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Posted by ブクログ
山崎ナオコーラさんのエッセイ。
小説は読んでるけど、エッセイって初めてだなあ。
表紙がすごくいい。
机挟んで向かい合って、お互いの大事なことをやってるって、すごく素敵。
これ、という大きな事件はもちろん起こらない。
波風は当たり前に当たるけれど、それに対して、過度に意味を持たせないよう、これは罰でもご褒美でもなく、生きていたから降ってきたものなんだと受け止める姿勢が、ていねいにていねいに書かれている。
何度も出てくる、話すことは苦手だけど、文章でならできる、面白く書ける、魅力を伝えられる、そういう自身の書くことへの信頼と自負が覚悟のようでもあり、親愛の表明のようでもある。
自分自身が、性別や役割で判断されたくない、自分の負うべきものを、それを引き合いに軽くされることも嫌だ、という。分かる、と思いながら読んだ。
ナオコーラさんの小説から受ける印象が、職人みたい、なのだけど、こつこつと、自分の納得できるものをひたすら丁寧に作っていく、作り続けていく、という姿勢がやっぱりエッセイでも感じられて、またこの人が好きになった。
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