きるあらゆるものは命の核、實珠(みたま)を持っている。 それを喰らい生者に成り代わる怪異「浮き人」。 国家機関の特殊人外管理局に所属する還送師は、アヤカシと契約し、これらに対処する専門職である。 この春、管理局の地方分室に18歳の余部基惟(よのべもとい)は配属されることになった。 基惟は水神に拾われ育てられた青年で、その神の實珠を身の内に持つがために、管理局により長らく監視・軟禁されていた。 先輩となる葵宵(きしょう)と相棒の愛らしい妖狐・伽羅に案内されやってきたのは、久々埜知(くくのち)様という神が護り、アヤカシも数多く住まう可見依(かみより)町。 基惟は個性豊かな分室の先輩やアヤカシたちとの関わりを通じて、新たな経験や感情を知っていく。 だが彼の身を狙う危険な勢力が現れ、町を巻き込む大事件に発展して……!? -
怖い詩
邪悪、戦慄、非情、恐怖、陰鬱、悪夢……おぞましくも美しい光景がひろがる詩の世界へようこそ 詩、それは心に感じたことを一定のリズムと形式にあてはめ、言葉で表したもの。だが時として、不穏とも思える空気が漂い、読み手を冥き闇の中へと引きずり込む……。“怖い”をテーマに選出した、明治・大正期から現代までの傑作群。数々のホラー小説を手がけると同時に詩人でもある著者が、50篇の詩を巧みに解説する。電子オリジナル作品。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)、第10回日本歴史時代作家協会賞文庫シリーズ賞(2021年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は230冊を超える。 -
JR横浜線殺人旅行
高層ホテルからの転落事故現場、血痕は残っていたが死体は忽然と消えていた! 横浜・磯子のホテルで、宿泊客の転落事故が起きた。警乗のため磯子駅にいた鉄道警察隊・江戸川は、事故を目撃していたOLの通報でホテルへ向かう。だが、何故か死体は現場から消失、事件は謎めいた幕開けとなった。その後の調査で、消えた女性客には多額の保険がかけられていたことが判明、事件は単純な保険金殺人かと思われた。ところがその矢先、第二の殺人が……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
伊豆天城幻の殺人旅行
天城峠の南北で、はからずも別個の殺人事件に巻き込まれた江戸川と尾瀬 天城峠に近い河津七滝温泉で、警察庁鉄道警察特捜隊・江戸川警部の知人である浅尾が殺された。何者かに命を狙われる浅尾に警護を依頼され、伊豆へ同行して来た江戸川の目前の出来事だった。一方、峠を隔てた修善寺でも江戸川の部下・尾瀬刑事が殺人事件に遭遇、同行の女性が殺される。偶然の一致なのか、何者かの作為なのか……。事件の謎と殺害のトリックに威信を賭けて挑む江戸川と尾瀬の活躍を描く。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
ハイパーサルーンかもめ殺人旅行
女子高生の誘拐事件が発生! 港に浮んだ死体に捺された焼印が意味するものは 東京の女子高生・黒岩すみれと小宮良子が、長崎行特急〈かもめ17号〉で目撃されたのを最後に失踪した。芝居好きの彼女らが、贔屓の劇団の公演を追いかけて家出した直後の事だった。鉄道警察隊の江戸川は、すみれの母・和江の願いを受け1人長崎へ飛ぶものの、彼を待っていたのは良子の死体だった。しかもその躰には謎の焼印が。すみれの生命の危機を知り、懸命の捜査を行う江戸川。だが、それもむなしく第二の殺人が起きてしまう……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
香港・マカオ休日殺人事件
〈さくら山岳会〉の会員が次々と変死……東京とマカオをつなぐ符号とは!? フリーライターの水晶寺が婚約者・金剛緑らとともに参加した香港・マカオ旅行中、同行の真珠輝久が殺された。真珠は、直前に起きた2件の遭難事故、変死事件の被害者らと同じ〈さくら山岳会〉の会員。しかも、真珠の殺害現場は変死事件と同酷似したホテルの密室だった。被害者らと親交のあった緑の兄・強は、姿なき殺人者の影に怯えるが、その過去には衝撃の事実が……。本格長篇推理。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
瀬戸大橋マリンライナー殺人旅行
美人ハコ師の瓜生明美が誘拐された!? 足跡を追う江戸川を待ち受けていたものは 美人スリ姉妹の妹、瓜生明美が誘拐された。鉄道警察特捜隊の江戸川警部は、明美の姉・美也子らとともに、その足跡を追って、四国へと出発。だが、瀬戸大橋を経由して瀬戸内海に浮かぶ〈別荘島〉に到着した彼らを待ち受けていたのは、恐るべき連続殺人事件だった。密室状態の浴室で、明美の友人が殺害され、続いて別荘の関係者までもが殺されたのだ。否応なく巻きこまれた難事件、江戸川に解決の途はあるのか……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
