タメになるの検索結果

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  • 縮小都市の挑戦
    3.7
    急激な人口減少と産業の衰退で「縮小」する都市は、このまま消滅するしかないのだろうか。否、そこには、空き家や荒廃地、廃校といった不良資産を再活用するなど、「小さく、賢く、成長する」という新しいかたちへの挑戦があった。破綻都市からの再生を目指すデトロイトとトリノの試みから、その具体策を学ぶ。

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  • サルバルサン戦記~秦佐八郎 世界初の抗生物質を作った男~
    4.3
    島根県出身の細菌学者・秦佐八郎(1873~1938)。難病だった梅毒の特効薬「サルバルサン」(世界初の抗生物質)を、ドイツのエールリッヒと共に開発し、多くの人命を救った男である。その佐八郎の人生を、現代の感染症界のエース・岩田健太郎がノンフィクション・ノベルとして描きだす。研究とは何か、科学の才能とは、実験、競争、虚栄心と嫉妬、エリートのプライドと劣等感、研究倫理……現代に通ずるテーマとして問いかける。
  • 日本の大課題 子どもの貧困 ――社会的養護の現場から考える
    3.8
    社会が大きく変化するなかで、「家庭」で育つことができない子ども増えている。貧困、虐待、DVなどの理由により、家庭から隔てられた子どもは、健康や学力の面で不利を強いられる。その数およそ7万人。経済格差が極まりつつあるいま、世代間連鎖を断つために「社会的養護」の必要性が高まっている。「子どもの貧困」を象徴する児童養護施設の現場から、問題の実態をレポートし、その課題と展望を明快にえがく。
  • 中間層消滅
    4.0
    現在、我々は世界的な社会経済構造の大変革期に直面している。その結果、戦後作り上げてきた様々な社会保障制度、再分配システムが壊れ、所得格差が世界的規模で拡大してきた。社会保障制度の歴史的背景を見ると、産業革命後のイギリスで成立した救済制度が最初の社会保障制度であることがわかる。当時のイギリスは貧困が蔓延し、大きな社会問題になっていた。また、「貧困=怠惰」と考える社会風潮があり、その制度の中身はかなり貧困者に厳しいものであった。これは今の生活保護受給についての批判と重なる。しかしさまざまな研究により、貧困は不運であり、貧乏人の一発逆転はないことが明らかになった今、私たちはどんな選択をするべきなのか。富の集中は仕方がないこととあきらめるのか。それとも、時代に合った新しい社会保障制度を構築していくのか。世界に類を見ない超高齢社会に突入した日本の行く末を世界は注目している。本書では、不安定な雇用環境が少子化の大きな原因の一つであることを明らかにし、団塊の世代が75歳を迎える2025年までに取り組まなければならない課題と、その解決のための処方箋を提示した。国が中間層を守れない時代がくる前に、将来について真剣に考えるきっかけとなる一冊である。 駒村康平 1964年千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部教授。経済学博士。1995年慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。社会保障研究所、国立社会保障・人口問題研究所研究員、駿河台大学、東洋大学を経て、2007年より現職。2009~2012年厚生労働省顧問。2010年社会保障改革に関する有識者検討会委員。2010年~社会保障審議会委員。2012年~2013年社会保障制度改革国民会議委員。著書に『大貧困社会』(KADOKAWA)など。
  • 日本の医療格差は9倍~医師不足の真実~
    3.5
    医者が最も不足しているのは関東地方、医者が多いのは四国・中国・九州など西日本だ。医者の数は圧倒的な「西高東低」で、その新しい「格差」は、戊辰戦争と明治政府、日本陸軍、そして田中角栄によって歴史的に作られてきた。なぜ関東に医者は少ないのか? なぜ医学部は西日本に多いのか? なぜ金持ちの子どもしか医者になれないのか? 素朴な疑問から現代社会の「格差」を見出した東京大学医科学研究所特任教授が提言する。
  • アデナウアー 現代ドイツを創った政治家
    4.5
    第2次世界大戦の敗北により、人心・国土とも荒廃したドイツ。その復興を担ったのが、73歳で首相に就任、14年間その座にあったアデナウアーである。戦前、ケルン市長として活躍した彼だが、ナチに迫害され引退。戦後、保守政党を率い、「復古」「反動」のレッテルを貼られながらも、常に自国のナショナリズムを懐疑し、米仏など「西側結合」に邁進、ユダヤ人との「和解」にも挑んだ。「国父」と呼ばれる保守政治家の生涯。
  • 思考実験
    3.5
    議論をより深めるために用いられる思考実験。哲学における古典的な問題から、SF小説の一場面のようなものまで、その射程はとてつもなく長い。だから、哲学的に思考する経験がない人にでも、考える手がかりとなるだろう。本書では、自己、他者、倫理、社会といった四つの分野にわけて、読者の頭を悩ませる思考実験をセレクトした。また、「現代」というこの世界を感じ取れる読み物としてもいける。
  • 高校生、災害と向き合う 舞子高等学校環境防災科の10年
    4.3
    全国で唯一「環境防災科」をもつ兵庫県立舞子高校の生徒たちが長期にわたって被災地で活動を続けている。瓦礫の中で泥かきに専念する生徒、写真のクリーニングに精を出す生徒、壮絶な体験を聞いて衝撃を受ける生徒……。災害と向き合う若者たちの姿を通して防災教育やボランティアのあり方を考える。

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  • NHK 新版 危機に立つ公共放送
    3.3
    創設以来最大の危機に直面しているNHK。現政権に「乗っ取られている」と危惧する著者が、公共放送の役割を根本から見つめ直す。権力による不当な支配をはね返して、現状を打開していくためには、いま何が必要なのか。密着取材歴35年、NHK研究第一人者が、克服すべきすべての課題に鋭くメスを入れる。定評ある前著を全面改訂して問いかける緊急提言。

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  • 増補改訂 よくわかる日本経済入門
    3.0
    日本経済で、最低限知っておきたい「きほんの『き』」を平易に解説した入門書。大学生、新社会人や資産運用を始めた人など、経済ニュースを読む必要に迫られた人たちを念頭に、ニュースを読み解くための基礎知識を網羅する。日本経済が身近に感じられる一冊。好評既刊の増補改訂版。
  • 顔を忘れるフツーの人、瞬時に覚える一流の人 「読顔術」で心を見抜く
    3.5
    一度会ったら忘れない! 「顔の記憶マスター」はなぜ天才的能力を示せるのか? 「目だけ笑ってない人」の腹の底は? 写真映りから化粧まで、良い印象のつくり方とは? グループアイドルはなぜ「凡人顔」でも輝くのか? ブラット・ピットもそうだという「相貌失認」の症状とは? 面白くて役に立つ「顔学」入門講座・実践編!
