カツラ美容室別室

カツラ美容室別室

小説・文芸
517円 (税込)

2pt

こんな感じは、恋の始まりに似ている。しかし、きっと、実際は違う……引っ越し当日、破天荒な友人に誘われて、髪を切ることになった27歳の会社員のオレ。カツラをかぶる桂さんが店長をする美容室で、オレは同い年の長身の美容師エリと出会う。はたしてオレとエリの関係は、どこに向かうのか?恋と友情の微妙な放物線を描く話題作!

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    河出文庫
  • タイトル
    :
    カツラ美容室別室
  • タイトルID
    :
    263001
  • ページ数
    :
    157ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年05月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

カツラ美容室別室 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なんとも言えない独特な空気感が好きです。ほのぼの人間ドラマ。登場人物のキャラは濃ゆいのに、作品に乱れなし。面白かったです。

    0
    2024年10月07日

    Posted by ブクログ

    震災でだいぶ気が滅入ってしばらく読書から遠ざかっていた。
    軽く読める本と思って、探していたら呼ばれるように手に取った。

    何気ない日常のちょっとスパイスのきいた個性的で魅力的な人たちとの交流、花見での情景。
    楽しそう。
    そうそう友情って実はドロリとしているよね。

    カツラさんのお母さんについての件からどんどん涙がとまらず。

    熊本城でお花見またできますように。

    0
    2016年05月09日

    Posted by ブクログ

    よい。ナオコーラの中でとびぬけていいわけじゃなくて、相変わらずよい感じ。
    仲良くなっても距離がある、分かり合えない感じがいい。
    長嶋有の解説がこれまたいい。

    0
    2015年11月16日

    Posted by ブクログ

    何の変哲もない日常を描いているはずなのに、不思議と読後に強く残り続ける一冊だった。

    もちろん物語そのものも素晴らしいのだが、ナオコーラさんは何より表現が素敵だ。花見のラストシーンなんて、文章を読んでいるだけなのに、僕は完全にエリちゃんと一緒に代々木公園を歩き回っていた。あの日の空も人混みのざわめきもエリちゃんの坊主頭も感じながら読み進めた。

    キャラクターも魅力的である。
    梅田さんやエリちゃんのような、大人になっても自分の欲求や衝動に素直でいられる人に惹かれる感覚はすごくわかる。
    大人だから、もういい歳だからと、自分で勝手に制限をかけながら生きてしまう中で、彼女たちは軽々とその線を飛び越えてくる。夜中に大学へ忍び込むこと。深夜2時に遠方の恋人へ別れを告げに行くこと。そんな無茶苦茶さに振り回されたい。
    一時は「死ねばいい」といったカツラさんを笑った常連客の顔面にエリちゃんがグーパンチをお見舞いするシーンはさすがに笑ってしまった。

    特に印象に残っている一節がある。
    「男女の間にも友情は湧く。ーー友情というのは、親密感とやきもちとエロと依存心をミキサーにかけて作るものだ。ドロリとしていて当然だ。恋愛っぽさや、面倒さを乗り越えて、友情は続く。走り出した友情は止まらない。」

    よく、女性は知り合った男性を「彼氏候補」か「男友達候補」かで分類し、一度その枠に入るとなかなか覆らないと言われる。
    一方の男にとっての女性は、彼女候補兼女友達である場合も多い。友情としての親密さを感じながらも、彼氏ができれば少し嫉妬し、肌の露出にエロさを感じてしまう。その曖昧で、不純で、それでも確かに友情である男の感情を、なぜここまで理解して言語化して描けるのだろうと感心した。

    少し変わった誰かの日常を覗いただけなのに、自分の感情まで掘り返されるような小説だった。

    0
    2026年05月08日

    Posted by ブクログ

    これまで読んだ本で登場人物を身近に感じることは何度かあったけど、この本の登場人物はなんというか「あ、ほんまにどっかにおるんやな」って感じ
    淳之介の頭の中そのまま本にしたというか、見たものについて感想?言うから話題がころころ変わるというか
    そんな日常の中の恋愛に発展するかしないかの楽しかったりめんどくさかったりすることとか、友だちについて深く考えて寂しくなったりとか、共感できることばっかりではないけどなんか大事な時間やなあと思った

    「自分の食べたいもの」を理解して店員さんに伝えることができるって素晴らしい!

