小説 - ドキドキハラハラの検索結果
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3.7クリスマスシーズンで賑わうレイキャヴィクのホテルの地下室で、一人の男が殺された。ホテルの元ドアマンだったという地味で孤独な男は、サンタクロースの扮装でめった刺しにされていた。捜査官エーレンデュルは捜査を進めるうちに、被害者の驚愕の過去を知る。一人の男の栄光、悲劇、転落……そして死。自らも癒やすことのできない傷をかかえたエーレンデュルが到達した悲しい真実。全世界でシリーズ累計1000万部突破。翻訳ミステリー大賞・読者賞をダブル受賞。家族の在り方を描き続ける著者の、『湿地』『緑衣の女』に続くシリーズ第3弾。
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3.8入院中、同室となった男に、盛り場で雀荘を経営する妹の安否を確かめてほしいと頼まれた大学生の〈私〉は、戦後の焼け跡が広がる仙台の街を、彼女の影を追ってひたすらにさまよう。米兵相手の特飲街に、彼女はいた。だが、そこには危険な男たちの影がうごめいていた――。米兵が闊歩する戦後の仙台を舞台に、日本ハードボイルドの黎明を飾った「X橋付近」ほか、日本人娼婦と米兵の炎熱の夏の悲劇を乾いた筆致で活写した「ラ・クカラチャ」、北海道の原野に消えた友の追跡行を描く「淋しい草原に」、そしてひとりの〈運命の女〉を追う連作「由利」シリーズなど11作品に、エッセーも収録した、高城高、珠玉の短編集!
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3.512月、イーリーの公営アパートで、デクランという男が肘掛け椅子に座ったまま死んだ。閉所恐怖症の彼は扉を外し、窓を開け放したまま寝たために凍死したらしい。自殺の可能性が高いとされたが、取材に訪れた新聞記者のドライデンは疑問をおぼえる。デクランは金に困っていたが、部屋のコイン式電気メーターには硬貨がたっぷり補充されていた。自殺する人間がそんな行動をとるだろうか? 小さな謎は思いもかけない真相の手がかりだった。ドライデンの丹念な調査と明晰な推理によって少しずつ解かれていく人々の秘密。端正な英国本格ミステリ。/解説=若林踏
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3.7フレッド・フィリプスが走っている……その言葉は八月の静かな午後、さながら牧師のお茶会で誰かが発したおならのように鳴りひびいた。庭師を周章狼狽させたのは、邸の氷室に鎮座していた無惨な死骸――性別は男。だが、胴体を何ものかに食い荒らされたその死骸は、人々の嘔吐を誘うばかりで、いっこうに素姓を明示しようとしない。はたして彼は何者なのか? 迷走する推理と精妙な人物造形が読む者を八幡の藪知らずに彷徨わせ、伝統的な探偵小説に織りこまれた洞察の数々が清冽な感動を呼ぶ。新しい古典と言うにふさわしい、まさに斬新な物語。英国推理作家協会最優秀新人賞受賞作!/解説=巽昌章
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3.4元警官の私立探偵マクナイトの身辺で起きた連続殺人は、彼自身の過去に関わっているのか? アメリカ探偵作家クラブ賞、アメリカ私立探偵作家クラブ賞を受賞するなど高く評価された、著者の記念すべきデビュー作。
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3.66歳の奈津江には、不思議な能力があった。誰かが失くしたものを探し出すことができるのだ。優しい両親とともに穏やかな日々を送る奈津江だったが、突然、立て続けに両親を失うという不幸が彼女を襲う。さらに、両親は自分の実の親ではないと知らされたのだ。呆然とする奈津江は、実姉を名乗る深咲に連れられ、父が経営する子どもたちの施設“祭園”に引き取られることになる。そこに暮らすのはわけありの少年少女たちだった。周囲を取り囲む黒い鬱蒼とした森、施設内をさまよう狐面の女、廃屋と化した“廻り家”と呼ばれる奇怪な祈祷所。やがて、奈津江の秘密が明かされるとき、惨劇が幕を開ける――。怪異と謎に溢れた極上のホラー・ミステリ。『災園』を改題。
