骨灰

骨灰

1,100円 (税込)

5pt

大手デベロッパーのIR部に勤務する松永光弘は、自社の高層ビル建設現場の地下へ調査に向かっていた。目的は、その現場についての『火が出た』『いるだけで病気になる』『人骨が出た』というツイートの真偽を確かめること。異常なまでの乾燥と、嫌な臭気を感じながら調査を進めると、図面に記されていない、巨大な穴のある謎の祭祀場にたどり着く――。地下に眠る怪異が、日常を侵食し始める。恐怖の底に誘う衝撃のホラー巨編!

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骨灰 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    都市型ホラーであり、ある意味土着系のようであり。
    じわじわと来る怖さに物語の終りに近づくほどに読む手が止まらなくなった。
    冲方さんにはまたホラー小説書いて欲しい

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    おもしろかった…
    こんな一気に読み進めた本は久しぶりです

    渋谷の地下にある祭祀場、火が出た、骨灰、などのあらすじに惹かれ手に取ったものの、あまりホラーは得意ではなく……最初は祟りや得体の知れない怪異にビクビクしながら読んでました。

    しかし中盤以降、主人公の変貌、家や家族にまで侵食する怪異、豹変す

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

     高層ビル建設現場の地下に存在する巨大な穴と謎の祭祀場、そこに出入りしてから見舞われる不気味な足跡や死んだはずの人間の声、身体が焼け爛れた亡者の姿という怪異の数々によって日常が侵食されるホラーで、主人公がどんどんおかしくなるもそれに気づかないところに新しい怖さを感じ、『東京に地下に潜む得体の知れない

    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    これまで読んだことがないタイプのホラー小説。読み進めながら、続きが気になって仕方がなかったです。どうやってこんな設定を思いついたんだろう。元になる様な体験があったのかしら。

    0
    2025年06月30日

    Posted by ブクログ

    冲方丁『骨灰』角川文庫。

    第169回直木賞候補作のホラー小説。

    ゴリゴリ、バキバキの正統派ホラー小説であるのに角川ホラー文庫からの刊行ではないのは何故だろうか。

    冲方丁の小説を読むのは『天地明察』に続き2作目である。冲方丁は歴史小説、ミステリー小説、SF小説、官能小説、ホラー小説、ファンタジー

    0
    2025年06月27日

    Posted by ブクログ

    【短評】
    第169回直木賞候補に選出された冲方丁(うぶかたとう)による長編ホラー。
    なかなかにチューニングが合わず、物語に没入する迄に相応の時間を要した。しかしながら、一旦物語に入り込んでしまえば、精神を蝕まれるが如き濃密な読書を堪能することが出来た。

    大手ディベロッパーのIR部に籍を置く松永光弘

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    めっっちゃ怖かったーーーー
    ホラーの長編は初読でしたがこんなにじっくりと丁寧に風景や心情、登場人物の機微が分かって本当にゾクゾクした。
    寝る前に読んでたらめちゃくちゃ悪夢を見ました。
    それ程こわかった...。でも面白かったー!

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    まさかこんなに面白くなるとは思いもしませんでした。めっちゃ面白かった〜
    最初は建築現場で起きた異常に対応する可哀想な社員の話なのかな?と気が載らなかったけど、原さんが出てきて、謎の空間とは?となった瞬間に一気に面白くなりました!そこからノンストップで祟りについて描かれていき、全体像がわかる頃には物語

    0
    2025年09月17日

    Posted by ブクログ

    渋谷再開発と言えば東急。主人公の勤務先は東急をイメージしたのかなあなんて、ストーリーと関係ないところで、まず思いました。序盤は得体の知れない怖さからくる居心地の悪さを感じました。こういうよくわからないものが、自分の家に入ってきたらと思うと、読んでいても人ごとではない気がします。途中からは、家だけでな

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    なかなか面白かった。東棟、どう見てもスクランブルスクエアやん。

    ホラーの醍醐味というか、それを文学たらしめている所以として、名もなき弱者の声を可視化するという点がある。近頃は田舎ホラーや実話怪談にたびたび他者への差別的なまなざしが見られることについて盛んに指摘がされており、わたしもその点は多くのホ

    0
    2025年08月28日

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