  • 化学で「透明人間」になれますか?~人類の夢をかなえる最新研究15~
    3.9
    「化学」とは目に見えない原子や分子がくっついたり離れたりする地味な学問と思っていませんか? いえいえ、実は化学の実力はスゴイのです。「昨日まで世になかった物質を創り出せる唯一の分野」化学の最前線では、今どんな研究が進行中で、どんな夢が叶えられようとしているのか――長生きしたい、お金持ちになりたい、宇宙旅行がしたい、環境・エネルギー問題を解決したい……等々、様々な夢の無茶振りに応えつつ最新研究を紹介
  • 日本の津波災害
    3.0
    津波(Tsunami)が国際的な用語になるほど、日本列島は昔から津波の被害を受けてきた。日本書紀に記された最古の津波から、2011年の東日本大震災まで──印象的なエピソードを交えながらたどる津波災害の日本史。津波のメカニズムや特徴、津波災害のこわさ、過去から学びうる教訓を説く。

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  • イモータル
    3.8
    1巻902円 (税込)
    インドで消息を絶った兄が残した「智慧の書」。不思議な力を放つその書に導かれ、隆は自らもインドへと旅立った……。ウパニシャッドからショーペンハウアー、そして現代へ。ムガル帝国の皇子や革命期フランスの学者が時空を超えて結実させた哲学の神髄に迫る、壮大な物語。『不滅の書』を改題。
  • 記憶力の正体 ――人はなぜ忘れるのか?
    4.0
    記憶力を強くしたい!もの忘れをなくしたい!そのような願望から記憶力を増強させる方法は様々語られてきた。一方、つらい思い出を忘れたい、嫌な経験をなかったことにしたいと、忘却を操作したい思いもある。では、人間はどこまで記憶を操作することができるのだろうか。簡単に試すことができる思い出す訓練から「数字に色がついて見える」といった特殊な能力まで、これまでの多くの実験や研究から見えてきた記憶の不思議に迫っていく。
  • その一言が余計です。 ――日本語の「正しさ」を問う
    3.8
    「まあ、がんばって」「全然おいしい」「書かさせていただきます」。こんなことばをつい使っていませんか?使う側には悪気はなくても、これらの表現には聞き手の気分を害する「余計な一言」が潜んでいます。では、聞き手はなぜ苛立つのでしょうか?文法的な違和感、談話におけるくいちがい、敬意の示し方と受け取り方のずれといった観点からその構造を解説し、ことばの正しさの本質に迫ります。
  • シングルマザーの貧困
    3.9
    シングルマザーの貧困問題は、日本の社会問題の集積点である。それは、就労・家族・社会保障制度の3分野にまたがる問題を凝縮したものといえる。その貧困の「実像」とはいったいどのようなものだろうか。6人への聞き取り調査を交え、シングルマザーの「現実」と家族政策や文化規範との齟齬やその背景に光をあて、日本の社会制度、雇用慣行、家庭生活それぞれの抱えている問題をあぶりだす。
  • 人気店はバーゲンセールに頼らない 勝ち組ファッション企業の新常識
    3.6
    ZARAは月曜日に勝負をかけ、しまむらは在庫一点主義にこだわる――H&M、ユニクロ、JINSなど、人気チェーンは業界の古い常識をくつがえしている。ファッションビジネスはバクチではないのだ。生活者と向かい合い、情報を整理して、仮説を立て、修正を繰り返す。そんな当たり前のことを愚直につづけている企業だけが成功している。彼らのビジネス方程式から、他業種にも参考になる“カイゼン”のヒントを抽出。商売の秘訣は勝ち組ファッション企業に聞け!
  • 犯意
    3.6
    些細な出来心だった。偶然と勢いが重なって、罪は増殖していく、雪玉が転がるように──。最初はとてもいい人だった。気を許し、好きになった頃から、おもむろにヤツは本性を現しはじめた──。普通の人が犯罪に手を染めてしまう瞬間。哀しくて、やりきれなくて、そして甘美でエキサイティング。弁護士の解説を各編に付す新しい形式の犯罪小説集。12の傑作ノワールが心を震わせる。
  • 猫の古典文学誌 鈴の音が聞こえる
    4.0
    猫の魅力、そして猫とともに生きる喜びをいきいきと描いた数々の古典文学を紹介する。平安時代には舶来の「ブランド品」で、『徒然草』では「ねこまた」、禅問答の公案になり、秀吉の朝鮮出兵にも従軍し、芭蕉にはその恋を詠まれた、猫。学術文庫版ボーナスとして、かの『吾輩は~』の猫についてのエッセイも収録。さらに、物語絵巻、涅槃図、浮世絵……寺院の天井画まで、猫図版も満載。(講談社学術文庫)
  • あの夏、風の街に消えた
    3.8
    行方をくらました父に呼び出された大学生の僕。その夏を過ごすことになった新宿で遭遇した事件とは。祖父の変死、中国の天安門事件、地上げとマフィア、そして自分の出生の秘密が交錯し、青春の痛みを描き出す長編。
  • 聖書の読み方
    3.0
    世界でもっとも多く読まれている書物であるにもかかわらず、ともすれば日本人には敬遠されがちな聖書。しかし、そこには意味深いメッセージが随所に秘められている。律法と福音、処女降誕、キリストの復活……。これらの真の意味は何か。「北森神学」で知られる著者が、聖書そのものに即して伝授する読み解くためのコツの数々。聖書初学者必読の書。(講談社学術文庫)
  • 日本写真史 (上)
    3.7
    19世紀半ば、日本へ輸入された写真。日露戦争を経て新聞・出版メディアが拡大するなか報道写真が成長。第二次世界大戦時にはプロパガンダに利用され、また敗戦直後には「マッカーサーと天皇」の写真のように、社会に大きな影響力を持つようになった。戦後は戦禍や公害問題を追及するリアリズム写真が隆盛を誇ったが、経済成長とともに私的テーマ、広告へと多彩化する。本書は1974年まで120年に及ぶ歴史を描く。
  • 魔女の世界史
    3.0