寝台特急北斗星殺人旅行
運輸大臣宅に脅迫電話……視察を中止せねば青函トンネルごと爆破する!? 青函トンネルを爆破する……何者かの脅迫電話にも拘わらず、〈北斗星1号〉による石和田運輸大臣の北海道視察旅行が強行された。鉄道警察隊・江戸川警部は秘命を帯び、トンネルや列車内をくまなく捜査するものの、不審な物は何も発見できずにいた。だが、安堵も束の間、警戒厳重なはずの列車内で大臣秘書が殺されたことから、再び緊張は高まった。爆発予告地点の青函トンネルへ驀進する〈北斗星1号〉を待つものは何か……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
寝台特急富士(ロビー・カー)殺人旅行
鉄道警察隊の面前で盗まれた機密とは……脅迫電話、そして次々と起こる殺人事件の謎 寝台特急〈富士〉のロビー・カーで、次期総裁候補・竹山幹事長の財布が盗まれた。警乗中の鉄道警察特捜隊・江戸川警部が、直後に外国籍のスリ4人組を逮捕したものの、彼らはすでに贓品をどこかに匿した後だった。総裁選を左右する機密メモをも同時に盗られた竹山は、江戸川らに徹底捜査を命ずる。だが、メモの行方は杳として知れぬまま、容疑者たちが次々と殺され、事件は謎めいた展開となってしまう……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
寝台特急あさかぜ1号殺人旅行
殺害の動機は被害者の女にかけられた一億円の保険金か!? 病身の兄を養い、健気に働くOL・立花芳枝が殺された。鉄道警察官・江戸川警部のもとへ、殺人を予期して助けを求めてきた直後のことだった。犯人の狙いは芳枝にかけられた一億円の保険金。だが受取人は、外出も不可能な病弱の兄・邦夫。浮かびあがる容疑者も次々と殺害され、事件は不可解な謎を呼ぶ。任務の枠を越えて事件を追う江戸川は、その鍵が事件当夜勤務乗車した〈あさかぜ1号〉にあることに気づくが……。長篇トラベル・ミステリ「江戸川警部」シリーズ。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
湘南モノレール誘拐事件
モノレール事故のさなか、米国重要機密の入った革鞄を取り違えてしまう 友人同士で小旅行を楽しんでいた五人の男女が、たまたま遭遇した湘南モノレールの事故直後、忽然と失踪した。彼らの身を案じる家族と恋人は、ひとり生還した大江の証言から、残る四人が個別に拉致されたことを知り、独自に捜索を開始する。だが、残された手掛りを辿るうち、事件の背後に隠された米国大統領選挙に絡む大掛りな陰謀が明らかになってきた……。異色のパズル・ミステリ長編。 ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
火と水の踊り
大学生の妹が一通の手紙を残して消えた……性と幻想の異色サスペンス 女子大生・広瀬早苗が突如失踪した。アパートに謎めいたカードと数葉の卑猥な写真を残して……。妹の身を案じた姉の静子は、遺留品を手掛りに早苗の行方を捜し始める。だが、犯人の淫らな罠に飛び込んだ静子が見たものは……。媚薬を打たれ、裸で囚われた静子に残された脱出の方法は!? ミステリ/サスペンス短編集。 *赤い地下劇場 *拳銃と爪 *内弟子異聞 *肌の波紋 *甘い夏 *深夜の白猫 *火と水の踊り ●斎藤 栄(さいとう・さかえ) 1933年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。公務員生活を経て、1966年『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞受賞。以後、巧みなストーリーテラーとして推理小説界の第一線で活躍する。 -
砂上国興亡記
幻影の都市は、ここへ迷いこみ、病み衰えた者の目の前にだしぬけに現れる 女王の実在を疑うことは、砂上国では禁忌とされる。たとえだれも会ったことがなくても、女王が存在するからこそ、砂上国は存在している。それが暗黙の了解だった。砂上国では、言ってはならないことがある。考えてもいけないことがある。たとえば、こんなことだ。(本文より) 死んだ都に砂まじりの寂しい風が吹く……。かつて栄えた国の終わり、世界の終焉を美しい文体で描いた幻想小説。電子オリジナル作品。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)、第10回日本歴史時代作家協会賞文庫シリーズ賞(2021年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は230冊を超える。 -
