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大阪郊外の巨大団地で育った小学生の友梨。
同じ団地に住む里子が、家族内で性虐待を受けていたことを知り、衝撃を受ける。
助けられなかったという自責の念を胸に抱えたまま中学生になった友梨は、
都会的で美しい親友・真帆を守ろうとして、暴漢の男を刺してしまう。
ところが何故か、翌日警察に連れて行かれたのは、あの里子だった。
殺人事件、スクールカースト、子育て、孤独と希望、繋がり。
お互いの関係を必死に隠して大人になった3人の女たちが過ごした20年、
その入り組んだ秘密の関係の果てに彼女たちを待つものは何だったのか。
大人になった三人の人生が交差した時、衝撃の真実が見えてくる。
女たちが幼いころから直面する社会の罪、言葉で説明できないあやうい関係性、深い信頼。
ラストに用意された、ミステリファンも唸る「驚き」。
『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞した近藤史恵が描く傑作長編。
解説・内澤旬子
橋本環奈・葵わかな・吉川愛でWOWOW連続ドラマ化決定。
※この電子書籍は2017年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
40代の女性小説家に、同い年の女性から手紙が届く。内容は、その女性(友梨)と友人2人の30年にわたる関係を小説にしてほしいというもの。
友梨の4歳から40代までの人生の話。
同じ団地に住む幼馴染の里子と、中学で転校してきた憧れの存在の真帆。3人の関係が複雑に絡みあい、罪が密かに重なり合う。そして大人になった3人の運命と驚愕の真実。
女子特有の独占欲や執着がリアルに描かれ、子供の頃の“友達が人生の全て”という感覚が呼び起こされた。三人はお互いのために罪を犯し、友情を封印する。もし悪意ある大人に出会っていなければ、彼女たちの関係は幸せだったかもしれない。この物語は、大人の無責任やその重さを強く感じさせる。
終始重い空気が漂う作品ながら、先が気になりページを捲る手が止まらなかった。非常に面白い内容で、ぜひお勧めしたい。
題名や装丁の雰囲気からホラーかなと思いましたが、ミステリになるのかな。
殺人ミステリですが、関係者の行動が少々荒唐無稽で、ともすると違和感ありまくりのストーリーになる所が、すっと自然に入ってきて先が気になりどんどん読み進んでしまいます。
近藤史恵さんの作品は、突拍子のない要素が含まれていても違和感を感じさせずスッと入ってくる作品が多いなと感じます。そこが好きです。
本作の主人公は 1960 年代後半生まれのようですが、同世代でなくても十分楽しめると思います。
Posted by ブクログ
近藤史恵さんのちょいとイヤミスな作品、相変わらずいいですねぇ。
ライトな作品もよいですが
このなんとも言えない粘着質な女ごころ?。
しかも、昭和から平成初期のヤンキーが
もてはやされた時代を過ごした主人公たち。
ワタシには刺さりました!
表紙も内容を表現していて雰囲気◎。
作品の印象は解説から引用すると、
インフルエンスを訳すと『影響』、ピンとこないが『影が響く』と訳すと、3人がお互いの影を踏みあう絵が浮かぶ、と。 まさにそれ。
いわゆる交換殺人なんですが、3人の女子が
それぞれ仲良くなり、好きになり、でも嫌われて、また惹かれ合って?
交差していく人生、面白いのですよ。
10年以上会ってもいないのに、声を聞くと
惹かれあっちゃう。親友とかで片付けられない、
相手のために・・・。
登場する大人や、男たち、ジジイは碌な人が出てきません。この割り切りは作品を読みやすく、読者を没入させてくれますね。近藤史恵さん、素晴らしいです。
なぜか2冊文庫が本棚にあるというミスをおかしております。誰かにあげたいけどこの世界観楽しんでくれる友達がわたしにはいないなぁ。
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小説・文芸
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