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3.0二つの国と二つの言語。夭逝した芥川賞作家の内面の葛藤を描く長篇小説――若くして亡くなった、在日韓国人女性作家。日本で生まれ育ち、韓国人の血にわだかまりつつも、日本人化している自分へのいらだちとコンプレックス。母国に留学し直面した、その国の理想と現実への想い。芥川賞作家の女の「生理」の時間の過程を熱く語る長篇と、「私にとっての母国と日本」という1990年にソウルで、元原稿は直接韓国語で書かれた講演を収録。 ◎アイデンティティを追求した李良枝の私小説は、「目に見えない」心のミステリーを解明しようとした鮮烈なテキストなのである。日本から、見知らぬ「母国」へやってきた「刻」の主人公は、だから、母語ではない母国語の文字の前で落ち着きを失う。その「私」の1日においては、だから、一刻一刻、親近感と距離感の間で心のゆらぎを覚えて、最終的には選ぶことができないのだろう。<リービ英雄「解説」より>
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5.0遥か虚空(宇宙)から遣って来た『七福神』と地上で会話をしました。 それは2001年3月中旬の穏やかな休日でした。どうやら、私はこの短い昼寝の間に夢を見ていたようです。これがなんと、あまりにも「現実的」な出来事であるかのような「不思議な夢」でした。この体験により、今まで持っていた七福神へのイメージ、常識が根底から大きく変わることになります。この時の私の気持ちは、神々に会えたことへの嬉しさと感謝で一杯でした。そして大変驚き、深く感動していました。神々は上空より真白き横長の帆に一列に並んで現われました。あの夢は私の摩訶不思議な思い出の一つです。私の「宝の夢」として一生大切にしていきたいと思っております。皆さんも「素敵な夢」お持ちでしょうか。もしお持ちとすれば、それは「とても、とても素敵なもの」なのでしょう。
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3.3ベルリンのレジスタンスグループに無線機の部品を運び、ナチス高官の自宅に盗聴器を取りつけよ――。第二次世界大戦が勃発して約2年。チャーチル英国首相のタイピストから、エリザベス王女の警備役を経て、ついにスパイとしてベルリンへ送り込まれることとなったわたし、マギー・ホープ。そこで待ち受けていたのは、予想をはるかに上回る困難、そしてわたし自身の過去の問題だった――。読み手の予想を大胆に裏切り続ける、大展開に次ぐ大展開のストーリー! 赤毛の才媛マギーの活躍を描く、読み出したら止まらない、大好評シリーズ第3弾!/解説=大矢博子
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3.3楽しい勉強合宿のはずが、謎の言葉を残して先生が姿を消し、生徒二人も行方不明に! 『国語、数学、理科、誘拐』に続く大好評の塾ミステリー第二弾! 中学三年生の夏期強化合宿のため、三泊四日の予定で離島にやってきたJSS進学塾の先生方と中学生たち。 ナイトハイクなどを楽しみながらも勉強漬けの毎日になるかと思いきや、生徒二人と先生一人が突如姿を消した。 英語を直訳したような文章で話す国語・英語担当の月谷優子先生と、しっかり者の近衛美郷、やんちゃな今野毅彦が行方不明に。 三人は一体どこに消えてしまったのか? 加賀見塾長の思わぬ過去も明らかになりながら、いなくなった生徒たちが戻ってくるその裏には、やはり勉強の面白さと人の優しさがありました。 各講師が作ったオリジナル問題「科目クエスチョン」を、生徒たちと共に考えて、頭の体操にもなります(巻末に詳細な解き方つき)。 ますます勉強がしたくなる、好きになる。 「勉強をすると人に優しくできる」塾ミステリー第2弾。 ※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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3.2勉強すると、人に優しくできるんだって――。 