鼓笛隊の襲来

鼓笛隊の襲来

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作品内容

赤道上に発生した戦後最大規模の鼓笛隊が、勢力を拡大しながら列島に上陸する。直撃を恐れた住民は次々と避難を開始するが、「わたし」は義母とともに自宅で一夜を過ごすことにした。やがて響き始めたのは、心の奥底まで揺らす悪夢のような行進曲で…(『鼓笛隊の襲来』)。ふと紛れ込んだ不条理が、見慣れたはずの日常を鮮やかに塗り変えていく。著者の奇想が冴えわたる、驚異の傑作短編集。

ジャンル
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文庫
ページ数
208ページ
電子版発売日
2011年09月30日
コンテンツ形式
EPUB

「鼓笛隊の襲来」のユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2018年07月31日

三崎ワールドは長編も良いし短編も良いです。
台風の日に読み始めたこの短編集も面白かったです。
台風のように鼓笛隊が襲来する世界の表題作、本物の象のすべり台「象さんすべり台のある街」、浮遊都市にいる恋人と地上にいる主人公の「遠距離・恋愛」、消えてしまった下り列車に乗っていた人の喪失を受け入れる「同じ夜...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年06月21日

世にも奇妙な物語系、とでも言ったらいいのでしょうか。どこか狂った、しかし至って普通に営まれる日常を描いた短編集。本書、と言うより多分三崎氏の面白い所は、その「狂い」を感覚ではなくシステマティックに組み上げてしまう点です。表題作や象さんの練り上げ方はまさにお見事で、どこからこんな設定が湧いてくるのか、...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年01月23日

再読。短編集。よくこういう設定を思いつくなあといつも感心するのだが、短編にも惜しげもなくフシギナ世界設定が使われている。「同じ夜空を見上げて」は「ターミナルタウン」に続くのか。他にも細かいワードが別の作品に少しだけつながっていたりして、にんまりしてしまう。そんな技巧の底には大切なことがそっと語られて...続きを読む

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Posted by ブクログ 2014年06月06日

【世界を創造してみたい】

僕は好きだった。表題の鼓笛隊の襲来も他の作品も是非とも長編で読みたいくらい。あっさりしたオチに飲み込みにくい、どろどろした感情が残る。またよみたい。

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Posted by ブクログ 2013年05月29日

やばい。やばばい。三崎亜記の短編では一番好きです。どれも三崎色に染まってる。圧倒的な力で構築された世界観。たまりません。そしてどこかに残る多幸感と寂しさ。脆弱なものだからこそなのかもしれません。鼓笛隊が好き。欠陥住宅も好き。

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