切れた鎖

切れた鎖

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作品内容

海峡の漁村・赤間関を、コンクリの町に変えた桜井の家。昔日の繁栄は去り、一人娘の梅代は、出戻った娘と孫娘の3人で日を過ごす。半島から流れついたようにいつの間にか隣地に建った教会を憎悪しながら……。因習に満ちた共同体の崩壊を描く表題作ほか、変態する甲虫に社会化される自己への懐疑を投影した「蛹」など、ゼロ年代を牽引する若き実力作家の川端賞・三島賞同時受賞作!

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
ページ数
157ページ
電子版発売日
2012年02月24日
コンテンツ形式
XMDF
サイズ(目安)
1MB

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切れた鎖 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2014年07月01日

    大好きな小説集。何度も折り入って読み返しているんだけれど、なかなかレビューを書けなかった。書いてみます。
    この小説集には『不意の償い』『蛹』『切れた鎖』の3篇が収録されている。三島賞と川端賞をダブル受賞したそうな。賞の裏付けもある通り、初期の傑作と言えるだろう。中でも衝撃的なのは社会化されていく自己...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月21日

    田中さんの作品としては、これが読んだの二つ目でした。


    短編の作品が三つ入っていて、各々、不意の償い、蛹、切れた鎖です。


    共食いと同様、文章が力強くて、短編なのに物凄く疲れるものでした。


    疲れるとはいっても、不快感はなく、本文といい意味で対峙している感覚になれます。


    三つとも印象には残...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月14日

    新進気鋭の作家による中編集。まだ若手なのにかなりシュールな表現力・独特の世界観。一文一文を噛み締めるようにして読みたい一冊。

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    Posted by ブクログ 2015年03月05日

    やっぱり蛹がよかった。けれども文章構成の美しさでは最初の話が素晴らしかったし、話そのものの豊饒さにかけては表題作が一番か。取り合わせがいい。読んでよかった。

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    Posted by ブクログ 2015年01月21日

    「不意の償い」「蛹」「切れた鎖」の短編三つ。
    蛹が一番面白かった。
    力を蓄えて、蓄えて、蓄えて、蓄えて、そして蓄えたままでいる。
    その始まりから終わりまで、ずっと力を込めつつ読んでいた。
    田中慎弥はまだ3冊目だと思うけれど、いつも表題作じゃないやつが一番面白い。
    150120

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    Posted by ブクログ 2014年01月15日

    田中慎弥の作品に出てくる人物の本当にどうしようもなさ。これこそが人間なのではないかと強く思う。本当に本当にどうしようもない。ろくでもないし、怒りもわいてくる。しかし、ひとつひとつの言動を取り上げるのではなく、総体として、人間はこういう弱さとか残忍さを抱えた存在なのではないかという疑念を払拭しきれない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年11月26日

    「不意の償い」くどいまでの自己の描写は三島由紀夫みたいです。火事は金閣寺のオマージュなのかも。
    「蛹」は作者自身の私小説ですね。人間も昆虫のように、しかし違ったかたちの変態をする。人間を原初生命体として見た、成長の表現だと思います。母親と作者との半生とこれからの思いを感じました。
    「切れた鎖」�...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月25日

    こちらの人生まで負の連鎖に巻き込まれる不安を感じるほど圧倒的な力がある。憎むことで自分の輪郭を捉えてきた人間にとってソレが受け継がれるということは恐怖であっても自分に対する肯定なのだから止めさせることはできないだろう。土地に縛られるということは自分に縛られることとイコールなのだ。

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    Posted by ブクログ 2012年03月28日

    読んでいて、気が滅入った。
    悪夢や幻覚みたいな、行間のつまった描写は文学的なのかもしれないけど、
    巻き込まれてもいい、と思える好きな世界ではなかった。
    表題作とか、とても暗くて救いようがない感じ…
    不意の償い は、そんな中でもなんか、主人公が現実で置かれている環境、周囲からきちんと愛されている様子が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月05日

    「不意の償い」
    ある行為のせいで死に至ったのではないかと無意識に抱えていた罪悪感が、徐々に噴出し精神のバランスがあやふやになっていく。
    読み進むにつれて、このバランスの崩れた不安定感こそがが逆に安定した世界の様にも思えてくる。


    「蛹」
    一番好きな作品。
    内包された自己への強い自信とは裏腹に、いつ...続きを読む

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