『浜村渚の計算ノート』シリーズの著者がおくる、愛と感動の“塾”ミステリー! 舞台は、小中学生を対象にした「JSS進学塾」。ある日、塾の公式アドレスに「おたくの塾生、山下愛子を誘拐した」との脅迫メールが届いた。犯人の要求する身代金額は、なんと五千円。しかもすべて一円玉で用意し、千円ずつにわけて五人の学生講師がファミレスに持参せよ、という驚きの内容だった。ファミレスに集まった五人は、犯人によって一人ずつ順番に呼び出されるのだが、彼らを待っていたのは、それぞれが得意とする科目の難問、奇問。「こんな悪ふざけをするのは、あいつしかいない!」――五人は、塾に恨みをもつ元講師を疑うのだが、誘拐事件は、やがて意外な展開を見せる……。五人の講師たちは、少女を、塾を、救うことができるのか? いま塾に通っているみんなも、かつて通っていたお父さんお母さんも、一緒になって楽しめて、「読むと、勉強したくなる」(ここ重要!)、世界初の塾ミステリー。
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4.7見慣れた道、見知らぬ恐怖。 東京から大阪まで、東西を結ぶ日本の動脈・国道1号。 この道は、古の東海道を受け継ぎ、時代を超えて人々の恐怖を映し出す。 東京・日比谷公園の噴水から這い出る黒い塊。 神奈川・鶴見に出没する謎の“猿”。 静岡の海岸沿いに眠る首塚の祟り。愛知の神社に伝わる禁忌。 三重・1号線沿いの忌まわしい事故物件。滋賀・琵琶湖に沈む数々の事件。 京都・市内で忽然と消えた道。大阪・淀川の河川敷に埋められた闇――。 恐怖は、確かにこの国道に息づいている。 道を辿るごとに、異形があなたの日常を侵食する。 気鋭の怪談作家たちが紡ぐ、戦慄の書き下ろし実話怪談集。
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5.0各地から引き寄せられるように集まってきた怪異の体験談を、その時代と場所を確認し、紡ぎ上げた書き下ろし。現れてきた〈もの〉たちの異界へ誘う、「和裁寮」「彼女の箱」など全三十二話。 きょうも全国各地から、そして時を超えて、さまざまな「怪談」が、語り部・川奈まり子の元に吸い寄せられるように集まってくる。秘かに告白された「怪」の体験談が、磨き上げられ、ここにまとめられた。いやな場所、生き霊はどちらか、古城のある一画、帰ってき帰ってゆく子ども、不吉な学校の、その病院ではやはり……などなど、必恐の全三十二話。 *目次── あそこは「ぬかるみ」/消えた乗客/八幡の藪知らず/おのころさんの漁師/ここにいる/ひいおじいちゃんのお菓子/女友だち/父の墓/家系調査報告/彼女の箱/茅葺き屋根の屋敷/おそごうてかなわん/山の力/まほうさん/鬼門の子ども部屋/特等席/ぞろ目のカウントダウン/父の霊/宇土城の城破りにて/黄昏の子ども/空き家の怪/線香の香り/和裁寮/老夫婦/風門のこと/土佐の熊憑き/猫に脚を盗り返された話/人が消えた話/黒い影法師/真っ赤なスリッパ/戦争の夢/おさげ髪
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3.5陸上自衛隊と公安警察、男女コンビを組む! 三輪出雲一等陸佐は、部下とともに都内の高級住宅街へ向かっていた。 数年前に「死んだはず」の出雲は、防衛省内の不祥事を始末する専属部署――自衛隊第三特殊情報偵察評価群・五一〇臨時特別行動班の隊長を務めているのだ。 上司からの命令は、「自ら出頭を願い出た、統合幕僚監部に潜りこんでいたスパイを保護する」というもの。大した仕事ではなかったが、いざ現場に入ると、書斎には白髪の男が後頭部を血に染めて、うつ伏せに倒れていた。 思わず身構える出雲たち。彼らの前に姿を現したのは、公安警察の「ゼロ」と呼ばれる非合法部署に所属する荻窪冴子だった。互いが銃を構え、一触即発のムードが漂う中、班長を務める冴子が口を開く。 「私たちが来た時には死んでいたのよ」 睨み合いが続く出雲と冴子のふたり。最初に動いたのは――どちらでもなかった。 突然、窓ガラスが砕け、火炎瓶が投げ込まれたのだ。さらに遠距離からの銃撃までも。 いったい何者が襲撃しているのか? 最近より一層キナ臭い関係となってきた中国なのか? それとも……。 ハード国際諜報アクション!