    蠱惑し、戦い、変容する女=「魔女」の世紀。19世紀末美術を魅了した「ファム・ファタル」以降、魔女は可視化され、そのイメージが爆発的に拡散された。中世魔女狩りからゴスロリ、そしてアニメまでに継続される「魔女」の遺伝子とは? 20世紀の魔女復興運動、フェミニズム、カウンターカルチャーを通過し、新たなステージへ飛翔する「魔女」論。美術批評、20世紀史、女性とポップカルチャー論を縦横無尽に遊歩して明らかにする「魔女」の真実。
  • 本当に残酷な中国史 大著「資治通鑑」を読み解く
    3.7
    資治通鑑とは、 坂本龍馬、西郷隆盛、水戸光圀、北畠親房、 そして毛沢東が愛読した“幻の歴史書” 資治通鑑を読まずして中国は語れない! 中国人を理解することはできない! 紀元前500年から1500年間の中国の歴史を描いた『資治通鑑』(司馬光・編)は、1万ページ、全294巻にも及ぶ空前絶後の大作である。 長い歴史の中、幾度も繰り返される激しい権力闘争と粛清、そして桁外れの蓄財など、社会の負の側面は、現代中国にそのまま共通する。また、虐殺や食人など戦慄すべき悪行の数々……。その一方、命を捨てて義を貫く「スーパー善人」も数多く登場する。 この大著には、中国人の倫理観や歴史観に影響を与えてきた事実が詰まっているのだ。 私たち日本人の多くが持つ疑問、「孔子孟子の時代の道徳が、なぜ現代中国からは感じられないのか?」についても、その答えが見えてくる。 歴史から現代を知る画期的な一冊。 【著者紹介】1955年、大阪府生まれ。リベラルアーツ研究家、博士(工学)。京都大学工学部卒業、同大学大学院工学研究科修了、徳島大学工学研究科後期博士課程修了。1980年、住友重機械工業入社後、カーネギーメロン大学工学研究科に留学。2000年に独立し、ITベンチャーの顧問などを歴任。その後、カーネギーメロン大学日本校プログラムディレクター、京都大学産官学連携本部准教授を務める。現在は「リベラルアーツ教育によるグローバルリーダー育成フォーラム」を設立し運営している。また、講演活動や企業研修を行っている。
  • 過労自殺 第二版
    4.0
    2014年、過労死等防止法成立。近年、二、三〇代の青年や女性たちの間にも、仕事による過労・ストレスが原因と思われる自殺が拡大している。なぜ悲しい犠牲が減らないのか。初版の内容を基調にしつつ、最近の事例や労災補償の有り様の変化、歴史の検証などを新たに盛り込み、法制定後に求められる防止策と善後策を具体的に示す。

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  • 医療の選択
    3.7
    日本の医療の未来は、国民の選択にかかっている。より良い医療を維持発展させていくために求められる条件とは何か。現在直面する問題について、医療費、国民皆保険制度、超高齢社会、治療法など、さまざまな角度から論点を示し、その選択の道を考える。国民ひとり一人が未来の指針を得るための一冊。

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  • 集団的自衛権と安全保障
    3.6
    集団的自衛権の行使は、本当に日本の安全性を高めるのか――? 現実をみない机上の論理、現状分析のない提言、国際感覚の欠如が、「他国防衛」のための戦争へと日本を駆り立てている。安全保障と憲法論の第一人者が問いかける、日本の今。安全保障とは、憲法とは、集団的自衛権とは……。必読の一冊。

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  • 瞽女うた
    3.4
    紺絣に丸笠、手ぬぐい頬かむりの盲目の女性が、門々を巡り歩き三味線伴奏で唄う――関八州・甲信越を中心に活躍した旅芸人、瞽女は、縁起物の門付け唄から人情話や時事ネタの語りものまで、芸能の最新流行を絶えずレパートリーにして渡世を凌いだ。その芸と生業、とりまく社会の姿を掘りおこし、「歌を聴く」文化を考える。

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  • 歴代首相の経済政策 全データ 増補版
    4.0
    吉田、岸、佐藤、田中、中曽根から、民主党政権の鳩山、菅、野田内閣まで、仁政の総理、失政の宰相、前内閣の経済政策を問う。好評に応え7年ぶりに大幅増補!
  • マンガ コサインなんて人生に関係ないと思った人のための数学のはなし
    3.6
    職場や恋愛など日常シーンを舞台に、数学の美しさ、魅力を体感! 確率、円周率、素数など義務教育の範囲から、黄金比、フィボナッチ数列といった話題まで1テーマ1話完結。初心者にもやさしい解説文つき。理系イラストレーターが贈る、数学愛あふれるコミックエッセイ。
  • 影響力~その効果と威力~
    3.4
    「人は近くにいる人を好きになる」「人は漏れ聞いたことに感化される」「集団で話し合うと意見が極端になる」――多数の事例をもとに心理学的見地から明らかにする“影響力”の実態。
  • 白楽天 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
    3.8
    日本文化に大きな影響を及ぼした白楽天。炭売り老人への憐憫や左遷地で見た雪景色を詠んだ代表作ほか、家族、四季の風物、酒、音楽などを題材とした情愛濃やかな詩を味わう。大詩人の詩と生涯を知る入門書。
  • リーダーシップ3.0 カリスマから支援者へ
    3.8
    本当に必要とされるリーダーは、時代によって変化する!中央集権型のリーダーシップ1.0、調整型のリーダーシップ1.5、変革型のリーダーシップ2.0を経て、現在必要なのは支援型のリーダーシップ3.0だ。本書では、この3.0型のリーダーの特徴や条件、そして実際にどのような企業で実践されているのかを見る。実は、曹洞宗の本山・永平寺が長らくこの3.0的運営をしてきたとみられ、日本はリーダーシップ3.0に向いている国なのである。新たなリーダーの可能性を探る一冊!
