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Posted by ブクログ 2012年08月16日
「図書準備室」「冷たい水の羊」の2編入り。「冷たい水の羊」、すごすぎた。いじめられっこの主人公は「いじめられたと感じたらそれをいじめ」といういじめの定義を採用し、「自分はいじめられていない」とし、ひたすらいじめを受け続ける。いじめの内容もかなり陰惨な部類に入る。主人公はただただ自分の中の論理でいじめ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月10日
【図書準備室】
主人公がずっと喋っていくスタイルの文章。序盤のリズミカルな、小気味良い口調が読んでいて楽しかった。子供の頃、倒錯的な強迫観念を抱いた経験が多かれ少なかれ誰にでもあるのではないだろうか。大人になり世の中のことがわかってくるにつれ、それが無知ゆえの取るに足らない思い込みであることに気付く...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月08日
デビュー作と二作目/ エッセイの文章が綺麗で読みやすいから読んでみたが、これはものすごく挑戦的だ/ 図書準備室に至っては、延々独白で自分の歪みっぷりを幼女に聴かせているだけの話で、その読点を駆使して文章をつなぎ形容しまくる文体は、たとえば節が十もあるヌンチャクを紙面に並べているようで、また表現されて...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月15日
<「冷たい氷の羊」について>
いじめがストーリーに絡んでくる小説は読むのが難しいなと感じる。凝視すべき点は本当にそこなのか?と疑いつつも、気が付けばそっちに目が行ってしまう。いかにも寓意がたっぷり込められていそうで、読書の流れを勝手にぶった切ってしまう。
主人公の視点がはまった。狭溢な世界の中で...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月09日
まだ全部読んではいませんが
やはりこの人は凄い人なのだな、と
読めば読むほど
惹かれていくから不思議です
多分自分の中にも彼と同じ狂気が宿っていて
呼応してるんだと思います
作者紹介の顔を見て
知っている人の瞳にとても似ているなといつも思う
彼ほどぎらぎらはしていないけれど
彼も
彼の書く...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月24日
2編とも、読んでいる間はけして気持ちいいものではない。というか、不快のレベル。劇的でもないし最後まで不快さが払拭されるほどのことも起こらない。ただ、表題作はいろんな解釈が出来る(私だけ?)し、「冷たい~」は主人公がそれまでとは違う形で明日を楽しみに?待てる終わり方。大々的でないところが返ってリアリテ...続きを読む
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