神の昏き密室
神の暴走か、悪魔の降臨か? 生命の倫理を揺さぶる医学ミステリ 戦場のような救急医療センターから移ってきた医師・刈村健司は、東目黒厚生病院の医療方針に驚いた。老人の末期医療でその名が知られているこの病院では、蘇生処置は一切施さず、医師は患者を静かに看取るのみである。だがその一方、謎の多い施設でもあった。院長の天童しか立ち入ることが許されぬ「祈りの部屋」という霊安室があった。亡くなった患者は必ずその部屋へ運び込まれ、一定時間を過ごす。内部で院長によって死体に施される謎の儀式とは……。長編医療ミステリ。 ●米山公啓(よねやま・きみひろ) 医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
ホワイト・パウダー
次々に変死を遂げる入院患者……彼らの爪の奥からは白い粉末が発見された 東京の臨海厚生病院で諸角製薬の重役・重光晃三が突然死する。その遺体の爪の奥深くから白い粉末が発見される。だがこれはカフダールと呼ばれる咳止めの薬だった。同じ頃、臨海厚生病院の美人薬剤師・水月美樹子はフノメールという下剤をカフダールに改竄した大量の処方箋の存在に気がつく。誰かがカフダールを外部に横流ししている? 何のために? そして入院患者の死との関係は? 二つの事件の裏側に組織的犯罪の匂いを嗅ぎとった美樹子は、院内を調べ始めた直後、何者かに襲われる……。長編医療ミステリ。 ●米山公啓(よねやま・きみひろ) 医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。 -
ひとり
死んだはずの親友がわたしの中で生きている……? 中学2年の夏、桃子は親友のすみれと旅行をしていたが、乗っていたバスが崖下へ転落、桃子以外の全員が亡くなった。それから18年後、かつての悲劇をトラウマとして引きずりながら生きてきた桃子の周囲で、独り暮らしの女性を狙った連続殺人事件が発生。奇妙なことに、遺体の側には「ひとり」と書かれた不気味な紙が置かれていた……。 生と死で別たれても続くふたりの友情を描く、長編ホラー・サスペンス小説。 ●新津きよみ(にいつ・きよみ) 1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『夫以外』(実業之日本社文庫)、『帰郷 三世代警察医物語』(光文社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。 -
【完全版】日本の幽霊事件 封印された裏歴史【電子特別版】
谷中霊園、日暮里駅、神田・お玉が池、神田~隅田川、東中野~中野一丁目、宮ケ瀬ダム、観音崎、群馬県&埼玉県・神流湖、秋葉原、面影橋、姿見の橋、歌舞伎町、品川橋~天王洲、葛飾区、旧三河島町界隈、淀橋、代々幡など。かつて事故や事件のあった場所に現れる幽霊たち。恨みを残して亡くなった場所、自殺の多い場所などを歩き、土地の記憶に耳を傾け、話を聞き、過去の新聞や歴史資料を集め、写真を撮る。史実と伝説のあわいを歩き、声なき声を蒐集した、怪奇ノンフィクション。「そこに『出る』理由。それは幽霊より怖い」京極夏彦(『東京の幽霊事件』単行本帯推薦文より)。怪奇探偵として知られ、幽霊物件や未解決の怪奇事件、心霊写真や心霊ビデオの調査、四谷怪談をはじめとする呪いの歴史的考察など、世間に流布する怪異譚を蒐集し、成立過程および社会史的背景をくまなく徹底的に調査し、執筆する作家・小池壮彦。『日本の幽霊事件』『東京の幽霊事件』を1冊にまとめた決定版。 -
お気に召すまま
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『お気に召すまま』(1599)は、喜劇時代の系譜の中では後期に属すものである。シェイクスピアはこの作品を作るにあたり、田園礼賛のロマン溢れる牧歌劇をベースにしているが、森や田園の肯定的な面を踏襲しつつも、それまでには描かれなかった否定的な面をも新たなキャラクターを登場させて語らせている。現実世界では起こり得ないと思われる(変装によって)親子や恋人同士が認識できないことなど、おとぎの国の世界でしかあり得ないことが舞台上で繰り広げられるが、舞台そのものが虚構の世界なので、架空の世界が現れても納得できる。この喜劇は観客や読者がどの視点に立っても堪能できるように工夫されている。森はあたかも神様のように人の運命を左右する。「森の精」がフレデリックの汚れた心を清め、武器を捨て、世俗の地位を去る決意をさせるのである。さらに、婚姻の神が現れて、4組のカップルが誕生し、ハッピーエンドでこの劇は終わる。
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