  • 若者は本当にお金がないのか?~統計データが語る意外な真実~
    3.2
    今の若者は厳しい経済環境にある。しかし、20代の生活満足度は、全ての年代の中で最も高く、所得や貯蓄などの経済面の満足度も40~50代より高い。今の若者は実際のところ、月々どれくらいのお金を手にしているのだろうか。――統計のプロフェッショナルによる画期的な現代若者論。統計の入門書、若者に関するデータ集としても最適な一冊。
  • 空海の思想
    3.3
    7世紀に勃興したイスラームの東進に抗してインド仏教は大きく変化する。マントラ(真言)を中心に据え、それを唱える身体的修行によって精神の在り様の根本的転換を図ろうとする新しい仏教が姿を現す。それは「密教」と呼ばれ、7世紀中頃から8世紀初めに中国に伝播する。その仏教の激動期に空海は生まれ、新しい教えを求めて入唐する。そこで空海は何を得たのだろうか。空海が遺した言葉に向き合うことによって、中世的「弘法大師」信仰を解体し、空海の言葉に込められた「いのちの思想」に迫る。
  • 入門 老荘思想
    3.8
    2009年1月、ほぼ完本の『老子』竹簡群が、北京大学に運び込まれた。これは、墳墓から盗掘され香港の骨董店を経由して海外に流出するところを、大学関係者が買い取り、寄贈したものである。諸子百家の中にあっても、儒家等とは大きく異なる主張を唱えたとされる道家であるが、その評価は果たして正しいのだろうか? 新資料を踏まえて、『老子』『荘子』の言葉をじっくり読み解くことで、その謎に包まれた思想がいま解き明かされる。さらに、後年の中国思想家や仏教への影響、江戸期の日本やその他ヨーロッパ諸国での受容にも目をむける。
  • 「反日」中国の文明史
    4.3
    中国は雄大なロマンの大陸か。巨大で底知れぬ混沌か。多くの国々に取り囲まれている中国は、周辺国に対して、必要以上に強硬になりがちである。日本の歴史は、ある意味でその姿をとらえようとして成功と失敗を繰り返してきたようなものだった。いま、超大国として台頭してきた中国は、自らの立場に沿って周辺国を変えようとしている。いったい現代中国は何者なのか。この「驕った大国」の本質を悠久の中国史に探り、問題のありかと日本の指針を示す。
  • やらなきゃゼロ! 財政破綻した夕張を元気にする全国最年少市長の挑戦
    4.2
    2011年4月、北海道夕張市に全国最年少の市長が誕生した。進む高齢化、全国最低といわれる行政サービス……。厳しい財政事情のなか、山積する難問にどう取り組むのか。持ち前の行動力を発揮し、夢と情熱をもって地域再生にチャレンジする若き市長の爽やかな奮闘記。

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  • オバタリアン教師から息子を守れ クレーマーとは呼ばせない! 親の心得
    3.3
    オバタリアン教師は陰湿で、限りなくクロに近い指導法で生徒を支配する。ターゲットにされた「やんちゃ坊主」は、たちまち草食化。あるいは「モンスター親」の登場で壮絶バトルに……。なぜ女教師は「やさぐれる」のか? 元気な男子を活かす方法は? 学校現場を徹底調査した著者が贈る、貴重なアドバイス。
  • 「奥の細道」をよむ
    4.4
    芭蕉にとって、『おくのほそ道』とはなんだったのか。六百里、百五十日に及ぶ旅程は歌仙の面影を移す四つの主題に分けられる。出立から那須野までの禊、白河の関を過ぎてみちのくを辿る歌枕巡礼、奥羽山脈を越え日本海沿岸で得た宇宙への感応、さまざまな別れを経て大垣に至る浮世帰り。そして芭蕉は大いなる人生観と出遭う。すなわち、不易流行とかるみ。流転してやまない人の世の苦しみをどのように受け容れるのか。全行程を追体験しながら、その深層を読み解く。
  • カラヤンがクラシックを殺した
    3.6
    20世紀を代表する指揮者、カラヤンによって音楽鑑賞は大きく変化した。その功罪と、クレンペラーとケーゲルの絶望的な「危険な音楽」を通して、音楽・芸術・人間存在を考える。
  • 色の新しい捉え方~現場で「使える」色彩論~
    3.6
    「色で心がわかる」「幸せになれる」「モノが売れる」――色の曖昧さをいいことに、根拠が希薄な色彩論が溢れるなか、脳科学をも応用した“新たな色彩の世界”にあなたを案内する。
  • 名作の書き出し~漱石から春樹まで~
    3.5
    優れた小説の書き出しは、不穏で、美しく、なんか変だ。それぞれの時代を代表する15編の小説の書き出しに秘められた意味を読み解く。小説を、自由に楽しむための読書案内。
  • おひとり京都の愉しみ
    3.4
    京の路地裏、隠れた名刹、お手頃ランチ、ひとりで行ける割烹に、手軽な宿。ひとり旅だからこそ楽しめる、そんなスポットを紹介。京都通になれる市内詳細地図、店舗リスト付き。
  • 文章ベタな人のための論文・レポートの授業
    4.0
    あらゆる文書は、読み手に内容が誤解されることなく一意的に伝わらなければただのゴミ。学生を含め社会で活躍する人にとって、何らかの成果や提案を文書にまとめるためには文章で「伝える力」を身につけることが必要不可欠だ。そのスキルの基本はすべて論文・レポートの作法にある。全9回の講義を通じ、実際に学生たちが書いた文例を多く取り上げながら、一生モノの「文章力」を徹底的に鍛える。
  • メディアの苦悩~28人の証言~
    3.7
    「マスゴミ」「オワコン」と言われる新聞・テレビと、炎上などさまざまな社会問題をたびたび引き起こすネットメディア。これからメディアは、知の進化に貢献するのか、はたまた混乱の発生源となるのか――? 亀山千広フジテレビ社長、木村伊量朝日新聞社社長、川上量生ドワンゴ会長、アリアナ・ハフィントン、中川淳一郎、津田大介、東浩紀――さまざまなメディア人の「苦悩」を、元電通ビジネス・デジタル局長がインタビュー。
  • ダメ出しの力 職場から友人・知人、夫婦関係まで
    3.3
    人は自分について否定的な言葉を聞きたくない。だが「ダメ出し」、つまり悪いところを指摘することは、実は相手に良い影響を与える。それは、子どもの頃を思い返せば理解できるだろう。では、どうすれば逆ギレを防ぎ、効果的なダメ出しを発揮できるのか。本書は、上司と部下、友人、夫婦関係など様々な関係のなか、その条件や活かし方などを豊富なデータから繙く。人間関係を実は円滑にする「ダメ出し」の効用を説く。
  • 不毛な憲法論議
    5.0
    安倍政権の下で焦点となりつつある憲法改正。しかし、改憲派と護憲派の主張はあまりに隔たり、一般の人には何が論点なのかもわかりにくい。96条、9条から人権、天皇制まで、憲法論議の肝について、改憲、護憲、それぞれの論理を繙く画期的一冊。
  • 北海道から沖縄県まで 日本全国「ヨイショ」のツボ
    完結
    3.3
    「栃木の言葉には温かさがあります」「仙台は東北と思えないくらいの都会です」「筑後は女性が支えていますね」……四十七都道府県、その土地の人の心をくすぐる「ホメ言葉」は、こんなにも違う。プライドが高い石川県・加賀エリアの人には、『さすが、違いますよねえ』。一方、兵庫県・摂津エリアの人は、圧倒的なホメ句でないと満足しない。旅や出張で役立つ、従来の「県民性」の本とは違うヨイショのバイブル!
