胡蝶殺し

胡蝶殺し

小説・文芸
671円 (税込)

3pt

歌舞伎子役と親同士を巡る、心理サスペンス。

市川萩太郎は、蘇芳屋を率いる歌舞伎役者。花田屋の中村竜胆の急逝に伴い、その息子、秋司の後見人になる。同学年の自分の息子・俊介よりも秋司に才能を感じた萩太郎は、ふたりの初共演「重の井子別れ」で、三吉役を秋司に、台詞の少ない調姫(しらべひめ)役を俊介にやらせることにする。しかし、初日前日に秋司のおたふく風邪が発覚。急遽、三吉を俊介にやらせることに。そこから、秋司とその母親・由香利と、萩太郎の関係がこじれていく。そしてさらなる悲劇が……。サクリファイスシリーズから、ビストロ・パ・マルシリーズまで、幅広いジャンルで傑作ミステリーを発表しつづける著者が、長年あたためてきた作品がいよいよ文庫に。歌舞伎に詳しくなくても存分にスリルと感動を味わえる。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    小学館
  • 掲載誌・レーベル
    :
    小学館文庫
  • タイトル
    :
    胡蝶殺し
  • タイトルID
    :
    385751
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2016年07月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

胡蝶殺し のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みやすく、わかりやすい内容で面白く読みました。子供どうしの確執などがない分、ストーリーの面白さに集中できました。

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    面白くて ぐいぐい引き込まれた。
    繰り返し何度も読んだ。
    読むたびに面白さが増す。涙が出た。
    近藤史恵は好きな作家だし この人の描く歌舞伎ものも好きで読んできたけど その中でも1番面白かった。
    それぞれのキャラクターが秀逸。
    途中読むのが切なくなるほど 秋司は運命に翻弄されるが
    話はハッピーエンドで終わり ホッとする。
    この先 秋司の歌舞伎役者としての人生はまだまだ苦難が続くだろうが 長くそしてハッピーエンドで終わることを祈る。

    0
    2018年01月07日

    Posted by ブクログ

    大好きな近藤史恵さんの歌舞伎物。伝統芸能を受け継ぐ家に生まれるということは、我々には計り知れないいろいろな葛藤があるのだと思う。

    0
    2016年09月21日

    Posted by ブクログ

    梨園が舞台のミステリー。さりげない説明も交え、歌舞伎に詳しくなくても澱みなく読み進められます。さすが近藤史恵先生。「今度、博多座に行ってみようかな」と実際の舞台にまで興味が喚起されます。

    本編については、作者自身のあとがきのとおり。

    「子役を描くからには、才能を描きたかったが、だが才能と努力の二項対立などにはしたくなかった。少しだけでも、読んでくださる方の期待を、心地よく裏切ることができれば作家冥利に尽きる。」

    はい、心地よく裏切られました。とっても面白かったです。

    0
    2023年08月25日

    Posted by ブクログ

     帯には「梨園を背負うふたりと親同士の、白熱心理サスペンス」。
     裏表紙のあらすじにも「幅広いジャンルで傑作ミステリーを発表しつづける著者が、子役と親の心の内を描く白熱心理サスペンス!」
     「解説」でもこの作品がいかに「ミステリー」であるかが述べられている。
     なんとゾクゾクすることか!
     そのゾクゾクを感じながら、タイトル『胡蝶殺し』に思いを馳せれば、一体そこにどれほどのドロドロが待っているのか、楽しみで仕方がない。
     思うに、ミステリーやサスペンスは、現実ではなかなかお目にかかれない(あるいは、目を背けている)ドロドロを味わうためにあるのではないか。

     読み終わってみて、しかし、と思う。

     本書は果たしてサスペンスなのだろうか。ミステリーなのだろうか。

     たしかに、ドロドロはあった。ミステリーやサスペンスの文法に則った作品だという評価も嘘ではない。

     しかし。

     読後のこの爽やかな気持ちは何であろうか。
     違う。求めていたのはこれではない。
     しかし。今はこの心地よさにしばらく浸っていたい。

     ジャンルというものの大切さを思い知った一冊。本書はサスペンスでもミステリーでもない。ドロドロを求めるのではなく、人間賛歌を求めて本書を手に取ってほしい。それでこそ、本書は真価を発揮する。


