作品一覧

  • ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる
    4.1
    1巻935円 (税込)
    「ものつくり」こそお家芸、この路線さえ貫けば安泰という思いが強くなっている日本。しかし、システム思考を軽視し敗北した戦前の日本軍と同じ過ちを繰り返そうとしているのだ!日本型「ものつくり」の限界を明らかにし、普遍性を追求せず、暗黙知ばかり重視する「匠の呪縛」の危険性を明らかにする警告の書。
  • 世界を動かす技術思考 要素からシステムへ
    3.4
    1巻946円 (税込)
    かつて日本は「技術立国」と称され、世界中から注目を浴びていた。ところが日本の技術文化の象徴である「ものづくり」に足を引っ張られる形で世界が推し進めるシステム化に乗り遅れてしまった。いったい、日本の科学技術はかつてのように世界を制することができるのだろうか? その鍵を握るのが「システム科学技術」。「ものづくり」に固執しない、柔軟な発想力に日本の未来がかかっている。(ブルーバックス・2015年5月刊)
  • 制御工学の考え方 産業革命は「制御」からはじまった
    3.8
    1巻968円 (税込)
    自動車も「制御」がなければ凶器と化す! ワットの調速器からヒト型ロボット制御まで。必要なとき、必要なだけ、その力を取り出せて機械は、はじめてものの役に立つ。制御対象の状態を目標に「合わせる」、その状態を「保つ」、そのために使うエネルギーをできるだけ「省く」という、制御の考え方と実際の方法をやさしく解説する。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる

    Posted by ブクログ

    タイトルからして、日本の技術がアジアの生産力に負けた、という話かと思って読んだのだけど、科学史を下敷きにした欧米との比較論だった。こういう比較論にあたったのは初めてだったこともあって、面白かった。科学と技術の歴史観としても面白い。
    日本が誇りとしている「匠」「現場力」「技能」、それらが示すのは日本が本当の産業革命を迎えておらず、家内制手工業を引きずっているということ。それは生産がシステム化されていないということ。それがソフトウエア主体の生産システム開発の時代になって優位性を失わせている。
    ただ、この手の分析的な本の常として、「処方箋」には不満。やはり、欧米の後を追え、と言っているだけの感は否め

    0
    2012年09月29日
  • 制御工学の考え方 産業革命は「制御」からはじまった

    Posted by ブクログ

    産業革命、第二次産業革命の話から制御工学がどれだけそれに貢献したかを述べた本。
    フィードフォワード、フィードバックが変数の安定化に必要な概念ということを学びました。
    画像処理に制御工学の考え方が必要だと思い読みました。
    楽しかったです。

    0
    2012年08月17日
  • ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる

    Posted by ブクログ

    正直言って理系の内容全開なところは分からなかった。

    ざっくりと思い浮かんだのは、前に読んでやっぱり内容よくわからなかった『無駄学』みたいな領域の学問だろうかってことくらい。あー薄っぺらい。

    それでも問題意識は、実際働いてる中でいま感じているものと近い。

    日本経済の原動力となった「ものつくり」の原点は、「匠」や「技」に代表される労働集約型技術であるが、もはやそれだけでは、「理論」、「システム」、「ソフトウェア」に代表される資本集約型の現代の技術には太刀打ちできなくなっている。

    やっぱりそうなのかねー。


    『計算機産業の育成には、様々なレベルで通産省が関わった。(中略)通産省は

    0
    2011年11月03日
  • ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる

    Posted by ブクログ

    ・理論が重視されない日本の工学研究
     →現在は理論も重視されているのでは?しかし,自分に対して当てはめてみた場合それが出来ているか疑問.
    ・日本技術の原型は労働集約型
    →労働集約型技術はもはや成立しない
    ・第3の科学革命
     -機械からシステムへのシフト
     -技術の対象は見えるものから見えないものへ移る
    ・普遍性への感度が低い
     -行ったことの過程等の見えないものの見える化が必要
    ・技術は未知を内部に取り込みつつ発展する.未知(不確かさ)が無害になったときそれが技術として成り立つ

    0
    2010年01月04日
  • 世界を動かす技術思考 要素からシステムへ

    Posted by ブクログ

    システム思考、意思決定、全体俯瞰など、自分が興味を引いている単語のオンパレードでした。
    日本人が苦手な分野であるシステム思考を、より深めることの重要性を訴求しています。
    たぶん、システムという学際的で非常に広い分野ですので、200ページ程度では、論じきれず、浅いレベルの内容に終始しております。
    入門書としては、具体例も織り込まれており、十分かとは思いましたが。
    一読して感じたことは、結局のところ日本人は、欧米人に比べて、システム云々ではなく、思考に粘りがないのかなと言うことです。ツメが甘い。
    もちろん、自分を筆頭に。
    島国、ムラ社会 と言った文化的背景を多分に感じます。

    0
    2017年05月07日

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