作品一覧

  • シュレーダーの階段
    3.0
    1巻506円 (税込)
    突然誘拐され、窓のない部屋に閉じ込められたうえ、解かないと脱出できないという難解なゲームをつきつけられた加奈美。一方、いじめを受けている中学生のそらいちは、ひょんなきっかけから姉の部屋に忍び込むことになり、そこで隠しカメラを見つける……。一見、無関係に見えるこの二つの話は、ラストで思わぬかたちで繋がっていく。それはまるで、見方によって違うものが見えてくる錯視「シュレーダーの階段」のようである。「脱出」と「侵入」を描く長編サスペンス!
  • 夏休みの拡大図
    3.5
    1巻539円 (税込)
    小学校からの幼なじみである親友のちとせが、実家から引っ越すことになった。百合香は片付けを手伝いながら、これまでに学校で起きた「事件」を振り返る。ちとせのあざやかな「推理」を聞いていると、ほとんどが百合香の思い違いや思い込みであったことに気づき愕然とするのであった。『ベンハムの独楽』でデビューした著者が描く鮮やかな青春ミステリー。
  • ベンハムの独楽
    3.5
    1巻583円 (税込)
    ミステリー?ホラー?SF?……見る人によって違う色が見えてくる、まるでベンハムの独楽のような連作短編集。22歳で第五回新潮エンターテインメント大賞を受賞した衝撃のデビュー作、ついに文庫化!

ユーザーレビュー

  • 夏休みの拡大図

    Posted by ブクログ

    離れて暮らす決意をした親友の引越しの手伝いの数時間の話。
    小学生、中学生の思い出にまつわる謎を解き明かしていくのだが、謎自体はそんな複雑なものではない。それよりも3人の女の子の心の内を鮮やかに見せてくれる所が見事。憧れ、嫉妬、わだかまり、優しさなど謎は氷解していった。

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    2024年05月05日
  • ベンハムの独楽

    Posted by ブクログ

    これはなかなかの短編集。僕の理想はミステリーでも歴史でもSFでも恋愛小説でも幻想でも青春でもホラーでも純文学でもない、ようなそのどれでもあるような物語なんです。これはまぁ1編1編がジャンルが違うという感じで好印象。他の作品も読みたいですねぇ

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    2016年12月11日
  • ベンハムの独楽

    Posted by ブクログ

    ずっと前に購入して、漸く本棚から手にとって読んでみた。
    短編なので隙間時間に読みやすい。一話一話もそれぞれ趣向がことなっており、話によってはちょっとしたどんでん返しがあったり、それぞれの話に繋がりもあったりして楽しめる。

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    2020年02月09日
  • シュレーダーの階段

    Posted by ブクログ

    あらすじ(背表紙より)
    突然誘拐され、窓のない部屋に閉じ込められたうえ、解かないと脱出できないという難解なゲームをつきつけられた加奈美。一方、いじめを受けている中学生のそらいちは、ひょんなきっかけから姉の部屋に忍び込むことになり、そこで隠しカメラを見つける…。一見、無関係に見えるこの二つの話は、ラストで思わぬかたちで繋がっていく。それはまるで、見方によって違うものが見えてくる錯視「シュレーダーの階段」のようである。「脱出」と「侵入」を描く長編サスペンス!

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    2017年12月17日
  • 夏休みの拡大図

    Posted by ブクログ

    高校を卒業し就職で一人暮らしするために引越しの準備をする部屋で繰り広げられる日常ミステリー短編。
    過去のエピソードが記憶通りでないことが明らかになっていく様は嫌いじゃない。でも、所詮小中学校時代のエピソードなので、甘酸っぱさは感じるものの、奥深さが足りない気がする。

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    2016年08月15日

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