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収録作『手』が映画化。2022年9月16日公開。監督・松居大悟、出演・福永朱梨/金子大地ほか。
『人のセックスを笑うな』『論理と感性は相反しない』など、ビビットな文体とセンスで時代の空気感をすくい取る、山崎ナオコーラの中短編集。
年配の男性の顔や指の写真を集め、ブログに載せることは罪であろうか? おじさんを研究する25歳の女性の視点から、異性を個人ではなく集合体として捉える切なさを描いた「手」。
NHKラジオ文芸館で紹介され異例の話題となった、血のつながらない娘と暮らす44歳のサラリーマンが主人公の、『お父さん大好き』など4作を収録。おじさんたちが可愛く思えてくる、ウィットと切なさに満ちたナオコーラ・ワールドが堪能できます。(※2009年刊の単行本『手』を改題)
Posted by ブクログ 2020年06月19日
読み始めて少しして、あ、わたしこの本読んだことがあったと思い出した。「手」のハードカバーを過去に読んでいたのだ。文庫化にあたって改題されていたことに気付かずに購入してしまった。
吉祥寺の某書店にサイン本があると聞いて、ふらっと立ち寄ったら最後の一冊になっていたので、迷わずレジに持って行った。開くと、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月30日
単行本「手」を改題して文庫化
4編の短編集
・手
・笑うお姫さま
・わけもなく走りたくなる
・お父さん大好き
おじさんと若い娘さんが共通点か?
山崎ナオコーラを読むのは「人のセックスを笑うな」以来2作目
読書会で表題作の「お父さん大好き」に興味を持って読んでみた
・手
実の父親を嫌いなが...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月30日
単行本『手』の改題、文庫化。
含まれている中短編(4編)は単行本と同じのようです。
不思議な雰囲気を持った作品集です。
おじさん生態コレクターの若い女性を描いた『手』、民話風の『笑うお姫さま』、著者の心象風景を描いたような掌編『わけもなく走りたくなる』、そして妻の出奔と仕事の行き詰まりから自殺しそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月31日
最近気になっているナオコーラさんの一番新しい文庫版短篇集(読み終わってから知った)。
"男の点と線"を読んだ時にも思ったけど、ナオコーラさんは普通の物書きのヒトの何倍も人のことをみている。外面的にも内面的にも。
だからどんな短編を読んでいてもどこかでハッとしたり、ドキドキしたり...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月14日
日活ロマンポルノ50周年を記念した3作品のうちの第1弾の原作「手」を読みたくて。
映画の方が作品を膨らませてあって、主人公さわ子の切なさがわかりやすかった。
父と特に確執があるわけではないけど、うまく甘えられず、おじさんと過ごし、年の近い森さんに出会い付き合うものの寂しさは埋められず、、不器用な...続きを読む
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