それから(新潮文庫)

それから(新潮文庫)

506円 (税込)

2pt

長井代助は三十にもなって定職も持たず、父からの援助で毎日をぶらぶらと暮している。実生活に根を持たない思索家の代助は、かつて愛しながらも義侠心から友人平岡に譲った平岡の妻三千代との再会により、妙な運命に巻き込まれていく……。破局を予想しながらもそれにむかわなければいられない愛を通して明治知識人の悲劇を描く、『三四郎』に続く三部作の第二作。(解説・柄谷行人)

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それから(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    随分前に『三四郎』を読んで、漱石ふつうにおもしろいなと思っていたのですが、前期三部作の2作目にあたるこちらを読むのにだいぶかかりました。
    『三四郎』はラストが少し物悲しさもありますが、全体的に青春小説風ですがすがしさがありましたが、こちらは最初から全体的に詰んでいるというか、代助自体は最初は悠々自適

    0
    2025年05月19日

    Posted by ブクログ

    はたしてハッピーエンドだったのかそれともバッドエンドだったのか。
    それはそれからの代助しかわからない。
    代助の心理描写や思考が所狭しと出てきてとても面白い。
    自分だったらどう選択するのか?そしてその選択の先は正解なのか?所々でこんな事をじっくり想像してしまって非常に良い読書体験だった。
    言葉が古いか

    0
    2025年01月06日

    Posted by ブクログ

    定職を持たず父からの援助で暮らしている明治期の高等遊民である長井代助が主人公の小説。
    代助が働かない理由を友人である平岡に語る場面でもあるように代助の言っていることは屁理屈にも感じるが、世の中をできるだけ公平に見て自由に論じるためには代助のような立場の人間の方が適している面もあるのかなと感じた。

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    「それから」を再読して、主人公や家族、女性達がいきいきと描写され、改めて漱石の素晴らしさを感じた。
    高等遊民のような生活をしている長井代助は、友人の平岡の妻、三千代に横恋慕する。三千代とは過去深い心の交流があったのだ。しかし時代は明治、他人の妻をとることは許されない。代助は家族からも絶縁され、実社会

    0
    2023年02月05日

    Posted by ブクログ

    ニートをここまで正当化するように描けられる夏目漱石はすごいと思った笑

    この時代の姦通罪がどれほど大きいのかを知っておくとなお理解しやすいかも。

    登場人物が代助の思考に上手く絡んでて、代助の考え方がはっきりわかりやすい。

    0
    2022年10月25日

    Posted by ブクログ

    1月の「夢十夜」の読書会で久しぶりに漱石の本に触れたら、非常に心地よい世界であることを再認識しました。三部作の「三四郎」は高校生の頃と数年前と2回読んだので、「それから」を購入。素直に「面白かった」というのが印象でした。

    ストーリーの展開は静かです。父からの援助で30になっても毎日私ぶらぶら暮らし

    0
    2022年04月23日

    Posted by ブクログ

    今は亡き姦通罪に対し、あたかも正当化に向けさせるようなロジックに加え破滅した心理的描写で括られる
    グロいね〜

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    夏目漱石の前期三部作(三四郎/それから/門)の真ん中の作品。
    主人公の代助はスーパーニート。実家が豊かで、そこから送られるお金で思索にふける事こそが最上の生き方で、金の為にあくせく働く事は自分を無くす事だ、という信念がある。
    すごい主人公設定だが、あとがきなどによると、この設定がどうにも共感を得難く

    0
    2025年06月23日

    Posted by ブクログ

    人生に彩りがない白黒の世界で生きていた代助
    あることをきっかけに人生に彩りが出てくる
    代助に意志が出てくる

    ある意味人間らしい

    0
    2025年04月03日

    Posted by ブクログ

    3部作の2作目という事で、期待しておりましたが、普段大して小説を読まない者からすると、中々の出来で流石漱石先生という感じです⁉️
    時代背景とか難しいですが、奥深く感じて色々考えさせられました。
    風景の言い回しとか、スゴくキレイだと思います‼️
    3作目『門』が楽しみです

    0
    2025年02月13日

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