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    なんだかタイトルが妙に気になった。
    きっとどこかにこんな人たちがいて、こんなふうに過ごしているような気がした物語だった。

    風来坊で破天荒な梅田さんが、引っ越してきたばかりの淳之介を、散髪と花見に誘ったことから始まったつながり。淳之介が気になったエリとは、時間がたち、色々なやり取りをするうちに、恋心がいつの間にか友情に変わっていったように思えた。

    桂さんがカツラを被って仕事をしていることに、皆が敬意を払っていることがわかったところは、とてもよかった。このときばかりは、ある意味わがままなエリに、拍手といった感じだった。

    大人になると、人間関係は余計に相手の心を探りつつ、どこまで踏み込んでいいのか考えてしまう。ちょっとしたことで、躊躇してしまったりする。そんなこと思いながらの読書だった。

    「相手の心を覗くことは、相手の心を予想することとは違う。ただひたすら注意深く、全身を耳にして耳を澄ますのだ。答えは出さない。相手の心がわかることはないから。ただ、自分たちが平均台の上にいるということを知っておく。理解は不可能で、誤解だけが可能。知らないということを深めたくて、心を覗くのだ。」

    なるほど、と思った。

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    カツラをかぶった店長 桂孝蔵の美容室を舞台に、淳之介とエリ、梅田の交流を描く

    私はつくづく平坦な話が好きだ
    この本も洩れなく平坦でゆらゆらしてる
    何かが始まりそうな、始まらなさそうな

    友情って熱いワードを口に出すようなものじゃないけど
    読ませる書き方の作家さんだ

    エリ、正直だけど不器用で好きだった

    0
    2021年08月10日

    Posted by ブクログ

     男女の友情とも恋愛ともつかない曖昧な関係を描いた小説。本筋に関わらない風景や他人同士のやりとりまでもがさりげなく書かれているのでその光景が立体で立ち上がってくるようであり、解説にあったように「ちゃんと彼らと長い期間つきあった気」がする。私は男女の友情は成立しないと思っている方だけど、そんな人は「友情をきれいなものだと思い過ぎている」とあってグサリ。確かに淳之介とエリの関係はいつも順調なわけではなく面倒そうに感じられることも多々あったけど、これも悪くないなと思わせる心地の良さがあった。

    0
    2017年12月18日

    Posted by ブクログ

    引っ越し当日、主人公は友人の梅田さんに誘われて商店街にある「カツラ美容室別室」で髪を切ることになった。
    そこでカツラを被った店長に、同い年のエリ、年下の桃井さんと出会う。
    エリと友達以上、恋人未満になりながら、主人公は気儘で孤独な生活を続けていく。


    言葉にできないもやもやとして感覚的なことを、上手に文章にするなーと思った。

    特に
    「しかし、会社を辞めて、上司や同僚と飯食うのを止め、友人とべたべた会うのを止めたら、どうなるか。オレは他人によってなんとか自分の形を保てている。他人と会わないでいたら、オレはゲル状になるだろう。」っていう部分が好き。

    主人公は自分のことが好きなくせに他人の軸で行動しようとしてうまくいかなくて、結局傍観者にしかならない。
    人に必要とされたいけども、自分は人を必要とはしない。
    結局、わがままな寂しがりやのまま。
    だから、逆に人が大好きで自分の軸で行動している梅田さんがまぶしく見えて、自分が大好きで自分の軸で行動しているエリが時々めんどくさく見えてしまうんじゃないかなー。

    世の中は得てしてどろどろとねっとりしてるもの。
    それを書くのがとても上手でおもしろかった。

    0
    2013年12月05日

    Posted by ブクログ

    物語に面白みはないかもしれないが、近年人気のあるアニメにはこの手の波風も立たないような人の交流が描かれているではないでしょうか。

    0
    2013年10月28日

カツラ美容室別室 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    河出文庫
  • タイトル
    :
    カツラ美容室別室
  • タイトルID
    :
    263001
  • ページ数
    :
    157ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年05月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

河出文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

山崎ナオコーラ のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す