  • 性と法律 変わったこと、変えたいこと
    3.7
    DV防止法、子どもの虐待防止法、セクハラに関する規定など、近年、当事者側の声から生まれた法律等がある一方、民法、刑法、売防法など、長年変わらないものもある。離婚、親権、賃金差別、性暴力…40年以上弁護士として様々なケースに携わり、新法の制定にも尽力した著者が、性を巡る法の問題点を明らかにする。

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  • ハーバード×慶應流 交渉学入門
    4.2
    経験や駆け引きに頼る昔ながらの「交渉術」では「交渉力」は向上しない。交渉には「論理的思考」と「事前準備」と「信頼」が不可欠だ。ハーバード大学で「交渉学」の権威フィッシャー教授から直接学んだ著者が、問題解決に必要な「交渉学」を日本人向きにアレンジし、ビジネス現場等の豊富な実例を交えてわかりやすく解説。慶應義塾大学やMCC(丸の内シティキャンパス)でも人気沸騰の講義を再現。学生・ビジネスマン必読!
  • 訓読みのはなし~漢字文化圏の中の日本語~
    3.0
    「戦く」から「お腹」「凹む」、さらに「GW」や、絵文字まで全て「訓読み」が可能。かくも幅広い訓読みの世界を具体例とともに見てゆき、日本語の面白さを「再発見」する。
  • 京都 冬のぬくもり
    3.0
    冬は、京都の「素っぴん」の魅力を味わう絶好の季節。都人が大切にする正月の行事を覗き見し、大通り沿いにひっそり佇む名店を訪ねる。京の四季を味わうシリーズ充実の第三弾。
  • ニワトリ 愛を独り占めにした鳥
    3.7
    ニワトリは人類とともに何をしでかしているのか――。地球上に一一〇億羽! 現代の「食の神話」を支える“家畜の最高傑作”の実力と素顔を、注目の遺体科学者が徹底公開!
  • 「人望力」の条件 歴史人物に学ぶ「なぜ、人がついていくか」
    3.8
    大きな仕事を成すためには、“この人のいうことなら、この人のためなら”という“なら”の気持ち、すなわち「人望」を得る必要がある。「人望力」を手に入れるにはどうすればいいのか。歴史に残る大人物たちの実例に学び、「人望力」の5つの極意を身につける!! ※本書は1997年大和書房から刊行された『「人望力」の条件――人が集まる五つの要諦』を改題、再編集したものです。
  • 新装版 銀行総務特命
    3.7
    2014年4月スタート日本テレビ系ドラマ「花咲舞が黙ってない」原作本(講談社文庫) 主演:杏。帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平(いぶすき・しゅうへい)。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり……スキャンダルに事欠かない伏魔殿(メガバンク)を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある「罠」を用意しているとも知らずに――「総務特命担当者」の運命はいかに? 意外な仕掛けに唸らされること間違いなし!
  • 変貌する民主主義
    3.8
    かつて民主主義は、新しい社会の希望であり理想であった。しかし、いまや陳腐なお題目と化している。その背後には、民主主義を支える思想が、社会の深層で大きく変化したという事情がある。デモクラシーのありようを劇的に変容させた現代の諸問題を大胆にとらえ返す。複雑な共存のルールへと変貌する姿を解き明かす。
  • 百姓から見た戦国大名
    4.1
    群雄が割拠し、しのぎを削った戦国時代。飢饉と戦争で疲弊した百姓は公然と「世直し」を求めた。生き延びるために、ときに大名の戦争に参加し、また隣村との境界争いなどにも武具を携えて参集した。一方、大名は百姓に礼を尽くした施策を講じて領国の安定を図った。庶民の視点から権力構造と社会システムをとらえなおす。
  • ヘイト・スピーチとは何か
    3.6
    差別、侮辱、排除の言葉の暴力を、路上やネット上で撒き散らすヘイト・スピーチは、表現の自由として守られるべきなのか。深刻な被害は、既存の法や対抗の言説では防げない。悪質な差別の法規制は、すでに国際社会の共通了解だ。各国の経験を振り返り、共に生きる社会の構築へ向かうために。

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  • 燃ゆるとき
    4.2
    1巻902円 (税込)
    わずか4パーセントの生存率といわれるノモンハンの激戦を生き抜いた森和夫は、「どんな苦労も苦労のうちに入らない」と、築地魚市場の片隅に従業員4人で起業した。商社の横暴、ライバル起業との特許抗争、米国進出の苦難を乗り越え、東洋水産は、「マルちゃん」のブランドと「赤いきつね」のCMで知られる大企業へと育つ。「運命共同体」を経営理念に、創業以来社員と共に歩んだ経営者の情熱と成功を実名で描く、経済小説の傑作。
  • 高校生のための哲学入門
    3.8
    どんなふうにして社会はここまできたのか。西洋も日本も「近代」を通過することにより、自分で自分の生き方を決められる社会になってきた。しかし「個人」は一人では生きられない。他者との関係の中で自分の道を見きわめていくにはどうしたらいいのか。「知」の在り処を探ってきた著者が書き下ろす、万人のための哲学入門。
  • パレスチナ―聖地の紛争
    4.2
    パレスチナ紛争は、ユダヤ人国家の建国と占領に端を発し、中東地域と国際関係を不安定化する危険な要因だ。その歴史的背景に加え、超大国アメリカとイスラエルの結びつきによって特異な性格を持った紛争は、自爆テロと軍事侵攻の応酬で多大な犠牲を出し続け、今も混迷は続いている。両者の思惑がぶつかりあう中東和平交渉、それぞれの和平派と反和平派の苛烈な権力闘争を追い、紛争の実像に迫る。
  • 国会議員の仕事 職業としての政治
    4.1
    国会議員の仕事とはどのようなものだろうか。言うまでもなく、国会議員は私たち有権者が選挙で投票することによって存在している。では、私たちは彼らに何を期待し、何を託しているのだろうか。そこに齟齬はないか。本書は二人の現役国会議員が、その来歴と行動を具体的に記すことにより、政治家の仕事とは何か、そして、混迷する現代日本を変えていくために何が必要かを明らかにする試みである。
