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Posted by ブクログ
面白かったですが少しこわくて考えさせられました。
大きな流れには個人の力なんて無力なのだろうと思います。何年もかけて根回しして、その流れを推し進めてきたことは特に。
見えないなら、それは無かったこと…本当に、それでいいのかなと思いました。
今の日本の縮図だ、というような解説だったのですがそう思います。こういうこと、行われているんだろうな。
見えないからといって、知らないままで良いわけではない、ということは忘れずにいたいです。
「となり町戦争」の前日譚の「戦争研修」も面白かったです。
前に読んだときはさらっと読んでしまいましたが、「となり町戦争」を読んでから再読すると、この作品を思わせるような台詞もありました。
そして香西さんの結婚相手がめっちゃ出てる…気付かなかったなんてぼんやりし過ぎ。
戦争が公共事業になる、というのは今でも荒唐無稽ではありますが、形を変えた戦争が日常に入り込む、というのはこれからあり得る話です。
Posted by ブクログ
「となり町戦争」の前日譚も収録されているが、そちらよりは表題作の方が良かった。(ぼんやりとはしている)
A町に住む女性が主人公、隣のC町との市町村合併が「乗っ取り」なのではないか?と言う噂を友人から聴き、ネット上での「合併反対派」の動きや、デモ活動(お散歩)について知っていくうちに、何が真実なのかがわからなくなっていく…
情報操作、印象操作の攻防、切り取られた報道、怒りが長続きしないとか、ネット上だけ=仮面をつけた人達のこと、など
Twitterやってることで、より身近に感じる事がテーマ
そして静かな「目に見えない戦争」と言うテーマはとなり町であれ遠くの国であれ無関心な意識のこと
そういう感覚を再認識するには良い。
「となり町戦争」と通じるテーマ
でも、ちょっと「これは話がどう言う方向に向かうのか?解決するはずがないので、どう終わりに向かうのか」がなんとなく、予想の中のひとつ通りで少し弱く感じた。
でも、この先何度も思い出す気がする。
Posted by ブクログ
あれ、えらくドロドロとしちゃったな、というのが正直な感想。
建築物を偏愛する三崎さんですが、もう一つのこだわりが戦争なのでしょう。これは『となり町戦争』の系譜の作品です。
三崎さんの作品は、どれも現実とは少しずれた不思議な共通の世界を舞台にしていますが、この作品にも州都とか自治区とか隣国とか、『コロヨシ!!』にも出てくる用語が出てきます。
しかし、何だかちょっと違います。暗めの雰囲気はいつも通りですが、いつもはサラリと距離感を置いて描かれる登場人物たちが、この作品では妙にドロドロと重いのです。何だか昼間のメロドラマでの雰囲気なのです。
同時併録された短編『戦争研修』は『となり町戦争』のスピンオフ物語でなかなか良いのですが、表題作の『逆回りのお散歩』は、どうも私には合いませんでした。
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