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作品一覧
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3.0猫との日常には、いつも新たな発見がある。 太古より人間の側で暮らしてきた猫は、時代や飼われ方によって色々な表情を見せる。 猫と犬の性質の差や猫好きと犬好きの違いについて思いを馳せる「猫と犬」(谷崎潤一郎)や、 吉行家で飼っていた〈モテる〉雄猫と彼についての思い出を語る「モテる系統のネコ」(吉行淳之介)など、 猫の生態と猫が繋ぐ人々の機微を味わうエッセイ集。 【収録作品】 谷崎潤一郎『猫と犬』『猫──マイペット』 奥野信太郎『養猫記』 木村荘八『我猫記』『私の猫達』 寺田寅彦『舞踊』 大佛次郎『お通夜の猫』『山寺の猫』『ここに人あり』 豊島与志雄『猫性』 白石冬美『桃代の空』 吉行淳之介『モテる系統のネコ』 長部日出雄『家なき猫たち』 熊井明子『私の猫がいない日々』 夏目漱石『猫の墓』 中村眞一郎『私の動物記・猫』『猫の災難』 柳田國男『猫の島』 山崎朋子『わが家のライオン』『猫の引っ越し』 黒田亮『猫にマタタビの誘惑』 島津久基『銀の猫』
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3.5
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-1巻1,672円 (税込)編集者によるインタビュー、また「群像」および「小説現代」で長く担当した編集者との対談を、作家自らが構成した貴重な文学的自伝。高い芸術性と人気を備える小説家、洒脱な随筆や座談の名手、ヘンリー・ミラーや井原西鶴の作品の現代日本語への翻訳者、豪腕アンソロジスト……多彩な相貌が臨場感を湛えて語られる本書は、吉行淳之介を知るための必読書となろう。
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5.0
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-1巻440円 (税込)「赤い玉がポンと出る」というギャグを、ときどきテレビなどで聞く。大昔からある笑いばなし、と思っている方が多いようだが、これは以前に私がつくったものである。「モモヒザ三年シリ八年」という諺も、私がつくった。ま、その種の笑いばなしをここに集めたわけで、ストレス解消にいくらかでも役立てばさいわいである。(著者のことば)
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4.0
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3.8
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3.0
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ新潮文庫の表紙が気に入り購入したものの、数年間積読に。今年に入ってから昭和20~30年代にハマり、ちょうどその当時発表された作品集とのことで漸く手に取った。傑作、傑作…!!!ちゃんと読めて本ッ当に良かった…!!!
表題作の「原色の街」は向島の赤線地帯で出会った娼婦あけみと会社員元木英夫の、たった二度の逢瀬とその結果を描く。恐らく偽名であろう、あけみ。対して、フルネームを与えられた、元木英夫。極めて非対称な二人が最後、共に高みから落ち、同じように夏の太陽を見上げ、目を眇める構図になるのが爽快だったなぁ。季節外れの牡丹雪のように舞い散る例の写真によって、物理的にだけでなく社会的にも二人が堕とされ