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4.2日本最古の文学作品を作家・池澤夏樹が新訳。原文の力のある文体を生かしたストレートで斬新な訳が特徴。画期的な池澤古事記の誕生! 【新訳にあたって】 なにしろ日本で最初の文学作品だから、書いた人も勝手がわからない。ごちゃごちゃまぜこぜの中に、ものすごくチャーミングな神々やら英雄やら美女が次から次へと登場する。 もとの混乱した感じをどこまで残すか、その上でどうやって読みやすい今の日本語に移すか、翻訳は楽しい苦労だった。(池澤) 解題=三浦佑之 解説=池澤夏樹 月報=内田樹、京極夏彦
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3.8直木賞作家・澤田瞳子氏初の幕末小説 借財10万両から蓄財10万両へ―― わずか7年で財政を建て直した備中松山藩の改革 【著者コメント】 幕末を書くのは今回初めて。 倒幕派、佐幕派といった対比関係でとらえられがちな時代だが、 その間に挟まれた数多の人々がいた。 彼らが激動の時代をどう泳ぎ渡っていこうとしたのか、 山田方谷を含めた当時の備中松山藩を切り取ることで描けると考えた。 激しく変化する時代の中でもがいた、ごく普通に暮らしていた 人々の姿をご覧いただきたい。 ――澤田瞳子 備中松山藩(現・岡山県高梁市)にて藩校・有終館の学頭(校長)を 務めるかたわら私塾「牛麓舎」を開き、弟子たちの指導に当たっていた 陽明学者・山田方谷は、借財10万両を抱える藩の財政を司る元締役と その補佐役である吟味役の兼務を命じられる。 倹約令、殖産興業、藩札刷新などの改革により、備中松山藩はわずか7年で 借財を返済、さらに10万両の蓄財を作るまでになった。 だが幕末の激動の波は地方の小藩にも押し寄せる。 尊皇攘夷の声が高まるなか、藩主・板倉勝静が老中筆頭だったことから、 朝敵として備中松山藩に追討令が出され……。 時代の波に揉まれながら懸命に生きる人びとを描いた、 直木賞作家初の幕末群像劇。 【主な登場人物】 山田方谷 (陽明学者/備中松山藩元締兼吟味役) 熊田 恰 (備中松山藩物頭兼剣術指南/玉島騒動で切腹) 三島貞一郎(中洲) (方谷の門弟/二松学舎創設者) お繁(福西志計子) (方谷門弟唯一の女子/岡山県初の女学校・順正女学校創設者) 新島七五三太(襄) (上州安中藩士/同志社創設者) 川田竹次郎(甕江) (漢学者/東京大学教授/東宮侍講) 河井継之助 (越後長岡藩士/戊辰戦争で戦死) 板倉勝静 (備中松山藩第七代藩主/大政奉還時の老中筆頭)
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3.4【『思い出のとき修理します』の著者が贈る、珠玉の伝承ミステリー】 古くからの言い伝えを調べる伝説収集家との出会いが、 大切な人を失った百絵の未来を変えていく――。 ****************************************** 人にしかできない癒しと再生の物語が優しく胸に響きます。 マルサン書店サントムーン店 原田里子さん ****************************************** 【著者より】 「こだま」は「木霊」と書きます。森の中に反響する音に、昔の人は木々の魂を感じたのでしょうか。 現代でも、御神木や謂れのある木など、大切に守られています。 日常のそばに、伝説は意外とあふれているのではないでしょうか。 伝説収集家の賀見社と、現実的な感覚の百絵、二人のやりとりも読みどころです。 どうして賀見社が伝説を集めるのか、身近な伝説に触れ百絵が何を得るのか、ぜひお楽しみください。 【あらすじ】 路地裏にひっそりとたたずむ「喫茶こだま」で働き始めた百絵。 雇い主の賀見社は、古くからの言い伝えを調べる「伝説収集家」なのだという。 姉の魂を連れていった井戸の神さま、 切ってはいけない呪われた木の秘密――。 賀見社のもとに舞い込むのはこの世の理では解くことのできない謎ばかり。 思いがけず彼を手伝うことになった百絵だが、 すべては、自らの切ない過去につながっていき――。 奇跡に満ちた救いの物語が、あなたの心にこだまする。 【目次】 1 幸せの香 2 水を染める色は 3 木々の声音 4 柳の下に眠る 5 神隠しの山
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4.0小鳥遊涼は、オーナーの神宮司怜子にスカウトされてバー『よすが』で働き始めていた。そんな時、裏メニューの存在を知る。それはコープス・リバイバー……死体を蘇らせるという意味のカクテルは、黒諏輝良という男を仲介する合言葉であった。 小鳥遊の前に現れた黒諏は、眠たげな瞳で派手な柄シャツを着た何とも覇気のない男だった。 その風体から怪しいオッサンだと訝っていたが、小鳥遊が店で怪異な現象に遭った時に黒諏がそれを救う。彼は凄腕の魔術師だったのだ。 「小鳥遊君は、陽の気を纏った招き猫体質なんだよ。だが一歩間違えれば、とんでもないモノを引き寄せる誘蛾灯になりかねん」 その言葉通り小鳥遊は奇妙な悪夢に苛まれており、それはホストクラブ『新世界』の客の失踪事件とも繋がっていく―― オッサン魔術師と怪異を引き寄せるバーテンダーのコンビが、不可解な事件に挑む。
