歴史で読む中国の不可解

歴史で読む中国の不可解

935円 (税込)

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3.8

南シナ海に平然と人工島を作り、沖縄の領有権を主張する--。
常識からかけ離れた中国の不可解な行動だが、
2000年の歴史をひもとけば無理なく説明できてしまう。
反日、腐敗、権力闘争から民族問題、地下経済まで、
隣国の奥底に潜む独自の論理を、歴史家の視点で解明する。
筆者は、サントリー学芸賞、アジア太平洋賞、大平正芳記念賞などを
総なめにしている近代中国史研究の第一人者。

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歴史で読む中国の不可解 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年11月21日

    磯田道史さんの「無私の日本人」を読んでいて、1808年のフェートン号事件の段階で、佐賀藩は鎖国当時からして「捨て足軽」という戦術を採用しようとしていたことを読んで驚かされた。英軍艦との圧倒的戦力差を知り、爆弾を体に巻き付けてみんなで自爆しようというどう考えても「神風特攻隊」の源流となる戦法である。磯...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月27日

    現代中国を理解するためには歴史理解が不可欠であるという観点から、沖縄領有権の主張の根拠、「反日」の起源、権力と腐敗の構造、国内の民族対立問題、そして最後に「「失敗の研究」としての日清戦争」などが論じられる。個人的には中国社会とテクノロジーとの相性の悪さを論じた部分(p.139-148)およびそれに関...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月06日

    中華思想から、つまるところ我のみが正しい。我以外は、間違っている。
    とは言っても現実には相対的なもので不安定だから、我が正しいことを証明し続けなければならない。ぶっちゃけ、間違いを認めるわけにはいかない。無謬の存在であることを、暴力を使ってでも認めさせ続けなければならない。
    だから、今度は暴力革命で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月05日

    2010年以降、雑誌等に発表した論文を収録。

    想定する読者層や狙いが違うのか、論文毎に微妙に論旨がぶれる。

    巻末の特別講義2本は東アジアの近代の流れを簡潔にかつ余すところなくまとめていて、非常に分かりやすい。

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