  • 国語が子どもをダメにする
    4.0
    国語力とは論理的思考力である。しかし、学校では感性の授業ばかり。一方、進学塾の模試やセンター試験は読解偏重、難解複雑信仰、長文速読主義で弊害が多い。カリスマ教師が、国語教育の大罪を内部から検証し、脚光を浴びる「ふくしま式」メソッドを伝授。革命的な国語教育論。
  • 経済成長は不可能なのか 少子化と財政難を克服する条件
    4.1
    日本社会全体に閉塞感が漂っている。経済は停滞し、年金や医療など社会保障問題も深刻化するばかりだ。大震災の復興財源もおぼつかない。経済成長こそが復活の鍵であるが、日本はもうそれを望むことはできないのだろうか。本書は、日本経済を取り巻く四つの難問-デフレ、財政難、円高、少子化-を社会学の目で整理し、どのような方法でそれらを解決し、経済を成長させることができるかを提示するものである。
  • 「こころ」の本質とは何か ――統合失調症・自閉症・不登校のふしぎ シリーズ・人間学〈5〉
    4.0
    「こころ」の病はけっして「異常」ではなく、人間の「こころ」の本質の、ある現われとして把握する。統合失調症、自閉症、不登校という三つの「ふしぎ」を取り上げ、「個的」でありながら「共同的」でもある「こころ」の本質に迫る。本書は、私たちの「こころ」を根本から考え直す、人間学的精神医学の試みである。
  • 「大日本帝国」崩壊 東アジアの1945年
    4.6
    「大日本帝国」とは何だったのか。本書は、日本、朝鮮、台湾、満洲、樺太、南洋群島といった帝国の「版図」が、一九四五年八月一五日、どのように敗戦を迎えたのかを追うことによって、帝国の本質を描き出す。ポツダム宣言の通告、原爆投下、ソ連参戦、玉音放送、九月二日の降伏調印。この間、各地域で日本への憎悪、同情、憐憫があり、その温度差に帝国への意識差があった。帝国崩壊は、東アジアに何を生み、何を喪わせたのか。
  • 地震の日本史 大地は何を語るのか [増補版]
    3.8
    日本の歴史は、地震の歴史だと言っても過言ではない。人の記憶になく、文書に記述がないからといって、地震が存在しなかったと速断するのは大きな間違いと言えるだろう。本書は、「地震考古学」を確立した著者による、日本歴史を地震の連鎖として描く異色の読み物である。巻末に、東日本大震災に関連して、現在の日本列島と共通点が多い九世紀の地震活動を増補し、地震活動活発期にある日本の備えを考える。
  • 菜根譚 中国の処世訓
    4.1
    中国では長く厳しい乱世が多くの処世訓を生んだ。中でも最高傑作とされるのが、明末に著された『菜根譚』である。社会にあって身を処する世知と、世事を離れ人生を味わう心得の双方を記したこの書は、江戸期に和訳されて後、生涯の道を説くものとして多くの日本人の座右の書となった。本書では内容を精選して解説するとともに、背景となる儒教・仏教・道教の古典や故事、人物を丁寧に紹介、より深い理解へと読者を誘う。
  • わかりやすいはわかりにくい? ――臨床哲学講座
    4.1
    ひとはなぜ、自由が拡大したのに不自由を感じ、豊かな社会になってかえって貧しさを感じるのか。「自由」「責任」の本質は何か。哲学の発想から常識とは違う角度からものを見る方法を考える。人々と対話し思索を深める“臨床哲学”の立場から、複雑化した社会のなかで、自らの言葉で考え、生き抜いていく力をサポートする。
  • ヴェニスの商人 ――シェイクスピア全集(10)
    3.9
    もしも借金が返せないのならば、約束通り貴方のその体から1ポンドの肉を切りとらせろ――。ユダヤ人の金貸しシャイロックがアントーニオに要求した証文が現実となった。それに対してヴェニスの法廷が下した驚くべき判決とは? そして裁判官の正体は? 商業都市ヴェニスとロマンティックな愛の町ベルモントを舞台に、お金とセックスの隠喩をちりばめて繰り広げられる、世界で一番有名な喜劇を鮮やかな最新訳でどうぞ。
  • 百合子さんは何色――武田百合子への旅
    5.0
    泰淳夫人の色、詩人の色、秘密の色……。『富士日記』『犬が星を見た』『日日雑記』など秀れた文業で名高い武田百合子。その類まれな文筆家の本当の色とは? 光り輝く中に不思議な謎を秘めて逝った百合子さんの魅力に迫り、鎮魂の思いを込めてその生涯をさまざまなアングルから探った傑作評伝。
  • ハイデガー入門
    3.6
    二〇世紀哲学における最大の巨人と称されるハイデガー。半世紀以上にわたり、彼の思想はあらゆる知の領域に圧倒的な影響を及ぼしてきた。哲学史上最重要な作品の一つとして、大いなる成功と絶望的な無理解の断層に屹立する哲学書『存在と時間』。そこに隠された真の狙いとは何なのか? 本書は難解で知られるハイデガーの思考の核心を読み解き、プラトン、アリストテレス以降の西洋哲学が探求し続けた「存在の問い」に迫る。ハイデガー哲学の魅力の源泉を理解するための一冊。
  • 日本経済を学ぶ
    4.3
    日本経済は、この先、安定的な成長路線に復帰できるのだろうか。不良債権処理、累増する国債、少子・高齢化と年金といった問題が山積している現在こそ、戦後の高度成長期から平成の「失われた10年」までを丹念に振り返る必要がある。「日本的経営」の行方、コーポレート・ガバナンス、規制改革や構造改革などの課題を、さまざまな観点からダイナミックに捉える、最良の日本経済入門。
  • ソ連史
    4.1
    1巻902円 (税込)
    一九一七年の革命から生まれ、一九九一年に崩壊した社会主義国家・ソ連。二〇世紀の歴史上に巨大な存在感を持つこの国は、いまだ「冷戦の敗者」「失敗した社会主義国」「民意を無視した全体主義国家」といったイメージで論じられる。しかし、その歩みの内側からたどると、従来の印象に収まらない様々な試行錯誤がおこなわれていたことが見えてくる。簡潔で奥深いソ連史入門。
  • 事故と心理 なぜ事故に好かれてしまうのか
    4.0