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3.9湖面に浮かび上がってきたのは、目もなく口もなく、ただ灰色のかたまりと化した女の死体だった--マーロウは一カ月前に姿を消した化粧品会社社長の妻の行方を追っていた。メキシコで結婚するとの電報があったが、情夫は否定した。そこで湖の別荘へやってきたのだが……独得の抒情と乾いた文体で描く異色大作。
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3.9歌舞伎子役と親同士を巡る、心理サスペンス。 市川萩太郎は、蘇芳屋を率いる歌舞伎役者。花田屋の中村竜胆の急逝に伴い、その息子、秋司の後見人になる。同学年の自分の息子・俊介よりも秋司に才能を感じた萩太郎は、ふたりの初共演「重の井子別れ」で、三吉役を秋司に、台詞の少ない調姫(しらべひめ)役を俊介にやらせることにする。しかし、初日前日に秋司のおたふく風邪が発覚。急遽、三吉を俊介にやらせることに。そこから、秋司とその母親・由香利と、萩太郎の関係がこじれていく。そしてさらなる悲劇が……。サクリファイスシリーズから、ビストロ・パ・マルシリーズまで、幅広いジャンルで傑作ミステリーを発表しつづける著者が、長年あたためてきた作品がいよいよ文庫に。歌舞伎に詳しくなくても存分にスリルと感動を味わえる。
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4.5運無く貧乏にあえぐ凛子は、無感情な御曹司・七々瀬との出会いで黒宮警備で働くことに! 業務は悪霊にまつわる警備をこなす班!? 嫌がる凛子だが、持ち前の職業知識と機転による思いがけない活躍に目を付けられ…… 【御曹司だけど無感情な上司とともに、あなたを悪霊から守ります!?】 有望な柔道選手だったが、不幸が重なり引退した凛子(りんこ)。堅実な道が一番だ!と、就活とバイトの日々を送っていた。おかげで色々な職業知識は豊かになったけれど、やっぱり優良企業に就職したい!! そんなとき無表情な御曹司・七々瀬(ななせ)と出会い、警備会社にスカウトされる。幸運と思いきや、配属先は悪霊対策をこなす班だった! 凛子は怯えながらも、持ち前の機転と柔道技で悪霊の成仏に一役買う。さらに、七々瀬が感情を失ってさえ悪霊浄化に打ち込む事情を知り――。過去の自分に重なる彼のため、凛子は現場で奮闘する。
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3.8副業推進で注目されるレッツ株式会社の社長が、移動中のヘリコプターの機内で殺害された。 同乗した副社長、専務、常務の三人は社長の指示でアイマスクとヘッドホンを装着し大音量で音楽を聴いていたという。 物的証拠も自供もないため、警察は三人を釈放せざるをえない。三人は、会社に戻っても沈黙を続ける。 そこで、副業推進部長の若槻早苗が頼ったのは、お客様相談室の西園寺係長だ。 彼は類いまれな共感力を活かし、「赦しのサクラメント」なる“懺悔ビジネス”を立ち上げ、二足の草鞋を履き業績を上げているからだ。 紆余曲折の末、三人は懺悔をすることになるが、西園寺は守秘義務を盾に何も語らない。 果たして犯人は? そして物語はどんでん返しの結末を迎えることとなる。 第19回『このミステリーがすごい!』大賞の「隠し玉」作品。 大森望氏推薦「クレーム対応の達人が“赦し”ビジネスで驚異的な才能を発揮する展開など、企業コメディとしてはじゅうぶん魅力的」。
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4.0文学少女の私が、青年漫画の編集者に!? 青年漫画誌に配属になった新人女子。大御所を怒らせ、童貞の作家に戸惑う日々だが――。 25歳期待の新人による長編エンタメ! 「漫画なんて、くだらない」 入社一年目、ザ・文学少女山田友梨が配属されたのは、男だらけの青年漫画誌「ヤングビート」編集部。 大物作家を激怒させ、長寿連載「解決屋一平」はまさかの終了。 童貞が主人公のエッチ漫画「いまだ、できず」の人気は急降下。 雑誌を牽引する大ヒット作「キヨのひらく箱」には激しく心を動かされるが、担当なのに作者とは一回も会えない。 第16回ボイルドエッグズ新人賞受賞の新鋭が描く、イタくて深い、新感覚!青春感動物語
