ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
開催中のキャンペーン
長井代助は三十にもなって定職も持たず、父からの援助で毎日をぶらぶらと暮している。実生活に根を持たない思索家の代助は、かつて愛しながらも義侠心から友人平岡に譲った平岡の妻三千代との再会により、妙な運命に巻き込まれていく……。破局を予想しながらもそれにむかわなければいられない愛を通して明治知識人の悲劇を描く、『三四郎』に続く三部作の第二作。(解説・柄谷行人)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
三十歳、無職、親の金でぶらぶらと自由に生きる代助。生活に困窮する友人平岡との再会。そして次第に平岡の妻・三千代に惹かれていく…。 ぐずぐず進む前半とは違って後半の急展開とそして最後の1ページの表現に衝撃を受けました。 漱石のイメージ(私だけが思っていたイメージなのかもしれませんが)がいい意味でぶ...続きを読むっ壊された感じ。こんなにもストレートで熱を帯びた文章を書いていたんだ!と驚きました。
恋愛小説かと思いきや、家族中心の社会から個人中心に移っていく中での青年の違和感、変化が繊細に描かれている。走り出した代助の行く先は、私たちと繋がっているのだと思う。現代に漱石が生きてたら何て言うか聞いてみたい。 それにしても漱石が繊細で、肖像写真から漂うアンニュイ加減にも納得。俄然、漱石好きになりま...続きを読むした
人生失敗しても、これから! 軽薄にも要約するならこんなメッセージを受け取りました。 ほんとうに軽薄ではあるけれど、厭世主義の夏目先生の筆(て)だからこそ価値のあるポジティブな励ましだと、私はそう捉えました。
『三四郎』(夏目漱石)以上に、心理描写に引き込まれました。 主人公の長井代助、30才。裕福な家のお坊ちゃんで、親の脛をかじっている。働かないで暮らせる。インテリと頼りなさが同居した感じ。 読み始めからゾクゾクします。不倫の話。代助の不倫相手は友人、平岡常次郎の妻(三千代)。代助と三千代は、互いに...続きを読む好意を持っていました。しかし、代助は平岡と三千代の結婚をとり持ってしまう。自分の気持ちより、友人の思いを優先して。 三千代との再会で過去の恋が再燃すると、頼りなげな代助が、大人の男性になっていくように思いました。しかし2人のやりとりから、三千代の方が度胸が座っていると感じる面も。彼女は病気持ちで、自分の死を意識している感じがあります。 小説の中盤から代助という人物は、不倫はもちろん、結婚する段階でなく、悲しいけれどまだ恋愛の段階だと思ってしまいました。「僕の存在には貴方が必要だ。どうしても必要だ。」この言葉を学生時代に三千代さんに言っていたら...... 終盤にいくにしたがい、代助の前途は真っ暗闇。しかし、代助がようやく地に足をつけて歩く決意をしたかのようにも感じました。 『三四郎』にも『それから』にも、ストーリーにお金の貸し借りが出てきます。他の作品はどうなんだろう? きめ細かな心理描写、独特の間合いで読者を惹きつける文章は天下一品。代助と三千代の思い出に白百合の花があります。代助が三千代への思いを吐露する場面に、白百合の香りを持ってくるところ、にくい演出です。この密会での告白後、数日経って代助は三千代に会いにいきます。三千代が平然として言った言葉は「何故それからいらっしゃらなかったの」。ちょっとドキッとしました。タイトルの“それから”が入っていたので。漱石の仕掛けかな?やはり、三千代の方が肝が座っている感じ。男女の温度差、感じます。 小説のラストがこれまた秀逸で、思いも寄らない“色”で描写されていて、忘れられません。代助の前途は困難を極めている、そこにこの色を持ってきたか!という感じ。インパクト大です。 この小説を私の感覚で要約するなら.... 不倫の話と簡単には言い切れない、恋愛未消化ゆえの悲劇。悲しみや辛さを正面から受けとめた代助の心の変遷と決断。ようやく一歩を踏み出すが、彼の今後は未知数。どうなるか分からない。だから、タイトルは『それから』..... 単純に読んで終わりではない、様々な登場人物の角度から読み取りができ、深い思索へと導かれる作品です。それゆえ、名作だと言えると思います。