    事故は避けがたい。さまざまな対策をこらしても、神仏に祈っても悲惨な事故は起きてしまう。なぜ事故は起こってしまうのか。事故を起こしやすい人とはどんな人なのか。防ぐ方法はあるのか。本書は、エラーの種類や発生のプロセスについての理論を解説し、交通事故についての多様な実験研究を紹介する。そのうえで、本質的に「言行不一致」である人間心理の核心に迫り、安全な社会の構築に何が必要かを提言する。
  • 自衛隊の誕生 日本の再軍備とアメリカ
    4.0
    一九五四年に自衛隊が生まれて五〇年が経過したが、警察予備隊の発足から陸海空の三自衛隊として陣容が整うまでには、さまざまな曲折があった。旧陸海軍将校をどう活用するかなど、アメリカの中でも意見の統一を計りがたいことが多く、日本政府との交渉も困難を極めた。本書は、ワシントンの公文書館で公開が始まった資料をもとに、政治と社会、そして軍事と多岐にわたる自衛隊誕生の歴史的経緯を明らかにするものである。
  • 物語 チェコの歴史 森と高原と古城の国
    3.8
    九世紀のモラヴィア王国の誕生以来、歴史に名を現わすチェコ。栄華を誇った中世のチェコ王国は、そののち、ハプスブルク家に引き継がれ、さらに豊かな文化を生み出した。二十世紀に至って、近代的な共和国として生まれ変わったのち、第二次世界大戦後の共産化によって沈滞の時代を迎えるが、ビロード革命で再出発した。ロマンティックな景観の背後に刻印された歴史を、各時代を象徴する人物のエピソードを核に叙述する。
  • ブラジルの流儀 なぜ「21世紀の主役」なのか
    4.3
    「21世紀の勝ち組」と言われるブラジル。サッカーW杯、リオ五輪のダブル開催も決まった。長い間、政治的・経済的に不安定で、社会矛盾も根深かったが、ルラという希代の指導者のもと、「風格ある大国」に生まれ変わろうとしている。資源と食料で不安を抱える日本にとって、その双方を豊富に持つこの国は、救世主に違いない。危機に強い国民性から、芸術的サッカーまで、ブラジルの驚きの「流儀」がいま明らかになる。
  • 批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義
    4.0
    批評理論についての書物は数多くあるが、読み方の実例をとおして、小説とは何かという問題に迫ったものは少ない。本書ではまず、「小説技法篇」で、小説はいかなるテクニックを使って書かれるのかを明示する。続いて「批評理論篇」では、有力な作品分析の方法論を平易に解説した。技法と理論の双方に通じることによって、作品理解はさらに深まるだろう。多様な問題を含んだ小説『フランケンシュタイン』に議論を絞った。
  • 西南戦争 西郷隆盛と日本最後の内戦
    4.0
    明治維新後、佐賀の乱、神風連の乱、萩の乱などに続く、不平士族による最後の反乱となった西南戦争。九州全土で八ヵ月間にわたり行われた近代日本最大の内戦である。それはまた誕生してまもない「日本軍」が経験した最初の本格的戦争でもあった。本書では、反乱軍の盟主である西郷隆盛の動向を柱に、熊本城篭城戦、田原坂の戦いをはじめ、九州各地での戦闘を丹念に追い、日本最後の内戦の実態と背景を明らかにする。
  • 小泉政権 「パトスの首相」は何を変えたのか
    3.7
    21世紀最初の4月、世論を背景に首相に就いた小泉純一郎。靖国参拝、北朝鮮訪問、郵政解散など、政権の5年5ヵ月は、受動的イメージだった日本の首相を、強いリーダーシップを発揮し得る存在に変えた。一方で、政権は「抵抗勢力」=派閥・族議員、官僚と対峙する上で、世論を頼みとし、人々の理性より情念に訴え続ける。新自由主義的政策を強く進めた内政、混迷を深めた外交を精緻に追い、政権の功罪と歴史的意義を記す。
  • ギリシア神話 神々と英雄に出会う
    4.2
    数多い英雄たちの複雑な関係、神々も介在する入り組んだ物語、重複や矛盾に満ちた展開…。アポロンやアテナなどの名前は身近であるものの、実は読みこなしにくいギリシア神話だが、古代人の世界観を探るという視点から見ていくと、意外に理解しやすい。本書は、古代ギリシアの詩や悲劇がどんな話をどのように語っているかを踏まえながら、西欧文明にきわめて深い影響を与えた伝承の数々を紹介する。
  • 日本の鉄道 乗り換え・乗り継ぎの達人
    3.8
    鉄道の「乗り換え・乗り継ぎ」にこだわり、その歴史から名所的乗り換え駅、乗車券やICカードの使い方などの実践的知識まで学べる鉄ちゃん垂涎、初心者にもおトクな一冊!!
  • 酒楼にて/非攻
    3.5
    度重なる不幸で精根尽き果てていく女を描く「祝福」。すっかり様変わりした昔の友人の、閉塞感と郷愁に満ちた来し方の物語「酒楼にて」。春秋戦国時代に、思想と技術と組織力で反戦に奔走する思想家墨子の、静かなる闘いを描く「非攻」。『彷徨』『故事新編』から、意外な魯迅像が発見できる異色作8篇。悩む魯迅、笑う魯迅。中国近代文学の草創期を代表する実験的小説群。
  • 続・発想法 KJ法の展開と応用
    3.6
    前著『発想法』で公開したKJ法の実技をさらに発展させ、加えて実例・応用例・図解等を豊富にとりいれた本書は、自己革新のために、会議運営の効率化のために、新製品開発のために、チームワークのために、あるいはカウンセリングにと、その効用は著しいものがある。情報化社会といわれる今日、ソフトウェアのなかのもっともソフトな部分をうけもつKJ法の効力が再確認されている。『発想法』との併読をとくにおすすめしたい。
  • プルーフ・オブ・ヘヴン 脳神経外科医が見た死後の世界
    3.7
    フジテレビ系「奇跡体験! アンビリバボー」で紹介! 全米200万部突破! AMAZON.COM&《ニューヨーク・タイムズ》1位の世界的ベストセラー! 生死の境をさまよう医師が見た「天国」とは? 京都大学教授カール・ベッカー氏 推薦 「日本人にとってこそ必読の一書として推薦したい」 (本書解説より)」 名門ハーバード・メディカル・スクールで長らく脳神経外科医として治療と研究にあたってきたエベン・アレグザンダー医師。ある朝、彼は突然の奇病に襲われ、またたく間に昏睡状態におちいった。脳が病原菌に侵され、意識や感情をつかさどる領域が働かないなかで、医師が見た驚くべき世界とは? 死後の世界を否定してきた著者は、昏睡のなかで何に目覚めたのか?