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4.2罰を受けても罪は消えない。なら、どう生きていけばいい? 『天使のナイフ』『友罪』『Aではない君と』―― 贖罪と向き合い続けた著者だから描けた入魂の傑作長編小説。 「自分は運が悪かっただけだ……」 女性を撥ねるも、逃げてしまった大学生 「やらなければいけないことがあるんだ」 愛する妻を奪われ、犯人の出所を待つ男 ひき逃げ事件の加害者と被害者遺族。両者の運命が交わる先にあるものは――? 深夜、飲酒運転中に何かを撥ねるも、逃げてしまった大学生の籬翔太。翌日、一人の老女の命を奪ってしまったことを知る。罪に怯え、現実を直視できない翔太に下ったのは、懲役四年を超える実刑だった。一方、被害者の夫・法輪二三久は、ある思いを胸に翔太の出所を待ち続けていた。贖罪の在り方を問う傑作。
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4.3彼を殺したことを告白します……枕元にいた映画監督のトマスを神父と誤り、死の間際、老人はそう囁いた。意識が混濁した老人のうわ言だったのか?時を同じくして、26年前の競馬界で起きた変死事件を題材に新作を撮影中のトマスは、何者かからロケを中止しろと脅迫を受ける。老人の告白と脅迫には関係が? トマスは不屈の意志でロケを続けるが、遂に凶刃が彼を襲った! 映画界を舞台に放つ、シリーズ屈指のサスペンス。
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3.7永田町を震えさせた問題作! 三世議員の黒部優太郎は、典型的なボンボン議員だ。部会や委員会をさぼってはデートに明け暮れていた。もっぱらその尻ぬぐいをしていた秘書の橋本は、自分が政治家になるという野望を隠さなくなった。優太郎は、自身の相次ぐスキャンダルと、橋本が周到に準備した策略にはまり、議員辞職を余儀なくされる。 橋本は補欠選挙を勝ち抜き、晴れて代議士となった。三権分立のうち、どうして一番大切な立法を構成する国会議員にだけ試験がないのかを疑問に思っていた橋本は、程なく、政治家にも資格試験を義務化する「国会議員基礎テスト」法案の立法に向けて邁進するのだが……。 ベストセラー 『限界集落株式会社』の黒野伸一が国会議員の在り方に一石を投じる、全国民必読の政治エンタテインメント!! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『国会議員基礎テスト』 の文庫版となります。
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3.9世界の矛盾が凝縮された場所――パレスチナ。そこで作家は何を見て、何を感じたのか? 同時代の「世界のリアル」を伝える傑作ルポルタージュ! 抗議デモで銃撃されるガザの若者たち、巨大な分離壁で囲まれたヨルダン川西岸地区、中東全域から紛争被害者が集まるアンマンの再建外科病院ーー。 「国境なき医師団」に同行して現地を訪ねた作家が、そこに生きる人たちの困難と希望を伝える好評シリーズ最新刊。 文庫版では、新たに「南スーダン編」「日本編」を追加。 「見つめるほうも、見つめられるほうも、その瞬間を生きている。戸惑いの中から漏れる言葉に吸い寄せられた。」 ――武田砂鉄さん(ライター) 「いとうさんだからかけた、ニュースでは見えない人間のドラマ。最前線のリアルが立体的に伝わる一冊です。」 ――白川優子さん(「国境なき医師団」看護師)
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3.6〔競馬シリーズ〕黒ずくめの誘拐者がニューマーケットでも有数の厩舎に押入った。何故……この疑惑は一味の首領が現われたとき重苦しい不安に変った。ダービイの本命馬に一味の指定する騎手を乗せろというのだ。果して、その真の目的とは? ダービイを控え、本格的仕上げ調整に入った厩舎を襲う妄執の影!/掲出の書影は底本のものです
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3.6斉藤勇魚と斉藤真魚。男女の双生児でともに二十歳の大学生。二人の人生は、年の離れた弟の誕生で一変した。 広島の大学に通う勇魚は親友に恋人を奪われ荒んだ日々を送り、北九州の実家で暮らす真魚も最愛の人に突然捨てられ世界に絶望する毎日。 そして二人は、奇しくもそれぞれの隣人との奇妙な交流に救いを求めていく……。 やがて気付いてしまった家族の真実。親子、恋人、親友――すべての日常が絶望と綯い交ぜとなった双子の青春の行き着く先とは? 大人になることの「痛み」をリアルに描き、第31回電撃小説大賞で《メディアワークス文庫賞》《川原礫賞》をW受賞した、ままならない愛と青春の物語。
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