随分前に『三四郎』を読んで、漱石ふつうにおもしろいなと思っていたのですが、前期三部作の2作目にあたるこちらを読むのにだいぶかかりました。 『三四郎』はラストが少し物悲しさもありますが、全体的に青春小説風ですがすがしさがありましたが、こちらは最初から全体的に詰んでいるというか、代助自体は最初は悠々自適...続きを読むとしていますが、明らかにそう長くは続かないだろうという不安感が、読者の方にも共有していて、この不発弾、いつか爆発するんだろうという緊張感がただよっていて、読みごたえがありました。 また、『三四郎』や『こころ』にも表れていましたが、時代が物質的文化へシフトしていくときに、時代は変わるけど、さて人のこころもそう簡単に変えることができるのだろうかという疑問が、この作品にも表れていたように思います。
はたしてハッピーエンドだったのかそれともバッドエンドだったのか。 それはそれからの代助しかわからない。 代助の心理描写や思考が所狭しと出てきてとても面白い。 自分だったらどう選択するのか?そしてその選択の先は正解なのか?所々でこんな事をじっくり想像してしまって非常に良い読書体験だった。 言葉が古いか...続きを読むら読むのに時間はかかるがそれでも色々考えさせられる良い物語である。 自分の人生は果たして正しい道を行っているのか? そんな自分の人生を見直す良い機会になるだろう。
定職を持たず父からの援助で暮らしている明治期の高等遊民である長井代助が主人公の小説。 代助が働かない理由を友人である平岡に語る場面でもあるように代助の言っていることは屁理屈にも感じるが、世の中をできるだけ公平に見て自由に論じるためには代助のような立場の人間の方が適している面もあるのかなと感じた。 平...続きを読む岡と平岡の妻である三千代とのやりとりはもちろんだが、個人的にはかつては代助と同じように文学書を熱心に読んでいたのに生活に追われるようになり次第に読書の面白さがわからなくなった但馬にいる友人の描写が代助の生活との対比を上手く表現していると感じ印象に残っている。
吾輩は猫であるの次に読んだので、ストーリーがある分読み進めるのが早かった。 遊民の代助の内面が丁寧に描かれており、代助は分析力があり聡明な設定だが、辛い過去に忘却という蓋をしていたり、三千代を思う気持ちが止められなくなったり、最後は頭の中が赤で埋め尽くされるなど、彼の言う自然には逆らえないものだと思...続きを読むった。 私は漱石の、場面をガラリと変える描写が好きで、特に三千代への思いを初めて具体的に示した、馬鈴薯と金剛石の描写と、激しい雨の中、部屋中を百合の花の香りで満たして三千代に告白するシーンが好きだ。後者のシーンは、本当に百合の香りがしてくるようだった。 夢十夜とそれからを読んで、百合の花やその香りが好きになった。
2026年6冊目『それから』(夏目漱石 著、1948年11月 初版、1985年9月 改版、新潮社) 漱石前期三部作の第二作。高等遊民の代助が、封建的道徳感と近代的思想の狭間で煩悶する様が描かれた姦通小説。連載は1909年。 前作『三四郎』にあった青春の匂いは見事に消え失せ、まるで祭りの終わりの様な寂...続きを読む寞さと空虚感が物語を支配している。後半の展開は頁を繰る手も止まってしまうほどに苦しいが、破滅ではなく目醒めを予期させる読後感はむしろ清々しい。 〈代助は自分の頭が焼け尽きるまで電車に乗って行こうと決心した〉
今は亡き姦通罪に対し、あたかも正当化に向けさせるようなロジックに加え破滅した心理的描写で括られる グロいね〜
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
それから(新潮文庫)
新刊情報をお知らせします。
夏目漱石
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
夏目漱石 電子全集1
こころ(まんがで読破)
それから(まんがで読破)
こころ
試し読み
坊っちゃん
夢十夜
吾輩は猫である
虚子君へ
「夏目漱石」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲それから(新潮文庫) ページトップヘ