  • 子どもの最貧国・日本~学力・心身・社会におよぶ諸影響~
    3.9
    7人に1人の児童が困窮し、ひとり親家庭はOECDで最貧困。日本は米国と並び最低水準の福祉だ。日米での児童福祉の現場経験をふまえ、理論・統計も使い、多角的に実態に迫る。
  • リーダーは自然体~無理せず、飾らず、ありのまま~
    4.3
    社長がすなわち凄いのではない。新人でも「社長目線」を持てれば凄いのだ。名立たる外資系企業で本社人事部門トップになった女性社員と気鋭の経営学者が、リーダーの本質を探る。
  • 空港の大問題がよくわかる
    4.3
    JAL破綻による路線減便で、さらに経営が厳しくなる空港。赤字空港不要論も叫ばれるが、本当に即ムダと言えるのか。本書では不毛な断罪を斥け、日本の空港の活路を考える。
  • 物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代
    3.7
    キリスト教国の雄スペインは、カスティーリャ、アラゴン両王国の婚姻により成立した。八世紀以来イベリア半島を支配したイスラム勢力を逐い、一四九二年、レコンキスタを完了。余勢を駆って海外へ雄飛し、広大な領土を得て「太陽の没することなき帝国」の名をほしいままにする――。国土回復戦争の時代から、オスマン・トルコとの死闘を制して絶頂をきわめ、宿敵イギリスに敗れて斜陽の途をたどるまでを流麗な筆致で描く。
  • タイトルの魔力 作品・人名・商品のなまえ学
    3.0
    絵画や彫刻の展覧会で、作品のかたわらには必ずネームプレートが寄り添っている。音楽、小説、詩、戯曲…。いずれにもなんらかのタイトルが付されている(なかには「無題」というタイトルもある)。では、このタイトル、いつごろからどのように、作品と不即不離の関係になったのだろう。人の名前、商品のネーミングも視野に入れながら、藝術作品におけるタイトルの役割と歴史を考える、刺激に満ちた美学の冒険。
  • 物語 北欧の歴史 モデル国家の生成
    4.2
    中世においては西ヨーロッパの人々を恐怖に陥れたバイキングとして、現在では高度な福祉を実現させた国家として世に名高い北欧の国々。その歴史は平坦ではなく、隣接する強国ロシアとドイツを交えた度重なる戦争や民族独立運動、緊迫した国際情勢の中での苦難に満ちた中立外交などからなる。本書はデンマーク、スウェーデンを中軸に、両国から分離・独立したノールウェー、フィンランド、アイスランド北欧五カ国の通史である。
  • 神々の体系 ──深層文化の試掘
    3.5
    大和朝廷の支配を基礎づけた古事記と日本書紀は歴史の実相とどう対応していたのか―歴史と価値のかかわりを深層文化論の立場から追究する著者は、奈良時代前期の背景をなす公の価値体系をになう基本文献として記紀をとらえ、共通の制作主体として藤原不比等に着目しつつ、両書の神々を体系づけて、天皇家の権威が新興の藤原家の実権掌握の手段として利用されたにすぎないとの見方を論証する。
  • イスタンブールを愛した人々 エピソードで綴る激動のトルコ
    4.3
    アジアとヨーロッパとを隔てるボスポラス海峡の両岸にまたがる国際都市イスタンブール。ここにさまざまな目的で滞在した日本人を含む一二人の人物の行動と記録を通して、オスマン帝国の崩壊からトルコ共和国の誕生まで一世紀にわたる激動のトルコの内外情勢をエピソード豊かに紹介する。同時に、歴史の宝庫としての古都の魅力や、同じアジアの一員としてかつて列強に対抗した日本とトルコの不思議な親近感をも伝えてくれる。
  • 物語 バルト三国の歴史 エストニア・ラトヴィア・リトアニア
    3.6
    二〇〇四年五月、エストニア、ラトヴィア、リトアニアは念願だったEUへの加盟を果たした。これまで三つ子のように扱われてきた三国は、なぜ「バルト」と一括されるのか。その答えは、中世から東西南北の交易の十字路として注目されたバルト海東南岸地域でくりひろげられた歴史の中にある。周辺大国ドイツ、ロシアの狭間にあって、それぞれの民族のまとまりを失うことなく、二〇世紀にやっと建国した三国の道のりを辿る。
  • 物語 アメリカの歴史 超大国の行方
    3.7
    アメリカは民主主義の理念を具体的に政治に実現させた最初の国である。独立宣言(一七七六年)の中心「すべての人間は生まれながらにして平等である」は、今なお民主主義国家の道標として輝き続けているものの、人種間の問題や戦争など、建国から二百年余、その歴史は平坦ではなく、生々しい傷がまだ癒えることなくその跡をとどめている。この超大国の光と影を、戦後深いつながりをもって歩んできた日本との関係もまじえて描く。
  • コーヒーが廻り世界史が廻る 近代市民社会の黒い血液
    4.1
    東アフリカ原産の豆を原料とし、イスラームの宗教的観念を背景に誕生したコーヒーは、近東にコーヒーの家を作り出す。ロンドンに渡りコーヒー・ハウスとなって近代市民社会の諸制度を準備し、パリではフランス革命に立ち合い、「自由・平等・博愛」を謳い上げる。その一方、植民地での搾取と人種差別にかかわり、のちにドイツで市民社会の鬼っ子ファシズムを生むに至る。コーヒーという商品の歴史を、現代文明のひとつの寓話として叙述する。
  • 英語達人列伝 あっぱれ、日本人の英語
    3.9
    「日本人は英語が苦手だ」という通念など、信じるに足らない。かつての日本には、驚嘆すべき英語の使い手がいた。日本にいながらにして、英米人も舌を巻くほどの英語力を身につけた〈達人〉たちは、西洋かぶれになることなく、外国文化との真の交流を実践した。岡倉天心、斎藤秀三郎、野口英世、岩崎民平、白洲次郎ら、十人の「英語マスター法」をヴィヴィッドに紹介する本書は、英語受容をめぐる日本近代文化史を描きだす。

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