    【目次】
    胡蝶殺し
     第一幕
     第二幕
     エピローグ
    文庫版あとがき
    解説 佐久間文子

    0
    2020年06月08日

    Posted by ブクログ

    主人公は女型の歌舞伎役者。親交の深かったとある歌舞伎役者が急逝したことにより彼の息子、秋司の後見人となり預かることになる。秋司の踊りを見た主人公は彼の才能に驚き、同い年の息子の初舞台もあることから一緒に稽古をさせる。そのことで今まで歌舞伎に向いていないと思っていた息子の意外な才能を発見したり、秋司の才能に改めて感心させられる。
    しかし初日直前にトラブルが起き秋司が舞台に上がれなくなったため、秋司がやる予定だった役を息子が演じることに。これをきっかけに息子は歌舞伎の面白さに目覚め歌舞伎役者として精進していく一方、秋司は辞めてしまう。
    時は流れ息子は大学生になり、期待の若手役者として注目を集めていたが、あるきっかけで秋司が踊りを続けていることを知る。居場所を探し出し主人公も一緒に秋司と会い、今までのことを聞き出すのだが、それは幼くして一世一代の役を演じる決意をせざるを得なかった事情があったのだった。

    紹介文にサスペンスだとかミステリーだとか書いてあるが、個人的にはそんな感じはしなかった。テーマは親子の心の葛藤かな、と。そこまで深く書いているわけではないが、さわやかに読める。

    0
    2020年02月12日

    Posted by ブクログ

    近藤さんが書く歌舞伎の物語が好きだ。
    ともすると閉鎖的な社会のように感じてしまう歌舞伎の世界が、近藤さんの物語を通して少しだけ身近なものに感じられる。
    歌舞伎の世界に生きている人たちの、外からはうかがい知ることが出来ない厳しいしきたりや稽古に励む日々。
    ミステリー感もサスペンス感もほとんど感じられないが、読んでいて引き込まれるものがあった。

    0
    2017年02月16日

    Posted by ブクログ

    歌舞伎役者・市川萩太郎は、急逝した先輩役者の息子、7才の少年の後見人を任される。
    後見人と言っても世間一般のそれとは違い、名ばかりではなく、実際に歌舞伎役者として育て上げることも意味する。
    萩太郎には、少年と同じ学年の息子がいた。

    梨園という特殊な世界では、伝統芸能を後世に伝えていくために、男子は生まれた時から、役者として生きることを運命づけられ、幼児の頃から、必要な稽古をみっちり仕込まれる。
    学校よりも家業が優先されるという、これも今時特殊である。
    そこに生まれた男子に、芸能の才が無かったら?
    向いていなかったら?

    実の息子と、託された「義理の息子」を抱え、萩太郎はさまざまに悩むこととなる。
    子育てが父親の視点で描かれるのは、現代物では珍しいだろう。
    一般的な父親は、子育ては妻に任せきりだから。

    義理の息子には、天才的な踊りの才と共に、子供を守りたい一心の病的なまでに神経質でヒステリックな母親という疫病神が付いて来る。
    彼女の浅はかな行動が問題を起こす。

    萩太郎の誠実な性格、少年たちに注ぐ真摯な視線が、ドロドロになりそうなストーリーを浄化している気がする。
    やはり、近藤さんの伝統芸能物は好きだ。
    少年たちの今後も見たい。

    0
    2016年11月13日

    Posted by ブクログ

    読みやすい。読んでいて情景が浮かぶ。オチはそうだろうなという結果だったけど人物の心理描写が上手いので登場人物が限られていても退屈せず舞台の奥深さを知ることができてよかった。歌舞伎は何度か見たことがあるので気になって読んでみたけど想像を超えてよかった。

    0
    2025年05月12日

    Posted by ブクログ

    殺人事件の話かと思ったけど、誰も死ななかった。
    拍子抜けでも期待はずれでもなく、いい意味で裏切られた気持ちだ。
    いい終わり方だった。

    0
    2020年12月14日

胡蝶殺し の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    小学館
  • 掲載誌・レーベル
    :
    小学館文庫
  • タイトル
    :
    胡蝶殺し
  • タイトルID
    :
    385751
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2016年07月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

小学館文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

近藤史恵 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す